世界大森級王座

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世界大森級王座
詳細
現王者 高尾蒼馬
管理団体 DDTプロレスリング
創立 2006年
統計
初代王者 THE MAC
最長保持者 男色ディーノ(1939日)
最短所持者 タノムサク鳥羽(22日)

世界大森級王座(せかいおおもりきゅうおうざ)は、DDTプロレスリングが管理、認定している王座。

歴史[編集]

2006年大森夢フェア認定世界大森級王座を創設。5月13日、大森夢フェアでDDTプロレスリングが開催した「大森お祭りプロレス」大森駅東口駅前広場大会で行われた初代王座決定バトルロイヤルに勝利したTHE MACが初代王者になった。

タイトルマッチは原則として大森駅東口駅前広場で年1回開催している「大森お祭りプロレス」で行われているが、2007年及び大森夢フェアの休止期間である2008年2009年についてはDDTの通常興行でもタイトルマッチが行われていた[1][2][注 1]

2009年8月23日、DDT両国国技館大会「両国ピーターパン〜大人になんてなれないよ〜」で王者の男色ディーノ、挑戦者のマサ高梨による大森夢フェア認定世界大森級王座を含む9冠王座統一戦が行われてディーノが勝利して9冠王者になった[2]。その後、世界大森級王座と同じく9冠王座に含まれていたDDT EXTREME級王座については、それぞれ単独でのタイトルマッチが行われている[注 2][注 3]

2010年10月16日、大森駅東口駅前広場で開催されたUTANフェスタで「大森お祭りプロレス」が再開されて王座名を世界大森級王座に変更。

トピック[編集]

  • チャンピオンベルトは手作りのものが使用されている[3]
  • 大森駅東口駅前広場でタイトルマッチが行われる際、試合前にイベント参加歌手による国歌斉唱及びタイトルマッチ宣言が行われている[4]
  • 2011年から2018年、UTANフェスタで次期挑戦者決定バトルロイヤルが行われていた。

歴代王者[編集]

歴代 選手 戴冠回数 防衛回数 獲得日付 獲得場所
(対戦相手・その他)
初代 THE MAC 1 0 2006年5月13日 大森駅東口駅前広場
大鷲透、猪熊裕介、男色ディーノマッスル坂井中澤マイケルによるバトルロイヤル
返上
第2代 タノムサク鳥羽 1 0 2007年5月12日 大森駅東口駅前広場
猪熊裕介、大家健ゴージャス松野マンゴー福蛇アントーニオ"ザ・ドラゴン"本多星誕期メカマミーメカマミーLiteキング・アラモアナによるバトルロイヤル
第3代 柿本大地 1 1 2007年6月3日 新木場1stRING
返上
第4代 男色ディーノ 1 5 2009年6月28日 後楽園ホール
アントーニオ本多、中澤マイケル、美月凛音による4WAYマッチ
第5代 グルクンマスク 1 0 2014年10月19日 大森駅東口駅前広場
第6代 大石真翔 1 1 2015年10月18日 大森駅東口駅前広場
第7代 1 1 2017年10月15日 大森駅東口駅前広場
第8代 高尾蒼馬 1 1 2022年11月27日 大森駅東口駅前広場

次期挑戦者決定バトルロイヤル[編集]

試合年月日 勝利選手 敗北選手
2011年10月16日 タノムサク鳥羽 MIKAMI大石真翔DJニラマサ高梨松永智充
2012年10月14日 星誕期 高木三四郎飯伏幸太アントーニオ本多中澤マイケル遠藤哲哉
2013年10月27日 グルクンマスク MIKAMI、KUDO、中澤マイケル、坂口征夫、ジ・ウータン
2014年10月19日 大石真翔 高木三四郎、MIKAMI、KUDO、中澤マイケル、松永智充、高尾蒼馬
2015年10月18日 諸橋晴也 大鷲透、アントーニオ本多、伊橋剛太平田一喜、遠藤哲哉、岩崎孝樹樋口和貞レディビアード
2016年10月16日 高木三四郎、ヤス・ウラノマッド・ポーリー、松永智充、チェリーワンチューロ
2017年10月15日 アントーニオ本多 大鷲透、男色ディーノ彰人、岩崎孝樹、ディエゴ
2018年10月14日 高梨将弘[注 4] 葛西純HARASHIMA、マッド・ポーリー、平田一喜、赤井沙希、マイケル・ウルフ

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ UTANフェスタとしての再開後、2019年大森駅東口駅前広場のリニューアル工事)、2020年2021年コロナ禍による開催見送り)にUTANフェスタの休止期間があったものの、この間はタイトルマッチの実施実績はない。
  2. ^ 残りの7つの王座は梅村パソコン塾認定コピー&ペースト級王座、世界ミッドブレス級王座、JET世界ジェット級王座、GAY世界アナル級王座、大中華統一四川流無差別級王座、DJニラ認定世界および史上最強級王座、DJニラ認定世界および史上最高級王座。残りの7つの王座については9冠王座統一戦以降、タイトルマッチは行われていない。
  3. ^ 時系列的には王者の柿本大地が頸椎を負傷で長期欠場、大森夢フェアの中断で休眠中となっていた大森夢フェア認定世界大森級王座を、2009年8月23日DDTプロレスリング両国国技館大会「両国ピーターパン〜大人になんてなれないよ〜」で8冠王座統一戦(後に9冠王座統一戦)を行うために利用して、2010年10月16日のUTANフェスタて世界大森級王座として復活したという流れになる。
  4. ^ 高梨将弘シンガポール遠征で2022年のUTANフェスタへの参戦が不可能になったため、高尾蒼馬に挑戦権を譲渡された[5]

出典[編集]

  1. ^ 6/3 DDT KING of DDT 2007”. 週刊プロレスmobileプレミアム (2007年6月3日). 2023年10月31日閲覧。
  2. ^ a b 8/23 DDT 両国ピーターパン〜大人になんてなれないよ〜”. 週刊プロレスmobileプレミアム (2009年8月23日). 2023年10月31日閲覧。
  3. ^ 『DDT公式ファンブック THIS IS DDT』双葉社、2015年8月22日。ISBN 978-4575455526 
  4. ^ DDT 10.19大森大会 8回目となるUTANフェスタ大会でディーノの大森級王座にグルクンマスクが挑戦!彰人vsアントンのEXTREME級前哨戦”. バトル・ニュース (2014年10月19日). 2023年10月30日閲覧。
  5. ^ 11月27日大森大会一部カード決定/"力道山三世"力が4年越しの大森級タイトルマッチ、挑戦者は地元大田区出身の高尾!”. DDTプロレスリング公式 (2022年11月5日). 2023年10月30日閲覧。

外部リンク[編集]