魔法省

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魔法省(まほうしょう、Ministry of Magic)は、J・K・ローリングの小説『ハリー・ポッター』シリーズに登場する架空の機関である。略称は「M.O.M」。

各国にはそれぞれの国・地域[1]の魔法政府機関があることが知られているが、この項目ではイギリスの魔法省について記述する。併せて、作中に登場する法令・国際組織に付いても解説する。

目次

概要[編集]

英国魔法省は魔法使い評議会(The Wizards' Council)を前身とする公的機関で、司法外交・運輸などマグルの官公庁同様の仕事の他、魔法族および魔法生物の存在をマグルから守ること、闇魔術から魔法界の秩序と安全を守ることである。

魔法法執行部魔法事故惨事部魔法生物規制管理部国際魔法協力部魔法運輸部魔法ゲーム・スポーツ部神秘部の7部門から成る。うち最大の部署は魔法法執行部で、神秘部を除く全ての部署が、法執行部に対して何らかの責任を取る。二番目は、魔法生物規制管理部である。

イギリス魔法界の最高権力者は魔法大臣で、マグルの首相[2]と同格である。マグルの首相の執務室の肖像画または暖炉を通じ、直接連絡を取ることが可能だが、平時には互いの就任時に挨拶を交わすのみである。

議会はなく、裁判所も省の一機関であるなど権力分立はされておらず、恣意的な法令・判決が出ることもある。また賄賂やコネも横行する等、1990年代には腐敗している様子も描写されている。

施設[編集]

魔法省本庁舎はロンドンの地下に設置されている。地下にあるにもかかわらず、魔法によって自在に景色・天候を変えられる窓が存在する。

在勤者は、煙突飛行ネットワークで通勤するため、地下8階のアトリウムの壁際に暖炉が多数設置されている。

外来者用の入り口は赤い電話ボックスになっており、6,2,4,4,2をダイヤルすると女性が用件を尋ねる。そして用件を言うと、公衆電話のコインが出てくる所から名前と用件が書かれた、四角い銀色のバッチが出てくる。バッチをつけると床が落ちて魔法省のアトリウムに着く。外来者は、いったん守衛室に行って杖を預けなければならない。

地下8階のアトリウム(エントランスホール)には、魔法使い魔女ケンタウルスゴブリン屋敷しもべ妖精の共和を象徴する噴水「魔法族の和の泉」がある。泉に投げ入れられたコインは全て、聖マンゴ魔法疾患傷害病院に寄付される。

異なる部署同士の連絡には昔はふくろうを使っていたが、建物がだらけになるため、魔法のかかった連絡用紙飛行機を使っている。

機構[編集]

地下1階
魔法大臣室、次官室
地下2階
魔法法執行部
地下3階
魔法事故惨事部
地下4階
魔法生物規制管理部
地下5階
国際魔法協力部
地下6階
魔法運輸部
地下7階
魔法ゲーム・スポーツ部
地下8階(アトリウム
守衛室、魔法族の和の泉
地下9階
神秘部
地下10階
法廷

魔法大臣室[編集]

魔法大臣及び補佐官が出入りしている。

魔法大臣[編集]

イギリス魔法界の最高権力者。マグルの首相と同格である。

バーバルス・ブラッグ(13世紀)
バードック・マルドゥーン(14世紀)
エルフリダ・クラッグ
魔法使い評議会委員長。魔法省が魔法使い評議会と呼ばれていた頃のトップ。後の魔法大臣に当たる。
アルテミシア・ラフキン(1798年~1811年)
初代魔法大臣。初の女性大臣でもあった。
グローガン・スタンプ(1811年~1819年)
それなりの人望があった。「ヒトたる存在」を「魔法社会の法律を理解する知性を持ち、立法に関する責任の一端を担うことができる生物」と規定した。
オッタリン・ギャンボル(任期不明)
ホグワーツへの輸送手段として、ホグワーツ特急を提案した。
エバンゲリン・オーピントン(1849~1855)
ロンドンのキングズ・クロス駅に、魔法使いのための新しいプラットフォームを作ることを提案した。
ファリス・スパーヴィン(1865年~1903年)
ノビー・リーチ(1962年~1968年)
ミリセント・バグノールド(1980年~1990年)
コーネリウス・ファッジ(1990年~1996年、1巻~5巻)
演 - ロバート・ハーディー
日本語吹き替え - 篠原大作
ライムのような黄緑色の山高帽をかぶっている。シリウス・ブラック逮捕時には魔法事故惨事部の次官だったが、ミリセント・バグノールドの引退に際してアルバス・ダンブルドアが推薦を辞退したため、魔法大臣に就任した。
ダンブルドアを自分より賢く強力な魔法使いと認め、尊敬している。大臣に就任当初はダンブルドアにたびたび助言や援助を求めていたが、権力の味を覚えて自信をつけたことから、次第に地位に執着するようになる。また純血主義者でもあったため、マグルに友好的なアーサー・ウィーズリーを快く思っていなかった。
人当りが良く、基本的にハリーを厚遇しており、後に決別するまではハリーもファッジに親近感を抱いていた。魔法でマージ叔母さんを膨らませた際にも笑顔で事後処理し、3年次の教科書までそろえて出迎えていた。また、シリウス・ブラックが裏切り者であると思われていた頃には、彼が後見人であることを知ったら「ハリーがどれほど辛い思いをするか」と思い測るなど、少なからぬ思いやりを見せていた[3]
しかし4巻終盤、ダンブルドアがヴォルデモートの復活を指摘したにも関わらず、権力への執着心とヴォルデモートへの恐怖心からそれを認めることができず、ダンブルドアと決別。さらに「日刊予言者新聞」に圧力をかけ、ハリーやダンブルドアを非難し、ヴォルデモート一派による連続失踪事件をシリウスの仕業だと報じる内容の記事を書かせていた。その後はドローレス・アンブリッジを通じてホグワーツに干渉したが、5巻終盤でヴォルデモートの復活が公になり、国中から辞任を求められルーファス・スクリムジョールに大臣の座を明け渡した。ただ、その後も顧問として魔法省に残り、マグルの首相への連絡係となる。その後の消息は描かれていない。
映画では第2作『秘密の部屋』から登場。登場当初はバロック調の時代物の礼服にのカツラを模した髪型で登場していたが、第3作『アズカバンの囚人』以降から黒の山高帽に現代風のスーツに変更された。
ルーファス・スクリムジョール(1996年~1997年、6巻~7巻初期)
演 - ビル・ナイ
日本語吹き替え - 小川真司
白髪交じりの黄褐色の髪がたてがみのように見え、顔もライオンに似ていることから「年老いたライオン」とも呼ばれている。
5巻では魔法法執行部闇祓い局の局長であり、ニンファドーラ・トンクスキングズリー・シャックルボルトの上司に当たる。
6巻で、コーネリウス・ファッジに代わって魔法大臣に就任。ヴォルデモート復活に怯える魔法界の人心を安定させるため、マグルの首相の安全確保など迅速な対応を見せたが、疑わしければ無実の人物まで拘束するといった強引な手段を取り、さらにハリーに対して魔法省の掲げるヒーローとして魔法省に協力してほしいと考えていたが、彼の手法を好ましく思わないハリーに協力を拒否された。
7巻ではファッジ同様、アズカバンからの集団脱獄や、ヴォルデモート一派によるハリー襲撃といった情報を隠蔽するようになる。1997年7月31日、隠れ穴を訪れて、ハリー、ロン、ハーマイオニーの三人にアルバス・ダンブルドアの遺品を届けた。その際に考えの相違からハリーらに拒絶され、決別する。その後、魔法省で死喰い人に殺害され、魔法省はヴォルデモート陣営に陥落した。スクリムジョールを殺害する際、死喰い人はハリーの居場所を知ろうとしてスクリムジョールを拷問したが、スクリムジョールは口を割らなかったので、ハリーの居場所は最後まで漏れなかった。ハリーはスクリムジョールに不信感を抱いていたが、最期にハリーを庇ったと知った事で、彼に感謝するようになった。スクリムジョールの死は公式には辞任とされ、後任としてパイアス・シックネスが魔法大臣に就任した。
映画では第7作『死の秘宝 PART1』に登場。
パイアス・シックネス(1997年~1998年、7巻初期~7巻終盤)
演 - ガイ・ヘンリー
日本語吹き替え - 家中宏
魔法法執行部部長だったが、7巻序盤でヤックスリーに「服従の呪文」をかけられ、ヴォルデモート陣営によって殺害されたルーファス・スクリムジョールの後任として魔法大臣に就任した。以降、ハリーを指名手配にしたり、マグル生まれ登録委員会を設立したりするなど、ヴォルデモートの傀儡として利用される。
ホグワーツの戦いではヴォルデモート陣営で参戦するが、魔法省の同僚、アーサー・ウィーズリーパーシー・ウィーズリーの前に敗れる。ヴォルデモートの死後は「服従の呪文」が解けたと思われるが、大臣の職はキングズリー・シャックルボルトに引き継がれた。作中では一貫して「服従の呪文」で服従させられており、実際にどのような思想を持つ人物だったのかは不明である。
映画では『死の秘宝』二部作に登場。最後まで生き残った小説とは異なり、映画ではレイブンクローの髪飾りをハリーたちに破壊されたことを感知したヴォルデモートの八つ当たりの対象となり、死の呪いで殺害された。
キングズリー・シャックルボルト(1998年~、7巻終盤~)
7巻終盤、暫定の魔法大臣に指名された。物語終了後、正式に魔法大臣に就任した。
ハーマイオニー・グレンジャー(任期不明、8巻~)
8巻において魔法大臣に就任していることが判明した。

補佐官[編集]

ドローレス・アンブリッジ
演 - イメルダ・スタウントン
日本語吹き替え - 小宮和枝
魔法大臣付上級次官(5巻~7巻終盤)。ずんぐりとした体型に加え、顔には締まりがなく、たるんだ瞼からは目がやや飛び出している。そのためしばしばガマガエルに喩えられる。髪は薄茶色(6巻では灰色)の巻き毛で、黒いビロードの小さな蝶結びを付けている。指にはたくさんの古い指輪をはめ、年齢に似合わぬピンクのカーディガンや花柄のローブを着込んでいる。部屋も同様の薄気味悪い少女趣味で、壁や机はレースのカバーや布で覆われており、子猫が描かれた皿が飾られている。少女のような甘ったるい高い声を出す。「ェヘン、ェヘン」という咳払いが癖。
卑劣かつ残忍な性格で、ハリーから秘密を聞き出すために、真実薬や、許されざる呪文の一つ・磔の呪いを使おうとしたり、夜中に闇祓いを率いてルビウス・ハグリッドを襲撃したりするなど(特に後者では、仲裁に入ったミネルバ・マクゴナガルをも攻撃し、彼女に重傷を負わせている)、目的のためには違法な手段も平気で行っている。また、狼人間や水中人、巨人やケンタウルス等の「半人間」を非常に恐れており、魔法省ではリーマス・ルーピンの就職を困難にした「反人狼法」を起草したり、水中人に標識をつけるキャンペーンをしている。
グリフィンドール生を非常に嫌っており、ハリー・ポッターフレッド・ウィーズリージョージ・ウィーズリーに対してクィディッチを生涯禁止にするという処置も取っている(アンブリッジの退職後は撤回された)。逆に、自身が在学中に所属していたスリザリン寮の生徒に対しては、露骨に贔屓していた[4]。これに対し、アンブリッジを嫌う生徒は彼女の授業を休むという対抗手段に出ている。またホグワーツの教授たちからも嫌われており、特にマクゴナガルとは非常に険悪な関係にあった。6巻ではホラス・スラグホーンも「もともとあの女は好かん」と語っている。こうした邪悪な人間性もあり、スリザリンのロケットを賄賂として受け取った際には、人を不快にさせる分霊箱としての能力が相殺され、身につけていても平然としていた。
5巻で「ホグワーツの改革」のために魔法省から「闇の魔術に対する防衛術」教授として派遣された。彼女の授業は全く実技を教えず、「防衛術の理論」の本を生徒に読ませるだけであった。これはアルバス・ダンブルドアがホグワーツの生徒を率いて魔法省に対抗する組織を作ることを恐れての措置だが、逆にこれがダンブルドア軍団を結成するきっかけとなった。後に魔法省の省令により「ホグワーツ高等尋問官」に就任し、魔法省の権力を笠にシビル・トレローニールビウス・ハグリッドを停職にし、スリザリン生の中から選りすぐった「高等尋問官親衛隊」を設立するなど権勢を振るった。更にダンブルドアをホグワーツから追放してからは校長を自称するようになるが、ハーマイオニー・グレンジャーの策に嵌って禁じられた森でケンタウルスを侮辱し、袋叩きに遭う。ヴォルデモートの復活が魔法省にも明らかとなった後は、ホグワーツからの除籍命令を出され、ホグワーツを去った。
その後も魔法省には在籍しており、7巻では新たに「マグル生まれ登録委員会」の委員長に就任する。また、ブラック家の財宝を盗んだマンダンガス・フレッチャーから賄賂としてスリザリンのロケットを貰い受けていたが、後にハリー達に奪還された。物語終了後、マグル生まれと認定した者を吸魂鬼に引き渡す、杖を剥奪し路上生活を余儀なくするなどのマグル生まれに対する迫害を糾弾され、過去の悪事に対する因果応報ともいえる形でアズカバンに投獄された。
映画では第5作『不死鳥の騎士団』と第7作『死の秘宝 PART1』に登場。
パーシー・ウィーズリー
魔法大臣付下級補佐官(5巻~)。
コーネリウス・ファッジ
大臣顧問(6巻~)。マグルの首相との連絡を担当する。魔法大臣に就任したスクリムジョールが多忙の為、6巻で新設された。

魔法法執行部[編集]

魔法法の執行を担当する。

ユストゥス・ピリウィックル
元部長(20世紀前半)。
バーテミウス・クラウチ・シニア
元部長(1970年代、3巻以前)。息子のバーテミウス・クラウチ・ジュニアの不祥事により、国際魔法協力部部長に左遷された。
アメリア・ボーンズ
演 - シアン・トーマス
日本語吹き替え - 一柳みる
部長(~1996年、5巻以前)。白髪を短く切った片メガネをした魔女。低いよく響く声でしゃべる。スーザン・ボーンズの叔母で、エドガー・ボーンズの姉。偏見を持たない人物であり、ニンファドーラにも「公平な魔女」と評されている。魔法省の官僚らにも信頼されており、ファッジからの信頼も厚かった。ファッジからは、非常に才能ある魔女で戦闘能力も高かったと評されていた。
5巻ではファッジやアンブリッジと共に、プリペッド通りで守護霊の呪文を使った件でハリーを尋問したが、ハリーを有罪にしようとするファッジに対し、終始公平な立場を保った。不死鳥の騎士団がヴォルデモートの復活を訴えていた際も、団員の一人であるアーサー・ウィーズリーとは挨拶をするなど良好な関係だった。
6巻でヴォルデモートの手にかかり、激しく戦うも死亡する。マグルの新聞には、「一人暮らしの中年の女性が中から鍵がかかった部屋で無惨な殺され方で死んでいた」と書かれていただけだった。
映画では第5作『不死鳥の騎士団』に登場。小説とは容姿が大きく異なった。
パイアス・シックネス
部長(1996年~1997年、6巻~7巻初期)。7巻序盤でヤックスリーの「服従の呪文」で服従させられ、死喰い人陣営に付かされた。その後、ルーファス・スクリムジョールの死により、魔法大臣に就任した。
ヤックスリー
部長(1997年~1998年、7巻初期~7巻終盤)。死喰い人の一人であり、パイアス・シックネスを「服従の呪文」で服従させていた。シックネスの魔法大臣就任に伴い、執行部部長に就任。

魔法警察部隊/魔法警察パトロール[編集]

いわゆる「警察[5]に相当。通常の犯罪者の調査・逮捕が主要な任務。凶悪犯には特殊部隊が対応する。

ボブ・オグデン
元隊長(1920年代)。背が低く丸っこい体型で、分厚い眼鏡をかけていた。モーフィン・ゴーントにウィゼンガモットからの召喚状を届ける為にゴーント家を訪問した。

闇祓い本部/闇祓い局[編集]

語源は、ラテン語で"曙・夜明け"を意味する「Aurora」。

闇の魔法使いの捜査・逮捕、および公的施設や重要人物(マグルの要人を含む)の護衛を主とする、対テロ組織。本部での厳しい適性検査、採用後3年の訓練課程を経て、闇祓いとなる資格が得られる。在学中には闇の魔術に対する防衛術の他に変身術、呪文学、魔法薬学の成績が重視される。極めて優秀な人材しか採用されず、合格者が出ない年もある。これらの厳しい採用基準から狭き門と言われる。階級のようなものも存在している模様。闇の魔法使いとの戦闘機会が多い故に職務中の殉職、後遺症の残る重傷を負う者も少なくないが、総じて戦闘力は高く、騎士団と同様に死喰い人からは警戒されている。

ヴォルデモートが台頭した1970年代には当時の法執行部長:バーテミウス・クラウチ・シニアによって、闇の魔法使いに対し「許されざる呪い」使用も許可され、犯人殺傷の権限が追加された。この当時は死喰い人と戦うことが主任務であったが、ヴォルデモートが復活した後はコーネリウス・ファッジが復活を信じなかった為に死喰い人との戦闘機会は殆どなく、スクリムジョールの死亡によって魔法省が掌握された後はハリーの保護にも関与できなくなっている。その為、ヴォルデモートの手に落ちた魔法省の命令に従う者とアルバス・ダンブルドアの呼びかけに応え、不死鳥の騎士団として協力する者に大きく分かれた。ムーディ、トンクス、シャックルボルトの3名は闇祓いであると同時に騎士団の主要メンバーでもあり、神秘部の戦いではハリーたちを守る為に死喰い人と激しい戦いを繰り広げた(ムーディ、トンクスは後の戦いで死亡している)。

ルーファス・スクリムジョール
5巻までの局長。6巻で魔法大臣に昇進。
ガウェイン・ロバーズ
魔法大臣に昇進したスクリムジョールの後任として、6巻から局長に就任。
フランク・ロングボトムアリス・ロングボトム
元闇祓い。ベラトリックスら4人の死喰い人に拷問され、廃人と化した。現在は聖マンゴ魔法疾患傷害病院へ入院中。
アラスター・ムーディ
元闇祓い。「不死鳥の騎士団」の一員。
キングズリー・シャックルボルト
闇祓い。「不死鳥の騎士団」の一員。後に魔法大臣となる。
ニンファドーラ・トンクス
闇祓い。「不死鳥の騎士団」の一員。自分の姿形を変えられる「七変化」である。7巻でリーマス・ルーピンと結婚。7巻終盤ではホグワーツの戦いに参加するが、ベラトリックス・レストレンジに殺される。
ドーリッシュ
闇祓い。白髪交じりの男。学生時代の成績は優秀で、N.E.W.T試験の成績は全て「優.O」だった。任務に忠実で、5巻ではプラウドフットやウィリアムソンと共にファッジの護衛を担当し、彼の命令でダンブルドアを攻撃したが返り討ちに遭い、気絶して取り逃がす。6巻では、スクリムジョールの命令でホグワーツ城近辺を護衛した。7巻ではオーガスタ・ロングボトムを襲撃したが、返り討ちに遭い、聖マンゴ魔法疾患傷害病院へ入院した。
プラウドフット
闇祓い。紅のローブを纏ったポニーテールの男。5巻でドーリッシュやウィリアムソンと共にファッジの護衛を担当し、彼の命令でダンブルドアを攻撃したが、返り討ちに遭い、気絶して取り逃がした。
ウィリアムソン
闇祓い。5巻でドーリッシュやプラウドフットと共にファッジの護衛を担当し、彼の命令でダンブルドアを攻撃したが、返り討ちに遭い、気絶して取り逃がした。
サベッジ
闇祓い。
ハリー・ポッター
物語終了後、2008年から局長を務めた。

魔法不適正使用取締局[編集]

不適正な魔法の使用を取り締まる。2巻でハリーはこの局から公式警告状を受け取った。

マファルダ・ホップカーク
演 - ジェシカ・ハインズ(映画版第5作、声のみ)→ソフィー・トンプソン(映画版第7作)
日本語吹き替え - 堀越真己
局次長。ふわふわした白髪の、老齢の女性。2巻と5巻で、学校の敷地外で魔法を使ったとしてハリーに警告状を送った。7巻では魔法省に潜入する際、ハーマイオニーがポリジュース薬で彼女に変身した。

マグル製品不正使用取締局[編集]

魔法のかかったマグル製品を取り締まる。局員は2人だけだったが、6巻で局長が昇進しており、現在この局がどうなっているかは不明。魔法界とは関連性が薄い部署であることから、立場は低く、給料も高くないようである。

アーサー・ウィーズリー
局長(~1996年、~5巻)。
パーキンス
局員。

偽の防衛呪文ならびに保護器具の発見ならびに没収局[編集]

ヴォルデモート死喰い人への恐怖につけ込んで売られている怪しげな物品の没収、及び売人の逮捕を行う。スクリムジョールが1996年7月に新設。局員を11人ほど抱える。

アーサー・ウィーズリー
局長(1996年~、6巻~)。

ウィゼンガモット最高裁事務局[編集]

魔法界の裁判所の事務全般を管轄。

司法制度[編集]

魔法法律評議会
ウィゼンガモット法廷
英国魔法界の裁判所一審制。最高刑は「吸魂鬼のキス」(魂を奪い人格を破壊する)。次いで終身刑(通常の殺人・廃人化に適用)。前述の通り、1970年代に、当時の法執行部長:バーテミウス・クラウチ・シニアによって、闇祓いの権限が拡大されており、闇魔術との関連性が顕著な場合は、裁判および尋問無しで、終身刑ないしは「吸魂鬼のキス」が科される。例えば、大量殺人の「現行犯」シリウス・ブラックなど。
「Wizen」は"Wizard"からの接頭語であり、中世イングランドのen:Witenagemot(邦訳:国政審議会・賢人会議、など)をひねった造語。
5巻ではハリーの懲戒尋問を行ったが、この時はファッジ、アンブリッジ、アメリア・ボーンズが尋問を担当した。
アズカバン
北海の真ん中にある監獄要塞。吸魂鬼(ディメンター)が警備に当たっていたが、5巻終盤(1996年夏)に叛乱し任務を放棄した。

魔法事故惨事部[編集]

魔法界・マグルの世界にまたがる事故を管轄する。

コーネリウス・ファッジ
元次官。前魔法大臣のミリセント・バグノールドの引退により、魔法大臣に就任した。

忘却術士本部[編集]

マグルに、都合の悪い情報を忘れさせる。

アーノルド・ピーズグッド
忘却術士。
ニーモン・ラドフォード
魔法省初の忘却術士。記憶修正術の発明者でもある。

魔法事故リセット部隊/魔法事故巻き戻し局[編集]

魔法事故の現状を復帰し、関係者の記憶を消去する。

誤報室/誤報局[編集]

魔法界の事故が顕著すぎる場合、マグルの首相に連絡を取ってマグルに対して納得のいく説明を作り上げる。著名な例では、ネス湖のケルピー(ネッシー)が捏造であるとして、マグルの世論を納得させた。

マグル対策口実委員会[編集]

マグル連絡室[編集]

魔法生物規制管理部[編集]

魔法生物の管理・保護を管轄。学術的な調査研究も行っており、危険度・稀少度別に生物を5段階に分類している。一部の魔法生物(クラップ、フウーパー、ニーズル)の飼育には、規制管理部の認可が必要である。19世紀はじめに、存在課、霊魂課、動物課の三部門に分けられた経緯は『幻の動物とその生息地』に詳しい。

エイモス・ディゴリー
演 - ジェフ・ラウル
日本語吹き替え - 長克巳
職員。セドリック・ディゴリーの父。息子を誇りに思い、三大魔法学校対抗試合の際はハリーへの対抗心を随所で見せた(息子にそのような意思は全くなく、むしろ父のフォローに回っている)。しかし息子の死後にハリーと対面した時は、夫人ともどもハリーを責めることはなく、ハリーがセドリックの遺体をリトル・ハングルトンから持ち帰ったことを感謝していた。その後、魔法省を辞職したようである。
映画では第4作『炎のゴブレット』に登場。原作とは異なり、終始ハリーに好意的に接している。
ボブ
職員。

存在課[編集]

ヒトおよび、ヒトたる存在を管轄。

狼人間援助室[編集]

人狼の生活を支援する。

ゴブリン連絡室[編集]

ゴブリンを管轄。また、グリンゴッツ銀行のゴブリンとの連絡も務める。

カスバード・モックリッジ
室長(4巻時点)。
ダーク・クレスウェル
室長(7巻時点)。マグル生まれの魔法使い。第7巻でアルバート・ランコーンから「家系図を捏造した」と告発され、アズカバン送りになるが、護送途中にドーリッシュを失神させて脱走する。その後、闇の陣営のマグル生まれ狩りから逃亡し続けていたが、捕らえられて殺害された。ホグワーツ魔法魔術学校ではリリー・ポッターの1年後輩で、スラグホーンのお気に入りの学生の1人だった。

屋敷しもべ妖精転勤室[編集]

屋敷しもべ妖精を管轄。「退屈極まりない部署」とされる。

ニュート・スキャマンダー
職員(1915〜1917年)。

霊魂課[編集]

ゴーストを管轄。

動物課[編集]

その他一般の魔法生物を管轄。

ドラゴンの研究および制御室
ニュート・スキャマンダーが在勤中、海外出張の経験を活かし『幻の動物とその生息地』を執筆。1918年当時の給与は2シックル/週。
狼人間登録室
1947年に、スキャマンダーによって登録簿が完成。
狼人間捕獲部隊
(変身した状態の)人狼を捕獲する。
ケンタウルス担当室
ケンタウルス関係を管轄。ただしケンタウルスが実際に使ったことはなく、「ケンタウルス担当室に送られる=解雇」というブラックジョークに使われるという。
危険生物処理委員会
危険生物の処理を担当する。
ワルデン・マクネア
処刑人。正体は死喰い人である。3巻で上層部の命令により、ヒッポグリフのバックビークの処刑のためにホグワーツへ訪れた。5巻では、死喰い人として神秘部の戦いに参戦した。
グール機動隊
魔法使いからマグルに渡った住居に棲みついたグールを除去する。
害虫相談室/害虫班/害虫・害獣班
魔法生物の駆除を担当する。豚に似た魔法生物・ノグテイルを退治するため、純白のブラッドハウンド犬を約12頭飼育している。

国際魔法協力部[編集]

英国国外の魔法界との国際親善・外交を管轄。

バーテミウス・クラウチ・シニア
演 - ロジャー・ロイドパーク
日本語吹き替え - 佐々木勝彦
部長(~4巻)。200か国語を話すことができるエリート官僚で、純血の名家(聖28一族)の一つ、クラウチ家の当主。同僚や友人からは「バーティ」と呼ばれている。クィディッチ・ワールドカップで姿を見せたときはマグルの服装に関する決まりを完璧に守っており、魔法使いたちの奇天烈なマグルの服装を見てきたハリーも「銀行の頭取のよう」と思うほどの非の打ちどころのない服装を披露した。
完全な力を取り戻していなかったとはいえ、ヴォルデモートの「服従の呪文」に抵抗するなど、魔法の実力は高い。自分を裁判無しにアズカバン送りにされたシリウス・ブラックも、クラウチを(皮肉交じりであったが)立派な魔法使いだと認めている。しかし、非常に厳格で権力志向も強く、自らの名を貶す者には容赦せず、無実であったシリウスをちゃんと調べないなど、やり方が正しいとは言えない一面もあった。部下のパーシー・ウィーズリーからは「自身の理想を絵に描いたような人物」として尊敬されていたが、当のクラウチはパーシーのことを「ウェーザビー」と間違って呼んでいた。
かつては魔法法執行部の部長の職にあり、闇祓い局に闇の魔法使いを殺害する権限を与えるなど、厳しい措置を取った。このことから魔法界の支持を集め、次期魔法大臣と目されていたが、息子バーテミウス・クラウチ・ジュニア死喰い人として逮捕されたことがきっかけで人々の支持を失い、国際魔法協力部部長の地位に左遷された過去を持つ(息子の不祥事よりも、家族を顧みず息子の教育を怠ったとして世間からバッシングを受けたことが一番の理由である)。
息子に関しては自らの手で裁判にかけた上でアズカバンに送ったが、妻から息子を助けるよう頼まれ、ポリジュース薬を使って息子を脱獄させた。その後は息子に「服従の呪文」をかけて監禁していたが、4巻でバーサ・ジョーキンズを拷問して息子の生存を知ったヴォルデモートに「服従の呪文」をかけられ、彼の支配下に置かれた(入れ替わりに息子は解放され、以後ヴォルデモートの為に暗躍した)。
最初はいつも通り働くよう従わされていたが、次第に「服従の呪文」に抵抗し始めたため、危険を感じたヴォルデモートは重病と偽って、自宅にいるよう従わせた。しかし監視役のピーター・ペティグリューの隙をついて逃亡し、アルバス・ダンブルドアに息子の件を報告しようと正気を失いつつもホグワーツを訪れ、偶然そこに居合わせたハリー・ポッターがダンブルドアを呼びに行っている隙に、待ち伏せをしていた息子に殺害された。遺体は骨に変えてハグリッドの小屋の前に埋葬された。その後も同じように埋葬されているかは明らかになっていない。
映画では第4作『炎のゴブレット』に登場。原作とは異なり、権力に対する執着心は見られなかった。一方で息子がアズカバンに送られた為か、早くに両親を失ったハリーに対して同情する一面を見せ、ダンブルドアも「バーティも苦しんだが、どうしようもなかった」と語るなど、家族思いという描写が追加された。小説では殺害されたことが終盤で発覚して遺体は骨に変えられたが、映画では中盤で死亡して遺体は骨にならず不慮の事故扱いになった。
パーシー・ウィーズリー
部長補佐(~4巻)。

国際魔法法務局[編集]

国際魔法使い連盟イギリス支部[編集]

魔法運輸部[編集]

魔法使いの移動手段関係を管轄している。

煙突飛行規制委員会/ 煙突ネットワーク庁[編集]

煙突飛行粉による煙突ネットワークの監視・規制などを行う。

エッジコム
委員の一人で、マリエッタ・エッジコムの母。

移動キー局[編集]

箒規制管理課[編集]

姿現しテストセンター[編集]

姿現しの試験を行う。ホグワーツ魔法魔術学校で行われる練習には本センターからスタッフが出向する。無免許で「姿現し」を行うと、罰金が科せられる。

ウィルキー・トワイクロス
指導官の一人。白髪交じりで覇気のない小男。ベテランの指導官で、少々の事故では動じない。学生の成果には期待せず、長期的な構えで指導を行う。

魔法ゲーム・スポーツ部[編集]

ゲームやスポーツ競技を管轄。17世紀末の国際機密保持法(後述)成立に伴い、新設された。特にクィディッチに対して、ルール、反則(リストは非公開)、競技用箒の安全基準、競技場のマグル避け対策など、様々な規制をかけている。この他、イギリス-アイルランド・リーグの運営も主催。

ルード・バグマン
部長(~4巻)。本名はルドヴィック・バグマン。かつてはクィディッチのプロチーム「ウイムボーン・ワスプス」に所属し、イングランド代表も務めた名ビーター。作中ではクィディッチワールドカップ決勝(アイルランド代表ブルガリア代表)の実況放送を担当した。父がオーガスタス・ルックウッドの親友であったため、バグマンを情報集めに利用していたことから、死喰い人と疑われたことがあったが、裁判の結果無実となった。
社交的な性格から比較的周囲の者から好かれやすく、アーサー・ウィーズリーに貴賓席の切符をプレゼントしたのも彼である。ただし、賭け事好きでも有名で、不真面目かつ卑怯な部分も目立つ。仕事ぶりもいい加減で、パーシーからは軽蔑されていた。ギャンブルで一文無しになってしまった為に小鬼から膨大な借金をしており、決勝戦についてフレッド・ウィーズリーやジョージ・ウィーズリー達と賭けをして負けたものの、元金すら返さなかった。「三大魔法学校対抗試合」でも小鬼と賭けをし、ハリーの単独優勝に賭け、以後何かとハリーに助言を申し出る(そのためハリーはバグマンに好意を抱いていた)。しかし、試合がハリーとセドリック・ディゴリーの同時優勝に終わったため、「第三の課題」終了後に夜逃げした。その後の消息は不明。
映画版には未登場。
バーサ・ジョーキンズ
職員。ここ数年、部から部へとたらい回しにされてきた「厄介者」。4巻で、旅行先のアルバニアで行方不明となる[6]。シリウス曰く、学生時代のバーサは「ゴシップとなると、すばらしい記憶力」だったが、「いつ口を閉じるべきなのかを知らない」ため、よく災いに巻き込まれていた模様。魔法省入省後、国際魔法協力部に在籍していた頃、偶然にもクラウチ家の「秘密」を知る。忘却術をかけられるも、その後アルバニアでヴォルデモートとワームテールに遭遇し、忘却術を破る為に心身を修復困難になるほど破壊され、殺害された。

奇抜な特許庁[編集]

公式ゴブストーン・クラブ[編集]

イギリス-アイルランド・クィディッチリーグ本部[編集]

神秘部[編集]

時・死後の世界・愛などの研究、逆転時計と予言の管理を行う。魔法省職員でさえ、この部署が何をやっているか詳細を知らない。内部には死のアーチ、予言の間(予言の保管)、時の間(逆転時計の保管)、脳みその水槽がある間、開かずの間(アルバス・ダンブルドアによると、この部屋には「愛」が入っている)などがある。

オーガスタス・ルックウッド
元職員。死喰い人であり、5巻の神秘部の戦いでアズカバンに収容されたが、その後脱獄した。
ブロデリック・ボード
無言者。第5巻でルシウス・マルフォイに服従の呪文をかけられ、神秘部に置かれている予言を取ろうとするが失敗する。その影響で聖マンゴ魔法疾患傷害病院に入院することになるが、口封じとして死喰い人から悪魔の罠を贈られ、絞殺された。
クローカー
無言者の一人。

魔法ビル管理部[編集]

魔法省のビルの管理を行う。魔法省のビルの窓の景色を変えるのもこの部署の仕事。地下8階にあると思われる。制服は濃紺のローブ。

レジナルド・カターモール
職員。小柄な男性。7巻で魔法省に潜入する際、ロンがポリジュース薬で彼に変身した。妻メアリーはマグル生まれ登録委員会の尋問にかけられるが、ハリーとハーマイオニーによって助けられる。映画では『死の秘宝 PART1』に登場し、ステファン・ロードリが演じた。

その他の機構[編集]

魔法試験局[編集]

O.W.L試験やN.E.W.T試験を実施・監督する。

グリゼルダ・マーチバンクス
局長。ダンブルドアが学生の頃からO・W・L試験の試験官を務める古株で、かなり高齢の魔女。そのため若干耳が遠い。N.E.W.T試験でダンブルドアの変身術と呪文学の試験官を担当、「あれほどの杖使いは見た事がない」と評した。オーガスタ・ロングボトムと親交がある。ウィゼンガモットの古参でもあったが、5巻で魔法省がホグワーツ高等尋問官の職を新設したことに抗議し、辞任する。
チベリウス・オグデン
O.W.L試験の試験官。ウィゼンガモットの古参でもあったが、魔法省がホグワーツ高等尋問官の職を新設したことに抗議し、辞任する。
トフティ
O.W.L試験の試験官。

実験的呪文委員会[編集]

新しい魔法を取り締まる。

ギルバート・ウィンプル
委員の一人。

マグル生まれ登録委員会[編集]

1997年夏に新設された委員会。マグル生まれの魔法族に対し、「魔力を盗んだ」として出頭を要請する。該当者はアズカバンに収監されるが、逃亡者は殺害される。

ドローレス・アンブリッジ
委員長(7巻~)。ヴォルデモートの失脚後、マグル生まれに対する迫害を糾弾され、アズカバンに投獄された。

守衛室[編集]

守衛が待機する部屋。

エリック・マンチ
守衛。

その他の職員[編集]

アルバート・ランコーン
演 - デヴィッド・オハラ
髭面の屈強な男性職員。7巻前半で魔法省に潜入する際、ハリーがポリジュース薬で彼に変身した。ダーク・クレスウェルが家系図を偽っているとして告発し、彼をアズカバン送りの処分に追い込む[7]。同僚に恐れられている一方、ヤックスリーやシックネス、アンブリッジといった闇の陣営下の魔法省首脳部とは親しい関係にある。
ハーバート・チョーリー
職員。マグル界で政務次官を務める。
ワカンダ
職員。
ブレッチリー
職員。

国際組織[編集]

国際魔法使い連盟(International Confed. of Wizards)
1682年に、魔法族が杖を携帯する権利を確立させた。
  • クィディッチ委員会(Quidditch Committee)
国際魔法戦士連盟(International Federation of Warlocks)

法令・条約[編集]

国際魔法界[編集]

1289年国際魔法戦士条約
国際魔法戦士連盟機密保持法
国際機密保持法
第13条にて、マグルの面前で魔法を使うことを禁止している。
国際魔法使い連盟機密保持法
1692年または1689年制定[8]。1750年に追加された第73条にて、魔法生物をマグルから隠蔽することが規定されている。
1709年魔法戦士条約
ドラゴンの飼育を違法行為と定めた条約。邦訳第1巻では「ワーロック法」[9]と訳されている。

イギリス魔法界[編集]

ウィゼンガモット権利憲章
被告人は自分に関する事件の証人を召喚する権利を有すると書かれており、これは魔法法執行部の方針にもなっている。
1637年狼人間の行動綱領
1637年制定か。1巻でハーマイオニーが学習。
未成年魔法使いの妥当な制限に関する法令
1875年制定。C項にて17歳未満の未成年者が、学校以外で魔法を使うことを禁じている[10]。同7条にて、生命を脅かされる場合など、例外的な状況に限り魔法の使用が容認されている。
実験飼育禁止令
1965年制定。危険生物の飼育、雑種(新種)の創造の禁止を規定。ニュート・スキャマンダーが起草。
マグル保護法
アーサー・ウィーズリーが起草。マグル製品に魔法をかけることを禁じているが、意図的に抜け穴が設けられている。
反人狼法
1993年にドローレス・アンブリッジが起草。人狼の就職が困難になった。
正当な押収に関する省令
闇の物品が相続されるのを阻止するために作られた法律。死者の持ち物が違法であるという確かな証拠を持っていれば、魔法省は遺言書に記された物を押収する権利がある。押収物を保管しておく期限は31日で、危険だと証明できなければそれ以上は物件を保持できず正当な相続人に渡さなければならない。

称号・勲章[編集]

映画[編集]

『不死鳥の騎士団』および『死の秘宝 PART1』に登場。ヴィクトリア朝風のタイル張りの地下道が意識され、深緑が基調となっている。アトリウム階からビルが建っているような形状をしているが、原作よりもかなり大規模に描かれている。紋章は、「M」の文字中央に杖をあしらったデザインになっている。

脚注[編集]

  1. ^ トランシルヴァニアチベットなど、人間界(マグル界)では独立国家・地域として扱われていない地域も、「国」同様の扱いを受けている。
  2. ^ 6巻冒頭、1996年夏時点の英国首相はジョン・メージャーであり、"前首相"とはマーガレット・サッチャーである。
  3. ^ 3巻10章より。
  4. ^ セブルス・スネイプも一見すると同様の事を行っているが、表向きには死喰い人として振る舞う必要があったためであり、彼女とは事情が異なる。
  5. ^ 魔法族は「警察」の語を用いることができず「慶察」と呼ぶ(4巻11章)ため、直訳すれば『魔法法執行(警備)部隊』となる。
  6. ^ 後にヴォルデモートから情報を引き出された挙句、殺害されたことが判明した。
  7. ^ 実際にはクレスウェルは護送途中に脱走したため、アズカバンに収監されなかった。
  8. ^ クィディッチ今昔』では1692年、7巻16章では1689年
  9. ^ ワーロックはこの後「魔法戦士」と訳されているが、邦訳の訂正無し
  10. ^ これに違反すると一度目は警告文が届き、二度目は退校処分となる。魔法学校の入学許可証が届く年齢である11歳に満たない子供は、魔力を制御出来ないので見逃されている。また、学齢児童であっても家庭内であれば魔法使用の処罰は親の裁量のうちとして同じく見逃されている。