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マイケル・J・フォックス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
マイケル・J・フォックス
Michael J. Fox
Michael J. Fox
マイケル・J・フォックス(2012年)
本名 Michael Andrew Fox
マイケル・アンドリュー・フォックス
生年月日 (1961-06-09) 1961年6月9日(63歳)
出生地 カナダの旗 カナダエドモントン
国籍
身長 163cm
職業
ジャンル
活動期間 1976年 - 2020年
活動内容
配偶者
主な作品

受賞
アカデミー賞
エミー賞
グラミー賞
最優秀スポークン・ワード・アルバム賞
2010年『Always Looking Up: Adventures of An Incurable Optimist
ゴールデングローブ賞
主演男優賞 (コメディシリーズ部門)
1988年『ファミリータイズ』
1997年『スピン・シティ』
1998年『スピン・シティ』
1999年『スピン・シティ』
全米映画俳優組合賞
男優賞(コメディシリーズ)
1998年『スピン・シティ』
1999年『スピン・シティ』
その他の賞
備考
パーキンソン病
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マイケル・J・フォックスOC(英語: Michael J. Fox、1961年6月9日 - )は、カナダ生まれのアメリカ合衆国俳優プロデューサー作家。本名はマイケル・アンドリュー・フォックス。俳優になる際に同名俳優が既にいたことから、尊敬するマイケル・J・ポラードにちなみ「J」の字をつけた。身長163cm。

29歳からパーキンソン病を患っている。

来歴

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初期

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アルバータ州エドモントンにて生まれる。父親は警察官であった[1][2]。父親の仕事のため、カナダを転々として育つ[1]。15歳からカナダのテレビに出演するようになる。

『ファミリータイズ』

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18歳でアメリカへ渡り、4年後、主役のアレックス・キートンを演じたテレビドラマシリーズ『ファミリータイズ』のヒットにより一躍全米に顔が知れ渡る。もともとはマシュー・ブロデリックにオファーが行っていたのだが、ブロデリックが長期のテレビシリーズ出演を断ったため、役が回ってきた。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』

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映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズの主人公マーティ・マクフライを演じ、同シリーズの大ヒットによりハリウッドスターの仲間入りを果たした。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』ではチャック・ベリーのヒット曲『ジョニー・B.グッド』をハードロック調にアレンジし演奏した。バンド活動をしていた事もある彼のギター演奏の腕前は中々のものであるが、劇中ではポール・ハンセンというギタリストが演奏し歌ったものに指をあわせている。

一時、『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART4』の制作が発表されたとの情報が流れた。それによると、フォックス自身はマーティではなくドク役での出演になるということであった。しかし、その後「『PART4』の制作」そのものが公式に否定されている。

2010年、バック・トゥ・ザ・フューチャー公開25周年を記念し、『PART1』の上映予告CMを再現したVTRが製作された。このVTRの中で20年ぶりにマーティを演じた。

2015年、デロリアンがPART2でタイムトラベルした日でもある10月21日に初めてカリフォルニアの顧客に届けられるのを記念しその直前に作中で予想されていたものがどれほど実現したかについてクリストファー・ロイドと語り合う短編映像が公開されその後同日には長編映像が公開された[3]。また同日にはジミー・キンメル・ライブ!のコーナーにクリストファー・ロイドとともにデロリアンに乗って登場。マーティを演じ、映画と実際の2015年の様々な違いに驚くというショーを行った。また、クリストファー・ロイドとは他のイベントなどでもフォックスと携わることが多い[4]

2016年、Coldplayのライブにゲスト参加し、ジョニー・B・グッドをギター生演奏で披露した[5]

コメディ

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コメディセンスに定評があり、エミー賞コメディー部門主演男優賞では『ファミリータイズ』で3回(3年連続)と『スピン・シティ』で1回、計4回の受賞歴がある。

パーキンソン病との闘い

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1987年

1990年頃、ちょうど『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』の撮影中から身体の不調が見られるようになり、30歳の時、パーキンソン病と診断された。その後も病を隠しながら、自らプロデュースに参加し主演も務めたテレビドラマシリーズ『スピン・シティ』などに出演を続けるが、1998年に病気を公表。2000年には『スピン・シティ』を降板、俳優活動から一時退いた[6]。専門医の中には、早くからマイケルの音声や動作に示される特徴からその兆候を認識していたものもいた[7]

その後、パーキンソン病の研究助成活動を始め「マイケル・J・フォックス パーキンソン病リサーチ財団」を設立。また自らの生い立ちやパーキンソン病との格闘を綴った自伝『ラッキー・マン(Lucky Man)』を発売し、国際的にベストセラーとなった。売上は全て同財団に寄付された。

近年

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俳優活動から退いた後『スチュアート・リトル』などのアニメ映画の声優などを行っていたが、2004年アメリカのテレビドラマ『Scrubs』へのゲスト出演でテレビ復帰。

日本では2006年4月28日放送のフジテレビの「金曜エンターテイメント」の『人体再生ロマンSPもう一度抱きしめたい』の番組内で、自伝『ラッキー・マン』を題材にした再現ドラマが放送された。

2006年10月20日に、翌月に投票を控えたアメリカ合衆国2006年中間選挙に際し、難病治療のためのES細胞研究の支持を表明していたミズーリ州選挙区の民主党上院議員候補クレア・マカスクルの応援CMに出演し久しぶりに公の場に姿を現した。ところがこのCMやこれに合わせて出演した番組のインタビュー映像などで、体を大きく揺らすなど非常に激しい挙動をとったため「パーキンソン病を誇大に宣伝するための演技ではないか」と一部で疑いがもたれた。中でも著名ラジオパーソナリティとして知られるラッシュ・リンボーは自身の番組で「彼はCM中、終始所狭しと動き震えていた。彼は自分の病気を誇張している。本当に恥知らずだ。恐らくこれは演技か、敢えて薬を飲まずに撮影したのだろう」と発言[8]。この非難に対しフォックスは各種ニュース番組に生出演。「あれはパーキンソンのありのままの姿。普段プルプル震えてたり、顔面が硬直しているのは必死に挙動を抑えているからなんだ」と反論し[9]、直後にリンボーは自身の発言を取り下げフォックスに対して全面謝罪した[8][10]

2010年2月28日、カナダ出身ということで、バンクーバーオリンピックの閉会式で元気な姿を見せ、順調な回復をアピールした。

また、2010年からは弁護士のドラマ『グッド・ワイフ』の第2シーズンより準レギュラーで出演している[11]。ケニングと言う神経疾患で運動機能の障害を持った弁護士の役で、フォックス自身のパーキンソン病が役の上に投影されている。

2013年9月より約13年ぶりの主演テレビドラマ『マイケル・J・フォックス・ショウ』の放送が開始された[12]

2020年11月、回顧録「No Time Like the Future: An Optimist Considers Mortality」の中で俳優引退を表明した。 パーキンソン病の影響で記憶力の低下から二度目の引退を決めた。

2022年11月、映画界への貢献とパーキンソン病治療支援への取り組みが評価され、アカデミー賞第95回)のジーン・ハーショルト友愛賞が授与された[13][14]

家族

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マイケル・J・フォックス(右)と、妻のトレイシー・ポラン(1988年のエミー賞にて)

女優のトレイシー・ポランと1988年に結婚。子供は長男のサム、双子の娘スカイラー・フランシス、アクイナ・キャスリーン、三女のエズメ・アナベラの1男3女。

また、フォックスは2006年にアメリカ国籍を取得したが[15]、母国のカナダ・アメリカ共に二重国籍を容認しているため、国籍を放棄せず二重国籍となっている。

また双子の娘は身長163cmのフォックスの身長を超えたという[16]

慈善活動

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1999年、エリック・クラプトンが運営しているドラッグ更生診療所「クロスロードセンター」への資金捻出のために、クラプトンが所有するギター104本をニューヨークのクリスティーズのチャリティー・オークションに出品。マイケルはそのうち2本を落札して話題となった。

主な出演作品

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カナダの殿堂"Canada's Walk Fame"

映画

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公開年 邦題
原題
役名 備考 日本語吹き替え
1980年 オールナイト大学狂騒レース!
Midnight Madness
スコット・ラーソン
1982年 処刑教室
Class of 1984
アーサー 塩屋翼フジテレビ版)
1985年 バック・トゥ・ザ・フューチャー
Back to the Future
マーティ・マクフライ 三ツ矢雄二テレビ朝日版)
織田裕二(フジテレビ版)
山寺宏一(ソフト版)
宮川一朗太[17]BSジャパン版)
ティーン・ウルフ
Teen Wolf
スコット・ハワード 三ツ矢雄二(テレビ朝日版)
1987年 愛と栄光への日々
Light of Day
ジョー・ラズニック TBA(テレビ東京版)
摩天楼はバラ色に
The Secret of My Success
ブラントリー・フォスター 宮川一朗太(フジテレビ版)
山寺宏一(TBS版)
吉野裕行Netflix版)
1988年 再会の街/ブライトライツ・ビッグシティ
Bright Lights, Big City
ジェイミー・コンウェイ 三ツ矢雄二(VHS版)
神谷明(TBS版)
1989年 カジュアリティーズ
Casualties of War
エリクソン 水島裕(ソフト版)
宮川一朗太(フジテレビ版)
バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2
Back to the Future Part II
マーティ・マクフライ 三ツ矢雄二(テレビ朝日版)
山寺宏一(ソフト版)
宮川一朗太[17](BSジャパン版)
1990年 バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3
Back to the Future Part III
三ツ矢雄二(テレビ朝日版、日本テレビ版)
山寺宏一(ソフト版)
宮川一朗太[17](BSジャパン版)
1991年 ハード・ウェイ
Hard Way
ニック・ラング / レイ・カサノヴァ 山寺宏一(ソフト版)
宮川一朗太(フジテレビ版)
宮本充(テレビ朝日版)
ドク・ハリウッド
Doc Hollywood
ベンジャミン・ストーン
1993年 奇跡の旅
Homeward Bound The Incredible Journey
チャンス 声の出演 松本保典
バラ色の選択
For Love or Money
ダグ・アイルランド 関俊彦
ライフ with マイキー
Life with Mikey
マイケル・チャップマン 山寺宏一
リバー・ノース/遥かなる河の流れに
Where the Rivers Flow North
クレイトン・ファーンズワース 田中亮一
1994年 遺産相続は命がけ!?
Greedy
ダニー 水島裕
1995年 ヤング・ヒットマン
Coldblooded
ティム・アレクサンダー 兼製作
ブルー・イン・ザ・フェイス
Blue in the Face
ピート・マローニー
アメリカン・プレジデント
The American President
ルイス・ロスチャイルド 平田広明
1996年 奇跡の旅2/サンフランシスコの大冒険
Homeward Bound II: Lost in San Francisco
チャンス 声の出演 松本保典
さまよう魂たち
The Frighteners
フランク・バニスター 宮川一朗太
マーズ・アタック!
Mars Attacks!
ジェイソン・ストーン 水島裕(ソフト版)
森川智之テレビ東京版)
1999年 スチュアート・リトル
Stuart Little
スチュアート・リトル 声の出演 藤原竜也(ソフト版)
三ツ矢雄二(テレビ朝日版)
2001年 アトランティス 失われた帝国
Atlantis: The Lost Empire
マイロ・ジェームス・サッチ 長野博
2002年 アメージング・ハイウェイ60
Interstate 60: Episodes of the Road
ベイカー氏 飯島肇
スチュアート・リトル2
Stuart Little 2
スチュアート・リトル 声の出演 藤原竜也(ソフト版)
2005年 スチュアート・リトル3 森の仲間と大冒険
Stuart Little 3 Call of the Wild
ビデオ映画、声の出演
2015年 ANNIE/アニー
Annie
本人役 カメオ出演 宮川一朗太[18]
2016年 A.R.C.H.I.E. A.R.C.H.I.E. 声の出演
2018年 A.R.C.H.I.E. 2
2019年 シー・ユー・イエスタデイ
See You Yesterday
ロックハート先生 カメオ出演 三ツ矢雄二
2023年 STILL:マイケル・J・フォックス ストーリー
Still: A Michael J. Fox Movie
ドキュメンタリー

テレビ

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放映年 邦題
原題
役名 備考 吹き替え
1982年 – 1989年 ファミリータイズ
Family Ties
アレックス・P・キートン 計171話出演 宮川一朗太
1983年 ティーン・ヒーローJ.J.
High School U.S.A
J.J. マナーズ テレビ映画
1985年 リトル・キャンプ
Poison Ivy
デニス・バクスター
1987年 ブルース・ウィリスの逆襲
The Return of Bruno
本人役
1988年 ミッキーマウス60周年記念
Mickey's 60th Birthday
アレックス・P・キートン アーカイブ出演 宮本充(WOWOW版)
1991年 ハリウッド・ナイトメア
Tales from the Crypt
第3シーズン第3話「偽装殺人!自分に殺された男」
兼監督
1994年 トラブルボックス/恋とスパイと大作戦
Don't Drink the Water
アクセル テレビ映画 真殿光昭
1996年 – 2001年 スピン・シティ
Spin City
マイケル・フラハティ 計103話出演 宮川一朗太
2004年 Scrubs〜恋のお騒がせ病棟
Scrubs
ケヴィン・ケイシー 計2話出演
2006年 ボストン・リーガル
Boston Legal
ダニエル・ポスト 計6話出演 TBA
2009年 レスキュー・ミー NYの英雄たち
Rescue Me
ドワイト 計5話出演 TBA
2010年 – 2016年 グッド・ワイフ
The Good Wife
ルイス・ケニング 計26話出演 及川ナオキ
2011年 ラリーのミッドライフ★クライシス
Curb Your Enthusiasm
本人役 第8シーズン第10話「Larry vs. Michael J. Fox
2013年 – 2014年 マイケル・J・フォックス・ショウ
The Michael J. Fox Show
マイケル・ヘンリー 計22話出演 宮川一朗太
2018年 サバイバー: 宿命の大統領
Designated Survivor
イーサン・ウェスト 計5話出演 TBA

CM

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  • ホンダ・インテグラ:1989年にホンダ・インテグラのCM(日本国内のみ)に出演し、本人による台詞には「カッコインテグラ」・「調子インテグラ」・「気持ちインテグラ」・「めっちゃインテグラ」等といくつかのバリエーションがあった。
  • キリン午後の紅茶:1994年 「グッドアフターヌーン」が有名。マイケル・J・フォックスらしいコメディングなCM。
  • シマノ・釣り具:
  • イトマン:1991年に伊藤萬から社名変更した頃のCMキャラクター。その2年後に日鉄物産に吸収合併された。

受賞一覧

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エミー賞
  • 1986年 - 1988年 主演男優賞コメディー部門受賞(ファミリータイズ)
  • 1997年 - 1999年 主演男優賞コメディー部門ノミネート(スピンシティ)
  • 2000年 主演男優賞コメディー部門受賞(スピンシティ)
ゴールデン・カメラ賞
  • 生涯功労賞(2011年2月5日ドイツ・ベルリン)
グラミー賞
  • 2010年(第52回グラミー賞)最優秀スポークン・ワード・アルバム 『いつも上を向いて:超楽観主義者の冒険(Always Looking Up)』

日本語吹き替え

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主に担当しているのは、以下の三人である[19]

宮川一朗太
ファミリータイズ』で初担当。最も多く吹き替えており、マイケルの専属(フィックス)として知られている。
当初は自分の声がマイケルに合うのか不安を抱えながら収録に臨んだ[20]が、視聴者から好評を得たことで、自信を持って演じられるようになったという[20]。マイケルの役作りでは、彼が演技をしてる最中に身振り手振りをする事が多い為、それに合わせて声の強弱や高低を付けたり、場面に応じて声を裏返らせる事が重要だとしている[20]。以来マイケルの主演ドラマ『スピン・シティ』の他、主に長編映画のフジテレビ(「ゴールデン洋画劇場」)放送版で多く担当した。
マイケルの代表作の一つである『バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズ』の主人公マーティ役の吹き替えについて、「いつかはやらせてもらえるだろう」と思っていたが、何年経っても声が掛からなかった。長年同役を熱望していたため、2014年にBSジャパン(BSテレビ東京)放送の第1作『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のマーティ役に起用された時は、震えるほど感激したという[20]。また、後に第2・3作も吹き替えを果たし、シリーズを完遂した。
競合してマイケルの吹き替えを担当した以下の二名については「(自身は)声優としての力量はお二人の足元にも及びません」としているものの、「そのテクニックのなさ、ヘタクソゆえのヘタレさがマーティ役に合っている」と自負しているという[19]。後述する同シリーズのソフト版でマーティを担当した山寺宏一(BSジャパン版でドクを担当)は「かつて吹替えた私から見ても、宮川さんは悔しいくらいピッタリ!」と絶賛している[21]
三ツ矢雄二
ティーン・ウルフ』で初担当。宮川に次いで多く吹き替えており、特に『バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズ』(テレビ朝日日曜洋画劇場」版。前述の『ティーン・ウルフ』は本シリーズへのオーディションも兼ねた起用だったが、視聴者から好評だったことでそのまま本作への起用に繋がったという[22])での演技はファンからの人気も高いことから、2008年以降は市販ソフトにも同音源が収録されている。2020年には「35周年記念4Kニューマスター ロードショー」と称して異例となる劇場での初公開が行われた[23]
民放での『BTTF』放送時は三ツ矢による吹替が使用されることが多かったため、世間における認知度も高く、実際に同作が別の吹き替え版で放送されると「何故三ツ矢版じゃないのか」という声が続出する程の支持を得ている[24][25]
山寺宏一
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(ソフト版)で初担当。同シリーズをはじめ、上記二名に次いで多く担当。山寺とマイケルは同じ年であり、同作は大好きな映画で吹き替えをやりたいと思っていたところにオファーが来たと語っている[26]。2020年の本シリーズのソフト版のテレビ放映時にはその反響から、改めて傑作の吹き替えを任される責任を感じたという[27]。後年では、マイケルのことを「コメディもできてシリアスもできる素晴らしい俳優だった」と評した[26]

このほかにも、水島裕宮本充織田裕二関俊彦神谷明及川ナオキなども声を当てている。

また、マイケルが声優として出演した『奇跡の旅』シリーズは松本保典、『スチュアート・リトル』シリーズ(ソフト版)は藤原竜也がシリーズ通して吹き替えを担当。なお、『スチュアート・リトル』に関しては一作目のテレビ朝日版とTBS版は三ツ矢が担当した[28]

著書

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  • 『ラッキーマン』入江真佐子訳(ソフトバンククリエイティブ、2003) ISBN 978-4797321227 のち文庫
  • 『いつも上を向いて 超楽観主義者の冒険』入江真佐子訳(ソフトバンククリエイティブ、2010) ISBN 978-4797355208
  • 『マイケル・J・フォックスの贈る言葉 未来へ踏みだす君に、伝えたいこと』入江真佐子訳 早川書房 2011

脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ a b James Lipton (host) (30 October 2005). "Michael J. Fox". Inside the Actors Studio. シーズン12. Episode 4. Bravo. 2008年12月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。
  2. ^ Fox, Michael J. (2003). Lucky Man : A Memoir. Hyperion. pp. 34, 46–47. ISBN 0-7868-8874-1 
  3. ^ 【ビデオ】バック・トゥ・ザ・「MIRAI」? マーティー・マクフライとドクがトヨタの最新CMで再会!”. autoblog (2015年10月19日). 2015年10月21日閲覧。
  4. ^ マイケル・J・フォックスさん、“ドク”とイベントで再会し2ショット披露”. 日刊スポーツ (2021年8月25日). 2021年8月25日閲覧。
  5. ^ Johnny B. Goode (Live in NY w/ Michael J. Fox)”. 2022年12月6日閲覧。
  6. ^ “M・J・フォックスがドラマで完全復帰”. ニューズウィーク日本版(2013年5月28日号). 阪急コミュニケーションズ. (2013-05-21). p. 26. 
  7. ^ Baker, Stephen 2009 "The numerati"
  8. ^ a b ワシントン・ポスト (2006年10月24日). “Rush Limbaugh On the Offensive Against Ad With Michael J. Fox”. 2009年10月28日閲覧。
  9. ^ CBS公式YouTubeチャンネル (2006年10月27日). “EXCLUSIVE: Michael J. Fox Talks To Katie Couric re Rush L”. 2009年10月28日閲覧。
  10. ^ “マイケル・J・フォックス、政治CMでの「演技」を非難される”. シネマトゥデイ. (2006年11月1日). https://www.cinematoday.jp/news/N0009351 2012年12月9日閲覧。 
  11. ^ “マイケル・J・フォックス、TVドラマ・シリーズ「グッド・ワイフ」にゲスト出演決定!”. シネマトゥデイ. (2010年8月23日). https://www.cinematoday.jp/news/N0026379 2012年12月9日閲覧。 
  12. ^ M・J・フォックスが13年ぶり主演、闘病生活基にしたコメディーロイター、2013年7月29日)
  13. ^ マイケル・J・フォックス、アカデミー名誉賞を受賞へ”. CNN.co.jp (2022年6月23日). 2022年6月23日閲覧。
  14. ^ 城川まちね,ねとらぼ (2022年11月21日). “マイケル・J・フォックス、34年間支えた妻への感謝で涙 病状進行もアカデミー賞獲得スピーチやりきり「奇跡だ」- パーキンソン病隠した7年の苦悩告白。”. ねとらぼエンタ. ITmedia. 2022年11月22日閲覧。
  15. ^ IMDb (2006年7月18日). “Michael J. Fox Becomes American Citizen”. 2009年10月28日閲覧。
  16. ^ マイケル・J・フォックス、双子の愛娘との幼少期ショットを投稿 「愛は2倍、笑いは100倍。美しい娘たちよ」と誕生日祝い”. ねとらぼ (2022年2月18日). 2022年3月29日閲覧。
  17. ^ a b c バック・トゥ・ザ・フューチャー 新録・吹き替え版 – Fukikaeru-Daisakusen”. 2020年10月23日閲覧。
  18. ^ ANNIE/アニー【話題のふきカエ】ふきカエル大作戦!!”. www.fukikaeru.com. 2020年10月23日閲覧。
  19. ^ a b 人生の半分以上マイケルの吹替!「バック・トゥ・ザ・フューチャー」宮川一朗太インタビュー”. SCREEN ONLINE (2020年10月21日). 2022年11月23日閲覧。
  20. ^ a b c d 【インタビュー】『バック・トゥ・ザ・フューチャー』宮川一朗太 アメリカ人から「何でマイケル・J・フォックスが日本語をしゃべっているんだ」と言われたことが心の支えに”. エンタメOVO(オーヴォ). 2020年10月13日閲覧。
  21. ^ 新録に豪華声優陣が大集結!!シリーズ 3 部作一挙放送! 新録・吹き替え版「バック・トゥ・ザ・フューチャー」 BSテレ東 2018年6月1日
  22. ^ 公開35周年!「バック・トゥ・ザ・フューチャー」日本語吹替版 /字幕版 公開記念 三ツ矢雄二インタビュー”. キネマ旬報. 2023年7月14日閲覧。
  23. ^ 源 (2020年9月26日). “「バック・トゥ・ザ・フューチャー」<日曜洋画劇場>日本語吹替えバージョンを異例の劇場初公開!”. SCREEN ONLINE. https://screenonline.jp/_ct/17395667 2022年7月9日閲覧。 
  24. ^ 『〇〇やってみたい!!【日髙のり子のボイスアクターズ】#2 山寺宏一さんに10の質問!』 - YouTube
  25. ^ “「キングダム」地上波初放送に「画質悪い」の不満続出!判明した原因とは?”. Asagei Biz. (2020年6月3日). https://asagei.biz/excerpt/16734?all=1 2023年10月21日閲覧。 
  26. ^ a b (日本語) 東京コミコン2023 12月9日(土)Day2 日髙のり子のボイスアクターズ・ステージ feat 山寺宏一, https://www.youtube.com/watch?v=6YvfP4fZcd0 2023年12月16日閲覧。 
  27. ^ yamachanohaのツイート(1276516094316969986)
  28. ^ 月別アーカイブ|TBSテレビ:水曜プレミア”. TBS. 2024年2月18日閲覧。

外部リンク

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