オーストラリア等級審査委員会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

オーストラリア等級審査委員会(オーストラリアとうきゅうしんさいいんかい、Australian Classification Board)は、オーストラリア政府が設置している映像倫理審査機関。「有害情報からの青少年保護」を目的に、映画およびコンピュータゲームの倫理審査を実施している。略称・ACB

2006年までは隣国・ニュージーランドに在る組織と同じ「フィルム・文献分類管理局」(Office of Film and Literature ClassificationOFLC)の名称であった。

概要[編集]

オーストラリア・ニュージーランドの両国は商圏が共通しているため、レイティングの区切りに若干の差違はあるが、ACBのレイティングは個別に発禁指定を行う場合を除き、ニュージーランドのOFLCでも大半がそのまま反映される。

審査基準は日本のコンピュータエンターテインメントレーティング機構(CERO)などの倫理審査機関と比較しても非常に厳しく、特に『ポスタル』などのタイトルは一方、あるいは両方の国内での発売そのものが禁じられているほか、『Left 4 Dead 2』のように両国内での発売のために修正を余儀なくされたタイトルもある。

こうしたオーストラリア側の厳しい規制に対しては、ユーザーだけでなくゲームメーカーやゲーム関連の団体からも批判が続出したため、最近では規制を緩める動きが出ており、過激な暴力表現を含むタイトルが無修正で「MA15+」(15歳未満禁止)のレイティングを受ける事例が増加している。また、現行では映像のみの適用となっている「R18+」レイティングのゲームへの適用に関する議論がオーストラリア国内で本格化している[注釈 1]

ACBのレイティング表示[編集]

    • E (Exempt from Classification) - 灰色
    • G (General) - 色:全年齢対象に相当。暴力表現は少ない。CERO Aに相当。
    • PG (Parental Guidance) - 黄色:GとMの中間に相当。2004年までは「G8+」という表示であった。CERO A~Bに相当。
    • M (Mature) - :暴力等の描写はあり、何かの暗示物が含まれている可能性がある場合。2004年までは「M15+」と言う表示であった。15歳未満への提供は「非推奨」とされるが、「禁止」はしていない。CERO B~Cに相当。
    • MA15+ (Mature Audiences) - :暴力の描写が多く、15歳未満販売禁止。これ以下は「RESTRICTED」表示が付され、連邦格付法により指定年齢に達しない未成年者への販売・譲渡・貸与・映写が禁止されている。CERO C~Dに相当
    • R18+ (Restricted) - :成人指定。18歳未満販売禁止。こちらは暴力表現が多い場合。CERO Zに相当。

これ以外に審査拒否の「RC」が存在し、これに該当した場合、販売自体が禁止される。

脚注[編集]

[ヘルプ]

注釈[編集]

  1. ^ 例えば上記『ポスタル』や「ホットコーヒー問題」に見られるように、他国では「成人向け」とされる分類が存在しないことで、ここに該当するゲームは一律に「RC(審査拒否)」にされ、発売を禁止されてしまう。

出典[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]