斎藤学 (精神科医)
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斎藤学(さいとう さとる、1941年 - )は日本の精神科医。
東京生まれ。1967年慶應義塾大学医学部卒業。フランス政府給費留学生、国立療養所久里浜病院精神科、東京都精神医学総合研究所などを経て、1995年より家族機能研究所代表。日本子どもの虐待防止研究会理事。日本嗜癖行動学会理事長。
小児科が児童虐待を見逃すという形で、精神科医がその後遺症に無関心という形で、法律家が死体となった児童にしか関心を示さないという形で児童虐待を見逃していると批判している。アダルトチルドレンの用語を持ち出したのも彼であるが、マスコミに恣意的に用いられるようになってしまったという事で、彼はこの用語を用いる事は全くしなくなった。
近親姦の話を彼は初め、「ファンタジー」としてカルテに書いていた。しかし、ある女性から、自分と弟は父から性被害に遭い、弟は精神分裂病と言われているとの電話を受け、この頃からこの問題に彼は深く立ち入るようになった(『子供の愛し方が分からない親たち』(1992)。だがその後、父による娘の性的虐待をめぐるジュディス・ハーマンの理論が、多くはカウンセラーによって作り出された贋の記憶だと指摘された(矢幡洋『危ない精神分析』)後も、信田さよ子らと、フェミニズム寄りの立場での家族批判を続けている。
1993年に過食症の女性患者52名、比較群の健康女性52人に近親相姦の被害調査を行った。その結果、健康女性の2%、過食症の女性患者の21%が18歳までに近親姦の被害に遭っているという結果が得られた
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[編集] 著書
- 女性とアルコール依存症 海鳴社 1983
- 嗜癖行動と家族 過食症・アルコール依存症からの回復 有斐閣選書 1984
- アルコール依存症の精神病理 金剛出版 1985
- ネットワーク・セラピー アルコール依存症からの脱出 彩古書房 1985
- アルコール依存症に関する12章(編)有斐閣選書 1986
- 女らしさの病い 臨床精神医学と女性論 波田あい子共編 誠信書房 1986
- アルコール依存症とはなにか こころとからだの病の基礎知識 ヘルスワーク協会 1988
- 家族依存症 仕事中毒から過食まで 誠信書房 1989 のち新潮文庫
- カナリアの歌 "食"が気になる人たちの手記(編)どうぶつ社 1991 のち学陽書房女性文庫
- あかるく拒食ゲンキに過食 伊藤比呂美共著 平凡社 1992
- 子供の愛し方がわからない親たち 児童虐待、何が起こっているか、どうすべきか 講談社 1992
- 生きるのが怖い少女たち 過食・拒食の病理をさぐる 光文社 1993 (カッパ・サイエンス)
- 児童虐待 危機介入編(編)金剛出版 1994
- 「家族」という名の孤独 講談社 1995 のち+α文庫
- 薬物乱用と家族 ヘルスワーク協会 1995
- 魂の家族を求めて 私のセルフヘルプ・グループ論 日本評論社 1995 のち小学館文庫
- アダルト・チルドレンと家族 心のなかの子どもを癒す 学陽書房 1996 のち文庫
- 家族の中の心の病 「よい子」たちの過食と拒食 講談社+α文庫 1997
- 「自分のために生きていける」ということ 寂しくて、退屈な人たちへ 大和書房 1997
- 「家族」はこわい 母性化時代の父の役割 日本経済新聞社 1997 のち新潮文庫
- いじめをなくす親子関係 労働旬報社 1997
- なぜ、私たちの哀しみは「食」に向かうのか 冨田香里共著 講談社 1998
- 児童虐待 臨床編(編)金剛出版 1998
- インナーマザーは支配する 侵入する「お母さん」は危ない 新講社 1998
- 子別れレッスン 「おっぱい男」と「わがまま妻」 久田恵共著 学陽書房 1999
- 子どもたちは、いま トリイ・ヘイデン共著 早川書房 1999
- 封印された叫び 心的外傷と記憶 講談社 1999
- 依存と虐待(編)日本評論社 1999 (こころの科学セレクション)
- 家族の闇をさぐる 現代の親子関係 小学館 2001
- 男の勘ちがい 毎日新聞社 2004
- インナーマザー あなたを責めつづけるこころの中の「お母さん」 新講社 2004
- 自分の居場所のみつけかた 大和書房 2006
- 家族パラドクス アディクション・家族問題症状に隠された真実 中央法規出版 2007
- 「家族神話」があなたをしばる 元気になるための家族療法 日本放送出版協会・生活人新書 2008
[編集] 翻訳
- 女性の不安 ウーマン・パワーとしての不安エネルギー活用法 ヘレン・A.ドゥローシス 誠信書房 1983
- 買い物しすぎる女たち キャロリン・ウェッソン 講談社 1992 のち+α文庫
- 食べすぎてしまう女たち 「愛」の依存症 ジェニーン・ロス 講談社 1996 のち+α文庫
- フェミニズムとアディクション 共依存セラピーを見直す クラウディア・ベプコ 日本評論社 1997
- 『父-娘 近親姦-「家族」の闇を照らす 』(ジュディス・ハーマン、2000)

