NEO UNIVERSE/finale
「NEO UNIVERSE/finale」 | ||||||||||||||||||||||
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L'Arc〜en〜Ciel の シングル | ||||||||||||||||||||||
初出アルバム『REAL』 | ||||||||||||||||||||||
A面 |
NEO UNIVERSE finale | |||||||||||||||||||||
B面 |
hole trick -new wave of japanese heavy metal mix- | |||||||||||||||||||||
リリース | ||||||||||||||||||||||
規格 |
マキシシングル デジタル・ダウンロード | |||||||||||||||||||||
ジャンル |
ポップス ロック | |||||||||||||||||||||
時間 | ||||||||||||||||||||||
レーベル | Ki/oon Records | |||||||||||||||||||||
作詞・作曲 |
hyde (作詞#1,#2) ken (作曲#1) tetsu (作曲#2) yukihiro (作曲#3) | |||||||||||||||||||||
プロデュース |
L'Arc〜en〜Ciel 岡野ハジメ | |||||||||||||||||||||
ゴールドディスク | ||||||||||||||||||||||
チャート最高順位 | ||||||||||||||||||||||
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L'Arc〜en〜Ciel シングル 年表 | ||||||||||||||||||||||
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「NEO UNIVERSE/finale」(ネオ ユニヴァース/フィナーレ)は、日本のロックバンド、L'Arc〜en〜Cielの19作目のシングル。2000年1月19日発売。発売元はKi/oon Records。
解説
前作「LOVE FLIES」以来約3ヶ月ぶりとなるシングル。1994年のメジャーデビュー以降ではバンド初となる両A面シングルとなっており、インディーズ時代を合わせると通算2作目のこととなった。また、メンバー4人それぞれが作詞又は作曲を担当した楽曲が収録されている唯一のシングル作品となっている[2]。
本作の表題曲「NEO UNIVERSE」は、本作発売の約2週間前となる2000年1月1日から、女優の一色紗英が出演する資生堂の口紅ブランド「ピエヌ」CMソングに起用された。そして、もう一つの表題曲である「finale」は、2000年1月22日に公開された仲間由紀恵主演の東宝配給映画『リング0 バースデイ』主題歌に起用されており、L'Arc〜en〜Cielとしてはこれがバンド初となる実写映画への楽曲提供となった。ちなみに、映画『リング』シリーズへの楽曲提供の依頼は、前作『リング2』を製作していた頃にもL'Arc〜en〜Cielに話があったというが[3]、tetsuyaは「その時はスケジュールが合わなくて実現しなかった[3]」と述べている。余談だが、2020年9月20日にNHK-FMで放送されたラジオ番組『サウンドクリエイターズ・ファイル』の「パーソナリティーの好きな映画や映画音楽を紹介するコーナー」において、R-指定(Creepy Nuts)が上記映画とこの曲をセレクトしている[4]。この番組において、R-指定は「『リング0 バースデイ』を俺の中で名作たらしめているのが音楽なんですよ。主題歌っていうかエンディングもすごい悲しいんですよ。怖い歌でもあるんですけど、そんぐらい貞子の愛情が深かった[4]」とコメントしている。また、両表題曲とも1999年12月31日から2000年1月1日にかけて開催したバンド初のカウントダウンライヴ「RESET>>LIVE *000」で初披露された楽曲であり、「finale」は"1990年代最後のライヴの一曲目"、「NEO UNIVERSE」は"2000年代突入の一曲目"としてそれぞれ演奏されている。
本作のリリースプロモーションとして、表題曲「NEO UNIVERSE」のタイアップ先となる資生堂とのコラボレーション企画が実施され、テレビCMで使われた30秒だけが録音された非売品CDが製造・配布されている。このCDは本作発売前の1999年12月25日・26日に、営団地下鉄(現:東京メトロ)銀座駅構内において配布されたのが最初となっている[5]。また、2000年1月1日には、テレビ朝日系列で放送された音楽番組『ミュージックステーション ミレニアムスペシャル』に出演し、「NEO UNIVERSE」をテレビ初披露している。
両表題曲のミュージック・ビデオは2001年3月28日に発表したクリップ集『CHRONICLE 2』にいずれも初収録されている。また、2019年12月11日に公式YouTubeアーティストチャンネルにおいてYouTube Music Premium限定で映像の有料公開を開始している。「NEO UNIVERSE」のディレクターは穴見文秀が務めており、映像は25世紀の世界をコンセプトとし、近未来都市のバーが舞台となっている。また、「finale」のディレクターは竹石渉が務めており、映像はハワイを舞台に、映画『ジュラシック・パーク』を手掛けた空撮チームを迎えて撮影され[6]、1億円を超える製作費で作られている[6]。この映像に収められたメンバーのソロカットシーンは別々の場所で撮影されており、hydeはマウナ・ケア山、kenはキラウエア火山の火口付近、tetsuyaはサウスポイント周辺、yukihiroはヒロ市郊外のジャングルで撮影している。余談だが、hydeとkenは撮影場所が山だったこともあり、2人とも撮影中に高山病にかかっていたという[7]。ちなみに、この映像内でtetsuyaが使っている透明なアクリルネックのベースは「BORN TO ROCK F4b 1993」というベースで、世界で50本しか生産されていないプレミア品となっている。前述のYouTubeチャンネルでの有料公開開始から約2年4ヶ月後となる2022年4月22日からは同サイトで映像の無料公開が開始されている。
カップリングには、シングル「浸食 〜lose control〜」から収録することとなったyukihiroによるL'Arc〜en〜Cielの楽曲のリミックス音源に加え、yukihiro作曲のインストゥルメンタルが収録されている。L'Arc〜en〜Cielのシングルに収録されるカップリング曲はこれまで1曲のみだったが(カップリングが収録されていない「HONEY」「花葬」を除く)、本作で初めて2曲収録されることとなった。また、インストゥルメンタルの「hole」は映画『リング0 バースデイ』の挿入曲、リミックス音源「trick -new wave of japanese heavy metal mix-」はツーカーセルラー東京・東海「EZweb 誕生キャンペーン」のCMイメージソングに起用されており、2曲以上収録したL'Arc〜en〜Cielのシングル作品としては珍しくすべての収録曲にタイアップが付くこととなった。ちなみに、yukihiroの手掛けたリミックス音源がカップリングに収録されたシングルは本作が最後となっている。2000年6月には、このリミックス企画の集大成としてリミックスアルバム『ectomorphed works』が発表されており、このアルバム発売をもってリミックス企画は一区切りとなった。
フィジカルの初回限定仕様は2面紙ジャケット仕様となっている。
発売初週の2000年1月31日付のオリコン週間シングルチャートでは、前作「LOVE FLIES」に続き通算9作目となる首位を獲得した。また、発売翌週の2000年2月7日付のオリコン週間シングルチャートでは約25万枚を売り上げ週間6位にランクインしており、週間6位で記録した売上枚数としては歴代最高売上枚数を記録している。ちなみに、L'Arc〜en〜Cielは「浸食 〜lose control〜」「花葬」は発売した初週で、それぞれ週間3位、週間4位の歴代最高売上枚数の記録も保持している。さらに、L'Arc〜en〜Cielにとしては前年発表の「HEAVEN'S DRIVE」以来となる通算5作目のミリオンセラー(累計売上約110.3万枚)を達成した。そしてこのシングルで、L'Arc〜en〜Cielは2000年度のオリコン年間シングルチャートのTOP10入りを果たし、1998年より3年連続で年間チャートTOP10入りを果たすこととなった。なお、このシングルが現時点においてL'Arc〜en〜Cielが記録した最後のミリオンセラーフィジカルシングルとなっている。
前述のようなヒットシングルということもあり、表題曲の「NEO UNIVERSE」は2000年代以降のライヴで頻繁に演奏されているが、タイトルと同名の競走馬であるネオユニヴァースが日本競馬に登場した際には、2003年に開催したライヴのMCにてhydeが「ネオユニヴァースが勝つまでライヴで「NEO UNIVERSE」は演奏しない」と冗談で発言したこともあった(2004年夏に同馬が引退して以降は頻繁に演奏されている)。一方、もう一つの表題曲である「finale」は2000年に開催したドームツアー「TOUR 2000 REAL」の後、長きにわたりライヴで演奏されていなかったが、2022年に開催したバンド結成30周年を記念したライヴ「30th L'Anniversary LIVE」において約22年ぶりにフルサイズで披露された。
収録曲
- NEO UNIVERSE
- 作詞: hyde / 作曲: ken / 編曲: L'Arc〜en〜Ciel & Hajime Okano
- 資生堂「ピエヌ」CMソング。
- 1999年12月31日から翌年1月1日にかけて開催したバンド初のカウントダウンライヴ「RESET>>LIVE *000」で"2000年代突入の一曲目"として初披露された楽曲。
- 打ち込みを多用したエレクトロ・ポップ要素の強い楽曲。作曲はkenが担当しているが、当時kenが作曲を手掛けたL'Arc〜en〜Cielの楽曲としては珍しく明るい曲調となっている。これはkenの中に「明るい曲を書こう[8]」「メジャーのコードから始まる曲をつくろう[9]」という明確な思いがあったことが大きな要因となっている。
- この曲の制作は前作「LOVE FLIES」のレコーディングと同時期に進められており[10]、kenがリズムやベース・ライン、ピアノ、シンバルを打ち込み[10][11]、その音源データに対しyukihiroがサンプリングしたドラムの音で組んだリズムを打ち込んでいくという流れで制作されている[11]。そのため、これまでのL'Arc〜en〜Cielの楽曲制作の一つの流れであった「メンバーそれぞれが個別にデモを制作し、その音源を基にレコーディングする」という手法を取らずに制作された楽曲となっている。この曲の制作について、kenは「この曲はデモは作ってないんですよ。そのまま俺が打ち込んだものが生きてるっていうのが多いですね。ベースとギターが変わる程度で[12]」と語っている。また、ken曰く「おもちゃ的な遊び感覚[12]」でこの曲を制作したといい、レコーディングでは様々なアレンジ案があがっていたという。ちなみに、yukihiroからは「ジャミロクワイみたいにしよう[11]」という提案があったというが、紆余曲折があり現在の音源に落ち着いたという。また、レコーディングの前日にyukihiroが購入したシンセサイザー、Minimoogで鳴らしたサウンドが音源に使用されている[12]。この曲のサウンドについて、kenは「こういう音色が欲しいって探していくうちに"ユーリズミックスっぽいね"っていう言葉を周囲のスタッフから聞いて。もう2000年代になっちゃうからひと回りした感じもあるけど、そこでできる新しいこともあった[12]」と語っている。
- また、この曲のレコーディングでtetsuyaは高音弦側に2本弦を追加した6弦ベースを使用しており、曲中にはエフェクター「Roger Mayer Marble Fuzz」を用いたベースソロが導入されている[13]。このエフェクターは、エフェクターブランドの「ロジャー・メイヤー」とtetsuyaのコラボモデルで、2001年10月には限定100台で一般販売されている。さらに、kenはこの曲のイントロのギターなどで、ピックではなくE-BOWという長いサステインを生みだすアタッチメントを用いており、効果音的なサウンドをギターで鳴らしている。このようにギター、ベース、ドラムが担うオーソドックスなバンドサウンドから離れたプレイが目立つ楽曲となっており、さらに打ち込みの音が主体となったアレンジでこの曲を完成させているが、これは当時kenの中に「バンドだからって、生ドラムが入って、生ベースが入って、エレキ・ギターが入ってっていう枠にしがみつくのは違うかなって[14]」という考えがあったことが起因している。
- ちなみに、kenが打ち込んだリズムは終始ハイハットとキックの4分打ちだけだったが、レコーディングするにあたりアウトロに一発だけスネアの音を入れている。これは共同プロデューサーの岡野ハジメの案によるもので、スネアを一発入れたことについて岡野は「俺とyukihiroのブラックジョーク的な感じですね[15]」と述べている。
- 歌詞は、作詞を担当したhydeが曲を聴いたときに感じた「SFチックなイメージ[9]」を基に手掛けられている。歌詞のイメージについて、hydeは「2000年の1作目として自分として言いたいこと。年が明けたとして僕は何を言いたいのかってことと、曲のイメージとをミックスして書いた[16]」「未来に向けての"現実"と"夢"を言葉にした[9]」「曲調的には軽快で、舌触りは優しくて、そんでこうなんていうんだろうなあ…メッセージ性が隠されている。そんな感じがいいかなあと思った[17]」と述べている。そういったhydeの思いを反映してか、<背中合わせの絶望>のような現実を見据えたフレーズと、<空のように一つに結ばれよう>のような前向きなフレーズが混在したリリックとなっている。また、この曲の歌詞の最後に綴られた<空のように一つに結ばれよう>というフレーズについて、hydeは「空って、海みたいに隔たれてないじゃないですか。だから、どこでも同じ。ニューヨークで空を見ても同じっていうような、そういうイメージ[17][18]」と語っている。さらにhydeは、この曲を「アルバム『REAL』を象徴している曲」と表現しており、「夢を追いつつ現実はこうなんだなっていう部分が一番よく出てる[19]」と語っている。
- finale
- 作詞: hyde / 作曲: tetsu / 編曲: L'Arc〜en〜Ciel & Hajime Okano
- 東宝配給映画『リング0 バースデイ』主題歌。映画主題歌起用の後、前作「LOVE FLIES」から引き続きキヤノン「Wonder BJ」のCMソングに起用されている。
- 1999年12月31日から翌年1月1日にかけて開催したバンド初のカウントダウンライヴ「RESET>>LIVE *000」で"1990年代最後のライヴの一曲目"として初披露された楽曲。
- 本作の1曲目に収録された「NEO UNIVERSE」とは対照的に、ホラー映画の主題歌に起用されたということもあり、暗く儚い印象を抱かせるメロディアスなバラードに仕上げられている。歌詞は上記映画への楽曲提供依頼を受けて書き下ろされているが、楽曲の原型は本作発売の約2年ほど前からストックしていたものだといい[9]、作曲者であるtetsuyaの「次は(映画に登場するキャラクターである)貞子のラヴストーリーになるからこの曲が合うかなと思って」という考えでこの曲が主題歌として選曲されている。ちなみに、この曲は1998年発表のアルバム『HEART』を制作していた頃に一度録音していたが、tetsuya曰く「前のアレンジが、納得いかないまま途中で終わってた[20]」といい、映画主題歌に提供するにあたり楽曲構成、アレンジを変更している[20]。また、本格的なレコーディングを始める前に、tetsuyaが一人でキーボードなどの音をダビングしてアレンジの方向性を決めたという[21]。この曲のアレンジはブリストル独特のダークなサウンドを意識したものとなっており[22]、サウンド面に関してtetsuyaは「ポーティスヘッドみたいにしたいな[22]」と思っていたという。そういった思いもあってか、この曲のアレンジではレコード針のノイズ音を取り込み、ボーカルはエフェクトを多用し加工された音が採用されている。ちなみに、弦編曲作業には、吉俣良とバンドの共同プロデューサーである岡野ハジメに加え、kenとtetsuyaが参加している。また、演奏時間は6分28秒と、L'Arc〜en〜Cielのシングル表題曲では最も演奏時間の長い曲となっている。
- 歌詞は、全て日本語詞で手掛けられ、上記映画に寄せた日本的な情緒溢れる歌詞となっている[3]。作詞を担当したhydeは「映画とまったく違うアプローチをしても夢からさめた感じがするし、かと言ってまったく同じだと逆に映画との相乗効果がない気がしたんです。自分の感性で、映画の中で流れるなら、こういう感じがいいかなと思って書きました[3]」と述べている。また、hydeは映画の脚本を読んだ上で歌詞を手掛けており、映画に登場する貞子や貞子の恋人など、様々なキャラクターに自分を重ね、歌詞をイメージをしたという[23]。出来上がった歌詞について、hydeは「自分の愛する人が貞子だったらどうなんだろうって。自分はどういう思いを持つんだろうっていうのが、いちばんしっくりきて、その立場で書いた[23]」「一つ一つの場面を自分に置き換えて考えたんで、全ての部分にリングの映像が伴う感じ[19]」と語っている。さらに、歌詞のイメージについてhydeは「絶望があるんだけど、その手前で終わった歌詞になってますね。結末は絶望的なものが想像されるけど、明るいことを思いながらそこに向かっていってるって感じかな。例えばね…絶望の一歩手前で、楽しかった日々のことを思い出してるって感じですね[24]」と語っている。
- 2006年に開催したバンド結成15周年を記念したライヴ「15th L'Anniversary Live」では、この曲がメドレーの一部として披露されているが、この公演では曲の終わりに貞子がステージ上のスクリーンに現れる演出が組み込まれている。余談だが、映画『リング0 バースデイ』のサウンドトラックには、映画の挿入曲に起用され本作の3曲目に収録された「hole」に加え、この曲のオーケストラアレンジバージョンとなる「finale (Orchestra Arrange Version)」が収められている。ちなみに、このオーケストラバージョンの制作にL'Arc〜en〜Cielのメンバーは関与していない。
- hole
- 作曲・編曲: yukihiro
- 東宝配給映画『リング0 バースデイ』挿入曲。
- yukihiroがL'Arc〜en〜Cielに加入するよりも前に制作していたインストゥルメンタルで、音源は本作発売の7~8年前から存在していたという[3]。上記映画の主題歌に「finale」が起用されることが決まった後、クライアントから「挿入曲も手掛けてほしい」という依頼があったといい、これがきっかけでこの曲が映画の挿入曲に起用され、本作のカップリングとして収録されることとなった。
- この曲について、yukihiroは「サンプリングしたものをいろいろと組み合わせて遊んでいたときの曲[3]」と語っており、「この曲には様々なバージョンが存在していた[3]」という。ちなみに、映画に採用されたこのバージョンは、オーケストラのサンプリングをメインとして制作したものとなっている[3]。また、この曲の編曲作業はyukihiroが単独で行っている。余談だが、演奏時間は1分8秒と、現在までにL'Arc〜en〜Cielが発表してきた音源の中で最も演奏時間の短い曲となっている。
- trick -new wave of japanese heavy metal mix-
- 作詞・作曲・リミックス: yukihiro
- 7thアルバム『ray』の収録曲「trick」のyukihiroによるリミックス曲。ツーカーセルラー東京・東海「EZweb 誕生キャンペーン」CMイメージソング。
- リミックスをするにあたり「trick」を対象に選んだ経緯について、yukihiroは「もともとサンプリングから作ったギターのリフがあって、どれかに使える曲がないかなと思っていたら、「trick」がハマったから[3]」と述べている。また、リミックス作業についてyukihiroは「何種類もキックの音が入ってて、どれをどの位置で鳴らすべきかを探るのが難しかった[25]」と語っている。ちなみに、この曲の副題は、1970年代後半にイギリスで起こった音楽ムーブメントのひとつであるNWOBHMから取られている。副題についてyukihiroは「このミックスに対して、言葉としてカッコいいかなと思って付けた[25]」と語っている。
- 2000年6月に発表したリミックスアルバム『ectomorphed works』には、このリミックスとは別バージョンの「trick [new2 wave of japanese heavy metal mix]」が収録されている。
参加ミュージシャン
- hyde:Vocal
- ken:Guitar
- tetsu:Bass
- yukihiro:Drum
- NEO UNIVERSE
- ken:Keyboard
- 岡野ハジメ:Keyboard
- 斎藤仁:Manipulate
- tetsu:Six Strings Bass solo, Backing Vocal
- Chieko:Backing Vocal
- finale
- ken:Strings Arrangement, Keyboard
- tetsu:Strings Arrangement, Keyboard
- 岡野ハジメ:Strings Arrangement, Keyboard
- 吉俣良:Strings Arrangement
- 弦一徹ストリングス:Strings
- 斎藤仁:Keyboard & Manipulate
カバー
- オリアンティ・パナガリス (2012年、NEO UNIVERSE、トリビュートアルバム『L'Arc〜en〜Ciel Tribute』に収録)
収録アルバム
- オリジナルアルバム
- 『REAL』 (#1、#2)
- ベストアルバム
- 『Clicked Singles Best 13』 (#1)
- 『The Best of L'Arc〜en〜Ciel 1998-2000』 (#1、#2)
- 『The Best of L'Arc〜en〜Ciel c/w』 (#3)
- 『TWENITY 2000-2010』 (#1、#2)
- リミックスアルバム
- 『ectomorphed works』 (#4, 別リミックスバージョン)
- コンピレーションアルバム
- サウンドトラック
- 『リング0 バースデイ』 (#2,オーケストラアレンジバージョン、#3)
脚注
- ^ ゴールドディスク認定 2001年9月 - 日本レコード協会
- ^ hydeは1, 2曲目の作詞、kenは1曲目の作曲、tetsuyaは2曲目の作曲、yukihiroは4曲目の作詞及び3, 4曲目の作曲を担当している。
- ^ a b c d e f g h i 『CDでーた』、p.19、角川書店、2000年2月5日号 vol.12 No.2
- ^ a b NHK-FM系ラジオ番組『サウンドクリエイターズ・ファイル』2020年9月20日放送分
- ^ ラルク 発売前のCDあげちゃう! 一色紗英のポスター見つけると…、中日スポーツ、1999年12月24日。(インターネットアーカイブのキャッシュ)
- ^ a b ニコニコチャンネル『てっちゃんねる』【TETSUYA SATURDAY KING RADIO #189】2022年2月19日放送分
- ^ 2012年5月31日に開催したライヴ「20th L'Anniversary Year Live in Hawaii」におけるhydeのMCより
- ^ 『L'Arc〜en〜Ciel Box Set of The 15th anniversary in formation CHRONICLE of TEXT 03』、p.100、ソニー・マガジンズ、2006年(『WHAT's IN? 2000年2月号』の再掲)
- ^ a b c d 『CDでーた』、p.18、角川書店、2000年2月5日号 vol.12 No.2
- ^ a b 『L'Arc〜en〜Ciel Box Set of The 15th anniversary in formation CHRONICLE of TEXT 03』、p.94、ソニー・マガジンズ、2006年(『PATi PATi 2000年2月号』の再掲)
- ^ a b c 『L'Arc〜en〜Ciel Box Set of The 15th anniversary in formation CHRONICLE of TEXT 03』、p.95、ソニー・マガジンズ、2006年(『PATi PATi 2000年2月号』の再掲)
- ^ a b c d 『L'Arc〜en〜Ciel Box Set of The 15th anniversary in formation CHRONICLE of TEXT 03』、p.101、ソニー・マガジンズ、2006年(『WHAT's IN? 2000年2月号』の再掲)
- ^ 『BASS MAGAZINE SPECIAL FEATURE SERIES tetsuya/L'Arc〜en〜Ciel』、p.46、リットーミュージック、2010年
- ^ 『L'Arc〜en〜Ciel Box Set of The 15th anniversary in formation CHRONICLE of TEXT 03』、p.149、ソニー・マガジンズ、2006年(『uv vol.58』の再掲)
- ^ 『音楽プロデューサー 岡野ハジメ エンサイクロペディア CATHARSIS OF MUSIC』、p.161、シンコーミュージック・エンタテイメント、2019年
- ^ 『L'Arc〜en〜Ciel Box Set of The 15th anniversary in formation CHRONICLE of TEXT 03』、p.104、ソニー・マガジンズ、2006年(『uv vol.51』の再掲)
- ^ a b 『L'Arc〜en〜Ciel Box Set of The 15th anniversary in formation CHRONICLE of TEXT 03』、p.96、ソニー・マガジンズ、2006年(『PATi PATi 2000年2月号』の再掲)
- ^ 『L'Arc〜en〜Ciel Box Set of The 15th anniversary in formation CHRONICLE of TEXT 03』、p.97、ソニー・マガジンズ、2006年(『PATi PATi 2000年2月号』の再掲)
- ^ a b 『WHAT's IN?』、p.36、ソニー・マガジンズ、2000年9月号
- ^ a b 『L'Arc〜en〜Ciel Box Set of The 15th anniversary in formation CHRONICLE of TEXT 03』、p.98、ソニー・マガジンズ、2006年(『PATi PATi 2000年2月号』の再掲)
- ^ 『L'Arc〜en〜Ciel Box Set of The 15th anniversary in formation CHRONICLE of TEXT 03』、p.105、ソニー・マガジンズ、2006年(『uv vol.51』の再掲)
- ^ a b 『L'Arc〜en〜Ciel Box Set of The 15th anniversary in formation CHRONICLE of TEXT 03』、p.151、ソニー・マガジンズ、2006年(『uv vol.58』の再掲)
- ^ a b 『L'Arc〜en〜Ciel Box Set of The 15th anniversary in formation CHRONICLE of TEXT 03』、p.106、ソニー・マガジンズ、2006年(『uv vol.51』の再掲)
- ^ 『L'Arc〜en〜Ciel Box Set of The 15th anniversary in formation CHRONICLE of TEXT 03』、p.99、ソニー・マガジンズ、2006年(『PATi PATi 2000年2月号』の再掲)
- ^ a b 『WHAT's IN?』、p.42、ソニー・マガジンズ、2000年7月号