DUNE (アルバム)

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DUNE
L'Arc〜en〜Cielスタジオ・アルバム
リリース 1993年4月10日 (初回盤)
1993年4月27日 (通常盤)
2004年4月21日 (10th Anniversary Edition)
録音 1993年1月28日-2月21日
SAM STUDIO
ジャンル J-POP
時間 47分41秒 (初回盤)
51分25秒 (通常盤)
67分58秒 (10th Anniversary Edition)
レーベル Danger Crue Records (HML-008) (初回特装盤)
(HML-009) (通常盤)
プロデュース L'Arc〜en〜Ciel
チャート最高順位
  • 1位 (オリコンインディーズチャート)
  • 5位 (10th Anniversary〜・オリコン)
  • 登場回数9回 (10th Anniversary〜・オリコン)
L'Arc〜en〜Ciel 年表
DUNE
(1993年)
Tierra
(1994年)
DUNE 収録の シングル
  1. Floods of tears/夜想花
    リリース:1992年11月25日
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DUNE』(デューン) は、L'Arc〜en〜Cielの1作目のアルバム (インディーズ)。1993年4月10日に初回特装版が、4月27日に通常版が発売。発売元はDanger Crue Records

解説[編集]

アルバムタイトルの「DUNE」とは英語で「砂丘」の意味で、L'Arc〜en〜Cielがインディーズバンドとして大阪を本拠に活動していた時期に唯一リリースされたアルバムである。なお、これ以前にも1992年に一度アルバムのレコーディング自体は行われていたが、録音を終えていた全曲がお蔵入りの憂き目となった。hydeは『DUNE』を「最初は〜『I'm in Pain』とかも入れてもっと攻撃的なアルバムにするつもりだった」と語っているが、作曲を手がけた前ギターのhiro側から「自分の曲は収録しないでほしい」との申し出もあり、このアルバムには収録されなかった。

4月10日に特別仕様ジャケットの初回特装版が通信販売のみでリリース。この初回版は中古で手に入れるのも困難で、一部では現在でも高値で取引されている。4月27日に10曲目の「失われた眺め」が新たに追加された通常版がリリース。この通常版発売後、5月10日付けのオリコンインディーズアルバムチャートで1位を獲得し、L'Arc〜en〜Cielのインディーズでの人気を表す結果となった。

2004年4月21日にはデビュー10周年を記念し、全曲にデジタルリマスタリングを施し、インディーズ時代に限定で発売されたシングル曲「Floods of tears」(pero所属時に収録されたテイク)、「夜想花」、このアルバム発売後に発行された音楽専科社の音楽雑誌「SHOXX」のおまけとして付属していたCD『The Monster Of Shock Age』に収録された「予感」のボーナストラック3曲を追加し『10th Anniversary Edition』として再発された。リマスタリングエンジニアは田中三一(Bernie Grundman Mastering)。

収録曲[編集]

初回特装版[編集]

  1. Shutting from the sky
    この曲の原曲は、歌詞の一部にも出てくる「Claustro phobia」で閉所恐怖症の意味。比較的古い曲で、ライブで何度も演奏されていたが、アルバム収録にあたって何度もアレンジをし直し完成された。hyde曰く「最初は広がりのない曲だった」。作曲は「L'Arc〜en〜Ciel」名義だが、原曲である「Claustro phobia」の作曲はhiroである。
  2. Voice
    • 作詞:hyde / 作曲:ken / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel
    前曲から間奏を容れずに曲が始まる。kenがラルクのために初めて作った曲である。2006年に行われた「15th L'Anniversary Live」で久し振りに披露された。1992年に発売されたオムニバスアルバム『Gimmick』にこの曲が収録されたが、テイク違いであり、ドラムを担当しているのはperoである。また、『Gimmick』では表記が「VOICE」と、全て大文字になっている。
  3. Taste of love
    • 作詞:hyde / 作曲:ken / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel
    歌詞が妖艶でダークな曲。イントロベースソロから始まる。
  4. Entichers
    • 作詞・作曲:hyde / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel
    タイトルはフランス語で「迷い込む」という意味だが、動詞の原形である「enticher」に「s」がついていること、さらにhydeが曲中でその付加された「s」を発音していることなどで正しいフランス語とは言い切れない。ベースラインはスライドを多用しており、tetsuya曰く「指が死んだ」。原曲名は「イリーゼ」であり、歌詞中にある「Entichers」が「イリーゼ」になっている。当初は曲調が激しい曲であった。
  5. Floods of tears
    • 作詞:hyde / 作曲:tetsu / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel
    インディーズシングル「Floods of tears/夜想花」の1曲目のアルバムバージョン。シングルバージョンとはアレンジが大きく異なるほか、歌詞が一部異なる。雨が降っている感じで書いたという。
  6. Dune
    • 作詞:hyde / 作曲:tetsu / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel
    曲の始めの掛け声は、「With Dune」。初期のライブの定番曲。現在までL'Arc〜en〜Cielの楽曲でアルバムの表題曲となっているのは、この曲のみである。作曲者のtetsuya曰く、「2曲だったものを1曲にまとめた」。「Voice」と同じく「15th L'Anniversary Live」にて久し振りに演奏された。以前は「Call for me」というタイトルだった。後に、パートチェンジバンドP'UNK〜EN〜CIELでリアレンジされ、34thシングル「DRINK IT DOWN」のカップリングに収録している。「15th L'Anniversary Live」人気投票20位。
  7. Be destined
    • 作詞:hyde / 作曲:ken / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel
    曲中にhydeによる台詞が導入されている。hyde曰く「初めて面白い詞を書こうと思った。マジメにこんな事を考えてると思われたら困る」とのこと。エデンの園の知恵の実を題材にしている。
  8. 追憶の情景
    • 作詞:hyde / 作曲・編曲:L'Arc〜en〜Ciel
    アコースティック・ギター中心のバラード。原曲の「Call to mind」の作曲者はhiro。
  9. As if in a dream
    • 作詞:hyde / 作曲:ken / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel
    GLAYのギター担当で、リーダーであるTAKUROは「As if in a dream」を聴き、「自らの目指していた世界だと感激した」と語っている。また、作詞を担当したhyde自身も「L'Arc〜en〜Cielの楽曲史上最高の曲であり、これを超える楽曲は未だに作れていない」と語っている。hydeは夜の高速道路を走っているイメージで歌ったという。初めてメンバー4人が意見を出し合って作った曲である。コンサートツアー「TOUR heavenly '95」と単発コンサート「TOUR heavenly '95 final」以降、長らくライブで演奏されていなかったが、2011年に行われたライブ「20th L'Anniversary LIVE」と「20th L'Anniversary TOUR」でおよそ16年ぶりに演奏された。

通常版[編集]

  1. Shutting from the sky
  2. Voice
  3. Taste of love
  4. Entichers
  5. Floods of tears
  6. Dune
  7. Be destined
  8. 追憶の情景
  9. As if in a dream
  10. 失われた眺め
    • 作詞:hyde / 作曲:ken / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel
    ほぼボーカルピアノのみで構成された曲。ピアノはkenが弾いている。ken曰く「最初はアルバムのためではなく、個人的な趣味で作った曲」。hydeはこの曲のレコーディング中、涙が出そうになったのをこらえながら歌ったという。

10th Anniversary Edition[編集]

デビュー10周年記念として発売されたもの。オリジナル盤には収録されていないボーナストラック3曲の追加と、全曲デジタルリマスタリングが行われている。

  1. Shutting from the sky
  2. Voice
  3. Taste of love
  4. Entichers
  5. Floods of tears
  6. Dune
  7. Be destined
  8. 追憶の情景
  9. As if in a dream
  10. 失われた眺め
  11. Floods of tears (single version)
    • 作詞:hyde / 作曲:tetsu / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel
    インディーズ時代に1000枚限定で発売されたシングル「Floods of tears/夜想花」の1曲目。
    この曲のドラムを担当しているのはperoである。また、アルバムバージョンでは最後にあったオルゴール音が、最初に位置しているなど、アレンジが異なる。
  12. 夜想花
    • 作詞:hyde / 作曲:ken / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel
    インディーズシングル「Floods of tears/夜想花」の2曲目。
    「Floods of tears (single version)」同様、この曲のドラムを担当しているのはperoである。
  13. 予感
    • 作詞:hyde / 作曲:ken / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel
    音楽専科社の音楽雑誌「SHOXX」に付属していたCD『The Monster Of Shock Age』に収録されていた曲。
    ラジオ番組『やまだひさしのラジアンリミテッドDX』でGLAYのリーダーとギター担当のTAKUROが今作収録曲である「As if in a dream」、「winter fall」と共に、ラルクの中で好きな曲であると公言したことがある。ライブツアー「SMILE TOUR 2004」にて、久し振りに演奏された。「15th L'Anniversary Live」人気投票17位。

参加ミュージシャン[編集]

  • Floods of tears (single version)
  • 夜想花
    • pero:Drums
    • Kenji Shimizu:Keyboards

収録ベストアルバム[編集]