サンノゼ
サンノゼ City of San José | |
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愛称 : Capital of Silicon Valley | |
位置 | |
カリフォルニア州におけるサンノゼの位置 | |
座標 : 北緯37度20分7秒 西経121度53分31秒 / 北緯37.33528度 西経121.89194度 | |
行政 | |
国 | アメリカ合衆国 |
州 | カリフォルニア州 |
郡 | サンタクララ郡 |
市 | サンノゼ |
市長 | Chuck Reed |
地理 | |
面積 | |
市域 | 461.5 km2 (178.2 mi2) |
陸上 | 452.9 km2 (174.9 mi2) |
水面 | 8.6 km2 (3.3 mi2) |
市街地 | 673.68 km2 (260.11 mi2) |
都市圏 | 6979.4 km2 (2694.7 mi2) |
標高 | 26 m (85 ft) |
人口 | |
人口 | (2006年現在) |
市域 | 95万3679人 |
人口密度 | 1976.1人/km2(5118.1人/mi2) |
市街地 | 161万1000人 |
都市圏 | 174万1431人 |
その他 | |
等時帯 | 太平洋標準時 (UTC-8) |
夏時間 | 太平洋夏時間 (UTC-7) |
公式ウェブサイト : http://www.sanjoseca.gov |
サンノゼ(San Jose)は、アメリカ西海岸、カリフォルニア州北部、サンフランシスコ湾南岸の都市。IT企業が多く集まるシリコンバレーの中心的都市である。
San José はスペイン語で「聖ヨセフ」を意味する。スペイン語本来の発音は「サンホセ」に近いが、英語での発音は転訛して [ˌsænəˈzeɪ] (サノゼー), [ˌsænoʊˈzeɪ] (サノーゼー), [ˌsænhoʊˈzeɪ] (サンホーゼー) となり[1]、アメリカ英語では [ˌsænhoʊˈzeɪ] (サンホーゼー)。サンノゼ市の発行する日本語のパンフレットには「サンホセ」と表記されている。
人口は約100万6892人(2009年)で、サンフランシスコ・ベイエリアで1位、州内で3位である。
半導体・コンピュータ関連の産業が集積するシリコン・バレーの中心都市で、他の大都市に比べて比較的所得水準が高いことから、米国の人口25万人以上の都市を対象とした全米安全度調査の第1位である。
歴史
カリフォルニア州の最初の州都となり、発展した。1864年のサンフランシスコ鉄道開通後は肥沃な農業地帯から産出される果樹、野菜の集散地として発展した。その後は乾燥フルーツ、果物缶詰加工工業で知られるようになる。
20世紀になってからサンフランシスコ都市圏の拡大により、人口が急増。1970年代に人口45万人を突破した。1970年代後半からはシリコンバレーの中心地となり、20世紀末からのアメリカ経済復興の狼煙を上げた。人口は今後も増え続け、2010年あたりに人口は100万人を突破するだろうとの予測がなされていたが、2009年にはすでに突破していた。
地理
サンノゼは北緯37度18分15秒、西経121度52分22秒 (37.304051, −121.872734)[2]に位置している。
アメリカ合衆国統計局によると、総面積 461.5 km² (178.2 mi²) である。このうち 452.9 km² (174.9 mi²) が陸地で 8.6 km² (3.3 mi²) が水域である。総面積の1.86%が水域である。
人口動勢
- 89万4943人
- 27万6598世帯
- 20万3576家族
が暮らしている。人口密度は 1976.1人/km² (5117.9人/mi²) である。622.3軒/km² (1,611.8軒/mi²) の平均的な密度で28万1841軒の住宅が建っている。
人種構成は、
- 白人47.49% (うち非ヒスパニック系白人は31.34%)
- アフリカ系アメリカ人3.50%
- 先住民0.77%
- アジア26.86%
- 太平洋諸島系0.40%
- その他の人種15.94%
- 混血5.04%
である。人口の30.17%はヒスパニックまたはラテン系である。
年齢構成は
- 18歳未満の未成年: 26.4%
- 18歳以上24歳以下: 9.9%
- 25歳以上44歳以下: 35.4%
- 45歳以上64歳以下: 20.0%
- 65歳以上: 8.3%
である。中央値は33歳である。
男女比は、女性100人に対し男性は103.3人である。18歳以上では女性100人に対し男性は102.5人である。
世帯あたりの平均年入は7万0243米ドル、家族あたりの平均年入は7万4813米ドルである。男性の平均年入は4万9347米ドル、女性は3万6936米ドルである。1人当たりの収入 (per capita income) は2万6697米ドルである。
人口の8.8%及び家族の6.0%は貧困線以下である。全人口のうち18歳未満の10.3%及び65歳以上の7.4%は貧困線以下の生活を送っている。
行政と法律
姉妹都市
サンノゼは2005年現在、以下の7都市と姉妹都市である。括弧内の年度は、姉妹都市として認められた年を指す。
- 日本 岡山市(1957年)
- コスタリカ サンホセ(1961年)
- メキシコ ベラクルス(1975年)
- 台湾 台南市(1975年)
- アイルランド ダブリン(1986年)
- インド プネー(1992年)
- ロシア エカテリンブルク(1992年)
スポーツ
チーム | スポーツ | 創立 | リーグ | 競技場 |
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サンノゼ・ジャイアンツ | 野球 | 1988年 | カリフォルニア・リーグ | サンノゼ市営スタジアム |
サンノゼ・シャークス | アイスホッケー | 1991年 | ナショナル・ホッケー・リーグ:Western Conference | HPパビリオン |
サンノゼ・セイバーキャッツ | アリーナフットボール | 1995年 | アリーナフットボールリーグ | HPパビリオン |
サンノゼ・ステルス | ラクロス | 2003年 | ナショナル・ラクロス・リーグ | HPパビリオン |
San Jose Frogs | サッカー | 2006年 | USLプレミア・デヴェロップメント・リーグ | PALスタジアム |
サンノゼに設立された拡張されたメジャーリーグサッカークラブは2008年から試合を開始した。
2005年までプロサッカーリーグMLSのサンノゼ・アースクエイクスがあったが、ヒューストン市に移転してヒューストン・ダイナモと名称を変更した。
交通
道路
サンノゼ地域には3つの州間高速道路
国道・州道
があり、高速道路はよく発達したている。しかし、主要な"2桁"台州間高速道がない最大の都市である。加えて、
など、サンタクララ郡高速道路システムの多くのExpresswayがあるる。
鉄道
サンノゼまでの及び市内の鉄道には
- アムトラック
- サクラメント–サンノゼ間のキャピトル・コライダー
- シアトル–ロサンゼルス間のコースト・スターライト
- カルトレイン
- アルタモント通勤急行
- サンタクララバレー交通局 (VTA)
- ダウンタウンからマウンテンビュー、ミルピタス、キャンベル、アルマデン・ヴァレーを結ぶライトレール・システム
はある。サンノゼ歴史博物館からの歴史的市街電車は休日にダウンタウン内のライトレール路線で運行される。バートを誘致しイーストベイを経由してサンノゼまで延ばす長期計画がある。ディリドン駅(旧 Cahill Depot, 65 Cahill Street)は、サザン・パシフィック鉄道によって1935年に建てられ、1994年に改築された駅で、この地域内のすべての通勤用鉄道が集まっている。
バス
サンタクララバレー交通局 (VTA) はサンノゼ及び周辺地域内で複数のバス路線を運行し、同じく地元住民に対してパラトランジット (Paratransit) の提供も行っている。加えて、Highway 17 急行バスはサンタクルーズと共にサンノゼ中心部を結んでいる。
航空
ダウンタウンの北西2マイル (3 km) にあるノーマン・Y・ミネタ・サンノゼ国際空港と、Reid-Hillview Airport of Santa Clara County が利用される。また、サンノゼの住民は、北西 35 mi (56 km) に位置する主要国際線ハブサンフランシスコ国際空港と、北 35 mi (56 km) に位置する中規模空港オークランド国際空港も使用している。
文化
大学
- サンノゼ州立大学 - ダウンタウンのすぐ近くにあるためか、アメリカの大学としては敷地はさほど広くない。教育学部が充実しており、近隣の小中学校の教員の重要な供給源になっている。
- サンタクララ・ユニバーシティ - ミッション系の私立大学
博物館
- チルドレンズ・ミュージアム
競技・催事場
- HPパビリオン - アイスホッケーチーム「サンノゼ・シャークス」の本拠地。ディズニーなどのアイスショー以外にも、ロックなどポピュラー音楽のコンサートにも使われる。
日本人街
現存するアメリカ最古の3つの日本人街の1つがある。19世紀末に入植した日本人が、火事で消失した中華街の跡に築いたのが始まり。その後、日本人排斥、太平洋戦争中の強制収用などを経て、現在でも一世を含む日系人が経営・勤務する料理店やスーパーマーケットはもとより、旅行代理店、眼鏡店などが立ち並び、シニアの日系人の暮らすアパートもある。ほぼ中心にある仏教寺院「サンノゼ別院」では毎年盆踊りの催しが行われ、ユニオンバンクには年2回程度サンフランシスコ総領事館の出張サービスが訪れる。
日本人街の外や周辺の市にも日系スーパーマーケットや日本料理店が散在している。昨今は韓国人の経営・調理するスシ・レストランも増えているが、日本出身の職人が調理する「本物」の寿司屋やラーメン店も健在である。全世界で第二位の規模を誇るサンフランシスコ日本語補習佼のサンノゼ校(小学部生徒数約600人、校舎はサニベールにあるクパチーノ学校区の借用校)もあるが、近年は企業の駐在社員の子弟よりもアメリカ人と結婚した日本人や夫婦で移民してきた永住者の子女のほうが多い。
出身著名人
- ノーマン・ミネタ - 1931年サンノゼ生まれ。1967年から1971年までサンノゼ市会議員、1971年から1974年までサンノゼ市長。2001年11月、サンノゼ国際空港は「ノーマン・Y・ミネタ・サンノゼ国際空港」と改名した。
- リック・ウォレン - 1954年サンノゼ生まれ。『人生の5つの目的』(原題 The Purpose Driven Life)を書きアメリカで大ベストセラーとなった。
所在企業
脚注
- ^ 『リーダーズ英和辞典』研究社
- ^ US Gazetteer files: 2010, 2000, and 1990, United States Census Bureau, (2011-02-12) 2011年4月23日閲覧。
- ^ American FactFinder, United States Census Bureau 2008年1月31日閲覧。
外部リンク
- 公式
- サンノゼ市公式サイト (英語)
- 観光
- サンノゼ観光局 (英語)
- その他
- San Jose Silicon Valley Chamber of Commerce