ひょっこりはん

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ひょっこりはん
本名 宮下聡(みやした さとし)[1]
生年月日 (1987-04-28) 1987年4月28日(31歳)
出身地 日本の旗 日本滋賀県守山市
血液型 B型
身長 174cm
言語 日本語
方言 関西弁
最終学歴 早稲田大学人間科学部卒業
出身 NSC東京校18期
コンビ名 トロフィーズ(ダイキリ)
(解散)
相方 南部幸一(元相方)
事務所 よしもとクリエイティブ・エージェンシー
活動時期 2012年 - (ピン芸人としては2016年4月から)
同期 おばたのお兄さんレインボー濱田祐太郎
公式サイト 公式プロフィール
受賞歴
笑レース初代王者(2018年)

ひょっこりはん1987年4月28日 - )は、日本お笑い芸人ピン芸人)。男性。

本名は宮下聡(みやした さとし)[1]滋賀県守山市出身。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。

来歴・人物[編集]

滋賀県立草津東高等学校卒業後、2浪を経て早稲田大学人間科学部を卒業。卒業論文は「仮想空間におけるビジネスの可能性」[2][3]

高校ではスポーツ科に在籍。本人曰く、スポーツ科は「他のクラスよりも平均点が10点ほど低いクラスで、自分の成績も下から数えた方が早かった」とのことだった[4]

ソフトテニスを特技とし、高校時代はインターハイに出場[5]。大学時代に高校生時代の同級生に誘われてお笑いサークル「早稲田大学お笑い工房LUDO」に在籍し「エニグマ」というコンビで活動、幹事長を務めた経験を持つ[2]。しかし、親には「芸人にはならない。お笑いをやるのは大学生の時だけ」と話していたという[4]

元々就職先は、裏方として面白いものを作りたいという思いがあったことから、テレビ局志望だった[4]就職活動はマスコミを狙って行っていたがうまくいかず、しかしこれを絶好のチャンスとしてプロの芸人を目指すことに方向転換[4]。大学卒業後、2012年に18期生としてNSC東京校に入校(同期におばたのお兄さんなど)[2]

2013年に知人の紹介で知り合った[2]南部幸一(現在は構成作家として活動)とお笑いコンビ「ダイキリ」を結成。当時は主にしゃべくり漫才をしており、ツッコミ担当だった。ダイキリとしては2015年9 - 10月に放送された『爆笑ファクトリーハウス 笑けずり』に出演、第4回放送で合宿12日目の「生き残りお笑いライブ」にて脱落している。「トロフィーズ」への改名を経て2016年3月に解散[6]、同年4月よりピン芸人としての活動を始めた[7]。解散の理由は、コンビ内でネタ作りに加えほぼ主導権を握っていた南部との軋轢が深まったことで、『笑けずり』では南部から「お前は緊張する場面で急に何もしなくなる、それじゃあ学芸会の木と一緒だ」などと強く叱責される姿が流されたほか、他の芸人たちが楽しそうにネタをやっている姿を見て「まずネタをやる側が楽しまないと面白いネタはできない」と悟ったそうで、「このコンビでは自分が楽しみながらのお笑いはできない=面白いネタはできない」との結論に至ったという[2][8]。なお、ダイキリ時代はスーツを着てネタを演じていたこともあったが「その自分の姿に違和感があって、その先の自分がイメージ出来なかった」とも話している[2]

おもしろ荘』(日本テレビ系列)などへの出演をきっかけに、注目を集める[9]

中学生の頃までは人前に出ることは平気な方だったが、高校生になった後、ネタでスベらされるのを経験したことから、ふさぎがちになったことがあったという[4]

芸風[編集]

マッシュルームカットに黒縁眼鏡、赤い蝶ネクタイをつけ「ひょっこりはん」と書かれた白いタンクトップに青い下半身タイツが舞台衣装。衣装は交際している彼女による手作りである[1]。音楽のリズムに合わせてひたすら様々な場所から「はい、ひょっこりはん」のかけ声と共に「ひょっこり」顔を出すというショートコントが持ちネタ。芸名の由来は、もともと周囲から「ひょっこりしている」と言われることが多かった所からだという。本人は「喋りで頑張っても、まず顔のことについて言われるので、だったらその見た目を活かせるような名前にしよう」としてこの芸名を付けたということで、そこからパッと見ですぐわかるような外見を目指すことになったという[2]。最初、芸名の案として「いちにの聡」「ムードメーカー聡」などが思い付いたが結局どれもピンと来ず[4]、その中である日ふと「ひょっこり」という言葉が思いついてこれに決め[1]、「くん」や「さん」よりは柔らかいイメージだからと、「はん」を選んでこれに付けた[4]

上記のネタ時のBGMは、フリー音楽素材サイト「MusMus」が配布する楽曲「Sonorously Box」[10]の冒頭7秒部分を編集したものを2018年5月まで使用していた。

上記のネタは他人でも真似しやすく、バラエティ番組やイベントでは白石麻衣をはじめとした共演のアイドルタレントが「ひょっこり」顔を出すしぐさを披露し、面白さよりもかわいさで好評を得ることがある[11][12]。2018年春頃は番組外のSNS上でも流行し、複数の有名人が「ひょっこり」顔を出す写真を投稿し話題を呼んだ[13]

他には小藪千豊の顔真似という持ちネタもある[10]

BGMを巡る騒動[編集]

「ひょっこり」顔を出すネタ時のBGMはフリーBGMサイト「MusMus」で提供されている「Sonorously Box」という楽曲である。2018年5月31日、MusMusは「楽曲の著作者がMusMusであると示す場合に限って無料で利用できる」「著作者を示せない場合は有償での利用となる」「楽曲を他者に二次配布してはならない」といった利用規約を定めている [14]が、ひょっこりはん側は著作者表示をせずに利用したにもかかわらず、それに対する利用料を支払わなかったほか、他の企業に音楽を二次配布していた[10][15]

2018年4月にMusMusの管理人であるwatsonが、ひょっこりはんを起用したキャンペーン動画「ひょっこりはんの正しい #キャベバンバン」について日清食品に問い合わせたところ、二次配布が発覚した[16]。watsonはこれを受け、ひょっこりはんに対して後追いで規約に準じた利用をすればよい旨を厚意で申し入れていた[16]。しかし、その後に「Sonorously Box」を改変した楽曲が製作され、大手音楽配信サイト[17][18]等で無許可販売されていたことに気づき、抗議と販売停止依頼を要望した。それにもかかわらず進展が無かったことで、watson側がブログで情報の公開に踏み切った[16][19][20]

これを受け、よしもとミュージックエンタテインメントは各音楽配信サイトに対し申し入れを行い、その日のうちに改変楽曲の配信が停止された[21][22]。また、6月2日にフジテレビネタパレTHEゴールデン』にひょっこりはんが出演した際、「Sonorously Box」を使用せず別の楽曲がネタ中に使用された[23](ただし、6月9日に日本テレビ嵐にしやがれ』に出演した際には「Sonorously Box」の音程を少しだけ変えたものが使用されている)。

6月3日、MusMusのブログにて「MusMusの楽曲とそれに類似している楽曲の使用・販売の停止」「すでに二次配布した先への音源取り扱いの訂正連絡」を吉本興業が約束したことから、これ以上の訴えを起こさないこと、また、MusMus側からの申し出で利用料などの金銭を受け取らないことを表明し[24]、著作権侵害問題は決着した[25]。しかし、渦中のひょっこりはん側は問題が表面化して以降、自身のTwitterInstagramの更新を停止し、謝罪や騒動の説明などを行っておらず、沈黙を続けたままテレビ出演を継続していることから批判の声が挙がっていた[26]

6月13日、『よしもとオススメ芸人2018 お披露目会』(東京・ルミネtheよしもと)に出演し、騒動後初めて公の場に姿を現した。出演当初は何事もなかったかのようにネタを披露していたが、MCを務めていたとろサーモン久保田に騒動について問われ、しどろもどろになりながらも初めて謝罪を行った。イベント後の報道陣による取材でも改めて謝罪や現状の報告を行い、今後のBGMについては「新しいBGMを作って頑張っていこうと思います」と語った[27]。翌日には、騒動発覚以来およそ2週間ぶりにTwitterとInstagramを更新し、謝罪とMusMusへの感謝の文章を投稿した[28][29]

出演[編集]

テレビ
テレビドラマ
CM
  • Y!mobile・ワイモバ学園 「盛り盛り写真部」篇
  • UHA味覚糖・コロロ 「ひょっコロロ その1」篇、「ひょっコロロ その2」篇

脚注 [編集]

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  1. ^ a b c d ひょっこりはん 本名は宮下聡、31歳…命名の理由を明かす”. デイリースポーツ (2018年6月11日). 2018年6月27日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g 日経エンタテインメント! 2018年6月号 p.117「今月のコンテンツガイド」
  3. ^ 「高学歴」の芸人が重宝される理由”. まいじつ (2018年3月3日). 2018年3月3日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g an・anマガジンハウス)2018年8月15日・22日号 p.73 - 75、本人のインタビュー記事より。
  5. ^ ひょっこりはん、気ぐるみ姿で初始球式 “ひょっこり投法”で球場沸かす”. オリコン (2018年5月29日). 2018年5月29日閲覧。
  6. ^ @yashita99の2016年3月10日のツイート2018年3月21日閲覧。
  7. ^ @yashita99の2016年4月6日のツイート2018年3月21日閲覧。
  8. ^ ひょっこりはんは元漫才コンビ・ダイキリの宮下聡だった!早稲田大学卒のインテリ芸人”. 斜め上からこんにちわ (2018年1月1日). 2018年1月2日閲覧。
  9. ^ ひょっこりはんポーズ人気に本人感激「世界中に広まってほしい」”. マイナビニュース (2018年3月2日). 2018年3月2日閲覧。
  10. ^ a b c プリントシール機『SALON AIR2(サロンエアー2)』×ひょっこりはん、明日4月28日より期間限定でコラボレーション!”. 時事通信 (2018年4月28日). 2018年5月6日閲覧。
  11. ^ “白石麻衣の“ひょっこりはん”が衝撃の可愛さ 乃木坂46「しゃべくり007」に登場”. モデルプレス (ネットネイティブ). (2018年4月30日). https://mdpr.jp/news/detail/1763007 2018年6月6日閲覧。 
  12. ^ “新田真剣佑の“ひょっこりはん”に視聴者悶絶「可愛くてしんどい」”. モデルプレス (ネットネイティブ). (2018年5月30日). https://mdpr.jp/news/detail/1769748 2018年6月4日閲覧。 
  13. ^ 例として、ひょっこりはん本人とともに写真を撮ったものとして、 など。ひょっこりはん本人はおらずに写真を撮ったものとして、 などがある。
  14. ^ 音楽素材利用規約 | フリーBGM・音楽素材 MusMus
  15. ^ ひょっこりはんによる当サイト楽曲への著作権侵害について”. MusMus (2018年5月31日). 2018年6月1日閲覧。
  16. ^ a b c 「残念で悲しい」 ひょっこりはんのネタBGMが著作権侵害? 音源配信のmora「よしもとからの連絡待ち」”. ITmedia. 2018年6月2日閲覧。
  17. ^ ひょっこりはん|音楽ダウンロード・音楽配信サイト mora ~WALKMAN®公式ミュージックストア~”. mora. 2018年6月1日閲覧。
  18. ^ ひょっこりはん|曲(シングル)、アルバム、動画(PV)を音楽ダウンロード(配信)、視聴、歌詞、ランキングは【レコチョク】2000993562”. レコチョク. 2018年6月1日閲覧。
  19. ^ “ひょっこりはんのBGM、著作権侵害と素材サイトが訴え”. Narinari.com編集部. https://www.narinari.com/Nd/20180649767.html 2018年6月1日閲覧。 
  20. ^ “ひょっこりはん著作権侵害!? ネタBGM管理人がサイトで主張 | 女性自身” (日本語). WEB女性自身. https://jisin.jp/serial/%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%A1/%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%A1/34757 2018年5月31日閲覧。 
  21. ^ “mora、ひょっこりはんネタ音源の「一時配信停止」を決定 BGMの著作権侵害問題で、よしもとからの申し出受け” (日本語). ねとらぼ. (2018年6月1日). http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1806/01/news094.html 2018年6月1日閲覧。 
  22. ^ “ひょっこりはんのBGMは「著作権侵害」と、音楽素材MusMusが抗議【UPDATE】” (日本語). ハフポスト日本版. (2018年6月1日). https://www.huffingtonpost.jp/2018/05/31/hyokkorihan_a_23448278/ 2018年6月2日閲覧。 
  23. ^ “ひょっこりはんがネタBGM変更、著作権侵害騒動受け”. Narinari.com. (2018年6月2日). https://www.narinari.com/Nd/20180649791.html 2018年6月4日閲覧。 
  24. ^ ご報告”. MusMus (2018年6月3日). 2018年6月4日閲覧。
  25. ^ “ひょっこりはん、ネタBGMの著作権侵害問題が決着”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2018年6月4日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201806040000228.html 2018年6月4日閲覧。 
  26. ^ “【大炎上】音楽パクリ芸人「ひょっこりはん」が逃亡 / 被害者の声もガチ無視でだんまり”. Buzz Plus News. (2018年6月3日). http://buzz-plus.com/article/2018/06/03/pakuri-hyokkorihan/ 2018年6月4日閲覧。 
  27. ^ “ひょっこりはん、ネタBGM“著作権”問題で謝罪「お騒がせしてすみません」”. ORICON NEWS (オリコン). (2018年6月13日). https://www.oricon.co.jp/news/2113463/full/ 2018年6月14日閲覧。 
  28. ^ “ひょっこりはん、ネタ楽曲元のMusMusに感謝「これだけ多くの方々に…」”. ORICON NEWS (オリコン). (2018年6月14日). https://www.oricon.co.jp/news/2113605/full/ 2018年6月15日閲覧。 
  29. ^ “ひょっこりはん、“ネタBGM問題”で謝罪文”. Narinari.com. (2018年6月14日). https://www.narinari.com/Nd/20180649963.html 2018年6月15日閲覧。 

外部リンク[編集]