死喰い人

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死喰い人(しくいびと、Death Eaters)は、J・K・ローリングの小説『ハリー・ポッター』シリーズ、及びその派生作品に登場する架空の集団である。映画版の翻訳では英語読みであるデスイーターが使われている。

概要[編集]

ヴォルデモートの思想に賛同し、彼に忠誠を誓った闇の魔法使い魔女を指す。政財界に深く入り込んで権力を持つ者もいる。基本的に黒のローブを身にまとい、戦闘時にはフードや仮面を装着する。魔法使い以外の種族にも勢力を拡大しており、巨人や狼人間も味方している他、終盤ではアズカバンに勤務していた吸魂鬼全員が合流している。ヴォルデモートが最も台頭した時代には不死鳥の騎士団側の20倍の勢力を誇り、反対勢力を多く殺害、弾圧し民衆を恐怖に陥れた。闇の魔術に精通していることから総じて戦闘に秀でており、主要メンバーは不死鳥の騎士団や闇祓いといった優秀な魔法使いとも互角に渡り合う実力を持つ。差別的な純血主義者が中心でヴォルデモートの権力・実力に惹かれて集まり、絶対の忠誠を誓っているが、中には恐怖から従う者や服従の呪文によって従わされている者も多く、ヴォルデモートがハリーの殺害に失敗してからは服従の呪文や脅しにより無理やり従わされたと訴える者が相次ぎ、ヴォルデモートに忠実な者は騎士団員や闇祓いによって投獄、あるいは殺害され組織は解体された。第4巻でヴォルデモートが復活してからは多くのメンバーが再集結して再び勢力を拡大、アルバス・ダンブルドア、魔法大臣ルーファス・スクリムジョールの殺害にも成功し、ホグワーツや魔法省までも掌握した。第7巻では総力を挙げてホグワーツに攻め込み、ハリーを守ろうとするホグワーツ防衛隊と激戦を繰り広げた。防衛隊側の半数を死傷させたが、主君ヴォルデモートがハリー・ポッターとの戦いの中で死亡し、主要メンバーも殆どが敗北。完全に壊滅した。


純血主義を標榜し、メンバーの多くは純血且つスリザリン寮出身である。1930年代に発表された「純血一族一覧」で「間違いなく純血の血筋」と認定された「聖28一族」出身の者も多い。ただし作者によればマグル生まれのメンバーも少数ながらいる模様で、そもそもヴォルデモートも純血ではない

死喰い人になることは優れた闇の魔法使いになったことを意味する。そのため死喰い人に憧れる者もいるが、その暴力的な活動内容から純血主義者の全てから支持を得ているわけではない。 なお、死喰い人を全員把握しているのはヴォルデモートのみである。これは検挙されて仲間を売る死喰い人が出た場合に全滅することを避けるためである(イゴール・カルカロフの件で手段が正しいと認められた)。

闇の印[編集]

「闇の印」は、ヴォルデモート一派の印である。マークは、口から蛇が出ているドクロ。

ヴォルデモート一派は反対勢力に対する破壊活動を行う際、「モースモードル(闇の印を)」と呪文を唱え、上空に闇の印を打ち上げる(例えば民家を襲った場合、襲われた家の上空に印が打ち上げられている)。この印はヴォルデモート一派しか作り方を知らず、ヴォルデモートと並び民衆の恐怖の象徴である。

死喰い人は全員、左の前腕に闇の印を刻まれている。ヴォルデモートが一人の印に触れると全員の印が黒く変色して熱くなる(これがヴォルデモートによる招集の合図である)。印は消すことができず、また印の変色・発熱は痛みを伴わないが、直接ヴォルデモートから印に触れられた場合は激しい苦痛が伴う(ピーター・ペティグリューは触られることを拒んでいた)。

なお、ハーマイオニー・グレンジャーは、死喰い人の招集方法にヒントを得て、ダンブルドア軍団の集合時間を知らせる方法を編み出している。

メンバー[編集]

主要メンバー[編集]

セブルス・スネイプ(離反、不死鳥の騎士団からの二重スパイ)[編集]

ホグワーツ魔法魔術学校の教師。死喰い人であったが心離れし、アルバス・ダンブルドアを頼って不死鳥の騎士団のメンバーとなる。闇の陣営のヴォルデモートと死喰い人を調査するためのダンブルドアから送りこまれた二重スパイであり、その真実は本人とダンブルドアのみに秘されていた。

ヴォルデモート陣営からは不死鳥の騎士団に送りこまれたスパイ、不死鳥の騎士団陣営からはヴォルデモート陣営から脱退した不死鳥の騎士団の一員としてヴォルデモート陣営を調査する二重スパイ、ということで認識されていたが、実際は後者の通り、スネイプは不死鳥の騎士団のメンバーであり不死鳥の騎士団の味方であったことが真実である。

スネイプがホグワーツから逃亡した後、不死鳥の騎士団のメンバーたちはそれがスネイプによる不死鳥の騎士団のメンバーとしてのヴォルデモート陣営を欺くための作戦であった真実を知らなかったため、スネイプがヴォルデモート陣営に戻り寝返ったと誤解をした。

ヴォルデモートと死に喰い人から離反し、不死鳥の騎士団陣営に寝返ったのは死喰い人でスネイプのみである。

ルシウス・マルフォイ[編集]

死喰い人のリーダー格。ホグワーツの理事も務めていた。純血の名家(聖28一族)・マルフォイ家の当主であり、マルフォイの館は死喰い人の拠点として利用される。アーサー・ウィーズリーとは犬猿の仲。高い財力を背景に、魔法大臣に意見するほどの権力を有する。

スネイプとは旧知の仲であるが、勇敢であるスネイプとは全く異なり非常に身の保身を案ずる性格である。旧友であるのにも関わらず、スネイプの不死鳥の騎士団とダンブルドアへの離反の真実を最後まで見抜くことができなかった。

ドラコ・マルフォイ[編集]

ルシウスの長男。小説では死喰い人と明言されていないが、第6巻以降ヴォルデモートから任務を与えられており、行動は死喰い人そのものである(映画では左腕に闇の印が刻まれている)。ハリーとはとても仲が悪い。

ピーター・ペティグリュー[編集]

シリウス・ブラックとハリーの父・ジェームズ・ポッターの元学友であったが裏切り、ヴォルデモートに密通した。

バーテミウス・クラウチ・ジュニア[編集]

バーテミウス・クラウチ・シニアの息子。ベラトリックスらと共にネビル・ロングボトムの両親を拷問の末、廃人にした罪でアズカバンに投獄されるが、母と入れ替わって脱獄する。第4巻でムーディに成りすまし、ヴォルデモートの復活に貢献する。父親は闇の魔法使いの討伐に尽力したが、クラウチ家も聖28一族のひとつに数えられる純血の名家。

ベラトリックス・レストレンジ[編集]

純血の名家(聖28一族)・ブラック家の出身でシリウスの従姉。ヴォルデモートの失脚後、ネビル・ロングボトムの両親を拷問し廃人にした罪でアズカバンに投獄されるが、第5巻で脱獄する。並外れた魔力の持ち主で、ヴォルデモートの信頼も特に厚い。ナルシッサとアンドロメダの3人姉妹の長女。夫は死喰い人のロドルファス・レストレンジ。ルシウスは義弟、ドラコは甥に当たる。


その他[編集]

エバン・ロジエール[編集]

純血の名家(聖28一族)・ロジエール家出身。 ヴォルデモートが言う「任務で死んだ3人」の1人。メンバーの中でも最古参で有力な死喰い人だった。登場巻は4巻(名前のみ)。 ベラトリックス・レストレンジ、アンドロメダ・トンクス、ナルシッサ・マルフォイら三姉妹の母方の親戚。

第4巻で、ダンブルドアのペンシーブの中で名前のみ登場。イゴール・カルカロフが自身の裁判の時に罪の軽減を求めバーテミウス・クラウチ・シニアに死喰い人の情報を届けた際、名前が挙がったが、裁判を傍聴していたマッド=アイ・ムーディなどの証言から彼は既に闇祓いによって殺されていることが判明。歴戦の闇祓いであるマッド・アイと交戦、死に際の抵抗でマッド・アイの鼻を削いだことから戦闘に秀でていたことが伺えた。

ウィルクス[編集]

ヴォルデモートの失墜する前年に闇祓いに殺された。

イゴール・カルカロフ[編集]

後にダームストラング専門学校の校長となる。以前アズカバンに収監されていたが、魔法省と取引をし、釈放された。

レギュラス・ブラック[編集]

シリウス・ブラックの弟。R.A.Bの正体。

ロドルファス・レストレンジ[編集]

純血の名家(聖28一族)で狂信的な純血主義とされるレストレンジ家の出身。ベラトリックス・レストレンジの夫であり、ラバスタン・レストレンジの兄。 ロドルファスは痩せており、神経質そうな魔法使い。初登場は四巻でハリーが憂いの篩を覗いたダンブルドアの記憶であり、大法廷で妻、弟、クラウチと伴に終身刑を言い渡されていた。

ヴォルデモートが失脚し他の死喰い人達が相次いで闇の陣営を去る中、妻や弟と共に闇の帝王を探し続け、主人の居場所を聞き出そうとネビルの両親である闇祓いフランク・ロングボトムとアリス・ロングボトムを、「磔の呪い」を用いて拷問し廃人にした罪でアズカバンに収監される。このことからヴォルデモートには高く評価されており、復活した直後には最高の栄誉を与えると宣言されている。第5巻でヴォルデモートの手引きによって妻や弟らと共に脱獄。神秘部の戦いに参加したが、アルバス・ダンブルドアに捕らえられ、弟や義弟ルシウスらと共にアズカバンへ再収監となった(ベラトリックスはヴォルデモートと共に逃亡したため難を逃れた)。

第7巻でアズカバンを再脱獄。その後、ロドルファスは七人のポッター作戦の襲撃に参加して、負傷したことが明かされているが、それ以降の消息は不明。 ヴォルデモートからは分霊箱の守護を任されるほどの信用を得ており、7巻ではレストレンジ家の金庫が登場。数多くの財宝を所持していた。

ラバスタン・レストレンジ[編集]

ロドルファスの弟。がっちりした魔法使い。初登場は四巻でハリーが憂いの篩を覗いたダンブルドアの記憶であり、大法廷で兄、義姉、クラウチと伴に終身刑を言い渡されていた。

ヴォルデモートの消滅後、他の死喰い人達が相次いで闇の陣営を去る中彼を探し続け、その際ネビルの両親を拷問して廃人にした罪で先述したようにアズカバンに収監される。このことからヴォルデモートには高く評価されており、復活した直後には最高の栄誉を与えると宣言されている。第5巻でヴォルデモートの手引きによって脱獄。神秘部の戦いに参加したが、アルバス・ダンブルドアに捕らえられ、兄弟共にアズカバンへ再収監となった。

その後は兄と共に再脱獄したと考えられるが、詳細は不明である。

アントニン・ドロホフ[編集]

死喰い人の最古参の1人。プルウェット家の兄弟(ギデオンとフェービアン)を殺害した罪でアズカバンに収監されていた死喰い人。顔はひん曲がっていて色黒。カルカロフはドロホフがマグルや反ヴォルデモートの者を数え切れぬほど拷問したと証言したが、既にカルカロフのすぐ後に逮捕されていた。第5巻でアズカバンを脱獄、神秘部の戦いでアラスター・ムーディを倒すも、ダンブルドアに捕らえられ、アズカバンに再収監となった。第7巻でアズカバンを再脱獄、トナテム・コート通りでハリーらを襲撃するも失敗する。ホグワーツの戦いではリーマス・ルーピンを殺害するが、フィリウス・フリットウィックに敗れた。死喰い人の中でも戦闘に秀でているようで、杖を鞭のように振るい、紫の炎を出して相手に致命傷を与えるという特殊な魔法を披露している。

映画ではアーベン・バジラクタラジが演じていた。日本語版の吹き替えは山口りゅうが担当した。

ワルデン・マクネア[編集]

魔法省危険動物処理委員会の死刑執行人。がっちりとして大柄で、細く黒い口ひげを生やしている。第3巻でバックビークに死刑を執行すべくホグワーツを訪れたが、バックビークが脱出したため失敗に終わる。第5巻では巨人の居住地に赴いているのをルビウス・ハグリッドらに目撃されている(ハグリッドはマクネアのことを「殺人鬼」と評していた。)。その後、神秘部の戦いに参加するがダンブルドアに捕らえられ、アズカバンに収監される。第7巻で脱獄、ホグワーツの戦いに参加するが、ルビウス・ハグリッドに投げ飛ばされ、そのまま壁にぶつかって意識を失う。

オーガスタス・ルックウッド[編集]

元魔法省官僚。青白い痘痕面。神秘部に勤務し、無言者として魔法省の内部からヴォルデモートに情報を流していたが、カルカロフの告発に遭い、アズカバンに収監される。第5巻で脱獄し、神秘部に保管されていた「予言」の情報をヴォルデモートに与える。神秘部の戦いにも参加するがダンブルドアに捕らえられ、アズカバンに再収監となる。第7巻で再脱獄し、ホグワーツの戦いに参加するが、アバーフォース・ダンブルドアに敗れた。魔法省の情報に精通していたことから、ヴォルデモートに頼りにされていた。ルード・バグマンの父とは古い親友で、その関係から若い頃のバグマンを騙し、情報集めに利用していた。

マルシベール[編集]

「服従の呪文」に長けた死喰い人。第5巻でアズカバンを脱獄、神秘部の戦いに参加するが、ダンブルドアに捕らえられてアズカバンに再収監となった。スリザリン寮出身で、同寮のスネイプとも親密な交流があった。学生時代から他の学生に闇の魔術を使用しており、リリー・エバンズには名前をあげて非難されるほど嫌われていた。スネイプは彼との友情を捨てなかったため、リリーとの間に亀裂を生じさせる一因になった。

ヤックスリー[編集]

純血の名家(聖28一族)・ヤックスリー家出身の死喰い人。長身で顔は厳つい。 第6巻でホグワーツを襲撃した死喰い人の1人。登場巻は6巻、7巻。

ホグワーツ魔法魔術学校ではスリザリン寮に所属していた。 外見は厳つい顔(または野蛮な顔)であり長身でもある。純血の名家ヤックスリー家の出身。7巻で「俺が結婚した女は...」と発言していることから、所帯持ちと思われる。なお彼の縁戚と推測されるライサンドラ・ヤックスリーたる人物が、シリウス・ブラックの曾祖叔父にあたるアルクトゥルス・ブラックのもとに嫁いでいる。

ヴォルデモートには非常に忠実で、自分の運ぶ情報には常に大きな自信を持っている。しかしルシウス・マルフォイ、グレイバック、エイブリー、カロー兄妹同様、ヴォルデモートがハリーを殺し損ねて失脚したときは彼を探さなかった一人でもある。

6巻でホグワーツの決戦に赴き(映画版では参加せず、代わりにベラトリックス・レストレンジが加わっている)ドラコ・マルフォイ、フェンリール・グレイバック、アミカス・カロー、アレクト・カロー、ソーフィン・ロウルと共にアルバス・ダンブルドアを追い詰める。セブルス・スネイプがダンブルドアを殺害した後に逃亡しようとしたがハリーに凍結呪文をかけられた。しかし、その後は逃げのびたと思われる。また服従の呪文が得意で7巻では、ヴォルデモートの命を受けて魔法省に侵入し魔法法執行部部長だったパイアス・シックネスに服従の呪文をかけ服従させ、魔法省内部の情報を流すことに成功する。魔法大臣ルーファス・スクリムジョールが暗殺され、ヴォルデモートが魔法省を掌握し、シックネスが魔法大臣に就任すると、ヤックスリーは後任として魔法法執行部部長に就任した。新政策でマグル生まれ登録委員会を設立しドローレス・アンブリッジと共にマグル生まれを裁判・弾劾した。 ホグワーツの最終決戦に参戦しジョージ・ウィーズリー、リー・ジョーダンと戦うが打ち倒された。

映画では、「死の秘宝 PART1」に登場。ピーター・マランが演じた。日本語吹き替えは廣田行生が担当。 

アミカス・カロー[編集]

アレクトの兄。カロー家も聖28一族に数えられる純血の名家。妹同様ずんぐりとしていて、目が小さく青白い。第6巻で他の死喰い人と共にホグワーツを襲撃する。第7巻では兄妹でホグワーツ魔法魔術学校の教師に就任し、アミカスは「闇の魔術に対する防衛術」、アレクトは「マグル学」を担当した。同時に規律係も務めているが、「磔の呪い」で体罰を行う残酷さから「ドローレス・アンブリッジすらカロー兄妹に比べればかわいいもの」と評されていた。第7巻で、レイブンクロー寮にアレクトの闇の印の連絡を受け駆けつけるものの、居合わせたマクゴナガルを侮辱したことによってハリーの怒りを買い磔の呪いをかけられ、兄妹揃ってミネルバ・マクゴナガルに拘束される。その後の消息は不明(映画『死の秘宝 PART2』では、スネイプとマクゴナガルが決闘した際、マクゴナガルの魔法の流れ弾を喰らって気絶した描写がある)。映画ではアミカスをラルフ・アイネソンが演じている。

アレクト・カロー[編集]

アミカスの妹。兄同様ずんぐりとした体型。笑い方は「ケタケタ」と表現されている。第6巻で他の死喰い人と共にホグワーツを襲撃する。第7巻では兄妹でホグワーツ魔法魔術学校の教師に就任し、「マグル学」を担当、マグルを蔑視した教育を行った。同時に規律係も務め、「磔の呪い」で体罰も行った。第7巻の後半、レイブンクロー寮に侵入したハリーを発見し、闇の印を使ってヴォルデモート一派に連絡するが、直後にルーナ・ラブグッドに失神させられる。その後、兄と共にマクゴナガルによって拘束された。映画ではスザンヌ・トースが演じている。原作ではアレクトがドラコにダンブルドアを殺害するよう迫る場面があるが、映画ではベラトリックスがその役目を務めている。カロー家も聖28一族に数えられる純血の名家。

ソーフィン・ロウル[編集]

第6巻でホグワーツを襲撃した死喰い人の1人。登場巻は6巻、7巻。 ロウル家も聖28一族に数えられる純血の名家。

色黒の巨漢で、髪は短くブロンド。映画版ではベラトリックスが闇の印を打ち上げた際、下を覗き込んでいる男性。6巻では他の死喰い人と共にホグワーツ魔法魔術学校に乗り込み、ハリー・ポッターたちと戦闘を繰り広げた。この時、死の呪いを乱射し、同じく死喰い人であるギボンを殺害してしまう(死の呪いの使用には相当量の魔力が必要となるため乱射は難しく、作中でこの呪文を乱射したのはロウルとヴォルデモートだけである)。7巻後半のホグワーツ最終決戦では、木に縛りつけられていたとはいえ巨人の血を引くルビウス・ハグリッドを杖の一振りで黙らせたことから死食い人の中でも上位の魔力を持つと推察される。その後の消息は不明。 映画「謎のプリンス」から登場。ロッド・ハントが演じている。

ギボン[編集]

第6巻でホグワーツを襲撃した死喰い人の1人で、天文台の上空に闇の印を打ち上げた。ハリーたちと交戦中、ロウルが唱えた死の呪いが当たってしまい死亡した。

映画版では登場せず、闇の印を打ち上げる役目はベラトリックスが務めていた。

クラッブ[編集]

ビンセント・クラッブの父親。第4巻ではヴォルデモートの復活に駆けつけ、第5巻では神秘部の戦いに参加するがダンブルドアに捕らえられ、アズカバンに収監された。

ゴイル[編集]

グレゴリー・ゴイルの父親。第4巻ではヴォルデモートの復活に駆けつけた。

ノット[編集]

セオドール・ノットの父親。第4巻ではヴォルデモートの復活に駆けつけ、第5巻では神秘部の戦いに参加するがダンブルドアに捕らえられ、アズカバンに収監された。ノット家は聖28一族に数えられる純血の名家であり、聖28一族を認定した「純血一族一覧」の著者はノット家出身のカンケンタラス・ノットであるとされている。

エイブリー[編集]

第4巻から登場。ヴォルデモートの復活の際に駆けつけ、主の失脚後その消息を追わなかったことに関し許しを請うも磔の呪いで罰せられる。第5巻ではヴォルデモートに予言に関して誤った情報を流してしまい、罰せられた。その後神秘部の戦いに参加するが、ダンブルドアに捕らえられ、アズカバンに収監された。学生時代にスネイプと交流があった。エイブリ―家は聖28一族に数えられる純血の名家。

ジャグソン[編集]

神秘部の戦いに参加するが、ダンブルドアに捕らえられ、アズカバンに収監された。

トラバース[編集]

冷静な性格の死喰い人。痩身で、王冠のように見えるもじゃもじゃした白髪、鋭く高い鼻の持ち主。トラバース家も聖28一族に数えられる純血の名家。マッキノン一家の殺害に関与した。カルカロフがその罪を証言したが、その時には既にアズカバンに収監されていた。その後脱獄したと思われる。

第7巻後半でゼノフィリウス・ラブグッドから連絡を受け、セルウィンと共にラブグッド邸を訪れてハリーを捕らえようとした。その後、ダイアゴン横丁で変装したハリーたちと遭遇する。ポリジュース薬でベラトリックスに変身していたハーマイオニーと共にグリンゴッツ銀行に向かうが、銀行で透明マントで姿を隠していたハリーに服従の呪文をかけられ、グリンゴッツ銀行の地下洞窟に置き去りにされる。ホグワーツ最終決戦にも死喰い人として参戦しパーバティ・パチルと交戦するが、その後の消息は不明。

セルウィン[編集]

純血の名家(聖28一族)・セルウィン家出身の死喰い人。アンブリッジは自身のことをセルウィンの血筋だと偽っていた。荒々しい声や性格をしている。 ゼノフィリウス・ラブグッドから連絡を受け、トラバースと共にラブグッド邸を訪れてハリーを捕らえようとした。冷静に状況を分析していたトラバースに対し、セルウィンはゼノフィリウスが自分を謀ったと決めつけ激怒していた。

関係者[編集]

ナルシッサ・マルフォイ[編集]

ルシウス・マルフォイの妻で、ドラコの母親。ベラトリックス・レストレンジの実の妹。住まいは死喰い人のアジトとして使用されており、ナルシッサ自身も他の死喰い人やヴォルデモートと関わりが深いが、正式な死喰い人ではない。

フェンリール・グレイバック[編集]

現存する狼人間の中で最も残酷といわれる男。死喰い人のローブを纏うことを許されているが、腕に闇の印が刻まれていないため、正式な死喰い人ではない。