リア充

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リア充(リアじゅう)とは、リアル(現実)の生活が実している人物[1]を指す2ちゃんねる発祥のインターネットスラングで、若者言葉でもある。

発祥と普及[編集]

概念自体は2005年[要出典]2ちゃんねる大学生活板で成立[2]リアル充実組と呼ばれていたが、2006年初頭に今のリア充の形として使われ始めた[要出典]。その後2007年夏頃[要出典]からブログtwitterでも流行した[2]未来検索ブラジルの主催するユーザ投票企画「ネット流行語大賞2007」では21位となった[3]。2011年には女子中高生ケータイ流行語大賞の金賞に選ばれるまでに成長し、ギャル語として確固たる地位を獲得するに至った。

当初は、インターネット上のコミュニティに入り浸る者が、現実生活が充実していないことを自虐的に表現するための対語的造語だった[2]。当時は友達が1人でもいればリア充とされた。その後、このニュアンスは、従来のネット文化に(触れずにいた事から)染まっていない、携帯電話を介したネットの利用者たちが流入するにつれ、彼らの恋愛仕事の充実ぶりに対する妬みへと変化していった[2]

分析・調査[編集]

日経BPの記事[2]では、アンサイクロペディアの「リア充」の項目に列挙されているリア充の条件から、いずれも携帯電話さえ持っていればパソコンを必要としていないことを指摘し、そこから、ネットとは別にリアルの充実に価値を見いだす、ネットとリアルの住み分けが進んでいるのではないか、と分析している。

メール転送サービス「CLUB BBQ」を提供する株式会社アイシェアは、2009年3月に同サービス利用者を対象に、「リア充」を含むインターネットスラングに関する意識調査を実施・発表した[4]。「リア充」の意味を分かると答えたのは436人中115人の26.4%、また「趣味・仕事・人間関係など、実生活が充実しているのを『リア充』だとすると」[5]という前提で、自分を「リア充」だと思うかとの質問には、「かなり」「どちらかというと」を含めて436人中233人、53.4%が「リア充」であると答えた。「リア充」であると答えた層の方が、そうでない層よりインターネットを使用する時間が短めで、また睡眠時間が長い傾向にある、とアイシェアは分析している。 

出典[編集]

  1. ^ 澤田晃宏、加藤勇介「東京・秋葉原殺傷事件の深層 モテ至上主義の残酷」『AERA』2008年6月30日号、朝日新聞出版、26頁の図
  2. ^ a b c d e 佐藤信正 (2007年9月3日). “ネットと現実、どっちが楽しい? 「リア充」の先にある新しい友達関係 - 日経トレンディネット”. 日経BP社. 2008年3月26日閲覧。
  3. ^ ネット流行語大賞2007最終投票
  4. ^ 「ぐぐる」「DQN」いくつ知ってる?ネットスラングランキング” (日本語). 株式会社アイシェア (2009年3月26日). 2009年7月28日閲覧。
  5. ^ かぎ括弧内はアイシェア「ネットスラングランキング」より引用

外部リンク[編集]