バトルフィールドV

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
バトルフィールドV
Battlefield V
Battlefield v official logo.png
ジャンル FPS
対応機種 Microsoft Windows
PlayStation 4
Xbox One
開発元 EA DICE
運営元 エレクトロニック・アーツ
販売元 エレクトロニック・アーツ
デザイナー ダニエル・ベルリン
ナタリー・エック
ロス・ダービル
音楽 ヨハン・セデルクヴィスト
シリーズ バトルフィールドシリーズ
人数 [キャンペーンモード]1人
[オンラインモード]2-64人
メディア [PS4]BD-ROM
[XBOne]BD-ROM
[Windows]ダウンロード販売
運営開始日 [通常版]2018年11月20日
[デラックスエディション]2018年11月15日
使用ブロック数 多数
利用料金 有料
対象年齢 ESRBM(17歳以上)
PEGI18
USK16(16歳未満提供禁止)
CEROD(17才以上対象)
GRAC:18
コンテンツ
アイコン
[ESRB]Blood,Strong Language,Violence
ダウンロード
コンテンツ
あり
エンジン Frostbite
解像度 1080p
テンプレートを表示

バトルフィールドV』(バトルフィールドファイブ、英:Battlefield V)は、エレクトロニック・アーツより2018年11月20日に世界同時発売されたコンピュータゲームソフト。略称は『BFV』『BF5』。対応プラットフォームはPlayStation 4Xbox OneMicrosoft Windows

バトルフィールドシリーズとしては通算13作目となり、第二次世界大戦を題材にした1人称視点のシューティングゲーム(FPS)[1][2]

概要[編集]

2008年に発売された『バトルフィールド1943』以来10年ぶりに第二次世界大戦を題材にした作品になる。10年間でゲーム技術が更に進歩し、新たな描画エンジンが使用可能になったことで、原点である第二次世界大戦を題材にしたらどうなるだろうか?というところが、起点になった[3][4]。また、従来のバトルフィールドシリーズでは描かれなかった場面も登場する[4]

前作までは『バトルフィールド3』、『バトルフィールド4』、『バトルフィールド1』などアラビア数字だったのに対し、本作ではローマ数字の『バトルフィールドV』と表記する。これは第二次大戦時にウィンストン・チャーチルの演説で普及した「V for Victory」キャンペーンに由来する。タイトルの「V」は「ファイブ」と読み、公式チャンネルやTwitterなどで「5」と表記される場合もある。

当初は2018年10月19日に配信される予定であったが、コアとなるゲームプレイにいくつかの最終調整を行うためとして11月20日に延期された[5]

シングルプレイ[編集]

キャンペーン[編集]

前作『バトルフィールド1』と同様に、「大戦の書(War Story)」と呼ばれるエピソード構成が導入されている[4][6]。プロローグを含む4つのストーリーが発売時からプレイすることができ、本作で導入された無料DLCであるタイド・オブ・ウォーにより、ストーリーが追加される。ストーリー「最後の虎」は、2018年12月5日に配信された。なお、冒頭にバトルフィールド1の「鋼鉄の雨」の最後のシーンが流れたことやこれを模した銅像がムービーに登場することから、ストーリー上はバトルフィールド1とのつながりがあると思われる。

プロローグ(Prologue)
旗なき戦い(Under No Flag)
強盗で収監されたビリー・ブリジャーは、特殊舟艇部隊への配属を部隊長のメイスンに持ち掛けられ、釈放を条件にドイツ軍航空機の爆破任務に参加する。
北極光(Nordlys)
1942年のノルスク・ハイドロ重水工場破壊工作に従事したレジスタンスの親子をめぐる物語。
ティライユール(Tirailleur)
モロッコからの志願兵としてディーム・シセは、ティライユール(歩兵隊)に配属される。植民地からの参戦は冷遇されるが、フランス軍が制圧に失敗した拠点の奪取に成功する。部隊はその勢いでドイツの駐屯基地に攻め入るが……。
最後の虎(The Last Tiger)
1945年、終戦間近のラインラントティーガーIの車長として戦う物語。

登場人物[編集]

ビリー・ブリジャー(Billy Bridger)
「旗なき戦い」の主人公。特殊舟艇部隊に徴集された犯罪者。
ソルヴェーグ・フィア・ビヨルンスタッド(Solveig Fia Bjørnstad)
「北極光」の主人公。レジスタンスに所属する少女。
ディーム・シセ(Deme Cisse)
「ティライユール」の主人公。フランス植民地兵部隊に所属する兵士。
ペーター・マチアス・ミューラー(Peter Mathias Müller)
「最後の虎」の主人公。ティーガーI重戦車・237号車の車長。

マルチプレイ[編集]

前作からの変更点と新システム[編集]

  • 消耗戦システムの導入
    前作までのバトルフィールドシリーズと異なり、個人の弾薬の所持がかなり制限された。

出撃時には携帯できる全ての量の弾薬を携帯せず敵や味方兵士の死体や弾薬補給所などで補給する。またビークルの弾薬も前作までのシステムを一掃し、所持数を有限とした。

  • ゲームモード「グランド・オペレーション」の追加
    前作『BF1』に登場したゲームモード「オペレーション」を大規模に発展させた新たなゲームモード[7]。1ラウンドを1日とし、最大4日間の作戦日に渡って各ラウンドを異なるルールで対戦する。専用のゲームモードである「エアボーン」「ファイナルスタンド」、また、「ブレークスルー」(『BF1』の「オペレーション」)や拠点が全て占領された状態で始まる「コンクエスト」(これまでの作品でいう「コンクエストアサルト」)を含む。
  • スポットシステムの仕様変更
    従来のスポットシステムでは、スポットされた敵の位置表示が画面上やマップで確認でき、味方との共有が容易であった。今作では、スポットするためのボタン連打が不可能となり、任意の場所にピンを表示することで、敵の最後の居場所を同じ分隊員にのみ共有することができる[7][8]。これまでのようなスポットは、敵に制圧効果を与えることや、特定の兵科でガジェットを使用することなどにより可能となる。
  • 兵科を問わない分隊内蘇生
    前作までは回復専門の兵科が、専用ガジェットを持ってアクションを起こすことで蘇生出来たが今作では同じ分隊内ならば兵科を問わず蘇生が可能。また、看護兵も専用ガジェット必要無くなり、蘇生対象に向けてアクションを起こせば簡単に蘇生出来る。
  • 「フォーティフィケーション」システムの導入
    本作で初めて導入されたシステムであり、土嚢を積んで遮蔽物を構築したり、固定機関銃やバリケード鉄条網によって敵の進軍を妨げたりすることができる[4][7]。これまでの作品では、マップ上のあらゆるオブジェクトが破壊されるばかりで、ゲームが長期化すると隠れる場所や遮蔽物が少なくなることが問題となっていた[9]。しかし、新たにオブジェクトを設置することにより、様々な形の防衛戦を構築でき、進軍の際には固定観念にとらわれない対策・発想が必要となる。
  • 支援要請システムの導入
    分隊長のみが行えるアクションであり、分隊員がキルを取ったり、拠点の攻撃や防衛などと言った分隊行動をすることによって貯まる分隊ポイントを消費し、物資が補給できるサプライドロップのほか、方面支援砲撃や戦車、ロケット(JB-2ロケットV-1ロケット)など、様々な支援を要請できる。
  • 「中隊」システムの導入
    銃火器やビークルのスキンだけでなく、キャラクターの性別や顔、服装がカスタマイズできる[4][7][9]。カスタマイズするためのアイテムは、ゲーム内通貨の消費や任務を達成することで入手できる。また、前作『BF1』で廃止となった武器などの性能面でのカスタマイズについては、「専門技能」として選択できるようになった。各武器にツリーが設定されており、ランク到達やゲーム内通貨の消費によってリロード速度の向上や反動抑制など、性能のアップグレードが望める。
  • 「コンバットロール」システムの導入
    各兵科ごとに特徴を持ったコンバットロールがいくつか付与され、プレイヤーはプレイ時に自分のプレイスタイルに応じてコンバットロールを選択出来るようになった。
  • プレミアムパス・拡張パックの廃止
    後述のダウンロードコンテンツを参照

兵科[編集]

本作に登場する兵科は、突撃兵、衛生兵、援護兵、斥候兵の4つ。基本的には『BF1』と同じ兵科が用意されている[7]

突撃兵(Assault)
主な武装はアサルトライフルまたはセミオートライフル。また対戦車結束手榴弾やPIATなどの対戦車兵器を携帯できるのでほかの兵科では太刀打ち出来ない戦車などに対抗できる。対人にもグレネードランチャーや吸着爆弾などで有利に立てる。
衛生兵(Medic)
主な武装はサブマシンガン。前述の通り、本作では兵科を問わず分隊員を蘇生できるが、注射器を使用することで他の兵科よりも早く蘇生できる[7]。ガジェットには医療キットとスモークグレネードランチャーが含まれる。医療キットには味方か自分の体力を回復させることが出来る。スモークは危険区域で倒れた味方の蘇生や敵の射撃の妨害などに有効。
援護兵(Support)
主な武装は軽機関銃や中機関銃、ショットガン。ガジェットには弾薬、対戦車榴弾ピストルや対戦車地雷がある。弾薬袋または箱は味方に弾薬を配らことができる。対戦車榴弾ピストルと地雷は車両に効果的。
前述のフォーティフィケーションシステムについて、兵科共通ガジェット「ツールボックス」を使用して、オブジェクトを構築できるが、援護兵で使用した場合は他の兵科よりも早く構築できる。また、援護兵のみでしか構築できないオブジェクトも存在する[7]
斥候兵(Recon)
主な武装はボルトアクションライフルまたは自動式ライフル。ガジェットにはフレアやスコープ、対人地雷。フレアやスコープは敵のスポットをし、味方を有利にさせる。対人地雷は単体の威力は低いが、敵にダメージを与える。また侵入の探知にも有効。

銃火器[編集]

各兵科限定武器
アサルトライフル セミオートライフル サブマシンガン 軽機関銃(LMG) 中機関銃(MMG) ショットガン ボルトアクションライフル 自動式ライフル 対物ライフル カービン 手榴弾
Sturmgewehr 1-5 Gewehr 43 STEN KE7 MG 34 12g Automatic Lee-Enfield No.4 Mk I Model 8 Boys AT Rifle P08 Carbine 破片手榴弾
M1907 SF M1A1 Carbine Suomi KP/-31 Bren Gun MG 42 M30 Drilling Gewehr M95/30 ZH-29 Panzerbüchse 39 焼夷手榴弾
StG 44 Turner SMLE MP40 Lewis Gun VGO M1897 Krag-Jørgensen RSC 対戦車結束爆弾
Ribeyrolles 1918 Selbstlader 1916 MP28 FG-42 M1922 MG Kar98k Selbstlader 1906 発煙弾
Breda M1935 PG Gewehr 1-5 EMP LS/26 S2-200 Commando Carbine 衝撃手榴弾
Ag m/42 MP34 Chauchat M28 con Tromboncino 吸着手榴弾
MAS 44 M1928A1 ROSS RIFLE MK III スローイングナイフ
Karabin 1938M ZK-383
MAB 38
各兵科共通武器
ハンドガン 格闘武器
P38 Pistol スカウトナイフM1916
Ruby 手斧
M1911 棍棒
P08 Pistol スコップ
Repetierpistole M1912 つるはし
Mk VI Revolver ククリ刀
Liberator イギリス軍ジャックナイフ
ソルヴェーグのナイフ
クップクップ
クリケットバット
MKIII(S)エリートコンバットダガー
各兵科限定ガシェット

兵器[編集]

兵器は枢軸軍と連合軍の2つの陣営で異なるが基本的な性能は同じ。

戦車
戦車は軽戦車、重戦車の2つ。他にも分隊長の支援で要請できるものもある。一度に出撃できる数は限られている。
航空機
2つに分かれており、制空向けの戦闘機、対歩兵向けの爆撃機がある。また、同時出撃数が限られている。
固定ビークル
マップ中に配置されている兵器。陣営関係なく誰でも利用でき、援護兵のツールボックスや輸送車による牽引で設置できるものもあり、自分が置きたい場所に固定ビークルを設置することができるようになった。

連合軍[編集]

戦車
航空機

枢軸軍[編集]

戦車
航空機

輸送車両[編集]

各拠点や自軍拠点にあり、陣営関係なく利用可能。武装がないものもあるが敵歩兵と接触するとロードキルとなる。

マルチプレイヤー[編集]

コンクエスト
『バトルフィールド』シリーズに共通して収録されているゲームモード。2つの陣営に分かれ、複数ある拠点を確保することが目的。相手チームよりも多くの拠点を制圧していると相手チームのチケットが減少し、最終的にチケットが0になったチームが敗北となる。チケットは敵をキルすることでも減少させることができる。最大64人(32対32)で対戦可能。前作『BF1』ではチケットが増加するシステムが採用され、一定数に届いたチームが勝利となっていたが、本作で再びチケットが減少する仕様に戻った。
チームデスマッチ
『バトルフィールド』シリーズに共通して収録されているゲームモード。2チームに分かれ、マップの一部分を切り取った小マップで行われる。敵に倒されるとチームのチケットが減るが、蘇生することによってそれを阻止することができる。先に相手のチケットを0にするか、制限時間が終わった時により多くのチケットが残ってていた方の勝利となる。
ドミネーション
主に三つの拠点を巡って争う。コンクエストでは兵士の死亡もチケット減少に関わっていたがドミネーションではフラッグ制圧においてのみチケットが減少する。
フロントライン
後述のブレークスルーに似たゲームモード。攻撃側と防衛側の2つで争い、各チェックポイントを爆弾を使って破壊もしくは破壊されないように防衛する。
グランド・オペレーション
前述の前作からの変更点と新システムを参照。
エアボーン
主にグランド・オペレーション1日目に行われる。攻撃側と防衛側に分かれ、攻撃側はまず輸送機から降下し、マップに落ちている爆弾を拾い、火砲へ設置し、爆破することが目的。全ての火砲を爆破したら勝利となる。防衛側は攻撃側の進軍を防ぎ、敵を倒しチケットを0にすれば勝利。また、攻撃側の輸送機は対空砲などで破壊することができる。ちなみに火砲も撃つことができる。
ファイナルスタンド
グランドオペレーション4日目においてそれまでの3日で決着がつかなかったときのみ行われる。リスポーン不可能なモードでマップを少しずつ縮小させていき、どちらかのチームが全滅するまで戦うというバトル・ロワイアルに似たゲームモード。
ブレークスルー
攻撃側と防衛側の2つの陣営により争う。攻撃側は限られた出撃回数内に敵の本拠地まで到達して爆弾を仕掛け、破壊することが目的。防衛側は相手の出撃回数を0にするか制限時間が0になったときに拠点が無事だと勝利となる。攻撃側が防衛側の複数あるチェックポイントに到達すると出撃回数が一定数回復する。
ラッシュ
分隊コンクエスト
通常のコンクエストよりも小規模マップと少ない人数で争う、ドミネーションのようなコンクエスト。
ファイアストーム
今作初めてバトルフィールドシリーズに導入されたバトル・ロワイアルシステム。ソロ、スクアッドの2つのモードをプレイでき、兵士はマップ上で武器を探し最後まで生き残る。他のバトル・ロワイアルゲームとことなるのはビークルの存在。格納庫の内部にあったり支援要請を利用してビークルを使うことができるが弾薬と燃料は制限されている。

練習モード[編集]

練習場(Practice Range)

上記のHamadaマップを縮小した演習場。オープンレンジによる射撃訓練や飛行機、戦車などのビークル操作の練習、ガジェット訓練のほか、ミニゲーム形式の射撃訓練も複数存在する。

協力プレイモード (Co-op)[編集]

コンバインド・アームズ(Combined Arms)

マップ[編集]

基本マップ[編集]

Twisted Steel(捩れた鋼鉄)
フランスの冠水湿地帯を貫くのはバトルフィールド・シリーズ過去最大の建造物 - 巨大にして傷ついた姿を晒す鋼鉄製の橋。 マップ名の由来ともなったTwisted Steel(捩れた鋼鉄)。このマップは歴史的なイベントを直にモチーフにしてはいないが、1940年ベルギーフランスの国境地帯、エスコー川の防衛線を強く意識している。[10]
Arras(アラス)
ArrasはTwisted Steelと共に、イギリス軍のヨーロッパ大陸撤退へとつながるフランスの陥落を描いた、第二次世界大戦西部戦線のマップの1つ。このマップは1940年5月にアラスの町周辺で起きた戦いをモチーフとする。その戦いでは連合軍英仏海峡方面へと進撃するドイツ軍に反撃を仕掛けた。[11]
Rotterdam(ロッテルダム)
Rotterdamマップのモチーフとなったのは、大きく取り上げられることの少ない1940年5月に起きた第二次世界大戦での戦い。ドイツ軍オランダの都市ロッテルダムへと侵攻するが、オランダ軍の激しい抵抗を受けることになった。[12]
Devastation(荒廃)
このマップはドイツ軍による電撃的侵攻を受けた後のロッテルダムをモチーフにしている。Rotterdamでは、繁栄していた大都市が侵攻に晒される姿を描いているが、Devastationでは同じロッテルダムのほど近い地区を舞台に、容赦ない空爆により廃墟と化した大都市が描かれている。[13]
Hamada
Hamadaは北アフリカを舞台にした「Battlefield V」のマップ2つの内の1つ。リビアエジプト間の戦略的地点をモチーフにしている。この地域では、1941年から1942年にかけて連合軍枢軸軍の間で戦局を変える複数の戦闘行われた。[14]
Aerodrome(小飛行場)
Aerodromeでは、1942年~1943年のリビア砂漠におけるドイツ軍の施設や補給線、飛行場に対するイギリス軍の一連の攻撃が大まかなモチーフとなっている。「砂漠の狐」ことエルヴィン・ロンメルに率いられたドイツ軍リビアで西へと撤退を余儀なくされ、その後の攻撃を通して降伏することになる。[15]
Narvik(ナルヴィク)
1940年の春から夏に行われたノルウェーの戦いをモチーフにした2つのマップのうちの1つ。港湾都市ナルヴィクと周囲の山地が舞台となる。地理的にも重要な町と、町の鉄道で輸送されていた重要戦略物資の鉄鉱石をめぐり、連合軍と枢軸軍の兵士が争いを繰り広げる。[16]
Fjell 652
1940年ノルウェー侵攻をモチーフにした2つめのマップ。Fjell 652(Fjellはノルウェー語で「山」)では港町ナルヴィクを囲む極寒の過酷な山地に枢軸軍が撤退する中での戦いを描く。この知られざる第二次世界大戦の戦場で、プレイヤーは連合軍として険しい山々へと進軍するか、枢軸軍として敵を迎え撃つかのいずれかの戦いを体験することになる。[17]

追加マップ[編集]

Panzerstorm(パンツァーストーム)
Panzerstormは第二次世界大戦開戦の翌年、ベルギーで起きた「アニューの戦い」を大まかになぞらえている。ドイツ軍は小さな町を襲い、イギリス軍の防衛線へと突入した。いまや美しかった風景には戦車の残骸が散らばり、さらなる戦いが始まろうとしている。[18]
mercury(マーキュリー)
mercuryは、1941年5月20日から6月1日にかけて行われたクレタ島の戦い[19]がモチーフである。実話と同様でドイツ側が航空機の湧き数が多く、イギリス側は戦車が多い。

ダウンロードコンテンツ[編集]

前作まで存在した様々な特典を受けることができるプレミアムパスや拡張パックが本作では廃止され、タイド・オブ・ウォー(Tides of War)として、全プレイヤーに対して無料のアップデートおよび、コンテンツ拡充が行われる[4]。配信は数ヵ月ごとに行われ、テーマに基づいた新たな装備やスキンだけでなく、ゲームモードやマップなどの追加も含まれる[20][21]

  • チャプター1:序曲(OVERTURE)
  • チャプター2:電撃の洗礼(LIGHTNING STRIKES)
  • チャプター3:炎の試練(TRIAL BY FIRE)

作品への評価・反応[編集]

武器バランスに差はあるもののそこまで不公平と感じない。画質がよく本当に戦場に居るかのような体験ができる。シングルプレイもストーリー性がありやりごたえがある。が、無限ロードやマップの少なさには多くのユーザーから不満が出ている。

プレリリース[編集]

製品版発売前に公開された予告トレイラーに対し、バトルフィールドシリーズのファンからは、歴史的な正確さと信憑性の欠如から多くの反対の声が上がった。特定の武器や補装具ボディアートの使用など、その時代では非常に珍しく、異様なものであるとして苦情が寄せられた[22]。また、ゲーム内の女性の描写、特に、前線の戦闘に参加せず、主に脇役に追いやられていたイギリスの女性の登場に、一部のファンは不満を感じていた[23]。評論家たちは、イギリスの女性が最前線にいることは滅多にないと認めながらも、第二次世界大戦中、複数の国から女性兵士が戦闘に参加した事実を強調した。同時に、バトルフィールドシリーズのこれまでの作品も、完全なる現実的な戦争の描写とは見なされないとした。また、反対の原因が歴史的な正確さに対する心配よりもむしろ、ミソジニーによるものであると示唆した[24][25][26][27][28]

これらの反対の声に応える形で、エグゼクティブ・プロデューサーであるAleksander Grøndalは自身のTwitterにおいて、制作チームは「現実性よりも楽しさを大切にしている」と発言[29][30]。DICEのゼネラルマネージャーであるOskar GabrielsonもTwitterにおいて、「プレイヤーの選択の自由と女性のプレイアブルキャラクターは残す」「スタジオとしての私たちの義務は、包括的で多様的なゲームを作るために、私たちができることすべてを尽くすこと。私たちは常に限界を押し広げ、予期しない経験を提供するよう努めた。」とした[31][32]。EAのチーフ・クリエイティブ・オフィサー(CCO)Patrick Söderlundは、ゲームスペースの多様化への非難に開発者は興味が無いと述べた。その上で、「それを理解できない人たちには2つの選択肢がある。それを受け入れるか、ゲームを購入しないかのどちらかだ。」「どちらを選択しても構わない」と発言。開発チーム自身が『BFV』への女性の登場を強く求めたと続けた[33]

9月、製品版の配信が1ヶ月遅れることが発表された後の公式配信において、DICEは、キャラクターカスタマイズをダイヤルバックし、「ゲームの信頼性を高める」計画をしていることが明らかになった[34][35]

海外メディアの評価[編集]

レビューアグリゲータのMetacriticによると『BFV』は、PCとXbox Oneのバージョンで"Generally favorable reviews"(5段階の上から2番目、それぞれ82点と80点)、PlayStation 4バージョンでは"Mixed or average reviews"(5段階の3番目、74点)の評価を受けた[36][37][38][39]

Game Informer(アメリカの月刊ビデオゲーム雑誌)では評価を8/10とし、「最終的な評価は、今後リリースされる協力プレイモードのコンバインド・アームズ、バトルロワイヤルモードであるファイアストームの成功と失敗、そして、DICEが継続的に魅力的なコンテンツを提供できるかどうかによって決まる」としている[40]。GamesRadar+では3.5/5の星を付け、ゲームプレイを称賛しながらも、オンラインのマルチプレイヤーを批判しながら「第一次世界大戦を扱った前作ほど劇的な変化ではなく、また、本作の熟慮された設計は、模擬的なサンドボックスとしての強みを際立たせている」としている[41]

脚注[編集]

  1. ^ 『バトルフィールド5』10月19日発売! 舞台は第二次世界大戦に”. ファミ通.com (2018年5月24日). 2019年1月31日閲覧。
  2. ^ 「バトルフィールドV」プレイレポート。第二次世界大戦を映画のような臨場感で体験できる”. 4Gamer.net (2018年11月20日). 2019年1月31日閲覧。
  3. ^ 「Battlefield V」のデザインディレクターインタビュー。なぜ,第二次世界大戦に回帰したのかなど,いろいろな話を聞いた”. 4Gamer.net (2018年5月24日). 2019年2月3日閲覧。
  4. ^ a b c d e f 「バトルフィールド V」、10月19日発売へ!ルートボックスやプレミアムパスを廃止”. GAME Watch (2018年5月24日). 2019年2月3日閲覧。
  5. ^ 『バトルフィールドV』発売延期!新たな発売日は11月20日【UPDATE】”. Game*Spark (2018年8月30日). 2019年1月31日閲覧。
  6. ^ 『バトルフィールドV』シングルプレイヤーストーリー「大戦の書」の詳細が国内向けに公開!”. Game*Spark (2018年10月19日). 2019年1月31日閲覧。
  7. ^ a b c d e f g WW1からWW2へ!『バトルフィールドV』で追加された"V"つの新要素たち【特集】”. Game*Spark (2018年12月6日). 2019年1月31日閲覧。
  8. ^ 『バトルフィールド V』オープンベータを経て、厳しかった物資もフェアなバランスに緩和! 製品版プレイリポート&開発インタビュー”. ファミ通.com (2018年11月9日). 2019年1月31日閲覧。
  9. ^ a b 「バトルフィールドV」は,これまで見たことのない第二次世界大戦を描く。シニアプロデューサーにゲームの詳細をインタビュー”. 4Gamer.net (2018年6月23日). 2019年1月31日閲覧。
  10. ^ [1]2019年5月18日閲覧。
  11. ^ [2]2019年5月18日閲覧。
  12. ^ [3]2019年5月18日閲覧。
  13. ^ [4]2019年5月18日閲覧。
  14. ^ [5]2019年5月18日閲覧。
  15. ^ [6]2019年5月18日閲覧。
  16. ^ [7]2019年5月18日閲覧。
  17. ^ [8]2019年5月18日閲覧。
  18. ^ [9]2019年5月18日閲覧。
  19. ^ NAWA, Kotaro (2014). “A Cretan said ^|^quot;All the Cretans are liars^|^quot;”. Journal of Information Processing and Management 57 (3): 199–203. doi:10.1241/johokanri.57.199. ISSN 1347-1597. http://dx.doi.org/10.1241/johokanri.57.199. 
  20. ^ 「Battlefield V」,発売後のロードマップが公開。「コンバインドアームズ」や「ファイアストーム」を含むアップデートは2019年初頭”. 4Gamer.net (2018年10月25日). 2019年1月31日閲覧。
  21. ^ 『バトルフィールドV』「Tides of War」における発売以降のコンテンツ展開予定を発表!”. Game*Spark (2018年10月25日). 2019年1月31日閲覧。
  22. ^ This 'Battlefield 5' Reveal Trailer Has Me More Confused Than Hyped”. Forbes (2018年5月23日). 2018年5月25日閲覧。
  23. ^ ‘BATTLEFIELD V’ TRAILER SPARKS OUTRAGE, BUT DID WOMEN FIGHT IN WORLD WAR II?”. Newsweek (2018年5月24日). 2018年9月1日閲覧。
  24. ^ Oh No, There Are Women In Battlefield V”. Kotaku (2018年5月23日). 2018年5月25日閲覧。
  25. ^ Battlefield 5 has women in it. If that bothers you, please, piss off”. VG247 (2018年5月24日). 2018年8月30日閲覧。
  26. ^ Battlefield 5 Doubles Down on the Representation of Women in World War II”. USgamer (2018年5月23日). 2018年5月25日閲覧。
  27. ^ Battlefield V fans who failed history are mad that the game has women in it”. The Verge (2018年5月24日). 2018年5月25日閲覧。
  28. ^ World War 2’s legion of female snipers make a mockery of Battlefield 5 complaints”. The Sun (2018年5月24日). 2019年1月31日閲覧。
  29. ^ @Alekssg (2018年5月24日). "We will always put fun over authentic :)" (ツイート). Retrieved 2019年1月31日 – via Twitter.
  30. ^ 『バトルフィールド 5』プロデューサー、「DICEはリアリティよりも楽しさが大切だと常に考えている」”. IGN JAPAN (2018年5月25日). 2019年1月31日閲覧。
  31. ^ @ogabrielson (2018年5月26日). "We want Battlefield V to represent all those who were a part of the greatest drama in human history, and give players choice to choose and customize the characters they play with" (ツイート). Retrieved 2019年1月31日 – via Twitter.
  32. ^ 『バトルフィールド 5』開発者、女性のプレイアブルキャラクターを削除するつもりはない”. IGN JAPAN (2018年5月26日). 2019年1月31日閲覧。
  33. ^ EA on the backlash against women in Battlefield V: ‘Accept it or don’t buy the game’”. The Verge (2018年6月12日). 2019年1月31日閲覧。
  34. ^ Battlefield V Dialing Back “Crazy” Character Customization, Devs Promise “Authentic Gear””. Wccftech (2018年9月11日). 2019年1月31日閲覧。
  35. ^ DICE is “dialling back” Battlefield V’s character customisation”. PCGamesN (2018年9月14日). 2019年1月31日閲覧。
  36. ^ Battlefield V for PC Reviews”. Metacritic. 2018年11月17日閲覧。
  37. ^ Battlefield V for PlayStation 4 Reviews”. Metacritic. 2018年11月17日閲覧。
  38. ^ Battlefield V for Xbox One Reviews”. Metacritic. 2018年12月8日閲覧。
  39. ^ 海外レビューハイスコア『バトルフィールドV』”. Game*Spark (2018年11月19日). 2019年1月31日閲覧。
  40. ^ Battlefield V Review - Hedge Warfare”. Game Informer (2018年11月16日). 2018年11月25日閲覧。
  41. ^ BATTLEFIELD 5 REVIEW: “NOT AS DRASTIC A CHANGE UP AS ITS WW1 PREDECESSOR, NOR AS WILD OR WONDROUS””. GamesRadar+ (2018年11月8日). 2018年11月25日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]