ハリー・ポッターと謎のプリンス
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ハリー・ポッターと謎のプリンス Harry Potter and the Half-Blood Prince | ||
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![]() 『ハリー・ポッターと謎のプリンス』発売時にできた行列。アメリカ合衆国デラウェア州Borders storeにて。 | ||
著者 | J・K・ローリング | |
訳者 | 松岡佑子 | |
イラスト |
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発行日 |
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発行元 |
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ジャンル | ファンタジー | |
国 |
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ページ数 |
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前作 | ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 | |
次作 | ハリー・ポッターと死の秘宝 | |
コード |
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『ハリー・ポッターと謎のプリンス』(ハリー・ポッターとなぞのプリンス、原題: 英: Harry Potter and the Half-Blood Prince)は、イギリスの児童文学作家J・K・ローリングが2005年に発表した、ファンタジー小説『ハリー・ポッター』シリーズの第6巻。2009年に同じ題名で映画化された。
ホグワーツ魔法魔術学校の6年生となった魔法使いのハリー・ポッターが、史上最悪の魔法使いヴォルデモートとの対決に備え、ヴォルデモートの過去と弱点に迫る一年間を描く。
あらすじ[編集]
その日、イギリスのマグルの首相はコーネリウス・ファッジと5回目の面会をすることになる。首相に就任した最初の晩、顔合わせに来た魔法省魔法大臣のファッジは、「魔法界で深刻な事態が発生しない限り、二度と会うことはない」と言い、そして二度と会わない予定だった。しかし、現実には4回もファッジと顔を合わせており、しかも、面会を重ねるたびにファッジはやつれ、魔法界の事態が深刻さを増していることが察せられる。首相は、ここ一週間で起こった不可解な事故や事件に頭を悩ませていたが、ファッジによると、それらの事件はすべて魔法界を恐怖で支配した「名前を言ってはいけないあの人」の復活が原因だという。その失態により魔法大臣職を失ったことをファッジは首相に告げ、新大臣ルーファス・スクリムジョールを紹介する。
同じころ、ナルシッサ・マルフォイとその姉であるベラトリックス・レストレンジは、「スピナーズ・エンド」という場所でピーター・ペティグリューと一緒に住むセブルス・スネイプを訪れる。ナルシッサはスネイプに、ヴォルデモート卿から危険な使命を受けた息子、ドラコ・マルフォイを支援するよう頼み、その確約として「破れぬ誓い」を結ぶ。
夏休み、ダーズリー家に帰省していたハリー・ポッターは、自分を迎えに来たアルバス・ダンブルドアから、シリウス・ブラックの遺産相続したことを知らされる。その後、親友ロン・ウィーズリーの実家「隠れ穴」へ向かう途中、ハリーはダンブルドアとともに引退したホグワーツ魔法魔術学校の教授、ホラス・スラグホーンに面会し、ふたたび教鞭を取るよう説得する。説得に成功したあと、ダンブルドアはこの一年間、自分の個人授業を受けてほしいとハリーに頼む。
「隠れ穴」ではビル・ウィーズリーと婚約したフラー・デラクールが夏を過ごしに来ていたが、それを好ましく思わないハーマイオニー・グレンジャーやジニー・ウィーズリーは彼女を陰で「ヌラー」と呼び侮辱していた。しかし、ロンはフラーが気になるのか、ふたりをたしなめていて、ハリーたちは「隠れ穴」のなかの境界線で楽しい日々を送る。だが、外の世界では続々と恐ろしい事件が起こりはじめる。
新学期の準備のため、ハリー、ハーマイオニー、ウィーズリー一家はダイアゴン横丁に向かうが、ロンの兄であるフレッドとジョージの悪戯専門店「ウィーズリー・ウィザード・ウィーズ」以外はどこにも活気がなかった。「マダム・マルキン」の洋装店でハリー、ロン、ハーマイオニーはドラコと鉢合わせ、その挙動を怪しみ、あとを追う。それに気づかず、「夜の闇横丁」の「ボージン・アンド・バークス」に入ったドラコは、オーナーのボージンを脅し何かの修理方法を聞き出すが、結局修理方法は不明のままに終わる。
ハリーは、ドラコが「マダム・マルキン」の店で左腕に触れられるのを嫌がったことを思い出し、左肘に「闇の印」が刻印されているのではないかと考え、彼が父親と同様に死喰い人ではないかと推測するが、ロンとハーマイオニーは、決定的な証拠もないのにドラコを疑おうとするハリーの言葉に聞く耳をもたない。躍起になったハリーはホグワーツ特急でドラコの正体を探ろうとするが、気づかれて怒ったドラコに石化され、上から透明マントをかけられて身動きを取れなくされる。そこをニンファドーラ・トンクス[注 1]が見つけ、もとに戻してもらい、無事ホグワーツに入る。
しかし実際にホグワーツで「闇の魔術に対する防衛術」を担当していたのはスネイプであり、スラグホーンは「魔法薬学」を教えることになっていた。ハリーが借りた魔法薬学の教科書には「『半純血のプリンス』の蔵書」と書かれており、魔法薬のことだけでなく彼が発明した闇の呪文が多く示されていた。蔵書の内容を参考にしたことで、ハリーはトップの成績を叩き出し、それから夢中になって蔵書の内容を研究しはじめる。
一方、ハリーはダンブルドアのもとでヴォルデモートとの対決に備えるための「個人授業」を受ける。ヴォルデモート=トム・リドルの出生と生い立ち、なぜ彼が闇の魔術に手を染めるようになったかを探っていく。やがてハリーは、過去にヴォルデモートが作り出し、その不死の力を支えている「分霊箱」の存在と、全部で7つあるそれを破壊しなければならないことを知る。
6年次も終わりに近づいていたころ、ハリーはダンブルドアにともなわれて新たに発見した分霊箱の捜索に向かう。ふたりはかろうじて分霊箱を見つけ出すが、闇の罠と戦ったダンブルドアは著しく衰弱する。ホグワーツ帰還を急ぐふたりは、天文台の塔に浮かぶ死喰い人の紋章を目にする。ドラコの手引きで侵入した死喰い人と騎士団が戦っていた。天文台塔に降り立ったハリーとダンブルドアは包囲され、すでに戦う力を失っていたダンブルドアはハリーを守り、セブルス・スネイプに殺害される。
ハリーは半純血のプリンスの蔵書で覚えた闇の呪文でスネイプを攻撃するが、呪文は通じずあっけなく倒される。そして、蔵書を作成した「半純血のプリンス」の正体こそ、スネイプであったことを知る。スネイプはハリーを昏倒させ、ドラコたちとともに逃亡する。満身創痍のハリーはダンブルドアの遺体のそばに戻り、分霊箱の「銀のロケット」の蓋を開ける。だが、ロケットから出てきた「R・A・B」なる人物の書置きは、本物の分霊箱を壊すために偽物とすり替えたことを綴っていた。ダンブルドアは偽の分霊箱に、命をすり減らしたのだった。
ダンブルドアの校葬が執り行われるなか、ハリーは来年は学校に戻らず、ただひとり残りの分霊箱を探し出して破壊することを決意し、親密となっていたジニーに別れを告げる。しかしロンとハーマイオニーはハリーに旅に同行する覚悟を伝え、3人は分霊箱探しの旅に出ることになる。
制作[編集]
シリーズ[編集]
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』はハリー・ポッターシリーズの第6作である[1]。シリーズ第1作『ハリー・ポッターと賢者の石』は1997年にブルームズベリー社から最初に出版され、ハードカバーで初刷500部が用意され、そのうちの300部が図書館に配布された[2]。1997年末、英国版が全米図書賞とネスレ・スマーティーズ賞の9歳から11歳の部門で金賞を受賞した[3]。第2作『ハリー・ポッターと秘密の部屋』は、1998年7月2日に英国で最初に出版され、1999年6月2日に米国で出版された[4][5]。 その後、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』が1年後の1999年7月8日に英国で出版され、1999年9月8日に米国で出版された[4][5]。『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』は2000年7月8日にブルームズベリー社とスコラスティック社から同時に出版された[6]。『ハリー・ポッター』シリーズで最も長い小説である『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』は2003年6月21日に発売された[7]。『ハリー・ポッターと謎のプリンス』の出版後、7作目にして最終作となる『ハリー・ポッターと死の秘宝』が2007年7月21日に発売された[8]。『ハリー・ポッターと死の秘宝』は発売から24時間で英国では270万部、米国では830万部の1100万部を売り上げた[9]。
背景[編集]
ローリングは、『ハリー・ポッターと謎のプリンス』を「何年も前から企画していた」が、物語の最初の草稿を書き始める前には2ヶ月かけて企画を見直したという。これは、『炎のゴブレット』の企画を確認しなかったために、本の1/3を丸ごと書き直さなければならなくなったことから学んだ教訓だった[10]。彼女は第二子のデヴィッドが生まれる前から書き始めたが、彼の世話のために中断した[11]。マグルの首相、魔法大臣 コーネリウス・ファッジ、および彼の後継者であるルーファス・スクリムジョールの会談が行われる第1章『むこうの大臣』は、ローリングが『賢者の石』『アズカバンの囚人』『不死鳥の騎士団』で始めようとしていた構想だったが、『謎のプリンス』で「ようやくうまくいく」とわかったという[12]。彼女は、『炎のゴブレット』が一番大変だったが、この本の最後を書くのに「ひどく動揺」したと述べている[13]。この本が好きかどうか尋ねられたとき、彼女は「『炎のゴブレット』『不死鳥の騎士団』『秘密の部屋』を書き終えて気に入っていたときより、この本が好きです。第6巻はたとえ誰も気に入らなくても(それに気に入らない人もいるでしょうけど)私がやりたかったことをしてくれるし、このシリーズの中でお気に入りの1冊であり続けると確信しています。結局のところ、他の誰かを満足させる前に、自分自身を満足させなければならないんです!」と答えている[14]。
ローリングは2004年6月24日に自身のホームページで『謎のプリンス』の書名を明らかにした[15]。これは彼女が第2作『秘密の部屋』で一度検討したことのある書名だったが、明らかにされる「情報」は物語の後半こそ相応しいと考えた[16]。2004年12月21日、彼女は本作を書き終えたことを、7月16日の発売日とともに発表した[17][18]。ブルームズベリー社は2005年3月8日に表紙を公表した[19]。
論争[編集]
『謎のプリンス』の記録破りの出版は論争を呼んだ。2005年5月、英国のブックメーカーは、インサイダー情報を恐れて主要な登場人物の誰が本作で亡くなるかという賭けを停止した。アルバス・ダンブルドアの死に多数の高額が賭けられ、その多くが当時この本の印刷が行われていたと考えられていたバンゲイの町から寄せられた。賭けはのちに再開された[20]。さらに、グリーンピースの「有名作家には森林に優しい紙を使おう」というキャンペーンに応えて、ブルームズベリー社は30%再生紙でこの本を出版した[21]。
読書権論争[編集]
2005年7月初旬、カナダのブリティッシュコロンビア州コキットラムにあるスーパーマーケットリアル・カナディアン・スーパーストアで、決められた発売日の前に14冊の『謎のプリンス』が誤って販売される事故が発生した。カナダの出版社レインコースト・ブックスは、ブリティッシュコロンビア州高等裁判所から、購入者が正式な発売日より前に本を読んだり、内容について話し合ったりすることを禁ずる差し止め命令を得た[22]。購入者は、7月16日より前に返却すれば、ハリー・ポッターのTシャツやサイン本が提供された[22]。
東部標準時でこの本が発売されるまで12時間足らずの7月15日、レインコースト社はグローブ・アンド・メール紙に対し、同紙が公約していた、カナダを拠点とする作家の書評を深夜に発行することは、営業秘密の差し止め命令の違反とみなされると警告した。この差し止め命令は、基本的権利を制限するものであると主張する多くのニュース記事の口火を切ることになった。カナダの法律学教授マイケル・ガイストは自身のブログに解説を掲載した[23]。リチャード・ストールマンはボイコットを呼びかけ、出版社に謝罪声明の発表を要求した[24]。グローブ・アンド・メール紙は7月16日付の紙面で英国を拠点とする2人の作家の書評を掲載し、同日の朝9時にカナダの作家の書評を同紙のウェブサイトに掲載した[25]。解説はレインコースト社のホームページにも掲載された[26]。
映画[編集]
ハリー・ポッターと謎のプリンス | |
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Harry Potter And The Half-Blood Prince | |
監督 | デイビッド・イェーツ |
脚本 | スティーヴ・クローヴス |
原作 | J・K・ローリング |
製作 |
デイビッド・ヘイマン デイビッド・バロン |
製作総指揮 | ライオネル・ウィグラム |
出演者 |
ダニエル・ラドクリフ ルパート・グリント エマ・ワトソン ヘレナ・ボナム=カーター ジム・ブロードベント マイケル・ガンボン アラン・リックマン マギー・スミス ティモシー・スポール デヴィッド・シューリス デイビッド・ブラッドリー ワーウィック・デイヴィス トム・フェルトン ジェマ・ジョーンズ ヘレン・マックロリー ナタリア・テナ ジュリー・ウォルターズ マーク・ウィリアムズ ボニー・ライト |
音楽 |
ニコラス・フーパー ジョン・ウィリアムズ(テーマ曲) |
撮影 | ブリュノ・デルボネル |
編集 | マーク・デイ |
製作会社 | |
配給 | ワーナー・ブラザース |
公開 | 2009年7月15日 |
上映時間 | 153分 |
製作国 |
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言語 | 英語 |
製作費 | $250,000,000[27] |
興行収入 |
$934,416,487[27] 80億円[28] ![]() |
前作 | ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 |
次作 | ハリー・ポッターと死の秘宝 |
アメリカではレイティングが『アズカバンの囚人』以来のPG指定(前作『不死鳥の騎士団』まではPG-13)となった。該当表現は「恐怖表現、いくつかの暴力シーン、言葉、軽度の性的表現」の4つ。
キャスト[編集]
製作[編集]
スタッフ[編集]
- 監督:デイビッド・イェーツ
- 原作:J・K・ローリング 『ハリー・ポッターと謎のプリンス』(静山社刊)
- 脚本:スティーヴ・クローヴス
- 製作:デイビッド・バロン、デイビッド・ヘイマン
- 製作総指揮:ライオネル・ウィグラム
- 音楽:ニコラス・フーパー
- テーマ曲:ジョン・ウィリアムズ
- 撮影監督:ブリュノ・デルボネル
- 編集:マーク・デイ
- 美術デザイン:スチュアート・クレイグ
- 美術総監督:アンドリュー・アックランド=ショウ
- 衣装デザイン:ジェイニー・ティーマイム
- 特殊メイクデザイン:ニック・ダッドマン
- クリーチャー造形監修:ニック・ダッドマン
- SFXスーパーバイザー:ジョン・リチャードソン
- VFXスーパーバイザー:ティム・バーク、ジョン・モファット、他
- VFX:シネサイト、ダブル・ネガティブ、ILM、MPC、ライジング・サン・ピクチャーズ、ほか
企画[編集]
監督がデヴィッド・イェーツに決定するまえ、多数の監督が本作に興味を抱いていた。3作目『アズカバンの囚人』を監督したアルフォンソ・キュアロンは「(戻る)機会を心から待っている」と述べた[29]。4作目『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』で監督を務めたマイク・ニューウェルは5作目『不死鳥の騎士団』から退いたために今回は検討されなかった[30]。また、テリー・ギリアムはローリングが『賢者の石』の監督候補として個人的に挙げていた。ギリアムは本作を監督するかどうか尋ねられたところ、「ワーナー・ブラザースには今回初めてチャンスがあったが、台無しになった」と回答した[31]。
Dark Horizonsのインタビューでイェーツは、「私がまだ『不死鳥の騎士団』の作業をしている最中に『謎のプリンス』を依頼された。だから『不死鳥の騎士団』のポストプロダクション中に『謎のプリンス』のプリプロダクションを開始しなければならなかった」と答えた[32]。イェーツは『謎のプリンス』は「『アズカバンの囚人』の悪寒」と「『炎のゴブレット』の素晴らしい冒険」の中間にあると説明した[33]。
エマ・ワトソンは当初出演続投に消極的であったが[34]、最終的には「プラスがマイナスを上回った」と判断し、引き続きハーマイオニー役を務めることとなった。ニコラス・フーパーは前作から引き続いて映画音楽を担当し、ジョン・ウィリアムズによるヘドウィグのテーマの手直しが含まれる。この他、衣裳デザイナーのジャイニー・テマイム、視覚効果スーパーバイザーのティム・バーク、メイクアップのニック・ダドマン、特殊効果スーパーバイザーにジョン・リチャードソンが参加した[35]。
イェーツとヘイマンは、『ハリー・ポッターと死の秘宝』の出来事のいくつかが、『謎のプリンス』の脚本に影響を与えたと述べている[36]。
撮影[編集]

撮影が始まる前、これまでシリーズ全作のロケーション撮影地となったイギリスから移動するかもしれないという話があった。洞穴シーンで使うために、スタッフはスコットランドのラス岬周辺を偵察した[37]。また、以前の作品と風景の連続性を維持するためにグレン・コーとグレンフィナンでの撮影が復活した[38]。
主要撮影は2007年9月24日に開始され、2008年5月17日に完了した[39]。
2007年10月6日、スタッフは霧と露に塗れたスコットランドのフォート・ウィリアムでホグワーツ特急のシーンを撮影した[38]。夜景のシーンは同月25日から3夜かけてレイコックで撮られた。撮影は毎日午後5時から午前5時まで行われ、通りの住民たちはダークブラインドで窓を暗くするように頼まれた[40][41][42]。さらに同年10月にサービトン駅[43]、2008年2月に1作目『賢者の石』と2作目『秘密の部屋』でも行われたグロスター大聖堂[44][45]、3月にはロンドンのミレニアム・ブリッジで撮影された[46]。
音楽[編集]
映画音楽は『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』と同じくニコラス・フーパーが作曲した。2009年7月14日に劇場公開と同時にCDが発売された[47]。
サウンドトラック盤は『Billboard 200』チャートで、それまでで最高となる29位となった[48]。2010年にグラミー賞の映画・テレビサウンドトラック部門にノミネートされた[49]。
配給[編集]
マーケティング[編集]
ワーナー・ブラザースは本作の配給費用に1億5500万ドルを投じている[50]。『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』の特別版2枚組DVDには本作の2本のスニーク・ピークが収録され[51][52]、さらにアメリカ版では追加クリップも含まれた[53]。15秒のティーザー予告編は『ダークナイト』のIMAX公開の際に上映された[54]。1本目の米国版全長予告編は2008年7月29日にMoviefoneで上映された[55]。国際版は10月26日[56]、さらに米国で別バージョンが11月14日に公開された[57]。さらには別の予告編が2009年1月18日に日本のフジテレビで『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』が放送された際に公開された[58][59]。映画の場面の一部は2008年12月5日から7日にABCファミリーのハリー・ポッター・マラソンの際に放送された[60]。2009年2月5日、ダンブルドアとハリーがフィーチャーされた3枚のティーザーポスターが公開された[61]。2009年3月5日と4月16日に新たな予告編がワーナーより公開された[62]。
3月27日、各主要登場人物(ハリー、ダンブルドア、ロン、ハーマイオニー、ドラコ、スネイプ)のキャラクターポスターが公開された[63]。4月10日、国際版(英語)と日本語の予告編がオンラインで公開された[64]。5月8日、CWチャンネルで恋愛面に焦点を当てた30秒のテレビスポットが放送された[65]。5月20日、『エレンの部屋』の公式ウェブサイトを通じてクリップが初公開された[66]。5月31日、別のクリップがMTVアワードで公開された[67]。
公開[編集]
イギリス、アメリカ合衆国、フランス、ベルギードイツ、アイルランド、イタリア、スウェーデン、カナダ、オーストラリア、台湾、ニュージーランド、インド、ブラジル、スペイン、メキシコなどで2009年7月15日に公開された[68]。もともとは2008年11月21日公開を予定していたが[69]、映画が完成しているにもかかわらず、7か月と8日遅れの2009年7月17日に変更された。ワーナー・ブラザース重役のアラン・F・ホルンは変更の理由について、2007年-2008年全米脚本家組合ストライキの影響のために他の映画の予定が遅れ、2009年の夏の超大作を確保するためであると説明した[70]。また同社が夏に公開した『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』と『ダークナイト』が成功したことも変更理由の一つであった[71]。『エンターテインメント・ウィークリー』誌上で他社の幹部は「ワーナーは『ダークナイト』が成功したので今年はもう金が要らないのだろう」と語った[72]。ワーナーの配給部長のダン・フェルマンは、スタジオは発表に先立って3ないし4週間の変更を考慮したが、彼らは最終決定の1週間前にそれを真剣に検討したと述べた[73]。公開3か月前、公開日は2日前倒しした15日水曜に再変更された[74]。
『ロサンゼルス・タイムズ』は『ハリー・ポッター』ファンが公開日の大幅な変更に否定的な反応を示していることを報じた[71]。後日、ホルムはファンからの「大きな失望」に対して声明文を発表した[75]。またワーナーの親会社のタイム・ワーナーが発行する『エンターテインメント・ウィークリー』が秋映画特集記事で『謎のプリンス』を大きく取り扱うという混乱も発生した。同誌側には公開日変更の情報が知らされていなかったのである[72]。さらに『謎のプリンス』の公開日変更を受け、サミット・エンターテインメントと『トワイライト〜初恋〜』[76]、ウォルト・ディズニー・ピクチャーズの『ボルト』は公開日が早まった[77]。
上映時間は153分であり[78]、『秘密の部屋』(161分)、『炎のゴブレット』(157分)に次いで3番目の長さである。
日本におけるキャッチコピー[編集]
- クライマックスは、ここから始まる!
評価[編集]
興行収入[編集]
北米3000劇場で深夜上映が行われて2200万ドルを売り上げ、『ニュームーン/トワイライト・サーガ』の2630万ドルに破られるまでは最高記録を保持していた。『謎のプリンス』は、『不死鳥の騎士団』と同じく水曜日に公開された[79]。興行は2009年12月17日に終わった[80]。
北米4325劇場で封切られ(3週後には4455劇場まで拡大し、のちに『エクリプス/トワイライト・サーガ』の4468劇場に抜かれるまで史上最高だった)[81]、初日に5820万ドルを売り上げた。これは水曜日公開として『トランスフォーマー/リベンジ』、『エクリプス/トワイライト・サーガ』に次いで歴代3位の記録である。また、単日の売上としても歴代6位、『ハリー・ポッター』シリーズとしても『死の秘宝 PART2』の9100万ドル[82]と『死の秘宝 PART1』の6100万ドルに次いで3位の記録である[83]。また北米外では4600万ドル、世界全体で1億400万ドルを売り上げ、『ダークナイト』の単日記録を上回った[84]。7月20日までに北米で1億5870万ドル、北米外85市場で2億3600万ドル、全世界で3億9470万ドルに達した[85]。公開5日間の世界興行収入は『スパイダーマン3』の3億8100万ドルを上回り、また北米記録としても歴代最高であった[86]。この記録は2年後に『死の秘宝 PART2』(4億8320万ドル)に破られた[87]。イギリスでは1975万ポンド(約3813万ドル)を売り上げ、シリーズ及び2009年最高のオープニング記録となった[88]。北米では最終的に3億195万9197ドルを売り上げ[27]、『死の秘宝 PART2』、『賢者の石』に次いでシリーズ3位の成績となり[89]、また2009年の映画としても『アバター』、『トランスフォーマー/リベンジ』に次いで3位の成績となった[90]。北米外では6億3245万7290ドル、全世界では9億3441万6487ドルを売り上げたが[27]、これは『アバター』に次いで2009年で2位、歴代映画では19位の成績である[91]。
批評家の反応[編集]
本作は映画評論家たちからは概ね高評価を受け、Rotten Tomatoesでは257件のレビューで支持率は84%であった[92]。Metacriticの加重偏差値は36件のレビューをもとに78/100、「概ね良好」であった[93]。放送映画批評家協会の評論家からは87点をつけられた[94]。
映画のレビューは映画公開の3週前より解禁された。Hollywood.comのポール・ダーガラベディアンは本作を『ロード・オブ・ザ・リング』三部作級で、「オスカーの可能性あり」と評した。彼はまたマイケル・ガンボン、アラン・リックマン、ダニエル・ラドクリフの演技を賞賛した[95]。イギリスの『ザ・サン』では「巧み」で「非常にエモーショナル」と書かれ、デヴィッド・イェーツの演出が賞賛され、ジム・ブロードベントの演技は「完璧」と評価された[96]。Chud.comのデヴィン・ファラチは、『ハリー・ポッター』映画の括りだけでなく、今年の映画の中でもベスト級と評した[97]。
受賞・ノミネート[編集]
賞 | 部門 | 候補者 | 結果 |
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アカデミー賞[98] | 撮影賞 | ブリュノ・デルボネル | ノミネート |
英国アカデミー賞[99] | プロダクションデザイン賞 | スチュアート・クレイグ ステファニー・マクミラン |
ノミネート |
特殊視覚効果賞 | ジョン・リチャードソン ティム・バーク ティム・アレキサンダー ニコラス・アイタディ |
ノミネート | |
グラミー賞 | 映画・テレビサウンドトラック部門 | ニコラス・フーパー | ノミネート |
MTVムービー・アワード[100] | 作品賞 | - | ノミネート |
女優賞 | エマ・ワトソン | ノミネート | |
男優賞 | ダニエル・ラドクリフ | ノミネート | |
悪役賞 | トム・フェルトン | 受賞 | |
グローバル・スーパースター賞 | ダニエル・ラドクリフ | ノミネート | |
サテライト賞[101] | アニメーション・ミックスメディア映画賞 | - | ノミネート |
サターン賞[102] | ファンタジー映画賞 | - | ノミネート |
衣装デザイン賞 | ジャイニー・テマイム | ノミネート | |
美術賞 | スチュアート・クレイグ | ノミネート | |
特殊効果賞 | ジョン・リチャードソン ティム・バーク ティム・アレキサンダー ニコラス・アイタディ |
ノミネート |
ソフト化[編集]
日本ではワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメントよりブルーレイ、DVDが発売。
- ハリー・ポッターと謎のプリンス ブルーレイ(2枚組、2009年12月2日発売)
- ハリー・ポッターと謎のプリンス ブルーレイ1枚組版(2010年11月3日発売)
- ハリー・ポッターと謎のプリンス 特別版(DVD2枚組、2009年12月2日発売)
- ハリー・ポッターと謎のプリンス 期間限定出荷版(DVD1枚組、2009年12月2日発売)
- ハリー・ポッターと謎のプリンス コレクターズ・エディション(Blu-ray版:2枚組 / DVD版:3枚組、2016年5月11日発売)
- ハリー・ポッターと謎のプリンス 〈4K ULTRA HD&ブルーレイセット〉(3枚組、2017年4月19日発売)
テレビ放送[編集]
回数 | テレビ局 | 番組名 | 放送日 | 放送時間 | 視聴率 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 日本テレビ系列 | 金曜ロードショー →金曜ロードSHOW! |
2011年7月22日 | 21:00 - 23:54 | - | 地上波初放送 60分拡大 |
2 | 2013年10月25日[103] | 21:00 - 23:29 | 35分拡大 第2回は、放送年内に映画シリーズの全作品を放映する「2013年ぜんぶやります!ハリー・ポッター祭り!」の一環で放送[104]。 第3回は「4週連続 ハリーポッター祭り!」の一環で放送[105]。 | |||
3 | 2016年6月10日[105] | 10.4% | ||||
4 | 2017年11月10日[106] | 21:00 - 23:24 | 9.6% | 30分拡大 シリーズ作を4週連続で放映する「ハリー・ポッターの秋」の一環で放送[106]。 | ||
5 | TBS系列 | 2022年3月21日[107] | 20:30 - 22:57 | 5.4% | 放送年に上演されるTBS開局70周年記念舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』に向けたキャンペーンの一環で放送[107]。 |
- 視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム。
ゲーム[編集]
劇場用映画をもとにしたニンテンドーDS用のソフトが2009年に発売。ハリー・ポッターシリーズの日本におけるコンシューマーゲームは謎のプリンスまでとなっている。
ほかの巻と同じようにトレーディングカード(カードゲームではない)のデッキボックスとパックが発売されていて、こちらは『死の秘宝』のパックまでの発売がなされた。
日本語訳[編集]
本作日本語版はその邦訳にあたり、タイトルは原題にある「Half-Blood Prince」を直訳し『ハリー・ポッターと混血のプリンス』に一度決定していた。しかしその後、2005年12月20日に『ハリー・ポッターと謎のプリンス』に「再決定」がなされ、2006年5月17日の日本国内発売を迎える運びとなった[108]。このため国内出版元である静山社は、予約開始時には再決定前のタイトル『 - 混血のプリンス』で受け付けをおこなっている。 一方、物語中にも「Half-Blood Prince」という単語は登場する。これをタイトルと同じく「謎のプリンス」と訳すと意味が通じなくなるため、こちらは「半純血」という言葉で置き換えられている。
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
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