ハリー・ポッターと秘密の部屋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
ハリー・ポッターシリーズ > ハリー・ポッターと秘密の部屋
ハリー・ポッターと秘密の部屋
Harry Potter and the Chamber of Secrets
著者 J・K・ローリング
訳者 松岡佑子
イラスト イギリスの旗 クリフ・ライト
日本の旗 ダン・シュレシンジャー
発行日 イギリスの旗 1998年7月2日
日本の旗 2000年9月19日
発行元 イギリスの旗 Bloomsbury Publishing英語版
日本の旗 静山社
ジャンル ファンタジー
イギリスの旗 イギリス
言語 英語
形態 上製本
ページ数 イギリスの旗 251
前作 ハリー・ポッターと賢者の石
次作 ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
コード イギリスの旗 ISBN 0-7475-3849-2
日本の旗 ISBN 4-915512-39-8
[ Wikidata-logo-en.svg ウィキデータ項目を編集 ]
テンプレートを表示

ハリー・ポッターと秘密の部屋』(ハリー・ポッターとひみつのへや、原題: Harry Potter and the Chamber of Secrets)は、イギリス作家J・K・ローリング1998年に発表した、ファンタジー小説ハリー・ポッター』シリーズの第2巻。同じ題名で2002年映画化されている。

概要[編集]

ホグワーツ魔法魔術学校の2年生となったハリー・ポッターが、親友とともにホグワーツ城で起こった「秘密の部屋」事件を解決するまでの1年間を描く。

日本語訳された際、先天性疾患(口唇口蓋裂)に対する差別的表現があったと指摘され、第66刷以降は該当部分を削除している[1]

あらすじ[編集]

夏休み、ハリー・ポッターは唯一の身寄りであるダーズリー家へ帰省していた。初めての友人もできて、夢のようだったホグワーツ魔法魔術学校での生活を中断されていたハリーのもとに、ドビーと名乗る屋敷しもべ妖精が現れ、ハリーに「ホグワーツに戻ってはならない」と警告する。だがそれを拒否したハリーのまえで、ドビーはケーキに浮遊術の魔法をかけて来客者の頭上に落下させ、これをハリーの仕業と見せかける。マグルのまえで魔法を使ったこととなったハリーに対し、魔法省は規定に違反したとして警告する。ダーズリー一家の怒りに触れたハリーは部屋に監禁されるが、親友のロン・ウィーズリーとその兄フレッドとジョージ空飛ぶ車フォード・アングリア英語版)で救出され、ウィーズリー家へと向かう。

ウィーズリー家の暖炉から、新しい教科書を購入するためにダイアゴン横丁へ向かおうとするが、ハリーは発音がうまくいかず失敗し、「夜の闇(ノクターン)横丁」へ迷い込む。そこへ現れたホグワーツの森番、ルビウス・ハグリッドに救出され、ダイアゴン横丁で親友のハーマイオニー・グレンジャーとも再会する。書店ではハンサムな魔法使い、ギルデロイ・ロックハートのサイン会が行なわれていて、ロックハートはハリーを見つけては彼と一緒に「日刊予言者新聞」の記者に写真を撮らせ、教科書に指定されている7冊の自伝すべてを贈られる。その後、一行はスリザリン寮生のドラコ・マルフォイと、その父でホグワーツの理事を務めるルシウスと出会う。犬猿の仲であるロンの父アーサーとルシウスは殴り合いの喧嘩に発展するが、ハグリッドに制止される[注 1]

新学期、キングス・クロス駅9と3/4番線へ繋がる壁をなぜか通り抜けられなかったハリーとロンはホグワーツ特急に乗り遅れ、空飛ぶフォード・アングリアでホグワーツへ向かう。車はホグワーツの敷地内にある暴れ柳に激突し、そのためにロンの杖は折れ、車はふたりを降ろして禁じられた森へ走り去る。なんとかホグワーツに辿り着いたハリーとロンだったが、途中でマグルに空を飛んでいるところを見られたことで罰則を受け、ロンは母親からの吼えメールでさんざん叱られ、杖は折れたものをそのまま使用しなければいけなくなる。

ハロウィン当日、管理人アーガス・フィルチの猫であるミセス・ノリスが石になる事件が起こる。その後、マグル出身者の生徒が石にされる事件が立て続けに発生し、伝説と化していた「秘密の部屋」が「スリザリンの継承者」の手で開かれたのではないか、という疑惑がホグワーツ城内に広まる。ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人は、ドラコ・マルフォイが「スリザリンの継承者」ではないかと考え、飲めば姿を変えられるポリジュース薬を作り、マルフォイの取り巻きに化けて話を聞きだそうと計画する。

「秘密の部屋」の話題でもちきりになっていたある日、ロックハートの提案で「決闘クラブ」が開催される。このクラブにて、ハリーが蛇語を話せることが明らかになる。サラザール・スリザリンは蛇語に長けていたことで知られており、これを契機に、城内ではハリーが「継承者」ではないかという噂が広まる。ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人はクリスマス休暇を利用してマルフォイに探りを入れるが、結局マルフォイが「継承者」ではないことが判明する。

クリスマス休暇が明けたある日、ハリーは3階の女子トイレで黒く古い日記帳を見つける。その日記帳には「T・M・リドル」という人物の記憶が残されていて、それを見たハリーは50年前にも起きた「秘密の部屋」事件の概要を知る。しかし後日、グリフィンドールの談話室から何者かに日記を盗まれ、さらに出場予定だったクィディッチの試合が中止となり、ハーマイオニーと別の女子生徒が襲われる事件が発生する。前回の事件時の被疑者だと言われているハグリッドは、魔法大臣アルバス・ダンブルドアから魔法界の刑務所「アズカバン」へ送ることを告げられる。さらにはダンブルドアが校長を停職させられる事態になり、城内はさらなる不安に駆られる。ハグリッドから話を聞こうとその場に居合わせたハリーとロンは、透明マントで隠れながらハグリッドが去り際に残した言葉をもとに「禁じられた森」に向かい、ハグリッドに育てられた大蜘蛛アクロマンチュラアラゴグから話を聞く。そこから、ふたりは3階の女子トイレで知り合ったゴースト「嘆きのマートル」が前回の事件の犠牲者だったのではないかと推測し、彼女から話を聞こうとする。

期末試験の3日前、ふたりは機会を得てマートルを訪ねようとするが、副校長のミネルバ・マクゴナガルに見つかる。しかしハリーが「ハーマイオニーを見舞おうとした」と機転を効かせたために処罰を免れ、ふたりはハーマイオニーを見舞う。見ると、石になっている彼女が小さな紙切れを握っていることに気付く。そこには「スリザリンの怪物」の正体が記されていた。これを見たふたりは、今までの事実がすべて整合性を持つことに気づき、寮監であるマクゴナガルに話そうと職員室へ向かう。そのとき、城内にマクゴナガルの声で「生徒は全員寮に待機、教授は2階廊下へ集合」するよう放送が流れる。教授一同は遅れてやってきたロックハートに「スリザリンの怪物」の対応を一任するが、盗み聞きしていたハリーとロンは、ロンの妹であるジニー・ウィーズリーが連れ去られたと知り愕然とする。

ハリーとロンは、ロックハートが教授たちから「スリザリンの怪物」退治を任されていたことを思い出し、そのもとを訪ねる。ロックハートは忘却術で他人の功績を横取りしていたにすぎなかったが、一緒に「秘密の部屋」へ連れて行くことにする。マートルを訪ねた一行は彼女から死んだときの話を聞き、「秘密の部屋」へ続くトンネルの入り口がマートルの棲む3階の女子トイレにあることを知り、「秘密の部屋」に乗り込む。途中、トンネル内部で戻りたいロックハートとのあいだで小競り合いになり、ロックハートがロンの折れた杖を奪って魔法を使い、自身の記憶をなくす事態になる。その際トンネルが崩れ、ハリーはロンとロックハートを残してひとりで「秘密の部屋」へ向かう。

「秘密の部屋」で横たわっているジニーを見つけたハリーは、そこに50年前の生徒である16歳のT・M・リドルがいるのを見て驚く。リドルは自分が50年前の記憶であり、一連の事件はすべてジニーを操って実行させたもので、自分はジニーの魂で復活するのだと告げ、さらにみずからの正体が学生時代のヴォルデモート卿だと明かす。思い悩むハリーに、リドルは「スリザリンの怪物」バジリスクをけしかけ、始末させようとする。窮地に陥ったハリーのところへダンブルドアの校長室にいる不死鳥フォークスが飛んできて、「組分け帽子」を渡す。ハリーは帽子から「グリフィンドールの剣」を取り出してバジリスクを倒し、その牙を使って日記を破壊することでリドルを消滅させる。

その後、ルシウスはハリーによって今回の「秘密の部屋」事件がすべて自身の陰謀であったことを暴かれ、学校の理事を解任される。ドビーはハリーの手によってマルフォイ家から「解雇」され、自由なしもべ妖精となる。記憶をなくしたロックハートはホグワーツを去り、ハーマイオニーをはじめ石にされた生徒たちもみな回復し、ホグワーツはふたたび平和を取り戻す。

出版と評判[編集]

制作[編集]

ローリングは『ハリー・ポッターと賢者の石』で高まった期待に応えられないことを心配し、『ハリー・ポッターと秘密の部屋』を完成させるのは難しいと感じた。予定通りブルームスベリー社に原稿を提出した後、彼女は原稿を持ち帰り、6週間掛けて修正した[2]

本書の初期の原稿では、幽霊のほとんど首無しニックが、自分の状態と知られざる死の状況を説明する自作の歌を歌っていた。これは本書の編集者がその詩に関心がなかったため切り捨てられたが、その後J.K.ローリングの公式サイトで追加として公開された[3]ディーン・トーマスの家族の背景が削除されたのは、ローリングと出版社が「不必要な余談」と考えたためで、ローリングはネビル・ロングボトム自身の発見の旅を「中心となる話の筋にとって、より重要」と考えた[4]

出版[編集]

『ハリー・ポッターと秘密の部屋』は英国では1998年7月2日、米国では1999年6月2日に出版された[5][6]ジョン・グリシャムトム・クランシー[2]、およびテリー・プラチェットなどの人気作家を抑えて[7]、すぐに英国のベストセラーリストで1位を獲得し、ローリングはBritish Book Awards Children's Book of the Yearを2年連続で受賞した最初の作家となった[8]。1999年6月には、『ニューヨーク・タイムズ』をはじめ[9]、米国の3つのベストセラーリストのトップに躍り出た[10]

初版にはいくつかの誤りがあったが、その後の再版で修正された[11]。当初ダンブルドアは、ヴォルデモートはサラザール・スリザリンの「最後に残った子孫」ではなく「最後に残った先祖」だと言っていた[11]ギルデロイ・ロックハートの狼男に関する本は、あるときは『Weekends with Werewolves』(狼男との週末)、後半では『Wanderings with Werewolves』(狼男との放浪)と題されている[12]

批判的な反響[編集]

『ハリー・ポッターと秘密の部屋』はほぼ普遍的な高い評価を受けた。『タイムズ』紙では、Deborah Loudonが「大人になっても読み返される」児童書と述べ、「力強い筋書き、魅力的な登場人物、優れたジョーク、物語から自然に流れ出る道徳的なメッセージ」を強調した。[13]。ファンタジー作家のチャールズ・デ・リントもこれに同意し、シリーズ物の中では珍しいことに、『ハリー・ポッター』の2作目は『ハリー・ポッターと賢者の石』と同等の出来栄えであると認めた[14]。Thomas Wagnerは、学校の地下に隠された秘密を探すということを根拠に、第1作とよく似た筋書きだと見なした。しかし同氏は、ギルデロイ・ロックハートを取り巻く有名人とそのファンのパロディを楽しみ、本書の人種差別の扱いに同意した[15]。Tammy Nezolは、特にハリーが情報をダンブルドアに隠した後のハリーと友人たちの軽率な行動や、石化を治す薬を作るために使われるマンドレイクの人間のような動きに、前作よりも不安を感じたことに気づいた。それでもなお、彼女は1作目と同じくらい2作目の物語は楽しめると認めた[16]

Mary Stuartは、秘密の部屋でのトム・リドルとの最後の戦いは、スティーヴン・キングの作品とほとんど同じくらい恐ろしく、幼い子供や臆病な子供には強すぎるかもしれないと考えた。しかし、彼女は「普通なら、もっと小さな本5冊分を埋めるくらい十分な驚きと想像力に富んだあらゆる点が盛り込まれている」とコメントしている。他の批評家と同様に、本書は子供と大人の両方の読者に満足させられると思った[17]Philip Nelによると、初期の批評では純粋に称賛されていたのに対し、後期の批評では批判も含まれていた。しかし、それでもやはり本書が極めて優れているということで意見が一致していたという[18]

全7巻が出版された後に執筆したGraeme Davisは、『ハリー・ポッターと秘密の部屋』をシリーズ中で最も弱い作品とみなし、話の筋の構成が『ハリー・ポッターと賢者の石』とほぼ同じであることを認めた。同氏は、フォークスがハリーに剣で武装させ、そして傷ついた彼を治すために登場したことをデウス・エクス・マキナであると記した。彼は、フォークスがどうやってハリーの居場所を知ったのか本書では説明されていないとし、フォークスの登場するタイミングも極めて正確でなければならないと述べた。到着が早ければ恐らくバジリスクとの戦いを妨げただろうし、到着が遅ければハリーとジニーにとって致命的になったからである[19]

受賞歴など[編集]

ローリングの『ハリー・ポッターと秘密の部屋』は数種の賞を受賞した[20]アメリカ図書館協会は、この小説を『2000 Notable Children's Books』[21]と、『Best Books for Young Adults』[22]に挙げている。1999年、Booklistは『ハリー・ポッターと秘密の部屋』をEditors' Choices(編集者が選ぶ作品)の1つ[23]、そして『Top Ten Fantasy Novels for Youth』(青少年向けファンタジー小説のトップテン)の1つ[20]に指名している。Cooperative Children's Book Centerは、この小説をCCBC Choice of 2000の『Fiction for Children』部門に選出した[24]。またこの小説は、British Book AwardのChildren's Book of the Yearを受賞し[25]、また1998年には1998 Guardian Children's Awardと1998 Carnegie Awardの最終選考にも残った[20]

『ハリー・ポッターと秘密の部屋』は1998年のNestlé Smarties Book Prizeの9才から11才部門で金賞を受賞した[25]。ローリングは『ハリー・ポッターと賢者の石』と『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』でも他に2つのNestlé Smarties Book Prizesを受賞している。スコットランド芸術評議会は1999年に初のChildren's Book Awardをこの小説に授与し[26]、2001年にはWhitaker's Platinum Book Awardも授与した[20][27]。2003年には、この小説はBBCの調査「The Big Read」で23位にランクインした[28]

メインテーマ[編集]

『ハリー・ポッターと秘密の部屋』では、第1作目で始まった、その人らしさを作っているのは何か、ということを考え続けている。『ハリー・ポッターと秘密の部屋』では、ハリーのアイデンティティーは生まれつきのものというより彼の決断によって形作られていると同時に[16][29]、自分の本当の人となりを隠そうとする対照的な人物を登場させた。Tammy Nezolが言うように、ギルデロイ・ロックハートは魅力的な嘘つきにすぎないため、「本当のアイデンティティーを欠いている」[16]。リドルもまた、「二人とも混血で、孤児で、マグルに育てられた。偉大なるスリザリン自身以来、ホグワーツに来たパーセルマウス[注 2]はおそらく2人だけだろう[30]。」と2人の共通点を指摘することで、自分自身を理解しようとするハリーの努力を複雑にする。

階級への反発、死とその影響、青年期の経験、犠牲、愛、友情、忠誠心、偏見、人種差別がシリーズの変わらぬテーマとなっている。『ハリー・ポッターと秘密の部屋』では、ハリーの他の人に対する思いやりと敬意は、身分が低く、人間ではないドビーや幽霊の「ほとんど首無しニック」にまで広がっている[31]。Marguerite Krauseによれば、この小説の中で成し遂げたことは、生まれつきの才能よりも、創意工夫や多大な努力によるところが大きいという[32]

マーケット大学英語版准教授であるEdward Duffyは、『秘密の部屋』の中心人物の1つは、(トム・リドルの計画したとおりジニー・ウィーズリーを支配する)トム・リドルの魔法をかけられた日記であると言う。Duffyは、ローリングがこれについて、下心のある情報源からの情報を受動的に消費することに対する警告を意図したものであると示唆した[33]。Bronwyn WilliamsとAmy Zengerは、この日記をインスタントメッセージチャットルーム英語版のシステムのようなものと考えているが、著者を偽装できる書き言葉に頼りすぎることの危険性については同意しており、面白い例としてロックハートの自己宣伝本に光を当てている[34]

この小説では、不道徳と権威の否定的な描写が重要なテーマである。Marguerite Krauseは、ハリー・ポッターの世界には絶対的な道徳的な規則がほとんどないと述べている。例えば、ハリーは真実を話すことを好むが、競争相手のドラコ・マルフォイのように、必要と考えたときにはいつでも嘘をつく[32]。『ハリー・ポッターと秘密の部屋』の最後で、ダンブルドアはこれ以上校則を破ったらハリー、ロン、ハーマイオニーを罰するという約束を撤回し(マクゴナガル先生は彼らが校則を100以上破ったと見積もっていたにもかかわらずである)、「秘密の部屋」の脅威を終わらせた彼らに惜しみなく褒美を与えた[35]。さらにKrauseは、権威者や政治制度はローリングからほとんど尊敬されていないと述べている[32]。オーストラリアのクイーンズランド州にあるグリフィス大学のWilliam MacNeilは、魔法大臣は凡庸な人物として描かれていると述べている[36]。Ken Jacobsonは『Harry Potter and the Secular City[注 3]』という彼の記事の中で、魔法省が全体として官僚的な帝国の絡み合いとして描かれていることを示唆し、「魔法省の役人は些細なこと(例えば、大釜の厚さの標準化など)に忙殺され、「非魔法社会の者」(マグルのこと)や「記憶修正」(魔法による洗脳のこと)のように政治的に正しい婉曲語句を作っている。[29]」と言っている。

この小説は1992年に始まることを暗に示している。「ほとんど首無しニック」の500回目の命日のパーティーのケーキには「Sir Nicholas De Mimsy Porpington died 31 October 1492」(ニコラス・ド・ミムジー・ポーピントン卿 1492年10月31日没)という言葉が刻まれている[37][38]

『ハリー・ポッターと謎のプリンス』との関連[編集]

『秘密の部屋』はシリーズ6作目の『ハリー・ポッターと謎のプリンス』と多くの関連性がある。実のところ、『謎のプリンス』は『秘密の部屋』の仮題であったし、ローリングによると、当初は2作目で「決定的な情報」を提示するつもりだったが、最終的には「この情報の相応しい居場所は6作目だ」と感じたという[39]。『謎のプリンス』で重要な役割を果たす物の一部は、『秘密の部屋』で初めて登場する。「ボージン・アンド・バークス英語版」で販売されている「輝きの手」と「オパールのネックレス」、「ポルターガイストのピーブズ」によって破損したホグワーツの「姿をくらますキャビネット棚」、そして後に「分霊箱」であることが示される『トム・リドルの日記英語版』である[40]。加えて、この2つの小説は、ハリーとジニー・ウィーズリーの関係に最も焦点を当てている。

映画[編集]

魔法ワールド > ハリー・ポッター (映画シリーズ) > ハリー・ポッターと秘密の部屋
ハリー・ポッターと秘密の部屋
Harry Potter And The Chamber Of Secrets
監督 クリス・コロンバス
脚本 スティーヴ・クローヴス
原作 J・K・ローリング
製作 デヴィッド・ハイマン
製作総指揮 クリス・コロンバス
マーク・ラドクリフ
マイケル・バーナサン
デヴィッド・バロン
出演者 ダニエル・ラドクリフ
ルパート・グリント
エマ・ワトソン
ケネス・ブラナー
ジョン・クリーズ
ロビー・コルトレーン
ワーウィック・デイヴィス
リチャード・グリフィス
リチャード・ハリス
ジェイソン・アイザックス
アラン・リックマン
フィオナ・ショウ
マギー・スミス
ジュリー・ウォルターズ
デイビッド・ブラッドリー
トム・フェルトン
ショーン・ビガースタッフ
ロバート・ハーディー
シャーリー・ヘンダーソン
ジェマ・ジョーンズ
ミリアム・マーゴリーズ
マーク・ウィリアムズ
音楽 ジョン・ウィリアムズ
撮影 ロジャー・プラット
編集 ピーター・ホーネス
製作会社
配給 ワーナー・ブラザース
公開 アメリカ合衆国の旗イギリスの旗 2002年11月15日
日本の旗 2002年11月23日
上映時間 161分(オリジナル劇場版)
174分(ロングバージョン)
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
イギリスの旗 イギリス
言語 英語
製作費 $100,000,000[41]
興行収入 $878,988,482[41]
173億円[42] 日本の旗
前作 ハリー・ポッターと賢者の石
次作 ハリー・ポッターと
アズカバンの囚人
テンプレートを表示

原作小説と同じくシリーズの第2作として映画化された。

スタッフ[編集]

キャスト[編集]

役名 俳優 日本語吹替
ハリー・ポッター ダニエル・ラドクリフ 小野賢章
ロン・ウィーズリー ルパート・グリント 常盤祐貴
ハーマイオニー・グレンジャー エマ・ワトソン 須藤祐実
アルバス・ダンブルドア リチャード・ハリス 永井一郎
ミネルバ・マクゴナガル マギー・スミス 谷育子
ルビウス・ハグリッド ロビー・コルトレーン 斎藤志郎
学生時 マーティン・ベイフィールド
セブルス・スネイプ アラン・リックマン 土師孝也
ギルデロイ・ロックハート ケネス・ブラナー 内田直哉
ドビーの声 トビー・ジョーンズ 高木渉
ドラコ・マルフォイ トム・フェルトン 三枝享祐
ネビル・ロングボトム マシュー・ルイス 上野容
ジニー・ウィーズリー ボニー・ライト 高野朱華
ポモーナ・スプラウト ミリアム・マーゴリーズ 山本与志恵
フィリウス・フリットウィック ワーウィック・デイヴィス
アーガス・フィルチ デイビッド・ブラッドリー 青野武
マダム・ポンフリー ジェマ・ジョーンズ 麻生美代子
マダム・ピンス サリー・モルトモア
バーノン・ダーズリー リチャード・グリフィス 楠見尚己
ペチュニア・ダーズリー フィオナ・ショウ さとうあい
ダドリー・ダーズリー ハリー・メリング 忍足航己
モリー・ウィーズリー ジュリー・ウォルターズ 一龍斎貞友
アーサー・ウィーズリー マーク・ウィリアムズ 梅津秀行
フレッド・ウィーズリー ジェームズ・フェルプス 尾崎光洋
ジョージ・ウィーズリー オリバー・フェルプス
オリバー・ウッド ショーン・ビガースタッフ 川島得愛
ビンセント・クラッブ ジェイミー・ウェイレット 忍足航己
グレゴリー・ゴイル ジョシュア・ハードマン 海宝直人
シェーマス・フィネガン デヴォン・マーレイ 渡辺悠
ディーン・トーマス アルフレッド・イーノック 山本隆平
パーシー・ウィーズリー クリス・ランキン 宮野真守
リー・ジョーダン ルーク・ヤングブラッド 進藤一宏
ケイティ・ベル エミリー・デイル
アンジェリーナ・ジョンソン ダニエル・テイラー
ラベンダー・ブラウン キャスリーン・コーリー
コリン・クリービー ヒュー・ミッチェル 有馬優人
マーカス・フリント ジェイミー・イェイツ 天田真人
ジャスティン・フィンチ=フレッチリー エドワード・ランデル 海宝直人
スーザン・ボーンズ エレノア・コロンバス
ペネロピー・クリアウォーター ジェンマ・パドリー
アーニー・マクミラン ルイス・ドイル
ハンナ・アボット Charlotte Skeoch
ほとんど首無しニック ジョン・クリーズ たかお鷹
嘆きのマートル シャーリー・ヘンダーソン 坂本千夏
コーネリウス・ファッジ ロバート・ハーディ 篠原大作
グレンジャー氏 トム・ナイト
グレンジャー夫人 ヘザーブリーズデール
メーソン氏 ジム・ノートン
メーソン夫人 ヴェロニカ・クリフォード
キングス・クロス駅の駅員 ハリー・テイラー 石住昭彦
ボージン(未公開シーン) エド・チューダー=ポール
アーマンド・ディペット アルフレッド・バーク
アラゴグの声 ジュリアン・グローヴァー 益富信孝
組分け帽子の声 レスリー・フィリップス 石森達幸
ジェームズ・ポッター エイドリアン・ローリンズ
リリー・ポッター ジェラルディン・ソマーヴィル
ルシウス・マルフォイ ジェイソン・アイザックス 諸角憲一
トム・マールヴォロ・リドル クリスチャン・コールソン 石田彰

制作[編集]

衣装デザインおよび美術デザイン[編集]

映画で使われた空飛ぶフォード・アングリア英語版

プロダクションデザイナーのスチュアート・クレイグは、1作目では見られなかった新しい要素をデザインするため、この続編に戻ってきた。クレイグは、アーサー・ウィーズリーのマグルへの関心に基づいて、建築廃材を利用して垂直に建てられた隠れ穴英語版を設計した[43]。ウィーズリー氏の空飛ぶ車は、1962年式フォード・アングリア英語版 105Eから作られた[44]。「秘密の部屋」は、長さ76メートル (249 ft)以上、幅36.5メートル (119.8 ft)以上の大きさで、この物語のために作られた最大のセットだった[45]組分け帽子グリフィンドールの剣が置かれているダンブルドアの校長室も、この映画のために作られた[46]

リンディ・ヘミングスは『秘密の部屋』の衣装デザインを担当した。彼女は、すでに確立されたキャラクターの外見の多くを残し、この続編で登場する新しい人物に焦点を当てることにした。ギルデロイ・ロックハートの衣装は、他の登場人物の「暗く、落ち着いた、または地味な色」とは対照的に、明るい色を取り入れた。ギルデロイ・ロックハート役のケネス・ブラナーは、「私たちは、時代遅れの男前と、ホグワーツに溶け込めそうな人を掛け合わせたものを作りたかった。」と語っている[47]。ヘミングスは、ルシウス・マルフォイの衣装も完璧に仕上げた。当初の構想の1つはピンストライプ英語版のスーツを着用していたが、彼の貴族としての資質を際立たせ、「古い感覚」を反映させるために、毛皮と蛇の頭の杖に変更された[47]

撮影[編集]

前作の公開からわずか3日後、2001年11月19日に主要撮影が開始された[48]第2班英語版は、主に空飛ぶ車の場面の撮影を、その3週間前から開始していた[49]。撮影は、主としてハートフォードシャー州リーブスデン・スタジオで行われ[50][51][52]マン島でも行われた[53]キングス・クロス駅9と3/4番線ホーム英語版の撮影場所として使われたが、外観の撮影にはセント・パンクラス駅が使われた[54][55]グロスター大聖堂[56]ダラム大聖堂[57]アルニック城[58]ラコック修道院英語版[59]オックスフォード大学ボドリアン図書館[60]とともに、ホグワーツ魔法学校の舞台として使われた。隠れ穴英語版は、リーブスデン・スタジオ前にある、アボッツ・ラングレー村英語版のジプシー通りに建てられた[52]

ロジャー・プラットは、『秘密の部屋』を「登場人物と物語の成長」を反映し、前作よりも「暗くエッジの効いた雰囲気」を出すために、撮影監督として起用された[47]クリス・コロンバス監督は、より自由な動きができるように手持ちカメラを採用したが[61]、彼はこれを「(彼の)映画監督としての出発点」であると考えている[47]ケンブリッジ大学の言語学教授フランシス・ノーラン英語版は、映画の中で蛇が話す言語であるパーセルタングを創った[62]。主要撮影は2002年7月に終了した[63][64]

音響設計[編集]

『ハリー・ポッターと秘密の部屋』で起こる出来事のため、本作の音響効果は前作よりもはるかに雄大なものとなった。サウンド・デザイナー兼共同監修のサウンド・エディターであるランディ・トムは、カリフォルニアのスカイウォーカー・サウンドで初期の構想を練り、イギリスのシェパートン・スタジオ英語版で主要な作業を行ったあと、この続編に戻りPro Toolsを使って仕事を完成させた[65]

トムは暴れ柳に声を与えようと、自分の声を遅くして、周波数ごとに調整し、低音を強調した、深いうなり声を出した。マンドレイクについては、「『うーん、こんなの聞いたことがない』と思えるような珍しい音にする」ために、赤ちゃんの泣き声と女性の叫び声を組み合わせた[65]

トムはバジリスクを、「巨大な蛇ですが、ドラゴンのようでもあり。あのような歯を持っている蛇はそうそういませんし。シューという音を出したり、唸り声を上げたりしなければなりませんし、最後には苦痛を感じることもありました」といい、挑戦だと述べた。トムは自分の声と、虎の咆哮や、馬や象の声を混ぜ合わせた[65]

特殊効果・視覚効果[編集]

ロンドンで開催されたメイキング・オブ・ハリー・ポッター英語版・ツアーでの不死鳥のフォークス、ドビー、アラゴグ

視覚効果の制作には、映画が完成する2002年10月9日までの9ヶ月間かかった[61][66]インダストリアル・ライト&マジックミルムービング・ピクチャー・カンパニー(MPC)、シネサイトおよびフレームストアが作品中の約950の視覚効果ショット[注 4]を手掛けた[67][68]。Jim Mitchellとニック・デイヴィスが視覚効果スーパーバイザーを務めた。中でも、彼らはCGキャラクターである屋敷しもべ妖精ドビー、バジリスク、およびピクシー妖精などの制作を担当した[67]。MPCのChas JarrettはCGスーパーバイザーとして、本作でCGを使用しているショットのアプローチを監督した[69]。70人のスタッフで、2001年9月から2002年10月までに同社は251ショットを制作し、そのうち244ショットが本作に採用された[70]

視覚効果チームは、不死鳥のフォークス、マンドレイク、アクロマンチュラアラゴグ、およびバジリスクの最初の25フィート (8 m)を考案した[67][71]、クリーチャー効果スーパーバイザーのニック・ダッドマン英語版と協力した。ダッドマンによれば、「アラゴグはクリーチャー部門にとって重要な挑戦だった」という。この巨大な蜘蛛は、高さ9フィート (3 m)、脚の長さ18フィート (5 m)で、それぞれを別のチームのメンバーが制御しなければならなかった。アラゴグ全体の重さは4分の3トンある[67]。アニマトロニクスのアラゴグをセットで操作するには、15人以上の人手が必要だった[72]

暴れ柳の場面には、プラクティカル・エフェクト[注 5]と視覚効果の組み合わせが必要だった。特殊効果スーパーバイザーのジョン・リチャードソンと彼のチームは、空飛ぶ車にぶつけるために機械操作の枝を作った[73]。シェパートン・スタジオには3分の1スケールのセットが組み立てられ、100フィート (30 m)以上の高さに見えるよう遠近感を強調し木の上部3分の1が実物大で作られた。中庭と木は3Dで作られました。中庭と木は3Dで作られた。一部のショットはすべてデジタルで行われた[70][74]。Jarrett氏は、この場面の「最大の課題」はレンダリングであったと指摘し、「あまりにも多くのことが起こっていた。本当に膨大な量だった。[74]」と理由を挙げた。

音楽[編集]

前作の作曲を担当したジョン・ウィリアムズが、『ハリー・ポッターと秘密の部屋』の作曲をするため戻ってきた。ウィリアムズは『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』と『マイノリティ・リポート』の作曲を完了し、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』の作曲に取り掛かるところだったため、本作の作曲は難しいことが判った。そのため、ウィリアム・ロス英語版を起用し、ウィリアムズが機会があるたびに作曲していた素材に『賢者の石』のテーマを編曲してもらうことにした[75]。サウンドトラック・アルバムは2002年11月12日に発売された[76]

配給[編集]

マーケティング[編集]

この映画の映像は2002年の夏にオンラインで公開され始め、映画館では「スクービー・ドゥー」の公開と同時に特報が公開された[77]。この映画を基にしたビデオゲーム英語版が2002年11月初旬にエレクトロニック・アーツからゲームキューブPlayStation 2Xboxなど複数のゲーム機で発売された[78]。また前作で決めた販売計画の成功を継続し、タイアップ商品であるレゴの「秘密の部屋」が品薄になったとの報道があった[79]

映像ソフト[編集]

この映画は、VHSテープと、拡大された場面や削除された場面、インタビューを含むフルスクリーン/ワイドスクリーンデジパック仕様2枚組特別版DVDの両方が、イギリス、アメリカ、およびカナダで2003年4月11日に最初に発売された[80]。2007年12月11日にはBlu-ray版が発売された[81]。2009年12月8日には、新しい映像、テレビ・コマーシャル、削除された場面を編集した拡大版、および長編スペシャル「Creating the World of Harry Potter Part 2: Characters」を収録したアルティメット・エディションが発売された[82]。拡大版の上映時間は約174分で、以前に一部のテレビ放送で上映されていた[83]

日本ではワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメントよりブルーレイ、DVDが発売。

  • ハリー・ポッターと秘密の部屋 特別版(DVD2枚組、2003年4月25日発売)
  • ハリー・ポッターと秘密の部屋 1枚組版(DVD1枚組)
  • 【初回限定生産】ハリー・ポッター DVD特別版 ツインパック(4枚組)
  • ハリー・ポッターと秘密の部屋 ブルーレイ(1枚組)
  • 【数量限定生産】ハリー・ポッターと秘密の部屋 ブルーレイ アルティメット・コレクターズ・エディション(3枚組、2009年12月23日発売)
  • 【数量限定生産】ハリー・ポッターと秘密の部屋 DVD アルティメット・コレクターズ・エディション(4枚組、2009年12月23日発売)
  • ハリー・ポッターと秘密の部屋 コレクターズ・エディション(Blu-ray版:3枚組 / DVD版:4枚組、2016年3月23日発売)
  • ハリー・ポッターと秘密の部屋 〈4K ULTRA HD&ブルーレイセット〉(3枚組、2017年12月20日発売)

評判[編集]

興行成績[編集]

『ハリー・ポッターと秘密の部屋』は、2002年11月3日にオデオン・レスター・スクエア英語版世界初公開され[84]、2002年11月15日にイギリスとアメリカで公開された[85]。この映画は公開と同時に複数の記録を更新した。アメリカとカナダでは、この映画は公開初週の週末、3,682の映画館で8,840万ドルの興行収入を記録し、『スパイダーマン』、『ハリー・ポッターと賢者の石』に次いで当時3番目に大きな開演となった[86]。また、連続しない2週間の週末で興行収入首位を獲得した[87]。イギリスでは、この映画はそれまで『賢者の石』が持っていたオープニング記録をすべて破った。試写会を含むオープニングで1890万ポンド(1ポンド191.01円換算で約36億1009万円)、試写会を除くと1090万ポンド(同20億8201万円)の興行収入を記録した[88]。イギリスでの興行収入は5,480万ポンドで、これは当時、イギリスでの歴代興行収入の第5位だった[89]

この映画は全世界で合計8億7,900万ドルの興行収入を記録した[90][91]。これは『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』に次いで、2002年の全世界での興行収入の第2位であり[92]、また『スパイダーマン』、『二つの塔』、『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』に次いで、2億6,200万ドルで同年のアメリカとカナダにおける興行収入の第4位を記録した[93]。しかしアメリカ以外ではこの年の第1位の映画であり、『二つの塔』の5億8,450万ドルに対し、6億1,700万ドルを記録した[94]

批判的な反響[編集]

Rotten Tomatoesでは、この映画は238件のレビューに対して82%の支持率を得ており、平均評価は7.2/10となっている。Rotten Tomatoesの批判的な総意は「若い観客にとってはより魅力的かもしれないが、『秘密の部屋』は前作よりも暗いが活気があり、第1作の世界観を広げ向上させている。」と読める[95]Metacriticでは、35人の批評家による加重平均得点が100点満点中63点であり、「おおむね好意的な評価」となっている[96]CinemaScoreによる調査では観客はハリー・ポッターシリーズの中で唯一「A+」を与えた[97]

ロジャー・イーバートは、『秘密の部屋』に4つ星中の星4つを与え、特にセットデザインを賞賛した[98]。「エンターテインメント・ウィークリー誌」は、この映画が前作より優れており、より暗いと称賛した。「そしてその中でも今回の『ハリーポッター』が非常にうまくいっているのは、観客にとって、より暗く、より恐ろしい雰囲気を深めていることだ。これは本来あるべき姿だ。ハリーの物語は、より暗くなると考えられる。」[99]リチャード・ローパーは、コロンバス監督の演出と映画が原作に忠実であることを称賛し、次のように述べている。「クリス・コロンバス監督は、物語に忠実というだけでなく、それを映画の時代に合わせた本当に素晴らしい仕事をしています。」[100]バラエティ誌は、この映画は過度に長いが、より暗く劇的だと称賛し、原作とは別に映画独自の命を与える自信と見え隠れする才能は『賢者の石』が成し得なかったものだと述べている[101]。『ニューヨーク・タイムズ』のA・O・スコットはこう述べている。「興奮を感じるのではなく、打ちのめされ、疲れ果てたように感じるかもしれないが、最終的にはそれほどひどく失望することはないだろう。」[102]

ローリング・ストーン」誌のピーター・トラヴァースは、この映画は長すぎて原作に忠実すぎると非難した。「またしても、クリス・コロンバス監督はローリングにかしこまって、創造性を抑え込み、3時間近くも映画を引きずらせた」と[103]。「ロサンゼルス・タイムズ」のケネス・トゥーラン英語版は、「既視感の繰り返しで、あなたが第1作についてどういう意見を持っていても、それが賛成でも反対でも、この作品の感想になりそう」といい、この映画を陳腐な展開とみなしている[104]

受賞歴[編集]

『秘密の部屋』は、英国アカデミー賞の3部門、プロダクションデザイン賞英語版音響賞英語版、および視覚効果賞英語版)にノミネートされた[105]。この映画は6つのサターン賞にもノミネートされた[106]。また、第1回視覚効果協会賞では2つの賞にノミネートされた[107]放送映画批評家協会英語版は、ファミリー映画賞英語版音楽賞英語版を授与し[108]デジタルアクション演技賞()トビー・ジョーンズ)にもノミネートされた[109]

授賞式の日付 部門 受賞者 結果 Ref.
アマンダ賞英語版 2003年8月22日 Best Foreign Feature Film ハリー・ポッターと秘密の部屋 ノミネート [110]
ボギー賞英語版 2002 Bogey Award in Platinum ハリー・ポッターと秘密の部屋 受賞 [111]
英国アカデミー賞 2003年2月23日英語版 プロダクションデザイン賞英語版 スチュアート・クレイグ ノミネート [105]
音響賞英語版 ランディ・トム, Dennis Leonard, John Midgley, Ray Merrin, Graham Daniel and リック・クライン ノミネート
視覚効果賞英語版 Jim Mitchell, ニック・デイヴィス, ジョン・リチャードソン, Bill George and Nick Dudman ノミネート
放送映画批評家協会賞 2003年1月17日 ファミリー映画賞英語版 ハリー・ポッターと秘密の部屋 受賞 [108]
音楽賞英語版 ジョン・ウィリアムズ 受賞
デジタル演技賞 トビー・ジョーンズ ノミネート [109]
Broadcast Music Incorporated Film & TV Awards英語版 2003年5月14日 BMI Film Music Award ジョン・ウィリアムズ 受賞 [112]
ゴールデン・リール賞英語版 2003年3月22日 Best Sound Editing – Foreign Film英語版 ランディ・トム, Dennis Leonard, Derek Trigg, Martin Cantwell, Andy Kennedy, Colin Ritchie, Nick Lowe ノミネート [113]
GoldSpirit Awards英語版 2003 Best Recording Edition ジョン・ウィリアムズ bronze [114]
Best Sci-Fi/Fantasy Theme bronze
グラミー賞 2004年2月8日 映画・テレビサウンドトラック部門 ジョン・ウィリアムズ ノミネート [115]
ヒューゴー賞 2003年8月28日 - 9月1日 映像部門 長編部門 ハリー・ポッターと秘密の部屋 ノミネート [116]
日本アカデミー賞 2003年3月7日 外国作品賞 ハリー・ポッターと秘密の部屋 ノミネート [117]
ニコロデオン・キッズ・チョイス・アワード 2003年4月12日英語版 Kids' Choice Award for Favorite Movie英語版 ハリー・ポッターと秘密の部屋 ノミネート [118]
ロンドン映画批評家協会英語版 2003年2月12日英語版 British Supporting Actor of the Year ケネス・ブラナー 受賞 [119]
MTVムービーアワード 2003年5月31日英語版 Best Virtual Performance トビー・ジョーンズ ノミネート [120]
オンライン映画批評家協会 2003年1月6日英語版 Best Visual Effects英語版 ジョン・リチャードソン ノミネート [121]
サターン賞 2003年5月18日英語版 ファンタジー映画賞 ハリー・ポッターと秘密の部屋 ノミネート [106]
若手俳優賞 ダニエル・ラドクリフ ノミネート
監督賞 クリス・コロンバス ノミネート
衣装デザイン賞 リンディ・ヘミングス ノミネート
メイクアップ賞 Nick Dudman, Amanda Knight ノミネート
特殊効果賞 John Mitchell, ニック・デイヴィス, ジョン・リチャードソン, Bill George ノミネート
スティンカーズ最悪映画賞英語版 2003年3月16日英語版 Most Annoying Non-Human Character 屋敷しもべ妖精のドビー ノミネート [122]
視覚効果協会 2003年2月19日英語版 Best Character Animation in a Live Action Motion Picture "Dobby's Face" – David Andrews, Steve Rawlins, Frank Gravatt, Douglas Smythe ノミネート [107]
Best Compositing in a Motion Picture "Quidditch Match" – Dorne Huebler, Barbara Brennan, Jay Cooper, Kimberly Lashbrook ノミネート

テレビ放送[編集]

回数 テレビ局 番組名 放送日 放送時間 視聴率 備考
初回 日本テレビ 金曜ロードショー 2005年12月2日 20:00 - 23:19 21.7% 地上波初放送
ノーカット
88分拡大、63分繰上げ
2回目 TBS - 2007年7月25日 19:45 - 22:48 15.7% 69分拡大
3回目 フジテレビ 土曜プレミアム 2008年3月29日 20:03 - 23:10 12.1% 57分拡大、57分繰上げ
4回目 テレビ朝日 日曜洋画劇場 2010年11月21日 21:00 - 23:39 45分拡大
5回目 日本テレビ 金曜ロードSHOW! 2013年3月22日 21:00 - 23:29 11.2% 35分拡大
6回目 2015年5月29日 21:00 - 23:24 15.5% 30分拡大
7回目 2016年12月2日 10.2%
8回目 2020年10月30日 10.1%
  • 視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム。

ゲーム[編集]

2002年11月23日には同タイトルのPlayStation 2版、PlayStation版、ニンテンドーゲームキューブ版、ゲームボーイアドバンス版、Windows版のゲームソフトが発売された。メーカーはエレクトロニック・アーツ。PlayStation版はアルゴノートゲームスが開発。シリーズの映画化にあわせて廉価版も出ている。アクション・アドベンチャー。

『秘密の部屋』の映画を題材にしたトレーディングカードも、カードゲームではないが作成されている。

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

  1. ^ 映画版ではルシウスの「役所で会おう」、ドラコの「学校で会おう」で終わる。
  2. ^ 蛇語を話せる者
  3. ^ ハリー・ポッターと世俗的な都市
  4. ^ 切れ目のない連続した場面
  5. ^ 実際に撮影した特殊効果

出典[編集]

  1. ^ 三苫正勝「図書館の自由と現代の動向」(日本図書館協会 2002年中堅職員ステップアップ研修レジュメ)
  2. ^ a b Sexton, Colleen (2007). “Pottermania”. J. K. Rowling. Twenty-First Century Books. pp. 77–78. ISBN 978-0-8225-7949-6. https://books.google.com/books?id=J_IPN8UMf7IC&q=%22Harry+Potter+and+the+Chamber+of+Secrets%22&pg=PA77 2009年5月25日閲覧。 
  3. ^ Rowling, J.K. (2009年). “Nearly Headless Nick”. 2009年5月25日閲覧。
  4. ^ Rowling, J.K. (2009年). “Dean Thomas's background (Chamber of Secrets)”. 2009年5月25日閲覧。
  5. ^ “A Potter timeline for muggles”. Toronto Star. (2007年7月14日). https://www.thestar.com/entertainment/article/235354 2008年9月27日閲覧。 
  6. ^ Harry Potter: Meet J.K. Rowling”. Scholastic Inc. 2008年9月27日閲覧。
  7. ^ “Digested read: Harry Potter and the Chamber of Secrets”. The Guardian (London). (25 August 1998). オリジナルの23 August 2013時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20130823162432/http://www.theguardian.com/books/1998/aug/25/booksforchildrenandteenagers 2009年5月25日閲覧。. 
  8. ^ Beckett, Sandra (2008). “Child-to-Adult Crossover Fiction”. Crossover Fiction. Taylor & Francis. pp. 112–115. ISBN 978-0-415-98033-3. https://books.google.com/books?id=9ipnQ2ryU7IC&q=%22Harry+Potter+and+the+Philosopher%27s+Stone%22+book+sales+bestseller&pg=PA114 2009年5月16日閲覧。 
  9. ^ “Best Sellers Plus”. The New York Times. (1999年6月20日). https://www.nytimes.com/books/99/06/20/bsp/fictioncompare.html 2009年5月25日閲覧。 
  10. ^ Pais, Arthur (2003年6月20日). “Harry Potter: The mania continues...”. Rediff.com India Limited. 2009年5月25日閲覧。
  11. ^ a b Brians, Paul. “Errors: Ancestor / Descendant”. Washington State University. 2009年5月25日閲覧。
  12. ^ Rowling, J.K. (1998). Harry Potter and the Chamber of Secrets. London: Bloomsbury. pp. 38, 78. ISBN 0-7475-3848-4 
  13. ^ Loudon, Deborah (18 September 1998). “Harry Potter and the Chamber of Secrets – Children's Books”. The Times (London). オリジナルの30 May 2010時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20100530060229/http://entertainment.timesonline.co.uk/tol/arts_and_entertainment/books/children/article778375.ece 2009年5月26日閲覧。. 
  14. ^ de Lint, Charles (January 2000). Books To Look For. Fantasy & Science Fiction. オリジナルの23 January 2010時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20100123164104/http://www.sfsite.com/fsf/2000/cdl0001.htm 2009年5月26日閲覧。. 
  15. ^ Wagner, Thomas (2000年). “Harry Potter and the Chamber of Secrets”. Thomas M. Wagner. 2009年5月26日閲覧。
  16. ^ a b c Nezol, Tammy. “Harry Potter and the Chamber of Secrets (Harry Potter and the Chamber of Secrets)”. About.com. 2009年5月26日閲覧。
  17. ^ Stuart, Mary. “Harry Potter and the Chamber of Secrets”. curledup.com. 2009年5月26日閲覧。
  18. ^ Nel, Phillip (2001). “Reviews of the Novels”. J.K. Rowling's Harry Potter novels: a reader's guide. Continuum International. p. 55. ISBN 0-8264-5232-9. https://books.google.com/books?id=qQYfoV62d30C&q=%22Harry+Potter+and+the+Chamber+of+Secrets%22&pg=PA54 2009年5月26日閲覧。 
  19. ^ Davis, Graeme (2008). “Re-reading Harry Potter and the Chamber of Secrets”. Re-Read Harry Potter and the Chamber of Secrets Today! an Unauthorized Guide. Nimble Books LLC. p. 1. ISBN 978-1-934840-72-6. https://books.google.com/books?id=mrvPPS5DXBEC&q=%22Harry+Potter+and+the+Chamber+of+Secrets%22&pg=PA2 2009年5月25日閲覧。 
  20. ^ a b c d Harry Potter and the Chamber of Secrets”. Arthur A. Levine Books (2001–2005). 2009年7月18日閲覧。
  21. ^ ALA Notable Children's Books All Ages 2000”. Scholastic Inc. (2007年6月11日). 2009年7月18日閲覧。
  22. ^ Best Books for Young Adults”. American Library Association (2000年). 2009年7月18日閲覧。
  23. ^ Estes, Sally; Susan Dove Lempke (1999). Books for Youth – Fiction. Booklist. http://www.booklistonline.com/default.aspx?page=show_product&pid=3603404 2009年7月18日閲覧。 
  24. ^ Harry Potter Reviews”. CCBC (2009年). 2009年7月18日閲覧。
  25. ^ a b ABOUT J.K. ROWLING”. Raincoast Books (2009年). 2009年7月18日閲覧。
  26. ^ Scottish Arts Council Children's Book Awards”. Scottish Arts Council (2001年5月30日). 2009年7月18日閲覧。
  27. ^ Potter goes platinum”. RTÉ (2009年). 2009年7月18日閲覧。
  28. ^ "BBC – The Big Read" Archived 31 October 2012 at the Wayback Machine.. BBC. April 2003, Retrieved 12 December 2013
  29. ^ a b Jacobsen, Ken (2004). “Harry Potter and the Secular City: The Dialectical Religious Vision of J.K. Rowling”. Animus 9: 79–104. オリジナルの8 January 2010時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20100108035411/http://www2.swgc.mun.ca/animus/Articles/Volume%209/jacobsen.pdf 2009年5月27日閲覧。. 
  30. ^ Cockrell, Amanda (2004). “Harry Potter and the Secret Password”. In Whited, L.. The ivory tower and Harry Potter. University of Missouri Press. pp. 20–26. ISBN 0-8262-1549-1. https://books.google.com/books?id=iO5pApw2JycC&q=%22Harry+Potter+and+the+Chamber+of+Secrets%22&pg=PA15 2009年5月27日閲覧。 
  31. ^ Knapp, Nancy (2003). “In Defense of Harry Potter: An Apologia”. School Libraries Worldwide (International Association of School Librarianship) 9 (1): 78–91. オリジナルの9 March 2011時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20110309051050/http://www.iasl-online.org/files/jan03-knapp.pdf 2009年5月14日閲覧。. 
  32. ^ a b c Krause, Marguerite (2006). “Harry Potter and the End of Religion”. In Lackey, M.; Wilson, L.. Mapping the world of Harry Potter. BenBella Books. pp. 55–63. ISBN 1-932100-59-8. https://books.google.com/books?id=sKRkzVIK3foC&q=%22Harry+Potter+and+the+Chamber+of+Secrets%22&pg=PT12 2009年5月27日閲覧。 
  33. ^ Duffy, Edward (2002). “Sentences in Harry Potter, Students in Future Writing Classes”. Rhetoric Review (Lawrence Erlbaum Associates, Inc.) 21 (2): 170–187. doi:10.1207/S15327981RR2102_03. オリジナルの20 July 2011時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20110720053923/http://wrt-brooke.syr.edu/courses/205.03/rrhp.pdf 2009年5月27日閲覧。. 
  34. ^ Williams, Bronwyn; Zenger, Amy (2007). Popular culture and representations of literacy. A.A.. Routledge. pp. 113–117, 119–121. ISBN 978-0-415-36095-1. https://books.google.com/books?id=DDvbNnO4OH8C&q=%22chamber+of+secrets%22+riddle+identity&pg=PA119 2009年5月27日閲覧。 
  35. ^ Rowling, J.K. (1998). “Dobby's Reward”. Harry Potter and the Chamber of Secrets. London: Bloomsbury. pp. 241–243. ISBN 0-7475-3848-4 
  36. ^ MacNeil, William (2002). “"Kidlit" as "Law-And-Lit": Harry Potter and the Scales of Justice”. Law and Literature (University of California) 14 (3): 545–564. doi:10.1525/lal.2002.14.3.545. オリジナルの5 October 2009時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20091005120036/http://www98.griffith.edu.au/dspace/bitstream/10072/6871/1/21489.pdf 2009年5月27日閲覧。. 
  37. ^ Rowling, J.K. (1998). Harry Potter and the Chamber of Secrets. London: Bloomsbury. p. 102. ISBN 0-7475-3848-4 
  38. ^ Whited, L. (2006). “1492, 1942, 1992: The Theme of Race in the Harry Potter Series”. The Looking Glass : New Perspectives on Children's Literature 1 (1). オリジナルの15 October 2009時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20091015180112/http://www.lib.latrobe.edu.au/ojs/index.php/tlg/article/view/97/82 2009年8月20日閲覧。. 
  39. ^ Rowling, J.K. (2004年6月29日). “Title of Book Six: The Truth”. 2009年5月25日閲覧。
  40. ^ Davis, Graeme (2008). “Re-reading The Very Secret Diary”. Re-Read Harry Potter and the Chamber of Secrets Today! an Unauthorized Guide. Nimble Books LLC. p. 74. ISBN 978-1-934840-72-6. https://books.google.com/books?id=mrvPPS5DXBEC&q=%22Chamber+of+Secrets%22+%22Half-Blood+Prince%22+horcrux&pg=PA74 2009年5月25日閲覧。 
  41. ^ a b Harry Potter And The Chamber Of Secrets (2002)”. Box Office Mojo. 2010年2月13日閲覧。
  42. ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)630頁
  43. ^ Behind the scenes: The Burrow”. Pottermore. 2020年5月6日閲覧。
  44. ^ “Harry Potter's 'flying' car taken”. BBC News. (2005年10月28日). http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/england/cornwall/4384244.stm 2012年10月16日閲覧。 
  45. ^ Garrigues, Manon (2020年4月22日). “3 things you didn't know about Harry Potter and the Chamber of Secrets”. Vogue. 2021年10月9日閲覧。
  46. ^ Han, Angie (2011年3月4日). “'The Making of Harry Potter' Studio Tour To Open Next Spring”. /Film. 2020年4月12日閲覧。
  47. ^ a b c d About the Cinematography”. Warner Bros.. 2020年5月16日閲覧。
  48. ^ Germain, David (2001年11月18日). “'Potter' topples another box office record with $93.5 million debut”. Arizona Daily Sun. 2020年5月7日閲覧。
  49. ^ Kehr, Dave (2001年11月23日). “At the Movies: Trading Britain For America”. The New York Times. 2012年9月24日閲覧。
  50. ^ Cagle, Jess (5 November 2001). “Cinema: The First Look at Harry”. Time. オリジナルの23 September 2015時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20150923041434/http://content.time.com/time/specials/packages/article/0,28804,1961973_1961978,00.html 2020年4月16日閲覧。. 
  51. ^ Kennedy, Maev (2001年11月2日). “Harry Potter and the gobbet of ire”. The Guardian. 2020年5月14日閲覧。
  52. ^ a b Leggett, Tabatha (2014年1月21日). “The "Harry Potter" Guide To The U.K.”. BuzzFeed. 2020年5月14日閲覧。
  53. ^ Richardson, Matthew (30 May 2020). “Chapter Six: Wartime and the Swinging Sixties”. The Isle of Man: Stone Age to Swinging Sixties. Pen and Sword History. ISBN 9781526720788. https://books.google.com/books?id=g7jpDwAAQBAJ&q=The+Isle+of+Man%3A+Stone+Age+to+Swinging+Sixties+%22chamber+of+secrets%22&pg=PT107 2020年7月7日閲覧。 
  54. ^ Harry Potter and the Flying Ford Anglia”. St Pancras International. 2020年5月14日閲覧。
  55. ^ Deiss, Richard (2013). The Cathedral of the Winged Wheel and the Sugarbeet Station: Trivia and Anecdotes on 222 Railway Stations in Europe. Books on Demand. p. 61. ISBN 9783848253562. https://books.google.com/books?id=KQ1Dtm4b5w4C&q=harry+potter+%22chamber+of+secrets%22+%22st+pancras%22&pg=PA61 2020年5月14日閲覧。 
  56. ^ Green, Willow (2002年2月1日). “Potty About Potter”. Empire. 2020年5月14日閲覧。
  57. ^ Hodgson, Barbara (2019年10月9日). “Afternoon tea in Harry Potter classroom is on offer as Durham Cathedral reveals magical 'hidden' room”. ChronicleLive. 2020年5月14日閲覧。
  58. ^ Harry Potter at Alnwick Castle”. Alnwick Castle. 2020年5月14日閲覧。
  59. ^ Barnett, Stephen; Tucker, David (2012). “Lacock and Avebury – Timeless”. Out of London Walks: Great escapes by Britain's best walking tour company. Random House. ISBN 9780753548028. https://books.google.com/books?id=cSbcwnn7ohgC&q=%22harry+potter%22+%22chamber+of+secrets%22+%22Lacock%22&pg=PT35 2020年5月14日閲覧。 
  60. ^ Filming & photography”. Bodleian Library. 2020年5月14日閲覧。
  61. ^ a b Lawson, Terry (2002年11月14日). “The second instalment is charmed, director says”. The Vindicator: pp. D10, D14. https://news.google.com/newspapers?id=2FtIAAAAIBAJ&pg=5251,6505185&dq=london+world+premiere+chamber+of+secrets&hl=en 2012年10月16日閲覧。 
  62. ^ Adger, David (2019). “Impossible Patterns”. Language Unlimited: The Science Behind Our Most Creative Power. Oxford University Press. p. 99. ISBN 9780192563194. https://books.google.com/books?id=vpCqDwAAQBAJ&q=francis+nolan+harry+potter&pg=PA99 2020年5月15日閲覧。 
  63. ^ Schmitz, Greg Dean. “Harry Potter and the Chamber of Secrets (2002)”. Yahoo!. 2020年5月16日閲覧。
  64. ^ El mexicano Alfonso Cuarón será el director de Harry Potter III” (スペイン語). La Crónica de Hoy (2020年7月22日). 2020年5月16日閲覧。
  65. ^ a b c Jackson, Blair (2003年1月1日). “The Chamber of Secrets”. Mix. NewBay Media. 2012年10月16日閲覧。
  66. ^ Potter film should be finished next week”. Newsround. CBBC (2002年10月4日). 2012年10月16日閲覧。
  67. ^ a b c d About the Special Effects”. Warner Bros.. 2020年5月16日閲覧。
  68. ^ Robertson, Barbara (2003年4月). “When Harry Met Dobby”. Cinefex. 2020年5月16日閲覧。
  69. ^ Teo, Leonard. “3D Festival: The VFX of Harry Potter and the Chamber of Secrets”. 3D Festival. p. 1. 2020年5月17日閲覧。
  70. ^ a b Teo, Leonard. “3D Festival: The VFX of Harry Potter and the Chamber of Secrets”. 3D Festival. p. 2. 2020年5月17日閲覧。
  71. ^ Creating the World of Harry Potter: the Basilisk. Warner Bros. YouTubeより2020年5月16日閲覧
  72. ^ Creature Effects”. Warner Bros. Studio Tour London – The Making of Harry Potter. 2020年5月17日閲覧。
  73. ^ Special & Visual Effects”. Warner Bros. Studio Tour London – The Making of Harry Potter. 2020年5月17日閲覧。
  74. ^ a b Teo, Leonard. “3D Festival: The VFX of Harry Potter and the Chamber of Secrets”. 3D Festival. p. 3. 2020年5月17日閲覧。
  75. ^ Harry Potter and the Chamber of Secrets (John Williams/William Ross)”. Filmtracks (2002年11月7日). 2012年9月23日閲覧。
  76. ^ Harry Potter and the Chamber of Secrets Soundtrack (2002)”. Soundtrack.Net. 2020年5月17日閲覧。
  77. ^ “Potter trailer gets Scooby outing”. BBC News. (2002年6月13日). http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/2042773.stm 2012年10月9日閲覧。 
  78. ^ Krause, Staci (2002年11月26日). “Harry Potter and the Chamber of Secrets”. IGN. 2012年10月9日閲覧。
  79. ^ Cagle, Jess (3 November 2002). “When Harry Meets SCARY”. Time. オリジナルの2 February 2017時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170202033920/http://content.time.com/time/magazine/article/0,9171,386963,00.html 2012年10月9日閲覧。. 
  80. ^ Kipnis, Jill (2003年3月1日). “Blockbuster Sequels Ensure DVD's Sale Saga”. Billboard: p. 66. https://books.google.com/books?id=OA8EAAAAMBAJ&q=chamber+of+secrets+VHS+and+DVD+release+11+April+2003&pg=PA66 2010年11月28日閲覧。 
  81. ^ Harry Potter and the Chamber of Secrets Blu-ray Release Date”. Blu-ray.com. 2010年11月28日閲覧。
  82. ^ Calogne, Juan (2009年9月18日). “Ultimate Editions Announced for First Two Harry Potter movies”. Blu-ray.com. 2010年11月28日閲覧。
  83. ^ Exclusive First Look at 'Harry Potter and the Goblet of Fire' to Be Presented During Network Television Debut of 'Harry Potter and the Chamber of Secrets,' Airing May 7 on ABC”. Business Wire (2005年5月2日). 2012年10月9日閲覧。
  84. ^ Youngs, Ian (2002年11月3日). “Fans spellbound at Potter première”. BBC News. 2020年5月17日閲覧。
  85. ^ O'Shea, Lucy (2002年11月15日). “"Harry Potter and the Chamber of Secrets" Movie Released Worldwide”. MuggleNet. 2020年5月17日閲覧。
  86. ^ Gray, Brandon (2002年11月18日). “Harry Potter Potent with $88.4 Million Weekend”. Box Office Mojo. 2020年5月17日閲覧。
  87. ^ Domestic 2002 Weekend 48”. Box Office Mojo. 2013年11月24日閲覧。
  88. ^ “Potter conjures up box office record”. BBC News. (2002年11月18日). http://news.bbc.co.uk/1/hi/entertainment/film/2487535.stm 2007年9月22日閲覧。 
  89. ^ All time box office”. Sky Is Falling. 2007年9月22日閲覧。
  90. ^ Harry Potter and the Chamber of Secrets”. Box Office Mojo. IMDb. 2020年8月20日閲覧。
  91. ^ Strowbridge, C.S. (2003年1月28日). “Chamber of Secrets sneaks pasts Jurassic Park”. The Numbers. 2007年9月22日閲覧。
  92. ^ 2002 Worldwide Box Office”. Box Office Mojo. 2020年5月17日閲覧。
  93. ^ 2002 Domestic Grosses”. Box Office Mojo. 2020年5月17日閲覧。
  94. ^ 2002 Overseas Total Yearly Box Office”. Box Office Mojo. 2007年9月22日閲覧。
  95. ^ Harry Potter and the Chamber of Secrets”. Rotten Tomatoes. Fandango Media. 2019年10月23日閲覧。
  96. ^ "Harry Potter and the Chamber of Secrets". Metacritic. Red Ventures. 2007年9月22日閲覧。
  97. ^ Harry Potter and the Chamber of Secrets (2002)”. CinemaScore. 2020年7月18日閲覧。
  98. ^ Ebert, Roger (2002年11月15日). “Harry Potter and the Chamber of Secrets”. Chicago Sun-Times. 2020年5月17日閲覧。
  99. ^ Schwarzbaum, Lisa (2002年11月13日). “'Harry Potter and the Chamber of Secrets': EW review”. Entertainment Weekly. https://ew.com/article/2005/08/01/harry-potter-and-chamber-secrets-5/ 2020年5月17日閲覧。 
  100. ^ Roeper, Richard (2002年11月15日). “Harry Potter and the Chamber of Secrets”. At the Movies 
  101. ^ McCarthy, Todd (2002年11月7日). “Harry Potter and the Chamber of Secrets”. Variety. 2020年5月17日閲覧。
  102. ^ Scott, A. O. (2002年11月15日). “Film Review; An Older, Wiser Wizard, But Still That Crafty Lad”. The New York Times. 2020年5月6日閲覧。
  103. ^ Travers, Peter (2002年11月15日). “Harry Potter and the Chamber of Secrets”. Rolling Stone. 2020年5月17日閲覧。
  104. ^ Turan, Kenneth (2002年11月15日). “'Harry Potter and the Chamber of Secrets' doesn't capture the well-balanced tone of the book”. Los Angeles Times. https://www.latimes.com/entertainment/movies/la-et-archives-harry-potter-chamber-of-secrets-review-20170626-story.html 2020年5月18日閲覧。 
  105. ^ a b Film in 2003”. British Academy of Film and Television Arts. 2020年5月19日閲覧。
  106. ^ a b Moro, Eric (2003年3月5日). “The 29th Annual Saturn Awards Nominations - Feature Film Category”. Mania. 2020年5月19日閲覧。
  107. ^ a b 1st Annual VES Awards”. Visual Effects Society. 2020年5月19日閲覧。
  108. ^ a b The BFCA Critics' Choice Awards 2002”. Broadcast Film Critics Association (2003年1月17日). 2011年3月16日閲覧。
  109. ^ a b Godfrey, Leigh (2003年1月22日). “Gollum and Spirited Away Are The Critics Choice”. Animation World Network. 2020年5月19日閲覧。
  110. ^ Amanda Awards (Norway) 2003”. Mubi. 2020年5月19日閲覧。
  111. ^ Harry Potter und die Kammer des Schreckens” (ドイツ語). Blickpunkt: Film. 2020年7月5日閲覧。
  112. ^ 2003 BMI Film/TV Awards: Song List”. Broadcast Music, Inc. (2003年5月14日). 2020年5月19日閲覧。
  113. ^ Martin, Denise (2003年2月7日). “'Gangs,' 'Perdition' top Golden Reel nods”. Variety. 2020年5月19日閲覧。
  114. ^ Premios GoldSpirit - II Edición (2002): Sala de Trofeos” (スペイン語). BSOSpirit. 2020年5月19日閲覧。
  115. ^ Complete list of 46th annual Grammy winners and nominees”. Chicago Tribune (2003年12月4日). 2020年5月19日閲覧。
  116. ^ 2003 Hugo Awards”. Hugo Awards (2007年7月26日). 2020年5月19日閲覧。
  117. ^ 26th Japan Academy Prize”. Japan Academy Film Prize. 2020年5月19日閲覧。
  118. ^ Nickelodeon's 16th Annual Kids' Choice Awards Takes Stars, Music and Mess to the Next Level on Saturday, April 12 Live from Barker Hangar in Santa Monica”. Nickelodeon (2003年2月13日). 2020年5月19日閲覧。
  119. ^ First award blood to Caine”. BBC News (2003年2月12日). 2020年5月19日閲覧。
  120. ^ MTV Movie Awards nominations 2003”. Newsround. CBBC (2003年4月15日). 2020年5月19日閲覧。
  121. ^ 2002 Awards (6th Annual)”. Online Film Critics Society (2012年1月3日). 2020年5月19日閲覧。
  122. ^ 2002 25th Hastings Bad Cinema Society Stinkers Awards”. Los Angeles Times. 2020年5月19日閲覧。

外部リンク[編集]