シルバニアファミリー
シルバニアファミリー(Sylvanian Families)はエポック社から発売されているドールハウス。
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[編集] 概要
1985年3月20日に発売開始し、同社の主力商品と化した。日本ではなじみの薄かったドールハウスを紹介するために、人形を子供に人気のある動物の一家に置き換えて発売した。2006年末時点で、累計で約7800万体が販売されている[1]。
1987年10月から約一年間の期間を経て、DICアニメーションシティ(現在は消滅)と東京ムービー(現.トムスエンタテイメント)との日・米・欧合作作品として『シルバニアファミリー・ジ・アニメーション』が11分×26本のTV用アニメーションとして製作された。同アニメ作品は、同時期に於ける(株)バンダイがTONKA社と米国で展開していた「メイプルタウン物語」(企画製作:東映動画)に対抗する意図と、シルバニアファミリーブランドの米国・欧州市場に於ける拡販とプロモーションを意図して製作されたものだったが、合作作品というハードルの高さからエポック社が必ずしも、意図した世界観を反映した作品にはならなかった。だが、同アニメ作品は1988年9月から1989年1月までの間、米国シンジケーション系テレビ局にて1回1話ずつ、計26回シリーズとして放映され、1989年3月から「ゴールデンブックビデオ」ブランドでVHSソフトが発売された。2011年現在、同アニメ作品は米国と英国(欧州)の一部でDVDソフトとして一般市場に流通しているが入手は難しく、また、同アニメ作品の著作権はエポック社が有しているもののアニメ製作自体の権利と販売権はDICアニメーションシティ社が有しており、同作品はエポック社の社史上「無かった事」になっており、幻のアニメになっている。※日本国内でのあらゆるメディアに於けるソフト化、放映の履歴も全く無い。
1993年からは北米やヨーロッパでも発売され、人気を博している。他国でもSylvanian Familiesの名称で販売を行っているが、北米では商標の問題が発生したことからCalico Critters(カリコ・クリッターズ)と名称を変更した。
森に囲まれたシルバニア村に住む動物たちという設定を沿え、欧米の田舎のような世界観を築いている。
発売初期には、ヨーロッパのドールハウスに見られるような陶器製や木製の家具が売られていたが、現在売られているものは、ほとんどがプラスチック製になっている。
人形は基本的に4-7体の『家族』単位で発売されている。発売当初の家族構成はウサギ(グレー、ブラウン)、ネズミ、リス、クマ(グレー、ブラウン)、タヌキ、モグラ、キツネの9家族40体。その後、何度か人形の入れ替えがあり、2008年現在ではウサギ(3種類)、ネコ(2種類)、イヌ、リス、クマ、ヒツジの9家族63体が通常商品として、オコジョ、ハムスター、ブタなどが限定商品として売られている。
各人形には誕生日や趣味などの設定が存在するが、名前は「その人形をかわいがってくれる人につけて欲しい」という考えから、あえて付けられていない。ちなみに北米版、ヨーロッパ版では名前が付いている。
日本版、北米版、ヨーロッパ版では売られている人形の種類やサイズ、家具の色などが異なる。 例えば、コアラの人形は日本版では『留学生』として子供の人形のみが売られているが、ヨーロッパ版では『家族』単位で売られている。日本未発売の商品もある。ヨーロッパで販売されていたカエル家族のセットには赤ちゃんも含まれていたがカエルの赤ちゃんといえど形状は小さなカエルの姿をしており、さすがにオタマジャクシではなかった。
ドールハウスのほかにも、ゲーム化や後述するアニメ化などもしている。
また、1990年当時には、指定の番号に電話をかけると自動音声でシルバニアファミリーの物語が流れるサービスも行っていた。
1989年 エポック社企画・監修、(株)アニメーションワールドの制作・実施により初のキャラクターショー『シルバニアファミリーショー』(公演時間 約30分)が公演された。
1996年-2004年 エポック社企画・監修、(株)劇団飛行船の制作・実施によって『シルバニアファミリーショー』外部PR公演が全国各地で行われた。
1999年7月 シルバニアファミリー誕生15周年記念事業として、初のテーマレストラン「シルバニア森のキッチン」第1号店を東京都武蔵野市吉祥寺に出店。 ※同店は2011年2月に閉店。 ※レストランの運営及び経営は(株)エポック社の関連会社(ヤングエポック、ミントなど)が担当。
2004年7月 シルバニアファミリー誕生20周年記念事業として、ぐりんぱ内に「シルバニアビレッジ」を開設した。※企画・監修/(株)エポック社。 ※アトラクション建設・運営は、(株)富士急行。
2005年 シルバニアファミリー誕生20周年を記念した初のキャラクター公演『シルバニアファミリーミュージカル~パーティーイブは大さわぎ!』(公演時間106分)が劇団こぐま座により全国13会場で行われた。 ※同公演は2006年にVHSビデオソフトとDVDソフト化されたが生産数が大変少なく希少性が高いソフトである。
2006年に、全労済「こくみん共済」のイメージキャラクターに起用された。
2007年1月18日に、シルバニアファミリーのCGアニメが製作されることが発表され、同年2007年6月20日にCGアニメ3話をそれぞれDVDで発売した。今後も新作を発売していく予定だったが2011年2月現在、第3話以降の新作は製作されていない。
2009年3月 シルバニアファミリー誕生25周年記念事業として、かしいかえん内に西日本地区初のシルバニアパークとして「シルバニアガーデン」を開設した。※企画・監修/(株)エポック社。※アトラクション設置・建設・運営は(株)西鉄サービスなど数社。
2010年 シルバニアファミリー誕生25周年を記念したキャラクター公演『シルバニアファミリーわくわくミュージカル』(公演時間40分)と『シルバニアファミリーわくわくステージ』(公演時間25分)が劇団こぐま座により全国で行われた。(同ミュージカルとステージは2011年9月現在も不定期で行われている)
2015年 シルバニアファミリー誕生30周年記念事業を予定。
[編集] アニメ
2005年4月から2006年5月の約一年間をかけて3DCGアニメのパイロット版作品『シルバニアファミリー ミニ劇場~思いがけないお客様~』(約5分)がダイナメソッド社により製作された。同作品は非売品DVDソフトとして一時期のみシルバニアファミリーのハウスなどに同梱されたり、玩具店の店頭PVとして流されていた。「パイロット版」の作品は、シルバニアファミリーの世界観とキャラクターの個性を3DCGとして如何に表現するかにポイントが置かれたが、実際にソフトとして出来上がった物は当時の3DCG技術とプロダクションの技術レベルの低さもあり表情が豊かではなかったり口パクのタイミングが微妙だったり、背景CGが簡素な面が多分に表れていた。2006年後半からそれらの点を含め、パイロット版の社内検証を進め、2007年製作の3DCGアニメへの足がかりとした。
2007年大手総合商社・伊藤忠商事がエポック社、日本コロムビア、小学館とアニメ製作委員会を作り、3DCGアニメーションを製作。2011年8月現在、全3話で製作は中止。前述通りDVDソフトとして発売したほか、キッズステーションでも再放送を含めて何度か放送された。 ※契約上の不備などの理由により、全3話中最後の1話(第3話)のみ、ダイナメソッド社は製作から外され他社が製作を行っている。
[編集] キャスト
オリジナル版(日本語版)におけるキャラクター名と声の出演者を記載した。DVDソフトには英語吹き替え版も収録されている。
- みるくウサギちゃん:川上とも子
- くるみリスちゃん:長谷川明子
- シマネコちゃん:植田佳奈
- マロンイヌくん:宮田幸季
- クマくん:山田ふしぎ
- キツネちゃん:水橋かおり
- キツネくん/みるくウサギくん:西村ちなみ(二役)
- くるみリスくん:松元恵
- シマネコくん:大本眞基子
- クリームネコちゃん:前田愛
- わたウサギくん:氷青
- みるくウサギお母さん/ショコラウサギちゃん:岡本麻弥(二役)
- マロンイヌ先生:梁田清之
- くるみリスお父さん:山寺宏一
ほか
[編集] スタッフ
- 原作:エポック社
- ストーリー原案:小高宏子
- プロデューサー:川口孝司、村井由美子
- 脚本:武藤京
- 音楽:亀山耕一郎
- 監督:高村彰
- アニメーション制作:ダイナメソッド
- アニメーション制作協力:スタジオ・ザイン、GIMC(#1・#2のみ)、OGAMOO(#1・#2のみ)
- 制作著作:『シルバニアファミリー』アニメ製作委員会(エポック社、伊藤忠商事、コロムビアミュージックエンタテインメント、小学館)
[編集] 主題歌
- オープニングテーマ 「シルバニアファミリー」
- 歌:吉田仁美
- 作詞:工藤順子、作曲:遊佐未森、編曲:亀山耕一郎
- エンディングテーマ 「明日になぁれ♪」
- 歌:シルバニアのおともだち(川上とも子・長谷川明子・宮田幸季・山田ふしぎ・水橋かおり・岡本麻弥)
- 作詞:友利歩未、作・編曲:亀山耕一郎
[編集] 作品リスト
物語は1話完結、2011年2月時点で、全3話。DVDには1巻1話収録。全3巻発売、各2500円。
- STORY. 1:「ドキドキいたずらマジック」
- STORY. 2:「プリンセスにあこがれて」
- STORY. 3:「流れ星のおくりもの」
[編集] 関連施設
[編集] シルバニア森のマーケット
シルバニアファミリーの特約店。限定商品やヨーロッパからの逆輸入品が購入できる。2011年2月現在の「森のマーケット」店舗は以下の通り。
- 北海道
- おもちゃのヨシダ(旭川市 日本最北端の「森のマーケット」)
- ビックカメラ 札幌店
- 群馬県
- 軽井沢 おもちゃ王国内
- 埼玉県
- イトーヨーカドー 三郷店
- 千葉県
- イトーヨーカドー アリオ蘇我店
- 森のキッチン ららぽーとTOKYO BAY店
- 東京都
- イトーヨーカドー 葛西店
- ヨドバシカメラ Akiba店
- 森のキッチン 吉祥寺店(2011年2月13日閉店)
- 神奈川県
- イトーヨーカドー ららぽーと横浜店
- ビックカメラ ラゾーナ川崎店
- 石川県
- 平和堂 アル・プラザ金沢店
- 静岡県
- ぐりんぱ シルバニアビレッジ店
- 愛知県
- エディオン エイデン安城店
- 知多 おもちゃ王国内
- 株式会社メルヘン みどり店
- 滋賀県
- 平和堂 アル・プラザ草津店
- 京都府
- ミドリ電化 亀岡店
- 大阪府
- ヨドバシカメラ 梅田店
- ミドリ電化 豊中店
- 兵庫県
- 東条湖 おもちゃ王国内
- 岡山県
- エディオン デオデオ 東川原店
- 玉野 おもちゃ王国内
- 広島県
- デオデオ ネバーランド広島本店
- フジグラン 神辺店
- 山口県
- フジグラン 小野田店
- 徳島県
- フジグラン 北島店
- 愛媛県
- フジグラン 松前店
- 福岡県
- かしいかえん シルバニアガーデン内
- 鹿児島県
- おもッちゃマン店(日本最南端の「森のマーケット」)
以上、2011年2月現在、全29店舗。
[編集] シルバニア森のキッチン
1999年7月に東京都武蔵野市吉祥寺に、翌年(2000年)がシルバニアファミリー誕生15周年を控えていた為、記念事業としてレストラン事業に進出し、開店したシルバニアファミリーのテーマレストラン。第1号店。食事以外にも工作教室などが楽しめる。2011年2月13日、同店は閉店となり11年6ヶ月の歴史に幕を閉じた。
- 2号店は西武池袋線「ひばりヶ丘」駅前のパルコ内4Fにあった。(2002年5月閉店)
- 3号店は「TOKYO BAY 船橋ららぽーと」内にある。
- 4号店は2011年3月4日 千葉県 流山市「おおたかの森」近郊にオープン。
- 5号店は2011年4月 埼玉県 越谷市「越谷レイクタウン」にオープン。
[編集] 独立店舗以外のシルバニア森のキッチン
- 静岡県 裾野市 ぐりんぱ(シルバニアビレッジ)内の「シルバニア森のキッチン」(2004年7月オープン)
- 福岡県 福岡市 かしいかえん(シルバニアガーデン)内の「シルバニア森のキッチン」(2009年3月オープン)
※かしいかえん内の「シルバニア森のキッチン」の運営・経営は(株)西鉄レストランで、メニュー監修が(株)エポック社である。
[編集] 過去イベント時のシルバニア森のキッチン
- シルバニアファミリーの夏休み(2002年、品川プリンスホテル)「シルバニア森のキッチン」
※レストラン運営は品川プリンスホテル(プリンスホテルグループ)、メニュー監修が(株)エポック社だった。
[編集] シルバニアビレッジ
2004年7月より富士急行の運営する遊園地「ぐりんぱ」(静岡県裾野市)内に設置されたシルバニアファミリーのテーマパーク。1/1スケールの(着ぐるみの)ウサギファミリー等が見られ、体験教室などのイベントが催されている。
[編集] シルバニアガーデン
2009年3月より西日本鉄道の運営する遊園地「かしいかえん」(福岡県福岡市東区)内に設置されたシルバニアファミリーのテーマパーク。随時キャラクター(着ぐるみ)のショーが行われる。
[編集] 類似商品
シルバニアファミリーの人気を受け、タカラは類似商品の「3年2組のなかまたち」を発売した。擬人化した動物のドールハウスという点は共通しているが、設定を都会の街とし、シルバニアファミリーとは対照的な世界観を築くことで差別化を図った。
さらに1986年、東映動画はシルバニアファミリーと良く似た世界観を持つアニメ『メイプルタウン物語』を制作し、バンダイはそのキャラクターを使用したドールハウスを「メイプルフレンド」のシリーズ名で発売した。
しかしいずれもシェアを崩す事はできず、3年2組のなかまたちは数年で、メイプルフレンドもアニメの放送終了とともに製造を終えている。 また、バンダイは2002年9月からサンリオのライセンスを得てハローキティのドールハウス(リトルベリーコレクション)を発売したが、こちらも2004年には販売を終了している。
[編集] その他関連事項
- シルバニアファミリープレミアクラブ - シルバニアファミリーの公式ファンクラブ。入会すると年に数度、新製品情報や会員限定セール情報などが掲載された会誌が送られる。
- シルバニアの別荘 - 富士急行が十里木高原別荘地内に建築したログハウス。『赤い屋根の大きなお家』および『緑の丘のすてきなお家』を模した外観をしている。
- シルバニアのお家 - 川中島建設(長野市)がエポック社と提携し、シルバニアファミリーが住む家をモデルにした住宅を提案している。[2]
[編集] 脚注
- ^ 「人形『シルバニアファミリー』 エポックがアニメ化 伊藤忠などとDVD発売」『日本経済新聞』2007年1月19日付朝刊、13面。
- ^ 「川中島建設――シルバニアの家、「おもちゃの家」住宅に(これで稼ぐ最前線)」『日本経済新聞(長野版地方経済面)』2007年1月30日付