法学部

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(ほうがくぶ)は法学(法律学)および政治学などを専門とする学部である。

日本においては歴史的な背景から政治学が法学部で研究・教授されることが多い。東京大学法学部のホームページでは法学と政治学の関係について以下のように説明がある。「法学部では、法学だけでなく、それと政治学とが対をなすものとして研究され、教育されています。それは、近代社会においては、法と政治は、ともに不可欠であるだけでなく、政治が法を定め、実現し、そして、法が政治を形づくり、導くという意味で、両者は、相互に支えあう関係にあって、分かちがたく結びついているからです。」[1]卒業すると一般的に学士(法学)または学士(政治学)の学位が授与される。

概要[編集]

法学部の歴史は古く、ボローニャ大学を始めとする中世ヨーロッパの大学(中世大学)にまで遡る。日本では、大学制度が発足した当時から設置された代表的な学部の一つであり、学位制度の成立とともに法学士称号が授与されるようになった。1886年に発足した帝国大学がドイツとオーストリアの大学制度を参考にしたことから法学部では法学と政治学を研究・教授するようになった。[2]近年、学士号が称号から学位に昇格したのに伴って、授与する学位は学科名に合わせて、法学科や法律学科などでは学士(法学)、政治学科では学士(政治学)、行政学科等では学士(行政学)といったような名称で授与されるようになった。近年の学位名称は学科の種類や名称の多様化に伴い、少しずつ種類も増加しつつある。卒業論文を必修科目としない大学が多いことが法学部の特色の一つである。

日本では、法曹になるための司法試験に合格することが難しいこともあり、諸外国(ドイツ・イギリス等)に比べ、法学部を卒業しても法曹資格を有しないまま一般社会で活躍する者が多く、法学部卒業生は公務員や民間企業など幅広い分野で活躍している。また、昔から公務員試験資格試験に強いと言われてきた。司法試験を受験する学生の中には新司法試験が導入されるまでは司法試験合格のために大学に通いながら、司法試験受験予備校にも通うダブルスクールを行う学生が存在した。ただし、最近では新司法試験が導入され、学部生でも受験可能な旧司法試験の終了に伴い、法科大学院入試のためにダブルスクールをおこなう者もいる。

カリキュラム[編集]

法学専門科目一覧[編集]

演習[編集]

卒業論文[編集]

大学院[編集]

法学部を設立母体とする大学院としては、法科大学院専門職大学院)、公共政策大学院法学研究科政治学研究科などがある。

法学部を持つ日本の大学[編集]

日本の大学における法学教育は、明治期の法律学校を基盤として発展したものが多く、法律学校がその後大学に発展した例も多い。いわゆる伝統校から新設校まで各大学における看板学部の一つとなっている大学も多い。

日本最古の法律学校は、「司法省法学校」(現・東京大学法学部)であり、欧米留学からの帰国者、司法省法学校の出身者・関係者を中心として私立の法律学校が複数設立された。法典論争後、有力な私立法律学校は専門学校令による専門学校を経て、大正期に大学令による大学へと発展した。

国立[編集]

※「法学部」の名称を有する学部を設置しており、法科大学院を設置している大学。

※かつて法科大学院を設置していたことのある、「法学部」の名称を有する学部を設置している大学。

※法学を主として専攻できる課程を持ち、法科大学院を設置している大学。

※かつて法科大学院を設置していたことのある、法律・政治学を専攻できる課程を持つ大学。

※法律・政治学を専攻できるその他の大学(16大学)。

公立[編集]

※「法学部」という名称を有する学部を設置している大学(3大学)。

私立[編集]

※「法学部」という名称を有する学部を設置している大学(77大学)。

※以下は「法学部」以外の法学系学部を設置している大学。

※以下は「法律学科」以外の法学系学科を設置している大学。

  • 拓殖大学 - 政経学部法律政治学科 - 「学士(法律政治学)」の学位が授与される。

※以下は「法学部」を設置構想中の大学

法科大学院を持つ日本の大学[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 法学部のご紹介”. 東京大学. 2022年1月24日閲覧。
  2. ^ 『政治学をつかむ』有斐閣、2011年、24-30頁。 
  3. ^ 2023年4月 法学部 誕生(仮称・設置構想中)”. nyushi.otemon.ac.jp. 2022年1月25日閲覧。

関連項目[編集]