児童性的虐待

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性的虐待 > 児童性的虐待

児童性的虐待(じどうせいてきぎゃくたい、Child Sexual Abuse、CSA)とは成人または年長の青年が、性的刺激のために子供を利用する児童虐待の一つであり[1][2][3]性的虐待でもある。他にも児童性虐待子供に対する性的虐待児童期性的虐待性的児童虐待などの訳語がある。

児童性的虐待の形態としては、児童との性行為、わいせつな露出、児童のグルーミング、児童の性的搾取、[4][5][6]実際の児童を使っての児童ポルノの作成などがある。[1][7][8] ユニセフでは、児童婚もまた「少女に対する性的虐待と搾取の最も一般的な形態」とする[9]

児童性的虐待の影響には、うつ病[10]心的外傷後ストレス障害[11]不安[12]複雑性PTSD[13]、成人期においてさらに被害を受ける傾向[14]、そして何より子供への身体的傷害[15] などがある。家族による性的虐待は近親相姦でもあり、特に親からの近親相姦の場合、より深刻で長期的な精神的外傷をもたらす可能性がある[16]

児童性的虐待の被害を受ける割合は、世界的には女性で19.7%、男性で7.9%と推定される[17]

加害者のほとんどは被害者と面識があり、約30%が子供の親戚で、兄弟、父親、叔父、いとこなどである[18]。他の約60%は、家族の友人、ベビーシッター、近所の人などの「知人」である。見知らぬ人からの加害は約10%である[19]

児童性的虐待の加害の大半は男性であり約80%から90%[20][21]。一方、女性による加害もあり男児への犯罪では14%から40%、女児への犯罪では6%が女性であり[19][22][23]、全体で1-20%と推定される[20]。例としてドイツの2018年の犯罪統計によると、女性容疑者の割合は4.5%であった[24]

ペドフィリアという言葉は、一般的に、児童性的虐待の加害者に無差別に適用されるが[25]、思春期前の子供に強い性的関心を持っていない限り、児童への性犯罪者だからといって本来ペドフィリアではない[26][27]

法律の下では、大人が未成年者と性的行為を行ったり、性的満足のために未成年者を搾取したりする刑事および民事犯罪を表す包括的な用語として児童性的虐待が多用される[8][28]

定義

米国のカリフォルニア州では、州法PC11165条において、性的虐待は18歳未満の者に対する性的暴力及び性的搾取だと規定し、その性的暴力の内容として「性交、近親姦、肛門性交、14歳以下の子供に対するわいせつ行為、口腔性交、器物を用いる性器及び肛門の貫通行為、性的愛撫」、性的搾取については「子供がわいせつな行為を行っている模様を描いたものの売買、わいせつな行為を目的とした子供の雇用、商業的な目的で子供に対しわいせつな行為を行わせる行為(写真と映像を含む)」とする。

日本では児童虐待防止法(児童虐待の防止等に関する法律)が2000年5月に可決し、同法第2条で「児童にわいせつな行為をすること又は児童をしてわいせつな行為をさせること」として性的虐待を定める。また厚生労働省は、児童の性的虐待を「子どもへの性的行為、性的行為を見せる、性器を触る又は触らせる、ポルノグラフィの被写体にする など」としている[29]

統計

公的な実数

アメリカ合衆国

性的虐待は公表が必要なため報告数は少なくなりがちであるが、アメリカ合衆国ではかなり報告数を上げることに成功した。1976年に保護サービス機関に持ち込まれたのは6,000件であったが、その10年後には132,000件の性的虐待が報告されるようになった[30]

日本

検挙件数
被害者と加害者の内訳(2021年)

被害者

  男児 - 12人 (3.5%)
  女児 - 327人 (96.5%)

加害者

  実父 - 135人 (39.5%)
  養父・継父 - 149人 (43.6%)
  その他(男) - 48人 (14.0%)
  実母 - 10人 (2.9%)

警察庁の発表によると、児童性的虐待での検挙件数は増加傾向にある[31]。ただし、暗数が多いとされており、後述のように様々な推定が試みられている。

被害者は女児が多く、約97%を占めている[31]。加害者は養父・継父が最多で約44%のほか、実父も約40%を占めている。その他には、内縁の夫、祖父、兄弟、いとこ等が含まれる。

全国統一ダイヤルで受け付ける子どもの電話相談「チャイルドライン」で、宮城県内から2017年度に発信された児童虐待の相談52件のうち、性的虐待が53.8%(28件)を占めていた。被害者は主に小学生から高校生の女子で、特に中学生が多く加害者の多くは実父とみられる[32]法務総合研究所 の2001年少年院調査によると、家族以外の者から強制的に性交された例は女子68.6%(229人中157例)、男子7.3%(2112人中155例)、家族による強制的性交は女子4.8%(229人中11例)、男子0.3%(2096人中7例)であった[33]

推定の実数

性的虐待には公的に認められている実数以外の暗数が多く含まれると推定されており、主に社会学的な観点からの性的虐待の真の実数の推定調査も多く行われている。

アメリカ合衆国

  • キンゼイ報告 (1953) :女性4441人のうち24%(1075人)が性的虐待を受けている[34][35]
  • ダイアナ・ラッセル (1978) の調査:この調査ではサンフランシスコの女性930人を無作為に抽出し電話調査を行ったのであるが、身体的接触を伴う性的虐待を18歳までに38%(357人)の女性が受けており、さらに14歳までであっても28%(258人)の女性が受けていた[35]。そして非接触を含めると54%にまで数値は跳ね上がった[36]。さらに近親姦被害が18歳までに16%[37][38]、14歳までに12%[38]であった[39]。16%のうち4.5%が父親ではあるが残り12%は別の肉親からであった[40]。性的虐待の程度を最重度(膣挿入、性器接吻、肛門挿入)、重度(膣への指挿入、裸の胸への愛撫)、軽度(強制的なキス、衣服を着たままの意図的タッチング)に分けたが、近親姦の場合23%、41%、36%とそれぞれ出ている[41]
  • デイビッド・フィンケラー (1979) の報告:796人の大学生を対象に行った調査。19.2%の女性が性的虐待を報告し、8.6%の男性が性的虐待を報告[34][35]
  • デイビッド・フィンケラー (1984) の報告:ボストンの521人を対象に行い、女性の15%、男性の12%が性的虐待を報告[35]
  • Lewis,J. (1985) の報告:18歳までに女性1374人のうち27%が性的虐待を受けていた。男性1252人のうち16%が18歳までに性的虐待を受けていた[36]
  • Nelson, Higginson, Grant-Worley (1994) の研究:オレゴンの男子高校生を対象とした研究で、一週間以内に2%の男子が性的虐待を受けていた[42]
  • David Lisak, Hoppers and Song (1996) の報告:595人の一般男子大学生を無作為抽出し調査を行った[43]。「虐待」という表現を排除し、出来事についてのみ質問用紙を配布する形で尋ねた。それによると全体の18%[37][44]の者は16歳までに直接的な身体接触を伴う性的虐待を受けており、非接触を含めるとその値は28%にまで跳ね上がった[45]。家庭内で起こった被害はそれら性的虐待のうち21%であり、初めて性的虐待を受けた年齢は2-15歳で平均10.1歳であった[45]。その内容は脅迫されたのが36%、明白ではない誘惑を受けたのが43%、自発的に参加したのが22%であった[45]。加害者は61%が男性、28%が女性、両性からが11%とされた[45]。また、この調査ではいわゆる身体的虐待を受けた率も調べられた。対象者のうち身体的虐待を受けた者は全体の34%であった[45]。その加害者の男女比率は男性からが58%であり、女性からが11%であり、男女双方からが31%であり、身体的虐待を受けた者のうち70%が自らの家庭内で受けていた[45]。また身体的虐待を初めて受けた年齢の平均は7.3歳であった[45]。さらにこの調査では23%の男性が自分に身体的・性的虐待の加害体験があることを認めている[46][47]。だが身体的・性的虐待の男性加害者の79%が身体的・性的虐待の被害者であるとされながらも、その全体の数から見れば身体的・性的虐待の男性被害者が加害者になる率は19%であった[46]。さらに、身体的虐待加害者の約3分の1が性的虐待加害者であり、性的虐待加害者の約3分の1が身体的虐待加害者であった[46]
  • Lewis Harris and Associates, Inc. (1998) の報告:1996年12月から1997年6月にかけ思春期男子3162人を対象に、身体的もしくは性的な虐待を受けたかと直接的に問う形で質問をし、8人に1人が「はい」と答えたが、性的虐待率に限定した場合は5%(白人黒人が3%と低く、アジア系が9%と高い)であり、その性虐待の約3分の1が家庭内で起こっており、また家族のメンバーによるものが45%であった[48]

日本

  • 子どもと家族の心と健康」調査 (1998):女性回答者の39.4%が18歳までに性的虐待を受けており、小学校卒業までに性的虐待を受けたのが女性回答者の15.6%であった。男性回答者の10.0%が18歳までに性的虐待を受けており、小学校卒業までに虐待を受けたのは男性回答者の5.7%であった(日本初の全国調査)[49]
  • 沖縄タイムスの調査 (実施年:1998年):沖縄県の大学生に対し調査をとったが、全体女性の80.6%が性被害を受けており、強姦・強姦未遂に絞っても15.3%という数値が弾き出されている[50]。男性は男性対象者の28.5%が性被害を受けており、強姦・強姦未遂に絞ってみても2.7%という数値が弾き出された[50]。これは性被害調査であり、いわゆる「性的いじめ」が多く含まれている。

歴史

子供に対する性的虐待が問題視されてくるのは、一般に近代以降である。

欧米

1886年、リヨン大学の法医学の主任教授アレクサンドル・ラカサーニュが「幼女にたいする性的暴行」という論文を発表。同じ年に、弟子のポール・ベルナールが『幼女にたいする性的暴行』を出版。1827年から70年の間にフランスでは15歳以下の子供に対する強姦及び性的暴行の事件が36176件存在する事を公表した。

1896年には、ジークムント・フロイトがウィーン精神医学神経学学会の会合で『誘惑理論』と呼ばれる精神疾患と性的虐待の関連を発表したが完全に無視され、フロイトはフリースにあてた書簡で「奴らはみんな地獄へ落ちろ」と書いた。その後彼は自説を捨ててしまい幼児性欲による幻想に過ぎないとして、この後長らく性的虐待の事実は黙殺される事になった。1932年、フロイトの一番弟子であったフェレンツィ・シャーンドルが性的な心的外傷に関する論文『大人と子供の間の言葉の混乱』をフロイトの反対を押し切り、学会で発表し論争が起こったが、翌1933年に本人が死亡したこともあり、結果としてこの後50年近く性的虐待はほとんど話題にされることがなくなった。

アメリカ合衆国では、1937年から1940年にかけFBI長官ジョン・エドガー・フーヴァー国家主義人種主義反共産主義を喚起する策として性犯罪者に対し宣戦布告をし、さらに1948年に女性版と1953年に男性版が発表されたキンゼイ報告(調査対象の4分の1近くの女性が子供時代に大人とセックスをした、あるいはセックスを求める男性に迫られたという報告があった)の発表後の1949年から1955年の期間でも、社会的な注目を浴び、州議会は特別対策委員会を設置し、性犯罪者に対する新法を制定したが、いずれも性的虐待を行う人物が社会的に問題がある以上の説明はなされておらず、性的虐待を受けた女性に後遺症が残るという証明が出来ないとされていた[51]

1956年、ヴィンセント・デ・フランシスが児童保護を訴え、この頃から性虐待が概念として一般化しだす。1950年代後半以降、家族療法が生まれたことでかつて性的虐待を受けた女性が比較的話しやすい状況が生まれ、父親によるものがごくわずかに報告された。鈴木透は、性にまつわる話題の社会的隠蔽が性の革命で揺らいだ時期と1960年代に児童虐待への社会的注目の始まった時期が一致することを指摘している[52]

1965年にはデ・フランシスは近親姦の用語はより広義に使用されるべきであるとし全事例を性虐待のカテゴリーに組み込み、顔見知りが犯人の可能性が高い事や専門化が必要であり現状はコミュニティ自体が加害者のようになっている事、そして報告数よりも性的虐待ははるかに多い可能性がある事を示唆した。

1970年代にはフェミニストたちによる激しい怒りの声が上がる。児童虐待防止協会元職員のフロレンス・ラッシュが性虐待を受けた経験を語り、被害者の身の潔白を訴え、その原因が家父長制にあると主張した。このフェミニストの活動により状況が変わりだす。それまでは父娘相姦は母親の冷たさに一因があるとして母親を責めていたのであるが、たとえそれが一因となっていても父親の責任は回避できないということで、加害者として父親が責められるようになった。だがこの時点であっても報告数が少なく、Freedman, Kaplan and Sadockの1976年の教科書にさえ父娘相姦は100万分の1の確率と記述されていた。それに対し1970年代後半は多くの雑誌が児童性的虐待の恐ろしさを伝える記事を報道し、報告数が伸びる。また、多くの無作為抽出調査がキンゼイ報告とほぼ同様の「数人に1人程度」の調査結果を示し、パニックが始まる。

だが、1980年代に入るとそれまで個々の事件に焦点があてられていたものがセンセーショナルな話題となっていき、集団的な悪魔的儀式虐待が注目を集めだす[53]。1983年にマクマーティン保育園での虐待(結果的に全員無罪判決が下っている)が報道された後は、それから1990年代初頭にかけて「悪魔崇拝者らによる儀式的虐待が国内で多く行われており保育施設などで儀式的で集団的な性的虐待が行われている」というような根拠のないデマが広まり保育園などでの性的虐待の可能性に対する社会的恐怖が起こる。

1980年代は性的虐待が特に注目を浴びるようになるが、鈴木透によれば、これは同性愛妊娠中絶などを解放せよなどといった性の革命後の運動に対して守勢一方であった保守派が、反発の一つとして性的虐待を攻撃の対象としたためであったのだという[54]。また、この悪魔的儀式虐待騒動の最中に一部で催眠術やセラピーを通じ記憶は思い出せるというような回復記憶運動が起こった[53]。この療法においては親からの悪魔的儀式的虐待という抑圧された記憶を思い出させるケースが目立った。

だが幼稚園・保育園の儀式的な話が本当なのかということで1990年代初頭から調べられ、幼稚園などにおける「悪魔崇拝者の運営する保育施設における虐待が広く行われている」というパニックには実際には根拠はなく、その根源は仕事を持つ母親や共働きの家庭に対する反発というところが強いとされFBIはモラル・パニックとみなした。

さらにここからそういった話を「思い出させて」いた治療者に矛先が向けられ、1992年にFMS財団(False Memory Syndrome Foundation)が設立された。この後、カウンセラーが呼び戻したとされる記憶の中には虚偽記憶による冤罪が存在している可能性が頻繁に報道され、催眠療法やアミタールなど催眠系の薬物を用いて思い出したとする事例の多くが冤罪であったと証明された。だが、こうした反発によりセンセーショナルな話題は影を潜めたものの、児童性虐待が蔓延しているという疑惑は抜けず、至る所に犯罪者が存在しているのではないかという混乱が残ったため、これを利用して政治的なポイントを稼ぐためにミーガン法などといった法律の整備が行われた[55]

1990年代後半から21世紀直前の時期になると、それまでマスメディアが報道してきたイメージに対する批判も発生し、事件の性質と性的虐待の現実的な犯罪の数がどのくらいなのかということについて激しい混乱が起こった[56]。1997年から1998年にかけ、シアトルで女性教師メアリー・ケイ・ルトーノーが男子生徒と性交した挙句妊娠し少年の家族となるという全米を震撼させる事件が起こる。この件は法の下で強姦とされたが、同情論が一般には強かった。リチャード・ガートナーは1999年の自らの著書で、Wright, D.の1997年発表の資料を引いて、女性運動によって男性が加害者であって被害者にはなりえず、女性が被害者であり加害者にはなりえないという見方を強化してしまったという話を指摘した[57]

2002年にはボストン・グローブ紙がカトリック教会の性的虐待事件を報道し、教会側が事実を認めなければならない状態となったため、再び性的虐待に対するパニックが起こりだす。統計上は全く増えてはいないのだがアメリカ中が苛立つ事態となり、様々な性犯罪及び児童誘拐に対する報道は白熱を極め、その年の8月6日にはホワイトハウスジョージ・ウォーカー・ブッシュ大統領もテロリズムとの戦いに並べて児童性虐待という歪んだコミュニティの問題に対し立ち向かう姿勢を表明した。

2003年にはマーティン・バシールのインタビューにより「マイケルジャクソンの真実」が報道され、その後マイケル・ジャクソンが少年に対する性的虐待で訴えられる。マイケルジャクソンは1993年にも性的虐待疑惑を持たれていた。この裁判は世界的な大スターということで世界中が注目する裁判となった。多くのマスコミ報道はマイケルは有罪であると報道し、トム・スネドンら検察側はマイケルは有罪であると主張した。だが、マイケル・ジャクソン裁判においてその主張には矛盾点が多いことをトーマス・メゼロウらの弁護士グループは述べ、2005年6月13日に全面無罪判決が下された。

日本

日本では1957年9月25日、久保摂二により「近親相姦に関する研究」という論文が発表され、これが日本初の近親相姦論文とされる。父と娘15例、母と息子3例、兄弟姉妹15例、その他3例を取り上げていた。日本では1881年の旧刑法の制定以来、近親相姦に関して「道徳にゆだねるべき」という立場をとってきたが[58]、池田由子は1987年の著著『児童虐待』で、尊属殺重罰規定違憲判決の事案では父親を殺害したとされる女性は明らかな性的虐待の被害者であったという点を問題視した[59]。なお、この性的虐待事件の被害者には性的早熟や知能の遅れは認められなかった。

また、1980年に朝日新聞は母子姦を取り上げ、川名紀美は『密室の母と子』という本を出した。だが、マスコミ報道は事実を正確に伝えられず、反発が起こった。1990年代、性的虐待を取り締まる法律が日本では存在しないことが非難され、結果「児童虐待の防止等に関する法律(児童虐待防止法)」が2000年5月に可決された。第2条で「児童にわいせつな行為をすること又は児童をしてわいせつな行為をさせること」として性的虐待を定めた。

2004年には、ジャニーズ事務所社長のジャニー喜多川による、同事務所所属男性タレントに対する報道についての裁判で、「セクハラ行為に関する報道については名誉棄損に当たらない」とされた。日本では児童性的虐待に関する話が取り上げられることは少なく、2002年以降のカトリック教会の事件や裁判の話も対岸の火事といった扱いでほとんど取り上げられなかった。この最中、日本では全ての件に関し無罪になったマイケル・ジャクソンの話が空回りしていた。また、2006年には中学生日記(「誰にも言えない」)で男性教師の少年に対する性的虐待が扱われた。

日本では性的虐待を受け保護された児童は施設で養育されることも多いのだが、なかには性的虐待を受けた児童が保護施設でさらに性的虐待を受ける事例も存在する。また、いわゆるスクールセクハラについて、かつては教師による性暴力がタブー的存在とされていた時期もあったが、2001年以降は文部科学省が厳しい姿勢に出るようになったこともあって実態に改善がみられ、行政や各学校において学校内における性的虐待やセクシャルハラスメントの防止や対応に取り組んでいる。ただ、裁判沙汰になる可能性もあるため、学校側が確固たる証拠を求める風潮もより強まっており、被害を訴える側からは不満の声もある。

被害児童のプライバシーの問題からあまり報道されないという事情もあり、日本社会において親による性的虐待に対する認知度は低かった。だが、2019年に父親からの性的虐待が疑われていた女児が自宅に帰宅した後に遺体となって発見された事件(野田小4女児虐待事件。女児の死亡後になって父親が傷害容疑で逮捕された。)については、せっかく児童相談所で保護したのに一時保護を解除してよかったのかと第三者委員会で検討されることが決定する事態となった(女児の遺体発見日は1月24日だったが、この経緯が公開されたのは5月14日のことだった)[60]

全国統一ダイヤルで受け付ける子どもの電話相談「チャイルドライン」で、宮城県内から2017年度に発信された児童虐待の相談52件のうち、性的虐待が53.8%(28件)を占めていた。被害者は主に小学生から高校生の女子で、特に中学生が多く加害者の多くは実父とみられる[61]。性暴力を受けたときに相談できるワンストップ支援センターの大阪支部では、2010年度~18年度に来所し、受診につながった者のうち19歳以下の子どもは1285人で6割を占めている。また17、18年度、家族からの性暴力を訴えた子どもは161人となり、実父からが36%、実兄・義兄からが18%を占め、そのほか母の恋人・祖父・いとこが加害者の事例もある[62]

イスラーム諸国

イスラーム諸国でも、伝統的に児童に当たる年齢の人間に対する性的行為を必ずしも「虐待」としてはこなかった。前近代イスラーム社会の根幹法であったシャリーア(古典イスラーム法)が定める女性の最低婚姻年齢(したがって、性行為が社会的に容認される年齢)は、一般的な解釈では9歳、その他の解釈では初潮の開始年齢か明確な制限なしとなっており、男性も13歳程度で結婚できた。これはイスラームの預言者ムハンマドの妻・アーイシャの結婚年齢が9歳であったというハディースに基づいている。一方結婚当初のムハンマドは既に50歳を越えていた。

そのためとりわけ女児に対する性的行為は、たとえその内容が客観的に見れば虐待と思われるものであっても、正常な婚姻の結果として容認された。また家父長制の存在により、そのような女児が被害を訴えることはきわめて困難であった。預言者ムハンマドとアーイシャとの婚姻に関しても、その初期の性行為は児童性的虐待ではないかという主張がある[63][64]

これに対して、前近代の人類社会では有力家系の子女が10歳前後で結婚することはありふれており、このこと自体は歴史的事実として確認されている、という反論がある。豊臣秀吉は10歳の幼女を側室にしたことなど、歴史上の人物は、ほとんどがこの例に倣っており、ムハンマドだけを攻撃する理由が不明である。その場合は結婚してもおおよそ初潮後の適齢になるまでセックスは行わないのが通例であった。インドのイスラーム学者マウラナ・ムハンマド・アリーはアーイシャがムハンマドと初夜を迎えた年齢は15歳であったと主張している[65]

また前近代のイスラーム社会では、同性愛を問題視する厳格な宗教家の存在にもかかわらず、少年愛が流行したが、この中には客観的に見て性的虐待ととれる事例も存在したとされている。

しかし19世紀末から20世紀にかけてシャリーアが近代的な家族法に取って代わり、現在では多くのイスラーム諸国で結婚最低年齢は15 - 18歳の間である。よって児童に対する性行為は、性的虐待として広く認知されている。

ただしイランやサウジアラビアのような国では、いまだにシャリーアに基づく家族法が効力を有しており、9歳の少女との結婚・セックスも合法である。またそれ以下の年齢の少女との結婚が認められている事例もあり、借金のかたとして8歳の少女が結婚させられた事例がある[66]。またイエメンでは、女児の結婚最低年齢を法律で定めておらず、9歳未満の女児との結婚・セックスも合法である[67]。サウジの高位聖職者評議会の議長アブドゥル・アズィーズ・アル・シェイフは、シャリーアでは10歳の少女でも結婚・セックスの対象とすることができ、むしろシャリーアに対する批判を行う側こそ少女たちへの不正義を行っていると述べた[68]

結婚最低年齢に関してイスラーム法ではなく、近代法を施行している国でも、イスラーム法が慣習として隠然たる権威を持っている場合、両者の矛盾が問題となることがある。モロッコでは、世俗法に基づき女子の結婚最低年齢は18歳であるが、原理主義的なイスラーム法学者ムハンマド・アルマグラーウィーが9歳の少女との結婚・セックスを合法とするファトワーを出したために、この問題に対して近代的な見解を示す国王直属のウラマー達や世俗知識人から、児童性的虐待を正当化するものであると批判された[69]

また、インドネシアでも、イスラーム法学者が12歳の少女と結婚・セックスし、さらに7歳と6歳の女児とも結婚しようとした事例が報告され、警察の捜査の対象となっている。この法学者は、イスラーム法における結婚最低年齢を初潮の開始時とする解釈をとり、女児たちは皆この条件を満たしているとして、この結婚・セックスは合法であると主張している[70]

影響

心理的影響

児童性的虐待は、被害者に、その後の人生において心的外傷を含めた、短期的および長期的な負の影響を与える [15][71][72]。症状としては、うつ病[10][71][73][74]、不安[12][71]摂食障害[75]自尊心の欠如[71][75]身体化障害[74]睡眠障害[76][77]、心的外傷後ストレス障害を含む解離性同一性障害および不安障害[11][78]があげられる。

性的虐待を受けた子どもにおいて顕著によく現れれる症状は、性的行動、過度な性的知識および関心であり、これを特に性化行動(Child Sexual Behavior)という[79][80][81] 例としては友達に対してエッチごっこを行うことなどが挙げられる。こうした行為に至るメカニズムは3つ考えられており、1つ目は大人との関係をそれ以外の手法で知らないため、2つ目は子供にとって性的行為がどんな意味を持つのか分からないため必死に理解しようと努力するため、そして3つ目はそういった行為を繰り返すことで自身のトラウマを乗り越えようとするためである[82]

他の短期的な症例としては、学校や社会活動からの引きこもり[79]動物虐待[83][84][85][86]注意欠陥・多動性障害(ADHD)、行為障害反抗挑戦性障害(ODD)[75]10代の出産や思春期でのハイリスクな性行動 [87]など、様々な学習・行動上の問題を示すことがある。また児童性的虐待の被害者は、自傷行為の発生率が約4倍高いと報告される[88]。10代の間に受ける性的暴行は、メンタルヘルスの問題、社会的排除、学業成績の悪化に繋がることが示されている[89][90]

長期的な負の影響としてよく認められるのは、思春期や成人期において被害者が追加的に被る、あるいは繰り返される悪影響である。 [14][91]小児期の性的虐待被害と、犯罪自殺アルコール依存症薬物依存など様々な成人の精神病理との間に因果関係がみられる[19][91][92][93][94][95][96][97][98]。児童性的虐待を受けたのが男性の場合は、メンタルヘルスの臨床よりも刑事司法制度に現れることが多くなる。[79]また2001年厚生労働省による刑務所収監者調査によれば、女性受刑者でも7割以上が18歳までに性的虐待を受けており、3割はレイプなどの深刻な被害、2割が近親姦であった[99][100]。児童虐待を受けた中年女性と、そうでない女性とを比較した研究では、前者の医療費が有為に高い傾向がある。[74][101]また世代を超えた負の影響も指摘されており、児童性的虐待の被害者の子どもは、そうでない同年代の子どもよりも、行動面、友人面、感情面で多くの問題を示す[102]

児童性的虐待と各症状との間に特徴的なパターンは見いだせていないが[103]、因果関係については幾つかの仮説がある[10][71][104][105]。例えば、性的虐待の最中に虐待者によって行われる問題の否認・矮小化・ごまかし・責任のなすりつけ・侮辱などの結果であると考える仮説もある。[71]

調査によると、性的虐待を受けた子どもの51%から79%が心理的症状を示している[94][106][107][108][109]。さらに虐待者が親族である場合や、虐待が性交または性交未遂を伴う場合、あるいは脅迫や暴力が用いられた場合、心的外傷のリスクはより高くなる。[110] また、心的外傷の程度も、挿入、虐待の期間と頻度、暴力の使用などの要因によっても影響を受ける。[15][72][111][112] 児童性的虐待の被害者に対する社会的な偏見がある場合、被害児童の心的外傷を悪化させる傾向がある[112][113]。しかし逆に、支援的な家族環境にある被害児童は、このリスクが低減する[114][115]

身体的影響

身体傷害

被害児童の年齢や体格、力の程度によっては、児童性的虐待により、体内の裂傷や出血を起こすことがある。重症の場合、内臓の損傷が起こり、場合によっては死に至ることもある。[116]

感染症

児童の性的虐待は、感染症や性感染症を引き起こすことがあり、膣炎も報告されている。子どもの年齢や体格によっては、膣分泌液も十分でないため、感染症にかかる可能性も高い。[117]

神経学的損傷

性的虐待によるストレスを含む外傷性ストレスは、脳の機能や発達に顕著な変化をもたらし、重度の児童性虐待が脳の発達に悪影響を及ぼしうる。[118][119] 1998年Itoらは「虐待を受けた被験者では半球の非対称性が逆転し、脳の左半球のコヒーレンスが大きくなる」ことを見出し[120]、1993年 Teicherらは虐待を受けた被験者では「発作性側頭葉てんかん様症状」の発症率が高くなるとした[121]。2002年 Andersonらは、小児期に性的虐待を受けた成人の小脳頂部ではMRIでT2緩和時間が長くなることを見出した[122]斎藤学 (2001) によると、父親に身体的虐待を加えられ、かつ性的な境界侵犯もあった女性が健忘症状を呈した症例において、MRI海馬領域の萎縮とグリア性瘢痕化、SPECTでは両側側頭の血流不全を確認した[123]。2002年 Teicherらは、児童の性的虐待が脳梁の面積減少や左海馬の容積減少との関連を、複数の研究報告を基に示した[124]。1993年伊藤らは性的虐待を受けた児童に電気生理学的異常が増加することを見出した[125]

小児における性的または身体的虐待が、未発達の大脳辺縁系の過剰興奮に繋がる可能性を示す研究もある[124]。 1993年Teicherらは、"Limbic System Checklist-33(LSCL-33)"(辺縁系チェックリスト-33)を用いて、成人253人の発作性側頭葉てんかん様症状を測定した。児童性的虐待の経験者のLSCL-33は得点にして49%上昇した。これは身体的虐待の経験者よりも11%高いものであった。さらに身体的虐待と性的虐待の両方の経験者では113%の上昇となった。男女ともに同様であった。[121][126]

2006年Navaltaらは、児童性的虐待を繰り返し受けた女性では、数学のSATスコアが有意に低く、逆に言語のSATスコアが高いことを確認した。これは「半球統合の欠陥に由来するのではないか」と考察している。また、テストされたすべてのカテゴリ(言語、視覚、およびグローバル)の短期記憶障害と虐待の期間との間に強い関連があることも、併せて見出した。[127]

対人関係における影響

フェレンツィ・シャーンドルが1933年の著書『大人と子供の間の言葉の混乱』で書き残したように、性的虐待を受けた場合「優しさ」と「情熱」を表す言葉の間に混乱が生じることも知られている。性的虐待を受けた人たちが「セックス」「愛情」「慈しみ」「親愛」「虐待」といったものに対する感覚の混同をきたしてしまうと、結果として人間関係における経験を誤認してしまい、性的かつ虐待的なものがそのまま愛情として認識されたり、逆に喜ばしい関係性が虐待的だと感じるような歪んだ認識が生まれるのである[128]

子供の心理の関連

加害者と被害者が成人である場合大抵は身体的もしくは精神的強要があるのが普通であるが、子供が虐待されている場合には一見すると同意しているような場合も少なくない。

菅原昭秀 (1990) は大阪府児童相談所で扱った女児39人(加害者はうち37人が継父や養父を含む父親、叔父が1人、母親が1人)のうち33人が性的虐待に対し拒否的な反応を示してはいたが、その虐待者本人に対して否定的な反応を示していたのは18人に過ぎなかったという報告をしている。残りの21人のうち、5人は拒否をしつつも同情的な態度、13人は曖昧な態度、3人は肯定的な態度をとっていたという[129]

近親姦の体験者は虐待の犠牲になったという認識そのものは正しいが、その心の深層には緊密で複雑なアンビバレントな関係がある。多くの子供は虐待者に対し愛情と憎しみが複雑に絡み合った感情を抱くが、これは性的虐待を受けた人に激しい混乱をもたらす。憎しみか愛情のどちらかの面を取り解決しようとすることも多いが、この場合突然愛情が憎しみに変わったり、憎しみしか感じることができなくなったりする。

また、こうした被害を受けた人をさらなる混乱に陥れているのは文化的な問題によるところも大きい。もともと近代文明はそういった現象を抑圧し続けてきたため、必然的に性的虐待を受けた場合社会から阻害されてしまうような感覚に襲われてしまうことが多い。こうした場合、性的虐待が存在しないことを想定されて作られた文化的価値観を内面化していればいるほど心理的な被害は大きくなってしまう。こうした社会のメッセージによる子供の心理的反応のことをFinkelhor and Browne (1985) は「烙印押し (stigmatization)」と呼んだ[130]

性的虐待のトラウマの度合いは、その個人の主観的体験に依存する。そのため、ある人は外部的に見ればひどくトラウマティックな体験をしてもトラウマにならなかったり、ある人は外部的には大したことでなくともトラウマになる。そのため、まれではあるものの性的虐待を受けているにもかかわらずトラウマになっていない場合も存在する。だが、だからといってその行動そのものが虐待的でなかったということにはならない。さらに、男性に多いが明らかに性的虐待による重度のトラウマ症状を呈しているのにもかかわらず、自身のトラウマを否認している場合が多く存在することも知られている。

また、刺激に対して身体が反応してしまう場合が少なくない。こうした場合、女性の場合は快感を持ったことで自分自身が罪深いのではないかと思うことが多く、さらに男性の場合には自分の身体の勃起射精とかいうものは自分の力でコントロール出来るものであるという自信がそのまま打ち砕かれる。人間の身体は生理学的にそのように出来ているため、これは自然な反応なのであるが、本人たちにとって見ればこうした現象はそのまま自己への不信へと繋がるのである。

また、大抵子供は「自分に責任がある」と思いやすく、性的虐待を受けた子供が親がおかしいことを訴えることはそのまま自分を訴えることとほぼ同じことになる。フロレンス・ラッシュ (1980) は「被害者が加害者を告発すれば、自分自身をも告発する事になる。だからこそ児童性虐待は世界でもっともよく守られている秘密なのである」と述べている[131][132]。子供が話すだろうと思う人も多いが、近親姦(的行為)を受けた子供の多くはこのために自分の受けた被害のことを話すことはない。

医学・治療

精神医学

現在トラウマによる後遺症全般がPTSDという言葉で流通しているが、性的虐待の後遺症は愛着の持ち方、人格形成など広範な影響が認められ、『精神障害の診断と統計マニュアル』(DSM-IV)に載っていたPTSDとは明らかに異なっていた。そのため、DSM-IVに載っている戦争や事故などによるものは単純性PTSDと通称し、それに対しレイプ体験など複雑な体験によるものは複雑性PTSDと呼ぶことを治療者らは提唱した(DSM-IV-TRでは一症状として取り上げられた)。もしくはこれを指してDESNOS(Disorder of Extreme Stress not otherwise specified)と呼ぶ研究者もいる。研究者はジュディス・ハーマンベッセル・ヴァン・デア・コークがいる。

治療

精神疾患解離性同一性障害、深刻な人格障害のある人は現実を見失っているケースもあり、治療は困難を極める。解離した記憶や感情が蘇ってくることや、長期の鬱、不安反応や性的強迫観念を抑えるためには睡眠薬抗うつ薬が非常に役に立つ。

心理療法では、外傷的解離の働きによって未だ言語的にコード化されていない記憶情報をコード化させる作業が行われる。この方法においては、患者が治療者に性的感覚を感じる転移及び治療者が患者に性的感覚を感じる逆転移の問題、コード化される際のトラウマの再演の問題もあるが、方法自体として間違っているというのではなく、それらは治療の手がかりとなる。

一方、女性のグループ治療はジュディス・ハーマン (1992) が提唱している。その目標は最初は現在の安全を確立する事、その次に自らのトラウマに焦点を当てる事、最後が自己や他者に繋がりを持たせる事であるとしている。

また、多くの被害を受けた人はその回復過程で全てを虐待のせいにしようとするが、実際には全てが虐待のせいであるとはいえない。こういった考えはトラウマに対し少年少女が多種多様な反応を示す事を無視している。さらに、トラウマがすでに過去のものになっている以上はそこから癒えるということもありえない。出来る事はトラウマに対応しとり続けている態度の改善である。

子供の回復力

幼児期のトラウマ的な体験は生涯にわたってその人の人生に影響を与え続けるわけではない。実際に、強姦犯や精神病を患っている人、犯罪を犯した人にこうした過去がある人が多いのも事実であるが、性的虐待を受けようと回復する人はいる。

Conte, J. R. (1985) は性的虐待を受けた369人(76%が少女、24%が少年)について調べたが、性的虐待に伴う症状を示すのは79%と多かった。しかし残りの21%は起きておらず、どうして問題が起こらなかったかについて調べられたが、その重要な因子は虐待の事実を認め支えてあげた大人が一人でも存在していた事であった[133]

この他にも、多くの研究で秘密を打ち明ける能力と回復力とが比例関係にあることが分かっている。

ジェンダー論

女児・少女に対する性的虐待

Graham (1994) は、男性に強く依存しながらも男性に対して恐怖を抱くような社会一般に考えられている女性像というのは、性的虐待などのトラウマを長期にわたり受けてきた女性の特徴とも合致すると主張し、人質事件の被害者が犯人に愛着を示してしまうストックホルム症候群の概念はより広範に当てはまるとして「社会的ストックホルム症候群」と名付けている[134]

Perry BD (2000) によると生物学的に男児の場合はトラウマを負った場合過覚醒状態を起こす可能性が女児より高いのに対し、女児の場合は男児よりも解離を起こしやすいと報告している[135]

男児・少年に対する性的虐待

男性が性被害に遭う率は女性よりも少ないが、女性以上に被害に対して認識しようとしていないケースが多く見られる。このため、彼らは本当にトラウマを負っていないのか、それともただ否認しているだけなのか、多く疑われる。また、男性女性双方から多く被害を受ける(Lisak.et.alの報告では、加害者は男:女=2:1)が、男性からの方が報告されやすい傾向がある。

事例

Category:児童性的虐待事件を参照。

児童養護施設の事件

著名人

被害者と指摘がある者

マリリン・モンロー
里子に出された先の家で性的虐待を受けたとも伝えられる。
内田春菊
養父に性的虐待を受ける。1993年にその実体験を基に書いた自伝的小説『ファザーファッカー』を発表。
テリー・ハッチャー
2006年3月に雑誌『ヴァニティ・フェア』のインタビューで5歳の頃に叔父から性的虐待を受けていたことを告白。性的虐待を受けたことは両親にも長年隠していたが、叔父による性的虐待被害者の14歳の女性が拳銃で頭を打ち抜き自殺したことを知りショックを受け、証言することを決意した。叔父はハッチャーの証言により刑務所に送られ懲役14年の実刑判決が下ったが判決から6年後、結腸がんにより獄中で亡くなった[136]

加害者と指摘がある者

ダニエル・カールトン・ガジュセック
自らの家庭で引き取って育てていた男児の1人に性的虐待をおこない、男児の成年後に告訴・起訴され、実刑判決を受けて19ヶ月間服役した。
ローレンス・ダレル
娘サッフォーの自殺後、彼女の日記に近親相姦を仄めかす内容があったが、反論もあり真偽は不明である。
ムハンマド・イブン・アブドゥッラーフ
イスラームと児童性愛イスラーム世界の性文化も参照。
アーイシャが9歳(満8歳)の時に結婚を完成(性行為を行うこと)させ、以後9年間彼女の夫であり続けた[137]。結婚生活のうちアーイシャの肉体が未成熟であった数年間は児童性的虐待に当たるのではと非ムスリムの学者、とりわけ反イスラーム主義者は主張している[63][138]

子供との性的関係も正当であるとする反論

日本では「18歳未満との淫らな性的行為」を処罰する青少年保護育成条例が全都道府県に制定されている[139]。また他の例としては、前述の通り、カリフォルニア州でも18歳未満との性的行為を違法としている。また大人と子供の性的関係は、本人の意思などによらず、虐待または搾取であるとする主張もされている[140]。しかし、青年期ともなった子どもとの性行為までも、本人の意思とは関係なく性的虐待だとするには、懐疑的な見方もある。[141]

子どもの意思決定の妥当性

子どもの場合、本人たちが「恋愛関係がある」「同意がある」と認識していたとしても、18歳あるいは16歳未満のときは、その意思決定の妥当性が疑われ、大人との性的関係は性的虐待、性的搾取だという意見がある。[140][142][143][144] しかし、青年期の子供の認知機能は充分であり、大人との単純な性的接触が心理的被害を与える、という考えは不適当だという主張もある[141]。12歳あるいは14歳以上の子どもの意思決定能力[145][146]、リスク認識能力[147][148]はほぼ大人と同等であり、更には青年期の子供は、意思決定に際しては成人よりも情報収集への労力を惜しまない面があることが報告されている。[149]

また、18歳未満の子供は、衝動的に過剰なリスク行動を取る、という認識が社会的に共有されており、この考えを基に青年期の子どもの性的関係の規制が求められることもある。[150] しかし実際の調査では、過剰なリスク行動を取るのは、ごく一部の青年期の男性に限られた現象であり、女性には見られない傾向がある事が報告されている。[151][152]

10代女性の主体性

Jennifer Manloveらは、2006年に、16歳未満で5歳以上年上の男性と性的行為に従事した女性の主観的な認識を調査した所、16歳未満で5歳以上年上の男性と性的行為に従事した女性の約75%はその関係を自発的なものであったと回答し、半数以上の女性がそれらの関係を安定したものであったと回答している。また研究は主観的な意欲度も調査しているが、16歳未満で5歳以上年上の男性と性的行為に従事した女性の20%は明確に望んでいたと回答し、44%はある程度望んでいたと回答した(パートナーとの年齢差が3~4歳の場合は自発的85%、望んでいた18%、ある程度望んでいた62%)[153]

2014年に、Dafna Tenerは、法定被害関係に対する少年、少女の認識を調べる為に、法定強姦の被害者と認定された少年、少女にインタビュー調査を行った。その結果、一部の少年、少女はその関係を搾取的であったと述べたが、大部分はその関係が終わってから暫くした後でさえ、その関係を互恵的な関係であったと述べていた[154]

子供の頃に成人男性と性的関係を持った女性の性交当時の主観的な反応に関しては、2014年に、Bruce Rindらは、キンゼイ・サンプルを用いて、18歳未満の時に成人男性と初体験を迎えた女性と、同年代同士で初体験を迎えた女性の最初の性交に関する感情的な評価を調査した。その結果、18歳未満の時に成人男性と初体験を迎えた女性は、同年代同士で初体験を迎えた女性と同じぐらいその関係を楽しんでいた。この結果は14歳以下の時に成人男性と初体験を迎えた女性に限定した場合でも同様であった[155]

Dana Lassriらは、2022年に、12歳から16歳の間(M=14.78、SD=1.17)に2歳以上年上の人(M=22.35、SD=4.24)と性的関係を持った18歳以上の男女の回顧的な主観的認識を調査した。その結果、子供の頃に年上の大人と性的経験を持った大部分の人は年上のパートナーをロマンチックなパートナー、またはセックス・パートナーと認識しており、その経験を肯定的または中立的に捉えており、搾取者、虐待者として否定的に認識している人は少数であった。[156]

途上国においてよく見られる18歳未満の児童婚はしばしば強制結婚と同一視され、ユニセフなどの機関により児童性的虐待として非難されているが、2021年に、Susan B. Schaffnitらは、18歳未満の児童婚が一般的であるタンザニアで児童婚に関する調査を行った所、パートナー選択の自律性はすべての年齢で非常に一般的であり、結婚年齢と女性の幸福との関係はほとんど曖昧であり、早期に結婚した女性は比較的高い生殖成功率を達成していた事を報告している。[157]

Agnieszka Bałanda-Bałdyga(2020)は10代の母親を対象に、妊娠と出産に対する態度を調査した。その結果、10代の母親の9割以上は、妊娠と出産について肯定的な態度を有していた。また事前の予想では、若い少女は彼女の妊娠出産について否定的な態度を持っている、と考えられていたが、実際の調査では、13歳から15歳で妊娠出産した最年少の少女は全て彼女の妊娠と出産について肯定的に捉えていた。[158]

大人と子供は力関係に格差があるために同意は成立しないと言う議論について、Steven Angelides(2004)は次の様に述べている[159]。:「私の考えでは、急進的フェミニストが作り出したこの非対等性や権力の不均衡に支配されない性と言う概念は規制的な構想であるだけではなく、人間の性や相互主観的な関係における力学を深く誤解した構想である。私は確かに子供と大人は対等の関係を共有していないと認めるが、これは子供が普遍的に権力の外側に置かれていると言う訳ではない。反対に、大人同士にせよ大人と子供にせよ、どんな物理的に強制されていない関係や親子関係も権力から切り離される事は出来ない。ジェイムズ・R・キンケイドが述べる様に、『人間の接触の全ての形態は力関係の不均衡を伴っている』。実際には、性的関係も親子関係も非対等な力関係の中でしか構成されないだけではなく、客観的に比較する事の出来ない力関係の中で構成されている。……私は男性と女性の間や大人と子供の間に生物学的に不可避な力関係の差異が存在すると主張している訳ではない。私はいかなる個人同士の力関係も対等な状態には置かれていないと主張している。我々は皆、権力の社会的、言説的なネットワークの中で異なる位置に置かれている。支配と服従は権力の有無によって決定される固定的な立場ではない。彼や彼女が完全に束縛された状況ではない限り、支配されているとされる人が様々な程度の力を行使する事はないと仮定する事は誤りである。従って、性的関係の領域においては、我々は決して権力の外側に置かれている訳ではない。対等な力関係等というものは存在しない。対等な力関係の社会が実現可能である等と考える限り、我々は権力と性を誤解するだけではなく、単純化された無益な政治的分析や倫理的課題を策定する事になる。」

またTerry Leahyは次の様に述べて力関係の格差を根拠とする議論に疑問を呈している:「…私はこの義務論的な主張は、その主張を前提として、もし問題となっている事柄が大人と子供の性交渉ではなく、その他の種類の大人と子供の相互関係であった場合に、その主張が説得力を持つかどうかを考慮すると言う、かなり単純な反駁を受けやすいと考える。もしその主張が大人と子供の力関係の性質に依拠しているならば、その時は、それは論理的に言って、大人と子供の全ての相互関係に適用する事が出来るからである。大人の権力と知識は、子供達がそれらの相互関係に参加するかどうかについての自発的で十分な知識に基づいた選択を行う事を不可能にする事を意味するので、全ての相互関係は倫理的に正しくない事になる。この論理に従えば、大人が子供に物語を聞かせたり、宗教的な儀式に参加させる事は不適切になる。性的関係をその他の子供と大人の相互関係と区別する為には、性行為はその他の大人と子供の相互関係と異なっており、この差異の為に、セックスの場合には権力と知識の格差が相互関係を有害なものにする一方で、その他の場合には、大人と子供の相互関係は有益である事が出来ると言う事を意味する、欠落した前提が提供されなければならない。しかし、何がこの差異なのか?欠落した前提は、セックスは参加者の知識や力関係が対等である時だけ道徳的に適切であると言うものである。…しかしこの前提は力関係が対等ではない人々の間の全ての性的関係を不道徳なものにしてしまうので普遍的に適用される事は出来ない。これはお金持ちと貧乏人、白人と黒人、男性と女性の間の性的関係にも当てはまってしまうだろう。我々が行わなければならないその前提の個別的な利用は、前提条件自体の外部にある何らかのその他の考慮事項によって正当化されなければならない。しかし、何がこの大人と子供の性的関係の場合の外的な個別的考慮事項なのだろうか?例え力関係が対等ではない場合の性的関係に対するルールが普遍的に適用されるとしても、我々はまだなぜこのルールが倫理的に正当化されるのかを尋ねる事が出来る。つまり、その他の種類の相互関係は当事者同士の力関係が対等ではなくとも正当化されるにも関わらず、なぜ性的関係だけは力関係の対等な、成熟した理性的な個人の間でしか適切ではないのだろうか?以上の問題は、義務論的主張の典型的な問題である。」[160]

"被害"後の社会適応について

未成年の時に成人男性と性的関係を持った女性のその後の社会適応に関しては、2021年に、Bruce Rindは、未成年の時に成人者と初体験を迎えた人と同年代同士で初体験を迎えた人のその後の社会適応について調査し、未成年の時に成人と初体験を迎えた人のその後の社会適応度は、殆どの指標において成人同士で初体験を迎えた人と同じぐらい良好であった、と報告している[161]

未成年の頃に性交した女性一般のその後の社会適応に関しては、Joseph J Sabia(2006)は、10代前半の性行為と抑うつ症状の間の因果関係を調査したところ、10代前半の性行為と抑うつ症状の間に因果関係は存在せず、それらの関係は測定されない異質性によって説明される可能性がある事を発見した。[162]K Paige Hardenは、2008年に、初性交の年齢が異なる双子のその後の非行率を比較する事により、初性交年齢の低さとその後の非行率の因果関係を調査した所、初性交年齢の低さとその後の非行率の高さは因果関係ではなく、家族間の遺伝的、環境的な差異が、初性交年齢の低さと非行率の高さを説明する事、遺伝的、環境的交絡因子を調整した場合、最初の性交年齢が低いほど成人初期の非行率が低くなる事を発見した。[163]Kathryn C. Monahan(2008)は青年期の子供のカジュアル・セックス(行きずりの関係、いわゆる淫行に相当)とその後の抑うつ症状の関連を調査した、その結果、カジュアル・セックスに従事した青年期の子供としなかった子供の抑うつ症状の差は、性的行為の開始前から存在しており、青年期の子供のカジュアル・セックスは抑うつ症状の長期的なリスクとは関係がなかった事を発見している。[164]Brooke M Huibregtseは、2011年に、16歳以前の性交経験の有無について不一致の双子の成人期の性的行動を比較する事により、 早期性交と成人期の危険な性的行動の因果関係を調査した所、早期性交と成人期の危険な性的行動の間には因果関係は存在せず、それらの関連は双子に共通する遺伝的、環境的因子に起因する物であった可能性がある事を発見している。[165]Zhana Vrangalova(2011)は青年期の子供の性行為とその後の心理的良好度の関連を調査した。その結果、16歳以下で性行為を経験した事のある子供は性行為を経験していない子供や17歳以上で性行為を経験した子供に比べて心理的な良好度が高く、セックスの相手の人数が多い事や性行為の開始年齢が早い事(15歳以下)は心理的良好度の低さとは関連していなかった事を発見した。[166]2013年に、Kelly L Donahueらは、16歳未満の性交経験の有無において不一致の双子の心理的、社会的な不適応のリスクを比較する事により、早期性交がその後の心理的、社会的な適応に与える影響を調査した所、16歳未満で性行為に従事した双子の片割れと、16歳未満で性行為に従事しなかった双子の片割れはその後の心理的社会的不適応のリスクにおいて有意な差が存在せず、早期に性交した子供のその後の心理社会的不適応は、早期の性行為が原因ではなく、双子が共有する家族的要因に起因するものであった可能性がある、と結論している[167]

2020年に、Jakov Burićらは、セクスティング(青年期の少女がSNSなどで自らの裸を成人男性等に送信する行為)が青年期の少女の心理的な良好度に与える影響を調査した。その結果、セクスティングの動態は、青年期の少女の心理的な良好度の変化とは関連しておらず、家庭環境の劣悪さが、セクスティング行動の頻繁さと心理的良好度の低さに関連していると報告している[168]

青年期の少女の妊娠出産リスクについて

大人と子供の同意の上の性的関係を否定する理由として、しばしば、青年期の少女は妊娠出産のリスクが高いと主張されるが、その反対の結論を支持する研究もある。1997年に、A B Berensonらは、15歳以下で妊娠した青年期の少女と、成人女性や16歳以上の青年期の少女の周産期合併症リスクを比較した。その結果、青年期の少女は、貧血を発症する可能性が高かったが、集中治療室への入院が必要な幼児を出産する可能性は低く、妊娠高血圧症候群、早期陣痛、早期前期破水、絨毛膜羊膜炎、羊水混濁、子宮内膜炎、早産、低出生体重児、低アプガースコア、死産の発生率に差はないと報告した[169]。1998年に、G Connollyらは、アイルランドの17歳未満の青年期の少女と17歳以上の女性の産科及び新生児の転帰を比較検討し、青年期の少女の産科及び新生児の転帰は成人の母親よりも悪い訳ではないと結論づけている[170]。2000年に、A N Trivediらは、ニュージーランドの17歳以下の少女と18歳以上の女性の産科的転帰(出生体重、在胎週数、アプガースコア、骨盤位分娩、帝王切開分娩、機械的分娩、先天性欠損症の発生率、双子、妊娠高血圧症候群、子癇前症など)を調査し、17歳以下の少女は、真空支援膣分娩の割合が高かった事を除いて、両群の間に調査された転帰の差は存在しなかった事を発見している[171]。2005年、S Zeterogluらは、トルコ人の18歳未満の青年期の少女と18歳以上の成人女性の帝王切開分娩率を調査し、帝王切開分娩率は、青年期の少女の妊娠において増加しておらず、むしろ減少しており、青年期の少女の妊娠において生物学的な未熟さは有意な問題ではない、と結論している[172]。2010年に、James McCarthyらは、低出生体重児と早産の有病率に関する母親の年齢の影響を調査し、18歳未満の女性は、18歳以上の女性よりも低出生体重児を生む可能性が有意に低く、母親の年齢は早産の有病率に影響を与えていなかった事を報告している[173]。2016年に、Jennifer L Katz Eriksenらは、帝王切開分娩に関する母親の年齢の影響を調査し、青年期の少女は、複数の母体、新生児、分娩の特性で調整した後でさえ全体として一次帝王切開分娩をする可能性が成人女性の約半分であり、陣痛時に一次帝王切開分娩をする可能性は40%低い事を報告している[174]。2016年に、Adel Abu-Heijaらは、オマーン人の10代早期の少女と10代後期の少女の妊娠の産科及び周産期転帰を比較した。その結果、10代早期の少女は10代後期の少女と比べて、産科及び周産期合併症のリスクは高くないと結論している[175]。2019年、Shunji Suzukiは日本人女性の青年期妊娠の産科転帰を調査し、青年期の妊娠は有害な産科転帰と関連していないと結論している[176]。2021年に、Danylo José Palma Honoratoらは、適切な集団出産前ケアを受けた10歳から13歳の妊婦と14歳から15歳及び16歳から17歳の妊婦の新生児転帰などを比較し、新生児の有害転帰の発生率は低く、リスクの差は存在しない事、また帝王切開分娩率は最年少の青少年の方が少なかった事を発見した[177]

10代での出産による母親や子の人生への影響について

10代で出産する事が母親の人生に与える影響に関しては、1997年に、Mary E. Corcoranらが、10代で出産する事と、成人期における貧困と福祉利用の関連性について、出産時期の異なる黒人アメリカ人の姉妹のデータを利用して因果関係を調査した。結果、10代で母親となる事の悪影響とされていたものの大部分は、家族特性によるものであると結論付けている[178]。2005年に、V. Joseph Hotzらは、流産による自然実験を利用して10代で出産する事が母親のその後の人生に与える影響を調査した。その結果、10代の出産による影響は短期的なものであり、20代以降に出産した場合に比して、年間の労働時間と収入がむしろ増加すると報告している[179]。これは収入の少ない10代の間に出産及び子育てを済ませるからと考察している。

10代の母親の子に与える影響に関しては、1994年に、Arline T. Geronimusらは、初産時の母親の年齢と子供の初期の社会情緒的認知的発達の関係を調査している。10代の母親の子供と、20代以降で初産を迎えた姉妹の子供(つまりいとこ同士)を比較したところ、発達の指標が劣る訳ではないと報告している[180]。2003年に、Ruth N López Turleyは、母親の年齢と子供の発達の関係を調査し、若い母親の子供の問題行動の多さは彼女の年齢ではなく、彼女の家庭背景に起因していると報告している。[181]。2021年に、Shubhashrita Basuらは、18歳未満の母親から生まれた子供の出産から若年成人までの健康転帰を調査した。その結果、母親が18歳未満である事はその子供の健康転帰に悪影響を与えていなかったと結論している[182]

年齢差のある恋愛関係について

また同様に、大人と子供の性的な関係を否定する理由の一つとして、年の差のある恋愛関係はパートナーとの話が合わず、破綻する可能性が高いという俗説[183]が挙げられる事があるが、2021年に、David W. Lawsonらは、18歳未満での女性の児童婚が一般的なタンザニアの横断的な調査データを用いて、夫が年上の配偶者の年齢差が女性にとって不利益になるのかどうかを調査した。その結果、潜在的な交絡因子を調整した場合、配偶者の年齢差は出生率や離婚のリスクとは関係していない事、また女性の精神的な健康や家庭内の意思決定における自律性は、同年代同士または妻が年上の結婚という稀な事例に比べて、夫が年上の結婚の方が高い事、さらに、配偶者の年齢差の大きさは、夫が年上の結婚の圧倒的多数において、女性の幸福度のいずれの指標とも関連していなかった事を発見した[184]。2022年に、Riana Minocherらは、コロンビアの4つのコミュニティにおける配偶者の年齢差、パートナーの好み、個人の幸福の関係を調査し、男女共に、年齢差が大きい事は出生率や幸福度の指標と否定的に関連していない事を発見している[185]

また大人と子供の性的関係を否定する理由の一つとして、大きく年齢差のある年上の男性を好む女性は、父親との関係に問題を抱えているため、父親代わりの男性を求めているだけである等と言った俗説[186][187]が挙げられる事があるが、2016年に、Sara G. Skentelberyは年齢差のある異性愛的な恋愛関係にある若い女性の愛着スタイルを同年代同士の恋愛関係にある女性と比較したところ、2群の間に愛着スタイルの有意な差は存在せず、年齢差のある恋愛関係にある女性の74%は安定した愛着を持っていた事を発見し、年の離れた男性を好む女性はパパの問題を抱えているという一般的な信念には根拠がないと結論している[188]

また大人と子供の性的関係を否定する理由として年下の少女を好む男性は同年代の女性に相手にされないから年下の少女を好む等と言った俗説[189]が挙げられる事があるが、2014年に、Muireann O'Donnellらは、異性愛者の男性に同一の青年期の少女に同意年齢以上、同意年齢未満とラベル付けした写真の性的な魅力を評価する様に求める実験を行った所、青年期の少女が同意年齢未満と説明された時には、同一の少女が同意年齢以上と説明された時よりも平均的な評価が低下する事、同意年齢未満と説明された少女の性的な魅力が高いと評価した時に、男性の回答時間が有意に長くなる事を発見し、これらのデータから、男性は同意年齢未満の少女に性的な魅力を感じているが、それを言う事を抑制されている、と結論している[190]

大人と子供の性的関係では、弱い立場の少女が性暴力や身体的暴力などの被害を受けやすくなるため、大人と子供の性的関係は子供にとって有害である、と言った主張がなされる事があるが[191]、研究は社会一般及び家庭内における女性の社会的、経済的な地位が高くなるほど、男性のバックラッシュ現象により家庭内暴力や致死的な暴力の被害が増加する事を示している。2018年に、Eleonora Guarnieriらは、第一次世界大戦の終わりから1961年までカメルーンの西部領土がフランスとイギリスの間で恣意的に分割されていたことを利用し、女性のエンパワーメントを促進する政策や制度が親密なパートナーの暴力に与える影響を調査した。その結果、普遍的な学校教育システムの恩恵を受け、有償雇用の機会が与えられていたイギリス領の女性は、少数の行政エリートを教育し、男性の雇用が支配的なインフラ部門への投資を中心としていたフランス領の女性よりも家庭内暴力の被害者になる確率が30%も高い事を発見した[192]。2019年に、Enrique Graciaは、測定の同等性を確保する為の予備的な調査を行った上で、ジェンダー平等指数の高いスウェーデンとジェンダー平等指数の低いスペインのデータを比較したところ、スウェーデンの女性はスペインの女性よりも親密なパートナーからの身体的、性的な暴力を受ける確率が高い事を報告している[193]。2019年に、Erwin Bulteらは、ベトナムのデータを利用し、女性のエンパワーメントを促進する政策が家庭内暴力に与える影響を調査した。その結果、ジェンダーと起業家精神のトレーニングプログラムに参加した女性は対照群の女性よりも頻繁に家庭内暴力被害に遭う事を発見した[194]。2020年に、Punarjit Roychowdhuryらは、インドのデータを利用し、妻の経済的地位と家庭内暴力の因果関係を調査した。その結果、妻の経済的地位が夫の経済的地位と同等以上である場合に、家庭内暴力が大幅に増加する事を発見し、女性のエンパワーメントとジェンダー平等を促進する政策は、かえって女性の家庭内暴力被害を増加させる可能性があると結論している[195]。2020年に、Sonia R. Bhalotraらは、2005年から2016年までの発展途上国のデータを利用し、失業率の変動と親密なパートナーからの暴力との関連を調査した。その結果、男性の失業率が1%増加すると、女性に対する身体的暴力の発生率が2.75%増加し、女性の失業率が1%増加すると、女性に対する身体的暴力の発生率が2.87%減少する事を発見した[196]。2020年に、Colleen E. Millsらは、ジェンダー平等の推進と男性の暴力との関連を調査し、ジェンダー平等の推進が男性による極右的暴力の増加と関連している事を発見している[197]。2021年に、Joseph A Kilgallenらは、18歳未満での女性の児童婚が一般的なタンザニア北部のコミュニティにおける親密なパートナーからの暴力に関する行動と態度についての横断的な研究を行った。その結果、親密なパートナーからの暴力は、夫よりも高いレベルの教育を受けた女性の間でより頻繁に報告され、一般に女性のエンパワーメントを促進すると考えられている配偶者の年齢差が比較的小さい事は逆に親密なパートナーからの暴力を経験するリスクの増加と関連している事を発見した[198]。2021年に、Bernard Moscosoは、エクアドルにおいて女性のエンパワーメントとフェミニサイドに関する法令の施行が自治体間で均一ではなかった事を利用し、これらの政策が女性に対する致死的な暴力に与える影響を調査した。その結果、新しくフェミニサイドを厳罰化する法令を施行した自治体や女性のエンパワーメントが進んでいる自治体においてジェンダー暴力の発生率が増加している事を発見した[199]。2021年に、Bilge Ertenらは、トルコの各州におけるシリア難民流入の差異を外生的な労働市場へのショックとして利用し、女性の雇用機会の減少が親密なパートナーからの暴力に与える影響を調査した。その結果として、女性の雇用機会の減少は、女性に対する親密なパートナーからの暴力を減少させることを発見した[200]。2022年に、Sanna Bergvallは、スウェーデンの高品質な行政記録を利用し、女性側の潜在的な相対的な所得の増加は、彼女が暴行に関連した負傷の為に病院を訪れる可能性を増加させることや、夫がストレス、不安、薬物乱用、暴行に関連する理由で病院に訪れる確率を増加させることを発見した[201]。2022年に、Sowmya Dhanarajらは、インドの都市部における、既婚女性の有給労働参加と親密なパートナーからの暴力の関係を調査し、有給労働に従事している女性は、専業主婦の女性に比べて有意に高いレベルの家庭内暴力に直面している事を発見した。さらに、女性が有給の仕事を行う事で得られる自律性が家庭内暴力を減少させるという証拠は見当たらなかったと報告している[202]

後付けの教育による影響

そのような被害や悪影響が主張されている事例に関しては、性行為や性的関係そのものから直接生じているというよりもむしろ、被害者とされる少女が、その行為の前か後にフェミニズム的なイデオロギーに触れて自分自身が被害を受けているか、受けていたという認識を持つに至った後にのみ深刻な心理的な苦痛や社会生活への悪影響が生じているのではないかと言う意見もある。

例えば、Agustín Malón(2010)は次の様に述べている[203]。:「…自慰行為の場合には、患者がそのような害悪が自慰行為の必然的な結果であると信じ込まされる事によって、多くの感情的、身体的な害悪が引き起こされたと言う事は疑う余地がない。子供の性的虐待についても同じことが当てはまる。『被害者』の子供は、彼や彼女が酷く傷つけられたので治療する必要があると伝えられ、その子供は精神的、身体的に病気になる事によって対応する必要があると信じ込まされる事になる。子供がその経験を同意の上であるか、望んでいたか、肯定的な経験であると感じているかどうかに関わらず、子供の性的虐待の被害の仮定は強制される。大人でさえ、被害者学者的な志向の臨床心理専門家の手によって、それらが生じた時には本質的に好ましいものであるか無意味なものであった子供の頃の経験を、否定的なものと再認識し、再定義させられてしまう事がある。」

同様の所見はAlfred C. Kinseyも1953年にしている[204]。:「性的な経験によって起こる、いわゆる外傷結果は、その当人に能力がないこととか、或いは、その男性もしくは女性が実際にその経験をする時に知った満足を、認めるのを拒むこと、或いは、その経験は満足である筈がないとか、それは何らかの形で、望ましからぬ結果となる筈であるだとかいうことを、彼、又は、彼女が、信じて譲らないことなどによって決まることが多い。しかし、そういうことがまた、その当人たちが育った地域社会の態度を反映しているのである。我々の持つ何千という事例によって、この議論が本当だということは、十分に証拠立てられている。それらは、およそ考えつく限りのあらゆるタイプの性的な行動を含み、しかも、後に心理的な乱れを残さない。これに対して、また別の事例の中では、同じ種類の行動が、恥、自責、絶望、自暴自棄、それから自殺未遂などをもたらしている。些細きわまることを、大々的な事件にでっち上げることもできる。多くの人々は、自分達の態度と社会の掟が、このような攪乱を引き起こしたことを理解できないで、それこそ性的な行為そのものの本来の不正と異常との、直接の証拠に他ならないと決めてしまうのである。」

またRoy F. Baumeister(2002)は、様々な先行研究をレビューした上で「セックスは女性が男性と交渉する為に用いる事の出来る限られた資源であり、希少性が女性に有利に働く為、女性は、お互いの性的活動を抑圧しようとする」と述べており、「青年期の少女は殆ど確実にその主要な標的の一つになるであろう」としている[205]。Tracy Vaillancourt(2013)は「間接的な攻撃には、競争相手の外見を批判する、相手の性行動に関する噂を流す、社会的に排除する事などの行動が含まれる。人間の女性は特に間接的な攻撃を行う傾向があり、それは通常、その他の女性、特に魅力的で性的に利用しやすい女性に向けられ、交際相手の為の同性内競争の文脈において行われる。間接的な攻撃は、効果的な同性内競争戦略である。間接的な攻撃は、被害者側の競争意欲の低下や、加害者側の交際、性行動の活発化と関連している」と述べている[206]

有害図書等を見せる行為

18歳未満の青少年にポルノグラフィ等を見せる行為は青少年の心身の健全な育成に悪影響を及ぼす恐れのある非接触型の性的虐待であると主張される事があり[207]、実際に幾つかの都道府県条例では露骨な性的描写のある表現物を見せる行為を規制している所もある(全てではない)。しかしながら、ポルノグラフィ等が青少年の心身に有害な影響を与えるという主張もまた多くの法学者、科学者から実証的な根拠が乏しい事が指摘されている。[208][209]例えばYasuhiro Okudaira(1981)はポルノ等の有害図書の氾濫によって非行が増加しているという事実は実証されているとは言い難く、有害図書等と非行・反社会的性癖等との間に関係がないか、少なくとも科学的に実証されていない以上、いくら青少年に限定するものとはいえ、高度の価値を有する表現の自由を制限する根拠・必要性を欠いていると述べている。[210]

最近の実証的研究及びメタ分析等もまた、ポルノグラフィの閲覧とその後の心理的社会的不適応にはせいぜい弱い相関関係しか存在しない事を示している。

Christopher J Ferguson(2020)は1970年代から現在までのポルノと性暴力の関連を調査する研究をメタ分析し、非暴力的なポルノが性暴力と関連している証拠は存在せず、暴力的なポルノに関しては弱い相関が見られたが事前に設定された有意水準には達しなかった事、またポルノグラフィと性的暴行の関連を報告する研究の多くは方法論的な欠陥を抱えており、ポルノグラフィと性的暴力の間に関連を発見出来なかった研究は発表されない傾向がある事を報告している。[211]

Taylor Kohut(2021)はクロアチアの青年期の男性のデータを用いて、青年期におけるポルノグラフィの利用とその後の性的暴力の関連を調査し、非人格的なセクシュアリティ(女性を物扱いするなど加虐的なプレイを好む性癖)や、ポルノグラフィの利用がその後に性暴力に従事する確率を高めるという証拠は存在しないと結論している。[212]

その他の批判

青年期への少年少女との性行為が、悪影響を及ぼすとする1980年代までの研究報告は、サンプルの偏り、比較検討の欠落、誘導的な尋問や設問など多くの問題を抱えるとPaul Okamiは指摘している[213]

Bruce Rind(1993)は大人と子供の性的関係を性被害、性的虐待として禁止する事を主張している人々が、そのような実証的なデータを欠いているにも関わらず、大人と子供の性的関係を有害であるか不本意なものとして論点先取的に前提とした上で否定的な用語を濫用する事により誤った偏見を広めている事を指摘している。[214]

Bruce Rind(1995)は大人と子供の性的関係が子供に有害な影響を及ぼすと主張する既存の文献は臨床サンプルや法的サンプルへの過度の依存、被害の程度や典型的な強度の誇張、不適切な一般化、不適切な原因帰属等多くのバイアスが存在する事を報告している。[215]

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参考文献

関連項目

外部リンク

日本政府

 団体 

資料