伊藤比呂美

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伊藤 比呂美
(いとう ひろみ)
Hiromi Ito 2009-10-04.jpg
(2009年)
誕生 1955年9月13日(59歳)
日本の旗 日本 東京都
職業 詩人
言語 日本語
国籍 日本の旗 日本
教育 学士文学
最終学歴 青山学院大学日本文学科
活動期間 1978年 -
ジャンル 小説随筆
代表作 『とげ抜き新巣鴨地蔵縁起』(2007年)
主な受賞歴 現代詩手帖賞(1993年)
野間文芸新人賞(1999年)
産経児童出版文化賞ニッポン放送賞(2002年)
高見順賞(2006年)
萩原朔太郎賞(2007年)
紫式部文学賞(2008年)
処女作 『草木の空』(1978年)
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伊藤 比呂美(いとう ひろみ、1955年9月13日 - )は、日本詩人東京都出身。東京都立竹早高等学校青山学院大学文学部日本文学科卒業。

ポーランド文学者の西成彦は元夫。

経歴[編集]

大学在学中より新日本文学会の文学学校にて阿部岩夫に学ぶ。1978年『草木の空』でデビュー、性と生殖、そして死に関する言葉を多用し、『姫』『青梅』『テリトリー論Ⅱ/Ⅰ』などで80年代にかけての女性詩ブームを井坂洋子とともにリードし、女性による詩のイメージを革新した。

1985年『良いおっぱい悪いおっぱい』で、「子育てエッセイ」という分野を開拓する。のちに詩をやめて小説に移行し、1999年『ラニーニャ』などで一定の評価を得るが、2005年『河原荒草』で、また詩に復帰し、2007年『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』で、説経節と現代詩を融合した独自の語りものの世界を確立する。音韻に敏感な表現スタイルもオリジナルなものとして評価を得る。

1984年より熊本市在住、1997年よりカリフォルニア州に在住しつつ、熊本とカリフォルニア間を往復する。2008年、熊本文学隊を旗揚げ。2011年10月1日より熊本学園大学招聘教授。

受賞・候補歴[編集]

著書[編集]

単著[編集]

  • 草木の空(1978年7月、アトリエ出版企画)
  • 姫(1979年8月、紫陽社)
  • 伊藤比呂美詩集(1980年9月、思潮社
  • 青梅(1982年7月、思潮社→1988年8月、集英社文庫)
  • 感情線のびた(1984年7月、弓立社)
  • テリトリー論II(1985年4月、思潮社)
  • 週刊本34 知死期時 近松と馬琴と南北と(1985年6月、朝日出版社
  • 良いおっぱい悪いおっぱい(1985年11月、冬樹社→1992年7月、集英社文庫
  • おなか ほっぺ おしり(1987年10月、婦人生活社→1993年11月、集英社文庫)
  • 伊藤比呂美詩集(1988年11月、思潮社、現代詩文庫
  • おなか・ほっぺ・おしりそしてふともも(1989年3月、婦人生活社→1996年9月、集英社文庫)
  • 主婦の恩返し(1990年12月、作品社
  • 家族アート(1992年7月、岩波書店
  • わたしはあんじゅひめ子である 伊藤比呂美詩集(1993年8月、思潮社)
  • コドモより親が大事(1993年9月、婦人生活社→1997年6月、集英社文庫)
  • 居場所がない!(1996年10月、朝日新聞社→1999年4月、朝日文庫
  • あーあった(1998年11月、福音館書店)絵本/絵・牧野良幸
  • ラニーニャ(1999年9月、新潮社
  • 伊藤ふきげん製作所(2000年8月、毎日新聞社→2004年1月、新潮文庫
  • またたび(2000年11月、集英社
  • 万事OK(2002年7月、新潮社)→人生相談万事OK!(2008年6月、ちくま文庫
  • おめめ とじてね(2003年1月、福音館書店[こどものとも0.1.2.通巻94号])絵本/絵・ながさわまさこ
  • なっちゃんのなつ(2003年9月、福音館書店[がかくのとも通巻414号])絵本/絵・片山健
  • 日本ノ霊異ナ話(2004年3月、朝日新聞社→2007年2月、朝日文庫)
  • ウッサとまほうのことば(2004年5月、メタローグ)絵本/絵・acco
  • ラヴソング(2004年7月、筑摩書房
  • おなか ほっぺ おしり トメ—末っ子のトメが加わって究極の最終完結編(2004年10月、PHP研究所
  • レッツ・すぴーく・English(2005年5月、岩波書店)
  • 河原荒草(2005年10月、思潮社)
  • ミドリノオバサン(2005年11月、筑摩書房)
  • コヨーテ・ソング(2007年5月、スイッチパブリッシング)
  • とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起(2007年6月、講談社→2011年5月、講談社文庫
  • あのころ、先生がいた(2007年12月、理論社
  • 女の絶望(2008年9月、光文社→2011年3月、光文社文庫
  • 読み解き「般若心経」(2010年1月、朝日新聞出版→2013年8月、朝日文庫)
  • 良いおっぱい悪いおっぱい【完全版】(2010年8月、中公文庫
  • 続・伊藤比呂美詩集(2011年7月、思潮社)
  • たどたどしく声に出して読む歎異抄(2012年4月、ぷねうま舎)
  • 人生相談 比呂美の万事OK(2012年5月、西日本新聞社
  • たぬき(2012年9月、福音館書店[ちいさながかくのとも通巻126号])絵本/絵・片山健
  • 閉経記(2013年1月、中央公論新社
  • 犬心(2013年6月、文藝春秋
  • 父の生きる(2014年1月、光文社
  • 木霊草霊(2014年5月、岩波書店

共著[編集]

  • 靴をはいた青空〈3〉 詩人達のファンタジー(1981年12月、出帆新社)田村隆一岸田衿子鈴木志郎康岸田今日子矢川澄子との共著
  • 女のフォークロア(1986年11月、平凡社宮田登との共著
  • テリトリー論I(1987年3月、思潮社)荒木経惟との共著
  • 性の構造ーうれしい変態 たのしい淫乱(1987年6月、作品社)黒木香との共著
  • パパはごきげんななめ(1989年3月、作品社→1992年7月、集英社文庫)西成彦との共著
  • 恋愛微妙相談 男もつらいが、女もつらい(1989年6月、徳間書店)荒川洋治ねじめ正一との共著
  • 魔法の鏡のなかへ(1989年7月、思潮社)平田俊子、榊原淳子、諏訪優鈴木志郎康、さとう三千魚との共著
  • のろとさにわ(1991年12月、平凡社→1995年11月、平凡社ライブラリー)上野千鶴子との共著
  • あかるく拒食 ゲンキに過食(1992年3月、平凡社)斎藤学との共著
  • おなかほっぺおしり ポーランドゆき(1994年11月、婦人生活社)西成彦との共著
  • 家庭の医学(1995年3月、筑摩書房)西成彦との共著
  • 手・足・肉・体―Hiromi 1955(1995年8月、筑摩書房)石内都との共著
  • わたしにとって親とは?(1997年4月、ポプラ社新井満太田治子との共著
  • なにたべた?(1999年10月、マガジンハウス→2011年1月、中公文庫)枝元なほみとの共著
  • 英語とわたし(2000年11月、岩波新書有森裕子他との共著
  • テーマで読み解く日本の文学〈上〉―現代女性作家の試み(2004年6月、小学館)大庭みな子編、津島佑子中沢けい他との共著
  • 感じて。息づかいを。(2005年1月、光文社文庫)川上弘美選のアンソロジー
  • 女たちのやさしさ(2006年5月、河出書房新社)田中克彦によるインタビュー集
  • 翻訳家の仕事(2006年12月、岩波新書)青山南他との共著
  • 死を想う われらも終には仏なり(2007年5月、平凡社)石牟礼道子との共著
  • 喫煙室くつろぎの時間 第20集(2007年11月、文藝春秋)文藝春秋企画出版部/浅田次郎他との共著
  • 漫画がはじまる(2008年6月、スイッチ・パブリッシング)井上雄彦との共著
  • あかるく拒食 ゲンキに過食 リターンズ(2011年10月、平凡社)斎藤学との共著
  • 冬の本(2012年12月、夏葉社)青山南他との共著
  • 先生!どうやって死んだらいいですか?(2014年2月、文藝春秋)山折哲雄との共著

訳書[編集]

  • お母さんは……(1977年8月、詩の世界社、シブ・シダリン・フォックス著、渥美育子訳の下訳)
  • ラ・フォンテーヌ寓話(1981年5月、白泉社
  • アフロ・アメリカン・ストーリ/原題 Zajota and the Boogie Spirit(1989年、パンドラ配給、アヨーカ・チェンジーラ監督、映画字幕)
  • 月にあいにいったアギサ(1996年1月、福音館書店)パプアニューギニア民話の翻訳絵本/絵・斎藤隆夫
  • 現代語訳 樋口一葉・にごりえ他(1996年12月、河出書房新社
  • にごりえ 現代語訳・樋口一葉(2004年12月、河出文庫)
  • きみの行く道(1999年6月10日、河出書房新社、ドクター・スース著→2008年2月全面改訳版)
  • キャット イン ザ ハット(2001年1月、河出書房新社、ドクター・スース著)
  • ビリー・ジョーの大地(2001年3月、理論社、カレン・ヘス著)
  • 11の声(2003年8月、理論社、カレン・ヘス著)
  • ふしぎのたね(2007年5月、福音館書店、ケビン・ヘンクス著)
  • 今日(2013年2月、福音館書店、ニュージーランドの子育て支援施設に伝わる詩より/絵・下田昌克

テレビ番組レギュラー出演[編集]

  • 男子禁制(LaLa TV)
    • 第1回 男子禁制#1「恋愛のカタチI・セックスレス」(2009年7月、期間中12回放映)
    • 第2回 男子禁制#2「恋愛のカタチII・不倫」(2009年7〜8月、期間中12回放映)
    • 第3回 男子禁制#3「家族のカタチIシングルマザー」(2009年8月、期間中12回放映)
    • 第4回 男子禁制#4「家族のカタチII子どものしつけ」(2009年8月、期間中12回放映)
    • 第5回 男子禁制#5「後悔しない離活」(2009年)
    • 第6回 男子禁制#6「婚姻制度は必要か」(2009年)
    • 第7回 男子禁制#7「おひとりさまは孤独か?」(2009年)
    • 第8回 男子禁制#8「熟年離婚の不安と性」(2009年)
    • 第9回 男子禁制#9「面白い!女のカラダ」(2009年)
    • 第10回 男子禁制#10「カラダとココロの関係」(2009年)
    • 第11回 男子禁制#11「性欲」(2009年12月、期間中14回放映)
    • 第12回 男子禁制#12「セックスのトラウマ」(2009年12月、期間中13回放映)