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インターネットスラング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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インターネットスラングは、文字通りインターネットで使用されるスラング隠語)であり、主としてインターネット利用者の間でのみ通用する特殊な言語表現である。

ただしスラングの常として発祥が不明確で、パソコン通信時代から使われている言葉も少なくないため、パソコン通信時代から見られたものはパソコン通信とインターネットの両方の意味を内包し、ネットスラングと表現する者も見られる。或いは、単にスラング全般のインターネットコミュニティ上での利用や引用に過ぎない場合や何らかの娯楽作品などよりの引用もあるが、この部分は割愛する。本項では主にコンピュータネットワークのサービス上に見出されるものを例として示すが、必ずしもコンピュータなど情報処理技術や、それらを基盤とする通信媒体に固有の制約に密接に関係する訳ではない(後述)。

概説

これに属する語は、主にインターネットコミュニティでのみ使用される隠語である。その多くは一部のインターネット社会にしか通用しない隠語の域を出ないが、一部は一般社会に認知されてマスメディア上で取り扱われることもある。米国などにおいてはLeet speakのような類似する語もあり、同時多発的なサブカルチャー現象の一端と言える。

チャット電子掲示板、あるいは電子メールでユーザー間の交流から生まれた語ではあるが、日本では2000年頃からインターネット上の広告にも一部含まれ、このような隠語や俗語に敏感な層にアピールしようとする動きも散見される。

これらの語は、インターネット上のコミュニティを離れた場合には、オタクマニア同士の会話でしか用いられない傾向が強く、実際の面と向かって会話する場合には殆ど聞かれない。インターネットスラングは「目で文章や文字を読む」というインターネットコミュニティの特性からか、声に出して読むことはあまり想定されておらず、中には表記からは類推出来ないような語も見られる。

日本語によるインターネットスラングの中で、電子掲示板サイト2ちゃんねるを中心に用いられるものは2ちゃんねる用語の項目に詳しい。ただしこれら2ちゃんねる語の一部はあめぞうやパソコン通信時代から引き継がれたものも見られ、コンピュータネットワークのサービス上で発生した流行語の一種ともいえる。

2ちゃんねる用語とは言っても、その一部は2ちゃんねると全く関係のないようなサイトでもしばしば散見されるほか、これが他のサブカルチャー中に取り込まれているケースもあり、インターネットスラングとは言っても、その成立にインターネット普及以前のメディアが関連していたり、またはインターネット経由で流布された別起源のバズワードである場合も含まれ、しばしばこの境界は曖昧である。

分類

以下に挙げる分類は、便宜的な物である。使っている当事者らは慣習的に使っているだけで、特にそういう意識も無い場合も多い。その一方で幾つかの分類に跨る語もみられる。

略字・略語
これはパソコン通信時代からその類型が見出されるが、キー入力の遅い者などが率先して使う傾向もあり、主にチャットやインスタントメッセージ上で発達した語といえる。これらでは簡便な入力を意図したもので、感情表現に日本語入力システムに予め登録された顔文字を使う形態もこれに含まれるかもしれない。
誤入力・誤変換・代替語・置換文字
キー入力のミス(タイポ)や、日本語など入力変換の際の見落とし(誤変換)などから発生したものでは、本来は偶発的に発生したものが、意図したかのように興味深い文字列となっている場合に好んで用いられるようになった物がある一方、禁止ワードとして入力が制限される言葉の代替として意図的に誤変換したものなどがある。例えば攻撃的な文言をシステム上で差し止めてしまう電子掲示板などでは、様々な代替語が発生した。この他にも不正アクセス著作権法違反などといった実質的に犯罪や、あるいはコミュニティ上で嫌われる行為を行う上での隠語や符丁として、やはり意図的に誤変換しているケースも少なくない。特にWarezブートレグに関する語では、犯罪行為の露見を恐れた側が、検索エンジンによる発見を妨害しようとした意図も見られる。またギャル文字の応用で一部の文字を外見の似た文字に置換したり、ひとつの漢字を複数の漢字に分解する(あるいはその逆)物もよく見られる。
絵文字・アスキーアート
頭文字をとってAAと略すことも。絵文字は上に挙げた通り、日本語変換プログラムなどに登録して、簡便な入力を支援するためにも利用されるが、その一方で「相手の顔が見えない」というネットコミュニティの性質上で発達した。アスキーアートはそれを更に発展させた物ではあるが、更にはこれが単体の映像表現としても成立しており、アスキーアート作成支援プログラムや入力支援プログラムも、様々な物が出まわっている。
掲示板・スレ関連用語
BBS(電子掲示板)やネットフォーラムなどにスレに関する及び掲示板の管理に関する用語。
インターネット関連用語
元々は情報処理技術用語であったり、あるいは特定企業の製品の名前だったりといったものが流用される形で利用されている。これらでは関連性や連想で、様々な意味が付与されている場合もあり、その一方でインターネットを含む情報処理関連とは全く関係の無い所からの引用である場合も少なくない。後者の有名なところではスパム迷惑メール)などが挙げられるだろう。更にこれらは略されたり誤変換されたりしても利用されている。
下品な単語
これらの多くはインターネット以前より「下品な言葉」として扱われていたものがそのまま流用されているものもあるが、その一方で上に挙げたような様々な過程を経てインターネットスラング流に改変されたものも見られる。

具体例

略字

英語の略字
欧米のインターネットスラングはスピードが求められるオンラインゲームなどの世界で入力が簡単な略字がよく利用されている。例としてlol(laugh out loud、邦訳「大笑い」)、ty(thank you、邦訳「ありがとう」)、fyi(for your information、邦訳「参考までに」)、afk(away from keyboard、邦訳「一時退席中」)、BRB(Be right back、邦訳「すぐ戻る」)、tk (team kill 「仲間を殺す行為のこと」)などといった頭字語や、thx(thanks、邦訳「ありがとう」)、cya(see ya、邦訳「じゃあね」)などといったLeet表記がある。これらはモールス符号による電信通信で用いられていた無線用語が経験者により流入して出来たものと考えられる(B4―beforeなど。TNXが同一である)。
日本語の略字
例として、おめ(おめでとう)、あり(ありがとう)、yr・46・ヨロ(よろしく)、こn(こんにちは/こんばんは)、乙(皮肉めた意味を含む場合がある、お疲れ様)、コピペ(コピー&ペースト)、55(ゴーゴー オンラインゲーム等でゲームを始める時)、誰得(「誰が得するんだよ!」の略で、主に非難するときに使う)、俺得(「俺が得するんだよ!」の略で、誰得とペア)などがある。
日本における英語の略字
外来語は片仮名で書くため、字数が多いものも少なくない。それを略す事を目的として、例を挙げると、んc(Nice Cut「ナイスカット」の頭文字のNCを日本語入力したもの)など、少々複雑なものが少なからず存在する。
ローマ字の略字
例として、kwsk(詳しく)、wktk(ワクワクテカテカ)、gkbr(ガクガクブルブル、つまり震えている様子)、KY(空気が読めない)、erg(エロゲ。エロゲーム、つまりアダルトゲームを略したもの)、sneg(それなんてエロゲ?)、JK(常識的に考えて)などがある。
日本語の括弧内における略字
文末に括弧をつける際、途中で省略する記載方法。例として、「(w」『(笑)』、「(ry」『(略)』、「(オ」「(ぉ」『おいおい』、などがある。

当て字

本来、仮名やアルファベットで表記される言葉を略字にしながら無理矢理漢字変換して生まれた言葉もある。例として窓 (Microsoft Windows)、林檎・林(Mac OSアップルコンピュータ)、鯖(サーバ)、垢(アカウント)、プロ串・風呂串・串・風呂敷・プロ棋士(プロクシ・プロキシ)、尻(シリアル番号)、悪化(アッカ・ネットワークス)、良悪(イー・アクセス)、虹(2次元)、賛辞・惨事(3次元)、升(チート)、密林(Amazon)、壊死(ACジャパン)、御婆風呂(オーバーフロー)などがある。

誤変換

漢字変換候補として現れない新語や、直接的な表現が憚られる用語、入力者が読めなかった語(本人の知的水準の問題)あるいは誤変換そのものに意外性のある単語などにおいて、意図的に誤った文字列が用いられ定着することも多い。文字の不足または過多等のタイプミスによって生まれた言葉もある。

日本語の誤変換

厨房」(中坊=中学生の坊や)、「池沼」(知障=知的障害)、「倒壊」(東海)、「湖沼」「胡椒」「故障」(呼称)などが代表的。また、「羨ましい」→「裏山しい」の誤変換が発展して「裏山C」、「裏山しいねちゃん」、「裏山しぃ」、「裏山四位」(志位の場合もあり)、「裏山椎名」(後ろに「へきる」「林檎」「」などを付加)などのように「元の言葉の誤変換+有名人やアニメなどのキャラクター」の形とするもの、また単に「裏山」とするものもある。なお、「〜ジャマイカ」(〜じゃないか)、「ガイシュツ」「グングツ」「すくつ」「まえちょう」(既出―きしゅつ・軍靴―ぐんか・巣窟―そうくつ・前兆-ぜんちょうを読めず、似た字を当てはめたり誤読したものを無理に用いた)、「希ガス」(気がする、”ギガス”とも)、「だめぽ」(だめっぽい、『D.C. 〜ダ・カーポ〜』関連では”ダメーポ”と呼ばれることが多い)、「〜(する)俺ガイル」(〜(する)俺がいる)などはタイプミスから生じた誤変換が定着したものであると考えられる。

誤入力

キーボードの入力モードの違いによって生まれた。例としては、かな入力モードで英字をタイプしたため生じた「みかか」 (NTT) 、「みいそ」 (NEC) 、「もせあ」 (MP3) や、ローマ字入力モードで英語をタイプしたため生じた「うp」(up=アップロード)、「おk」 (OK) 、「うd」 (UD) 、「うさ」(USA=アメリカ合衆国)、「うk」(UK=イギリス)、「ほめぱげ」 (homepage) 、「ようつべ」 (YouTube) 、「やほお」 (Yahoo!) 、「K殺」(警察)などがある。

代替語

日本語の代替語

システム上で「禁止ワード」(NGワード)を設定しているチャットや掲示板に対して、ネガティブな語の代替語を多用する傾向が見られる。荒らしが使用することもあるが、住人がその荒らしに対して、「消えてほしい」という意思を込めて用いることもある。たとえば「氏ね」は「死ね」が禁止ワードに登録されていた掲示板(「あめぞう」など)で用いられた代替語のひとつであり、現在は2ちゃんねる用語として認識されている「逝ってよし」(直接的には「死んで良いですよ」という意味だが、実際には「死んで来い」という意味)も元は代替語のひとつである。しかし、「死ね」という言葉を使う場合でも本当に相手に対してを望む場合はまれであり、大抵は「ここから立ち去れ」程度の意味しかないが、あえてきつい言葉を使うことにより、強い排除の意思をさらに強調しているのである。多くのオンラインゲーム等で、チャットでわいせつな言葉の使用が出来ないため、ンをソに入れ替えたり単語にピリオドを打って回避している。

このように、「氏ね」や「逝ってよし」は元々は強い排除の意思を示す言葉であったが、のちに代替語の意味が薄れ、「死ね」を禁止ワードに登録していない2ちゃんねるなどでも使われるようになり、意味も軽くなり、つまらない発言をした投稿者に対して「氏ね」や「逝ってよし」が日常的に投げかけられることになった。「死ね」を禁止ワードに登録していない掲示板で本来の強い排除の意思を示すときには、「氏ねではなく、死ね」のように本来の言葉と一緒に使われることによって強い排除の意思を強調することがある。

また下ネタについても、システムのNGワードに引っかかることもあり、回避策としてキンタマを「菌多摩」などと表す場合もある。

これ以外にも、「漏れ」(俺)のように音が似ていることから定着した代替語も存在する。(ローマ字仮名変換モードにおいて「俺も俺も」を急いで間違えて「oremooremo->oremoremo」が「俺漏れも」に変換された事が起源という説もある) 更に、覗き行為については「タシーロ」という動詞が用いられる。これも2ちゃんねるにて、田代まさしによる犯行を冷やかすことから広く認知されるに至った用語である。

置換文字

日本語の置換文字

主として検索ロボット回避の為に、字面の似ている文字や記号などで置き換えたもの。例として「ドキュソ」(ドキュン)、「ネ申」(神)、「儲」(信者)、「鉢」(金本知憲)、「粂」(久米宏)、「チョソ」(チョン=朝鮮人蔑称)、「チュソ」(チュン=中国人の蔑称)、「㌧㌦」(飛んどる)、「ダウソ」(ダウン=ダウンロードの略)など。これらの中には「香具師」(奴=ヤツ=ヤシ)のように、さらに誤変換が追加されて定着したものもある。

絵文字

文字で顔や体などの表情を表現することがある。顔文字を参照。

インターネット関連用語

その他、インターネット関連用語におけるスラングもある。

age
2ちゃんねるなどのスレッドフロート型掲示板で、投稿してスレッドの順番を先頭へ移すことを意味する。
タコ(蛸)
Linux関連コミュニティで初心者のこと。ただし頑張る姿勢を認めた相手に用いられ、一般的な蔑称とは意味合いが異なる。[1]
ググる
検索エンジンGoogle」を使って検索すること。動詞として用いられる。
例:「ググれ」=「ググって来い。」(検索してこい) - 掲示板などで、自分で調べもしないで質問する者に対して使われる。
欧米においてもネットで調べ物をするという意味で「Google」を動詞として使う場合がある。(→en:Google (verb)
最近では、その由来を知らずに「yahooでググれ」などと誤用するケースも稀に見られる(敢えて誤用しているケースも)。
また、yahooで調べることを「ヤフる」ということも稀にある。
上記にもある通り、2006年7月6日に改版されたMerriam-Webste's Collegiate Dictionary, Eleventh Editionでは、"google"が動詞として追加されている(Googleの検索エンジンを使って(人が)World Wide Webから情報を入手すること。)。また、Oxford English Dictionaryも2006年6月15日の改訂で動詞として"Google"を追加しており、もはや「ググる」はネットスラングの域を超えて一般動詞として定着したと言っても過言ではない。
ウィキペテン師 (wiki-fiddler)
ウィキペディアの不正確さ、ウィキペディアンウィキホリックの無能さを揶揄する表現。ニュースサイト『The Register』のコラムニスト、アンドリュー・オーロウスキーが紹介[2]
ウィキクラット(wikicrats,ウィキペディアとビューロクラートの合成語)
ウィキペディアの官僚主義を批判するニコラス・カーの造語[3]
ゲイツ

Xbox 360のオンライン通貨マイクロソフトポイントの別称で、日本独特のスラング(例:400ゲイツ。ゲイツポイントとも)。由来はマイクロソフト総帥であるビル・ゲイツより。

下品な単語

性的又は卑猥な文章はインターネット上でもよく見られるが、一般的なコミュニティでは敬遠され、忌避されることが多い。また、下品な言葉遣いは発言の削除、アクセス制限にも繋がるため、婉曲な言い回しや単語が多く用いられる。

性交の表現
ギシギシ、アンアン(組み合わせて「ギシアン」とも)等 - 擬音語から。
セクース、セクロス - 置換文字の応用。

蔑称等

特定の人物・組織・団体を軽蔑する呼称または決まり文句として使用されるもの。リンク先に詳しい説明があるものもある。

  • DQN - ドキュン、ノータリン(=脳足りん)。
  • 池沼(ちしょう、いけぬま)
  • 基地外、既知外(きちがい、または「外」が「害」の場合も) - 「外基地(がいきち)」とも。
  • ネットスカラー、ネスカ - 学識を学校や書籍等で得たのではなく、ネットのみで習得し、それを元に曖昧または間違った意見を述べる者を指す。語源はネットのスカラー(学識者、物知り)。
  • 消防、厨房、工房
  • スイーツ(笑)
  • マスゴミ
  • 焼き豚サカ豚萌え豚
  • 工作員 - 主に世間やネット上で非難されている企業や団体を擁護するような書き込みをする人物や、特定企業の称揚や商品の宣伝を過剰に繰り返す一方で競合関係にある企業や商品を不当に貶める不自然な発言を過度に繰り返す、その様な行動を行う人物を揶揄する言葉。この様な人物が真に当該団体の関係者であるかどうかはまた別であり、実際にはほめ殺しである可能性も考えられる場合もある。本来の意味での諜報活動をする「工作員」の使われ方とは大きく異なる(例)「~(企業名、団体名)の工作員乙(=お疲れ様)」
  • 情弱 - 情報弱者のネットでの略語。「情報弱者」というそれ自体には蔑称的な意味合いは低いが、略して「情弱」となると蔑称として使われることが多い。なお、"情"の字が、なよなよとしてひ弱な事の意味である"惰弱"の"惰"の字と似ているため、この意味との掛詞である場合もある。
    特にインターネットでの情報収集を主とする者が「情報を得られる媒体がテレビや新聞しかない人達」に向けたり(報道各社の記事と異なり、口コミレベルやバイアスのかかっている情報さえ見られるインターネット上の個人発情報は信用出来ない事は言うまでもない)、掲示板等において既知の情報を発した者に向けることもある。また、「情弱」という表現については、インターネットなど情報収集が可能な環境を持ち、また検索サイトなどを利用すれば比較的簡単に情報が入手できる情報でありながらも、自ら積極的に情報を収集することなく安易に他者に情報の提供を要求する様な人物を批判する形で用いられることもある。
  • フェミ、ジェンフリ(後ろに「~女」「~基地外」とつくことが多い。フェミニストジェンダーフリー論者や過激なフェミニズム思想の信奉者を揶揄する言葉。主に男性差別反対者がネットで蔑称として使う)
  • 糖質 - 「統合失調症」を略したもの(統失)をさらに別変換したもの。対象者が本当に統合失調症であるかないかにかかわらず侮蔑の意味で使われる。

最近のクレーマー的な度重なる無茶苦茶な要求をする客に対して、アルバイト店員などがブログや匿名掲示板に書くネットスラングとしては以下のものがある。

  • 汚ガキさま(おがきさま) - 「お子さま」に対する蔑称。

以下は嫉妬や妬みに近い表現。

  • リア充 - 「リアル生活が充実している人」の略。仕事も順風満帆、一緒にいて楽しい友達や恋人もいるような所謂「人生の勝ち組」のような人々の事を指す。最近では"彼女・彼氏がいる否か"でリア充かどうかという基準も存在。

以下は政治的な論争で使われる蔑称。

  • ネット右翼、ネットウヨ、ネトウヨ、熱湯浴
    • バカウヨ(馬鹿+右翼)
    • 嫌韓厨韓国を嫌う厨房の意、派生語として「嫌中厨」「嫌米厨」「嫌厨」など)
    • 国士様(「国士気取り」の意) - 「酷使様」とも
    • ネチズン - もともとネット市民の意味で作られた造語だが、現在では主に、インターネット上でDoS攻撃などのサーバーテロ行為を頻繁に行うVANKなどの韓国の右派勢力を指す。いわば「韓国版ネット右翼」
    • 憤青憤怒青年=怒れる若者、中国のネット用語 なお語源のangry youngmen1958年ジョン・オズボーンが書いた『怒りを込めて振り返れ』にその起源を持つ語で蔑称ではない)
    • 糞青(憤青のもじり)
    • プロ奴隷 (後述の「プロ市民」に対するレッテルの貼り返し的な言葉 happy slave(幸福な奴隷)の日本語化)
    • ザイニチガー(“日本は既に在日韓国・朝鮮人に握られている、我々だけが真実を知っているのだ”と喧伝する者達を批判する語) 同様に「チョウセンガー」「シナガー」も
  • ネット左翼、ネットサヨ、ネトサヨ
    • バカサヨ(馬鹿+左翼)
    • クサヨ(+左翼)
    • ブサヨ(不細工+左翼)
    • ネトウヨ連呼厨(政治的論争などで、「ネット右翼」「ネトウヨ」という言葉を誰彼かまわず、むやみに使う人のこと 当のネット右翼が、自分達の存在を否定し中道または普通の日本人の意見であることを強調するために使う例もある)
    • 連呼リアン(「ネトウヨ連呼厨」の派生語。『連呼』と、主に反日とされる韓国人から『コリアン』を文字った語)
    • ネットキムチ(反日国の筆頭として挙げられる韓国の象徴であるキムチ
    • 嫌日厨日本を嫌う厨房の意)
    • ネットアサヒ(ネット掲示板差別的書込を行った朝日新聞社員に由来、ネトアサとも)
    • ネットフジ(ブログに自社を擁護する書込を行ったフジテレビ社員に由来、ネトフジとも)
    • テレビ左翼(「ネットは右翼」の反対で「テレビは左翼」の意)
    • ネットルーピー(「ネトルピ」とも。鳩山由紀夫首相をワシントンポストが“Loopy(狂った、混乱した)”と評したことに由来。この場合、民主党政権を擁護し、自民党を執拗に攻撃する人を指す)
    • ジミンガー(民主党政権が失態を犯す度に、その原因・責任を過去の自民党政権や現在の野党である自民党に押し付ける行為もしくは人物・集団のこと)
    • ジミンモー(ジミンガーからの派生語。民主党政権や、民主党議員が犯した失態に対し、過去の自民党の事例を論って「自民もやっていた」等と自らへの責めを回避しようとする行為、もしくは民主党支持者が「自民もやっていた(から問題ではない)」等と民主党を擁護する行為・人物・集団のこと)
    • プロ市民左派思想を持ち、反日的とされる市民運動を専門的に行っている人物、ならびに支援している人物に対する侮蔑語)

その他

  • 一日一韓 - テレビ局の韓国押しを揶揄したもの。一番組一韓という言葉もある。
  • ぽ - 「おかえり」のタイポ「ぽかえり」の省略形。一時離席していた人が戻ってきたときなどに、パソコン通信のチャットで使われていたことがある。
    • 人名化した“丘エリー”や“岡恵理”なども一部で使用される場合がある。
  • 今北 - 今来たの意。実況板でよく使われる2ちゃんねる語。
    • 今北産業 - 「今来た私に、今までの流れを三行程度の文章で短く説明してください」の意。
    • その他、今北組、今北さんのように使われる。
  • 激しく同意 - 「かなり同感した」の意。こちらも日本特有の言葉。
    • 禿しく同意(禿同・禿堂)や“はげど”なども稀に使われる。
  • 念 - 画像掲示板ふたばちゃんねるにおいて同意を示す際に使われる。元は「ついにふたばも念じるだけでレスが出来るようになったか」というコピペの短縮形である。
  • おまえら、おまいら - テレビなどのメディアにオタクやオタクを思わせる雰囲気の男性が登場したときに使われる。

利用の形態

これらは、チャットや電子掲示板上での利用が主となるが、オンラインゲームでもチャット機能を備えるものに利用が見られる。また、近年ではニコニコ動画などの文字を投稿できるサイトに使用されることも多い。特にパソコン側にクライアントソフトウェアをインストールさせる、また課金制の有料サービスでは、コミュニティの健全化や不快なユーザーの締め出しと言う意図も在って、禁止用語がかなり多岐に渡る傾向が見られ、代替語や置換語など抜け穴を探すユーザーとのいたちごっこといった動きもある。

また感情表現が文字媒体に制約されるインターネットコミュニティに在っては、親しみ易さや感情表現を求めてこういったスラングの利用を行う者もいて、スラングからジャーゴン化したりする傾向も無いではないが、比較的砕けた場の雰囲気を表現するために利用される。

また、いわゆるWeb 2.0などのインターネット上の特定の傾向や思想を批判する造語の類いは、批判者によってブログやニュースメディアであえて公言される例がある[2][3]

脚注

関連項目