ハリー・ポッターと呪いの子

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ハリー・ポッターシリーズ > ハリー・ポッターと呪いの子
ハリー・ポッターと呪いの子
脚本 ジャック・ソーン英語版
構想
J・K・ローリング
ジャック・ソーン英語版
ジョン・ティファニー英語版
登場人物
初演日 2016年7月30日 (2016-07-30)
初演場所 パレス・シアター英語版
オリジナル言語 英語
シリーズ ハリー・ポッターシリーズ
主題 ハリー・ポッターとアルバス・セブルス・ポッター
ジャンル
舞台設定 魔法界
公式サイト

ハリー・ポッターと呪いの子』(ハリー・ポッターとのろいのこ、原題: Harry Potter and the Cursed Child)は、イギリス児童文学作家J・K・ローリングによる新たな物語に基づき、ローリング、ジョン・ティファニー英語版ジャック・ソーン英語版脚本化した、『ハリー・ポッターと死の秘宝』の19年後を描く舞台劇である。

概要[編集]

2016年7月30日に、ロンドンでワールド・プレミアが行われた[1]

また、舞台劇の脚本は『ハリー・ポッターシリーズ』の第8巻として書籍化され、2016年7月31日に発売されている[注 1]。日本語版は「特別リハーサル版」として2016年11月11日静山社から出版された。最終的な脚本は当初の版と入れ替わる形で2017年7月25日に発売され、日本語版は「愛蔵版」として同年12月1日に発売された。

逆転時計を使った過去の改変」が主なテーマである。

イギリスで最も権威があるとされるローレンス・オリヴィエ賞では最優秀主演男優賞(ジェイミー・パーカー)、助演男優賞(アンソニー・ボイル)、助演女優賞(ノーマ・ドゥメズウェニ)、監督賞(ジョン・ティファニー)、新演劇賞、ラインティング・デザイン賞、コスチューム・デザイン賞、サウンド・デザイン賞、セット・デザイン賞の9部門に選ばれ、11部門ノミネートとともにオリヴィエ賞最多受賞、ノミネート作品となった[2]

トニー賞では、演劇作品賞、演劇演出賞、演劇装置デザイン賞、演劇衣装デザイン賞、演劇照明デザイン賞、演劇音響デザイン賞の6部門で受賞した[3]。『魔法ワールド』の作品。

前作『死の秘宝』で描かれたエピローグである「19年後」(2016年)から、ハリーの次男であるアルバスが4年生になる(2019年)までが描かれる。英雄の息子であるプレッシャーに苦悩するアルバス、子供との向き合い方に悩むハリー。そしてアルバスと唯一無二の親友となるドラコの息子、スコーピウスによる、時空と並行世界を股にかけた冒険が描かれる。

小説7作で登場した主要登場人物が年齢を重ねた姿で登場するほか、「ホグワーツの戦い」までに死んでしまったキャラクターも、タイムスリップした際や、改変が行われた後の世界などで再び姿を表す。

ストーリー[編集]

第1部[編集]

第1幕[編集]

物語は、『死の秘宝』終章でハリー達が子供達をキングス・クロス駅へ送るシーンから始まる。ハリーの次男アルバス・セブルス・ポッターは兄のジェームズ・シリウス・ポッターから「スリザリンに組分けされるんじゃないか」とからかわれていることもあり、本当にスリザリンに組分けされたらどうしようという不安に駆られていた。一方、ドラコ・マルフォイの息子スコーピウス・マルフォイも、本当はヴォルデモートの息子なのではないかと周りに噂され悩んでいた。というのも、ドラコは闇の魔法により子供を作ることができない呪いがかけられており、それでも強力な子孫を望んだドラコと祖父のルシウスが、母であるアストリアを逆転時計で過去へ送り込み、ヴォルデモートの子供を妊娠したという噂が立っていたからだった。そして入学式の組分けで、アルバスはスリザリンに組み分けされてしまう。その後も飛行訓練で自分だけうまく行かなかったりと、劣等感に苛まれる中、母を病気で亡くし失意に暮れていたスコーピウスと互いに惹かれあっていく。

3年後、『不死鳥の騎士団』の神秘部の戦いで全て破壊されたはずの逆転時計がセオドール・ノットから押収された。それを聞きつけたエイモス・ディゴリーがハリーの家を訪れ、『炎のゴブレット』の三大魔法学校対抗試合でヴォルデモートの手によって殺された息子セドリックを逆転時計で過去を変えて蘇らせてくれと頼むも、ハリーはそれを断った。しかし、そのやりとりを帰省中のアルバスは聞いてしまい、「セドリックがハリーのせいで殺された」のではないかと考えるようになり、より父親への反発心を強めていく。

ヴォルデモートがいない世界でなぜかハリーの額の傷が痛み出す中、アルバスはスコーピウスと共にホグワーツに向かって走るホグワーツ特急から脱走し、エイモスを説得して逆転時計を使ってセドリックを蘇らせる計画に同意させた。そして、エイモスの姪のデルフィーニ・ディゴリーと共にポリジュース薬でハリー・ロン・ハーマイオニーの姿になって魔法省に潜入し、逆転時計を盗み出すことに成功する。

第2幕[編集]

アルバスとスコーピウスの脱走の知らせをマクゴナガル校長から聞いたハリー達は、禁じられた森でケンタウルスのベインから「アルバスの周りに黒い雲が漂っている」ということを伝えられる。一方アルバスは、デルフィーニから武装解除術を習得するなど、着々と準備を整えていた。

そして逆転時計を起動させ、三大魔法学校対抗試合開催中のホグワーツまで時間を巻き戻す。そしてダームストラング専門学校の生徒に姿を変え、ドラゴンの卵を奪う課題に挑戦中のセドリックから武装解除術で杖を奪い取った。だが、スコーピウスがハーマイオニーを娘のローズ・グレンジャー・ウィーズリーと勘違いして話しかけてしまったことで、時間軸が変化してしまう。ダームストラングの生徒(アルバス・スコーピウス)がセドリックを妨害したと考えたハーマイオニーはダンスパーティーでビクトール・クラムの誘いを断ってしまう。結果的に、ロンはハーマイオニーへの恋心に気づくことなく、ロンとハーマイオニーは結婚しなくなってしまった(代わりにロンが結婚したのはパドマ・パチル)。また、ハーマイオニーは魔法省に就職せず、ホグワーツで闇の魔術に対する防衛術の教師として教鞭をとっていた。さらに、アルバスはグリフィンドールの一員となっていた。しかし、父との確執は解消されておらず、セドリックも復活していなかった。「アルバスの周りに漂う黒い雲」がスコーピウスのことだと考えたハリーは、マクゴナガルに忍びの地図を渡し、2人の位置を監視させて2人を引き離そうとし、もし拒否したら魔法省の権限を用いて学校に入り込むとまで脅した。そんなハリーに対し、ドラコは「黒い雲」はアルバスの孤独のことではないかと指摘する。

セドリックが復活していなかったことを知ったアルバス達は、再び時間を巻き戻す。嘆きのマートルから湖への抜け道の水路を教えてもらったアルバスらは鰓昆布で水中でも息ができるようにした上で、湖の底から大切な人を救い出す課題に挑戦中のセドリックの体を肥らせ魔法で膨らませ、湖の上まで浮上させた。だが元の時代に戻ると、アルバスの姿が消えており、なぜか校長がドローレス・アンブリッジになっていた。

第2部[編集]

第3幕[編集]

三大魔法学校対抗試合の最中に肥らせ魔法で妨害され、嘲笑の的にされたセドリックは、その怒りのあまり死喰い人になってしまった。そしてホグワーツの戦いで彼はネビル・ロングボトムを殺害した。結果的にネビルが組分け帽子の中からグリフィンドールの剣を取り出してナギニを殺すことがなくなり、戦いはヴォルデモートの勝利、ハリーは死亡、魔法界はヴォルデモートの支配する暗黒時代となっていた。そしてスコーピウスは魔法法執行部長である英雄ドラコの息子として「スコーピオン・キング」と呼ばれ「穢れた血」を弾圧するなど校内で支配的な地位を築いていたのだった。人が変わったようにハリーのことについて詮索しようとするスコーピウスに、アンブリッジは将来的にヴォルデモートの片腕になることが期待されているのだから、行動に気をつけるようにと忠告する。

元の世界の方が良かったと後悔したスコーピウスはこの時間軸では死んでおらず、魔法薬学を教えていたスネイプに、今までのいきさつを話す。最初は信じていなかったスネイプも、スコーピウスがスネイプに対して、本当はダンブルドアに協力していたこと、リリーを愛していたこと、本来の世界ではハリーがスネイプを「世界一勇敢な男」と讃え、息子にセブルスの名前を付けたことを伝えていくにつれて話を信じるようになり、暴れ柳の下の隠れ家にスコーピウスを連れていく。そこにはロンとハーマイオニーがいた。2人はスネイプと協力して、ヴォルデモートを打倒するための方法を模索していたのだ。

4人はまず三大魔法学校対抗試合に戻り、ハーマイオニーが武装解除術に対する反対呪文でドラゴンの課題に挑んでいるセドリックへの妨害を阻止した。しかし元の時間軸に戻った直後にアンブリッジや吸魂鬼による急襲を受け、スネイプ・ロン・ハーマイオニーはスコーピウスをかばって死んでしまう。スコーピウスは再び時間を巻き戻し、湖の中での肥らせ魔法を阻止することに成功する。こうして世界は元通りになり、アルバスも復活した。その後2人は校長室でマクゴナガルにこってり絞られ、逆転時計を持ってくるよう命令されるも、湖で無くしたことを話す。この事件を通じて、アルバスは父にも怖いものがあったということ、父との不和の原因が自身がスリザリン生だからだけではないこと、スコーピウスは歴史には触れてはいけないということを身をもって知る。そしてスコーピウスはアルバスと相談し、隠し持っていた逆転時計を自らの手で破壊することにした。そしてふくろう小屋でデルフィーニを交えて今まで起こったことを話した。するとデルフィーニは態度を豹変。逆転時計を奪い取り、スコーピウスとアルバスを縛り上げて、杖を折って連れ去ってしまった。その頃、ハリー達はまたスコーピウスとアルバスが行方不明になったと知らせを聞く。するとロンは、スコーピウスとアルバスがデルフィーニと会っていたことを伝える。まだ何かするかもしれないと考えたハリー達はエイモスのいる老人ホームに向かうが、エイモスは2人とは会っていない、そもそも姪などいないと言う。なんと、ホームの全員が錯乱の魔法をかけられていたのだった。

その頃、3人はかつて第3の課題が行われた迷路にいた。どうやら第3の課題で再びセドリックを辱め、死喰い人にする算段であるとのこと。そこへ、何も知らないクレイグ・バウカーがやって来て、2人を探していることを伝えるも、デルフィーニに殺されてしまう。再び三大魔法学校対抗試合に戻ったアルバスとスコーピウスは、デルフィーニがセドリックを妨害しに向かった隙に逃げ出そうとするも、あっさりと彼女に捕まってしまう。協力を拒否する2人に対しデルフィーニは2人を殺そうとするも、セドリックに武装解除され、縛られていた2人も解かれてしまった。デルフィーニは再び逆転時計を起動させて2人もろともどこか別の時代に移動。そして逆転時計を破壊して去ってしまった。

一方、ハリー達はデルフィーニの部屋を捜索するうちに、蛇語で書かれたメモを発見する。ハリーが「開け」と蛇語で呼びかけると、壁一面に予言が現れた。そこには「よけい者がよけい物でなくなり、時間が逆戻りし、見えない子どもたちがその父親を殺す時、闇の帝王が戻るであろう」とあり、さらにデルフィーニがなんとヴォルデモートの娘であることも判明した。

第4幕[編集]

ハリー達は魔法省で緊急会議を招集し、アルバスとスコーピウスが経験したこと、その2人が行方不明になっていること、デルフィーニが自分の父のヴォルデモートを復活させようとしていること等を伝えた。

一方、アルバスとスコーピウスは駅に着き、職員から時刻表を受け取った。そこには「1981年10月30日」 ―ハリーの両親が殺害された前の日の日付が記されていた。デルフィーニはヴォルデモートがハリーを殺害するのに加勢するつもりなのだ。2人はゴドリックの谷に向かい、何とか現代のハリーに知らせる方法はないか思案する。そしてアルバスは赤ん坊のハリーが包まれていたブランケットに細工をすることを思いついた。というのもそのブランケットは以前、新学期祝いでハリーが自身にくれたものだったが、直後に口論になってしまい、その拍子でロンからもらった愛の妙薬にかかり、一部が焼け焦げてしまったためである。愛の妙薬には、それと混ぜると焼け焦げる性質の物質があるという。そしてハリーは両親の命日にそれを触っていたという。もし焼け焦げた時に現れるメッセージを残し、それにハリーが気付いてくれれば助けに来てくれるかもしれないと考えた2人は、近くに住むバチルダ・バグショットの家から杖と材料を失敬して、ブランケットに細工をした。

その頃、魔法省ではハリーの元にドラコがやって来て、家に所蔵してあったもう1つの逆転時計を渡した。それはスコーピウスが持っていた5分間しか戻れない試作品ではなく、本物だった。そしてアストリアが逆転時計で過去に戻って宿したヴォルデモートの子がスコーピウスだという噂もガセであり、無理をして彼を産んだため体調を崩したため、3人で隠れ住むことになった結果、その噂が立ってしまったのだという。その夜、ハリーとジニーはアルバスの部屋で自分自身を責め続けていた。そしてハリーがふとブランケットを手に取ってみると、焼け焦げた部分に文字が書いてあり、1981年10月31日のゴドリックの谷から息子が助けを求めていることを知る。

ハリー・ロン・ハーマイオニー・ジニー・ドラコはゴドリックの谷に急いで向かい、逆転時計を起動させて1981年10月31日に戻り、ついにアルバスとスコーピウスを見つけた。そして聖ジェローム協会でデルフィーニをおびき寄せるための作戦を立てた。蛇語を使えるハリーがヴォルデモートに化けてデルフィーニを教会におびき寄せ、取り押さえる作戦だ。

ヴォルデモートに化けたハリーの元にデルフィーニが駆け寄り、自分が未来から来たヴォルデモートとベラトリックス・レストレンジの子供であること、ホグワーツの戦いの前にマルフォイの館で生まれたことなど、蛇語で話せることなどを話した。そして教会に入った次の瞬間、デルフィーニは封印の呪文をかけて教会の全てのドアが開かないようにし、ハリーに攻撃を仕掛けてきた。ついに変身魔法が解けたのだ。彼女はハリーの動きを読んでおり、ハリーは窮地に追いやられる。そこへ床の格子戸からアルバスが乱入し、ドアの封印を解除した。現れたハーマイオニーやロン、ドラコ達と激戦を繰り広げるも、多勢に無勢、とうとう取り押さえられてしまい、彼女はアズカバンに収容されることになった。

その直後、本物のヴォルデモートがハリーの家に現れた。自分の両親が殺されるのを止めることができないと嘆くハリーに対し、一行はあえて歴史に触れず、その様子を最後まで見守ることにした。

その後、美しい丘でハリーはアルバスに今までの仕打ちを謝り、父を知らない自分が父であることの恐怖、父として努力するという決意を語った。そして、アルバスに自分の名を恥じることはないと勇気づけた。

舞台[編集]

2016年6月にプレビュー公演がスタートし、7月30日ロンドンパレス・シアター英語版で本公演がスタートした。

2016年12月現在で、2017年12月までの公演のチケットを販売しており、2018年春からはブロードウェイで公演が始まる予定[4]

キャスト[編集]

パレス・シアターでの初演キャスト[5]。スラッシュで区切ったものは兼役。

背景[編集]

ハリー・ポッターシリーズを基にした舞台劇が製作されることが2013年12月に発表され[6]2016年に上演されることも併せて発表された[7]。この時J・K・ローリングは、これまで明かされてこなかった幼少期のハリーの孤児としての孤独を描いた舞台になるだろうとコメントしている[8]2014年5月に彼女はこの企画のための製作チームの設立を開始した[9]

2015年6月26日には、タイトルが"Harry Potter and the Cursed Child"になることが発表され[10]、2016年夏頃にロンドンパレス・シアター英語版でワールド・プレミアを開催することも併せて発表された[11][12]。これらの発表は1997年6月26日に発売されたハリー・ポッターシリーズの第1作『ハリー・ポッターと賢者の石』の発売18周年を記念して行われたものである[13][14]

新たに小説を執筆するのではなく舞台を製作することを選んだことについてJ・K・ローリングは、この物語は舞台が最適であると観客にも理解してもらえると確信している旨を語り[15]、この舞台は序章ではないとして[16]、全く新しいストーリー展開となっており、これまでの物語のリメイクではないということも観客に理解してもらえると確信している旨を語った[17]。2015年9月24日には、舞台が二部構成であることが発表され[18]、第1部と第2部は同日に上演されるか、あるいは2日間に分けて夜に上演されるかのいずれかであることも併せて発表された[19][20]

10月23日には、ハリー・ポッターシリーズの最終作『ハリー・ポッターと死の秘宝』の19年後を描いたものになると発表され[21]、2016年7月にパレス・シアターで上演されることも併せて発表された[22]。内容としては、魔法大臣となったハリーが結婚して3人の子を儲け、末っ子の息子アルバス・セブルス・ポッターと冒険に出ると言うもので[23]、本作がシリーズ通算第8作となることも併せて発表された[24]7月22日の時点では、6月7日からプレビューに参加していた人々からも、プロット漏洩ろうえいすることはほとんどなかった[25]

書籍版[編集]

ハリー・ポッターと呪いの子
Harry Potter and the Cursed Child
著者 脚本
ジャック・ソーン英語版
構想
J・K・ローリング
ジャック・ソーン英語版
ジョン・ティファニー英語版
訳者 松岡佑子
発行日 イギリスの旗 2016年7月31日
日本の旗 2016年11月11日
発行元 イギリスの旗 Bloomsbury Publishing
アメリカ合衆国の旗 Scholastic Corporation
カナダの旗 Raincoast Books
日本の旗 静山社
ジャンル ファンタジー
ページ数 イギリスの旗 352
アメリカ合衆国の旗 320
日本の旗 416
前作 ハリー・ポッターと死の秘宝
コード

イギリスの旗 ISBN 978-0-7515-6535-5

日本の旗 ISBN 978-4-86389-346-7
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英語版の書籍が"Harry Potter and the Cursed Child Parts I & II"として発売された[26][27]

初版は「特別リハーサル版」としてプレビューでの内容が書かれており[28]ハリー・ポッターJ・K・ローリングの誕生日である2016年7月31日に発売された[29]。この初版の発売後も内容の改訂がなされ、2017年7月25日に最終的な脚本が「愛蔵版」として出版された。[30]アメリカのメディアであるCNNによれば、この本は2016年で最も予約された書籍であると言う[31]

書籍化のニュースが報じられた2月10日には、イギリスAmazonに予約が殺到し、たちまちベストセラーランキングの1位になり、日本のAmazonでも2月13日時点で洋書カテゴリーの第1位となった[32]。また、アメリカとカナダでは発売初日の2日間だけで200万部以上も売れた他[33]イギリスでは発売初週で84万7885部の売上を記録した。

映画化[編集]

アメリカワーナー・ブラザースが本作の映画化を画策していると2016年8月27日NYデイリーニュースによって報じられた[34][35]。3部作の予定で早ければ2020年の公開を目指しているというが、これまでの映画作品でハリー・ポッターを演じてきたダニエル・ラドクリフは当分は同役に復帰する意志がないことを明かしており、『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』や『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』といった作品への出演もしているため、ラドクリフと出演契約を結ぶことは難しく、ワーナーは説得するのに苦戦を強いられそうな状況となっている[36]

映画化について様々な噂が飛び交っていたが、原作者であるJ・K・ローリング2017年1月20日に自身の公式Twitterにて、本作の映画製作の噂を否定した[37]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 1巻〜7巻のような小説のスタイルではなく、本文はト書きとセリフで構成されている。

出典[編集]

  1. ^ ハリー・ポッターシリーズ最新刊について”. 静山社. 2016年12月22日閲覧。
  2. ^ 「ハリポタと呪いの子」、オリヴィエ賞史上最多9部門受賞で圧勝!”. シネマカフェ. 2017年4月10日閲覧。
  3. ^ 「ハリー・ポッターと呪いの子」6部門を受賞”. YOMIURI ONLINE. 2018年6月11日閲覧。
  4. ^ “舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」2018年春ブロードウェイへ”. 映画ニュース (映画.com). (2016年12月5日). http://eiga.com/news/20161205/11/ 2016年12月24日閲覧。 
  5. ^ J.K.ローリングジョン・ティファニージャック・ソーン『ハリー・ポッターと呪いの子』松岡佑子訳、静山社、特別リハーサル版、408-409頁。全国書誌番号:22814647ASIN B01HF5X4YGKindle版)。ISBN 978-4863893467NCID BB22416386OCLC 965355933ASIN 4863893469
  6. ^ Shenton & Hetrick (2013)
  7. ^ Davies (2013)
  8. ^ Battersby (2015)
  9. ^ Beaumont-Thomas (2014)
  10. ^ “Harry Potter and the Cursed Child, a new play by JK Rowling, will hit the West End in 2016”. The Daily Telegraph (London: Telegraph Media Group). (2015年6月26日). ISSN 0307-1235. OCLC 49632006. http://www.telegraph.co.uk/culture/theatre/theatre-news/11700410/Harry-Potter-prequel-to-hit-West-End-in-2016.html 2015年6月27日閲覧。 
  11. ^ AMOS (2015)
  12. ^ “「ハリー・ポッター」新作舞台、来夏ロンドンで上演へ”. 映画ニュース (映画.com). (2015年7月8日). http://eiga.com/news/20150708/15/ 2016年12月26日閲覧。 
  13. ^ “Harry Potter and the Cursed Child to open in 2016”. BBC News (BBC). (2015年6月26日). http://www.bbc.co.uk/news/entertainment-arts-33283158 2015年6月27日閲覧。 
  14. ^ Harry Potter and the Philosopher's Stone”. bloomsbury.com. 2015年6月27日閲覧。
  15. ^ “Harry Potter and the Cursed Child play to debut in London in 2016”. The Sydney Morning Herald (Fairfax Media). (2015年6月26日). ISSN 0312-6315. OCLC 226369741. http://www.smh.com.au/entertainment/theatre/harry-potter-and-the-cursed-child-play-to-debut-in-london-in-2016-20150626-ghyzwn.html 2015年8月9日閲覧。 
  16. ^ Lee, Jarry (2015年6月30日). “Here's The One Thing J.K. Rowling Wants Everyone To Know About The New Harry Potter Play”. BuzzFeed. 2015年12月23日閲覧。
  17. ^ Desta, Yohana (2015年6月27日). “'Harry Potter and the Cursed Child': Everything you need to know”. mashable.com. Mashable. 2015年8月9日閲覧。
  18. ^ Shepherd (2015)
  19. ^ Butterly (2015)
  20. ^ Wiegand (2015)
  21. ^ Shea (2015)
  22. ^ Bell, Crystal (2015年10月23日). “ere's How You Can See 'Harry Potter and the Cursed Child' Without Robbing Gringotts”. MTV. 2015年10月30日閲覧。
  23. ^ “Grown-up Harry must juggle working at the Ministry of Magic with being a father to three children, including his youngest Albus.”. Sky News (United Kingdom: Sky). (2015年10月23日). http://news.sky.com/story/1574969/london-harry-potter-play-will-be-a-two-parter 2015年10月23日閲覧。 
  24. ^ “「ハリー・ポッター」新作舞台はハリーとその息子が主人公の2部作に”. 映画ニュース (映画.com). (2015年10月27日). http://eiga.com/news/20151027/7/ 2016年12月26日閲覧。 
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  33. ^ “'Harry Potter and the Cursed Child' Script Book Sells Over 2 Million Copies in 2 Days”. The Hollywood Reporter (Prometheus Global Media). (2016年8月3日). ISSN 0018-3660. OCLC 801842708. http://www.hollywoodreporter.com/news/harry-potter-cursed-child-script-916817 2016年8月4日閲覧。 
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参考文献[編集]

外部リンク[編集]