不安障害

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不安障害
分類及び外部参照情報
ICD-10 F40.-F42.
ICD-9 300
DiseasesDB 787
eMedicine med/152
MeSH D001008

不安障害(ふあんしょうがい)は、不安を主症状とする精神疾患全般の事を差す。

目次

[編集] 概要

不安とは、明確な対象を持たない恐怖の事を指し、その恐怖に対して自己が対処できない時に発生する感情の一種である。不安が強く、行動や心理的障害をもたらす症状を総称して不安障害と呼ぶ。不安障害はかつての神経症に該当する[1]。精神症状として強い不安、イライラ感、恐怖感、緊張感が現れるほか、発汗動悸頻脈、胸痛、頭痛下痢などといった身体症状として現れる事がある[1]

治療は、認知療法認知行動療法・薬物療法などが行われる。

薬物療法は、英国国立医療技術評価機構(NICE)ガイドラインCG113では[2]選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)が第一選択であり、全般性不安障害に対し、ベンゾジアゼピンは依存と離脱のリスクのため、短期間の救済的使用を除きプライマリ及びセカンダリケアに使用してはならない、抗精神病薬はプライマリケアに使用してはならないと勧告している[3]治療も有効との報告もある[4]

[編集] 不安障害に分類されうる病気

[編集] 原因

[編集] 生物学的

中枢神経系の活性を低下させる神経伝達物質であるGABAレベルの低下は不安を引き起こす。抗不安薬はGABA受容体を変化させることで薬効をもたらす。[5][6][7]

選択的セロトニン再取り込み阻害剤は、最も一般的にうつ病の治療に使われる薬物であり、頻繁に不安障害のためのファーストライン治療とされている。[8]2004年に脳機能イメージングの技術を使用しての調査が行われ、SSRIの不安を軽減する効果は気分の向上の二次的結果ではなく、GABAニューロンに直接作用するものであった。[9]

重度の不安や抑うつは継続したアルコール乱用によって引き起こされる。少量であっても持続的なアルコール使用は、いくつかの個人の不安や抑うつのレベルを高める可能性がある。[10] カフェインアルコールベンゾジアゼピン依存は不安やパニック発作を悪化させたり引き起こす。[11] 1988年から1990年のある研究では、[12]ある英国の病院精神科診療所での精神保健サービスに通院する患者の約半分が、パニック障害社会恐怖などの不安障害について、アルコールまたはベンゾジアゼピン依存の結果であることが判明した。これらの患者では、離脱期間の当初に不安が増加し、最後には症状が治まった。

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[編集] 治療

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[編集] 関連項目

[編集] 脚注

  1. ^ a b 貝谷久宜「知っているようで知らない疾患のトリセツ:パニック障害」、『Credentials』第27号、2010年12月、p.p.14-15。
  2. ^ 英国国立医療技術評価機構 (2011-01). Anxiety (CG113) : Generalised anxiety disorder and panic disorder (with or without agoraphobia) in adults: Management in primary, secondary and community care (Report). http://www.nice.org.uk/CG113. 
  3. ^ Stein, Dan J  (16 February 2004) Clinical Manual of Anxiety Disorders, 1st, USA: American Psychiatric Press Inc, p. 7. ISBN 978-1585620760. 
  4. ^ Pilkington K, Kirkwood G, Rampes H, Cummings M, Richardson J. Acupuncture for anxiety and anxiety disorders--a systematic literature review. Acupunct Med. 2007 Jun;25(1-2):1-10.
  5. ^ Lydiard RB  (2003). “The role of GABA in anxiety disorders”. J Clin Psychiatry 64 (Suppl 3): 21?7. PMID 12662130.
  6. ^ Nemeroff CB  (2003). “The role of GABA in the pathophysiology and treatment of anxiety disorders”. Psychopharmacol Bull 37 (4): 133?46. PMID 15131523.
  7. ^ Enna SJ  (1984). “Role of gamma-aminobutyric acid in anxiety”. Psychopathology 17 (Suppl 1): 15?24. doi:10.1159/000284073. PMID 6143341.
  8. ^ Dunlop BW, Davis PG  (2008). “Combination treatment with benzodiazepines and SSRIs for comorbid anxiety and depression: a review”. Prim Care Companion J Clin Psychiatry 10 (3): 22?8. PMID 18615162. PMC 2446479.
  9. ^ Bhagwagar Z, Wylezinska M, Taylor M, Jezzard P, Matthews PM, Cowen PJ  (2004). “Increased brain GABA concentrations following acute administration of a selective serotonin reuptake inhibitor”. Am J Psychiatry 161 (2): 368?70. doi:10.1176/appi.ajp.161.2.368. PMID 14754790.
  10. ^ Evans, Katie; Sullivan, Michael J.  (1 March 2001) Dual Diagnosis: Counseling the Mentally Ill Substance Abuser, 2nd, Guilford Press, 75?76. ISBN 978-1572304468. 
  11. ^ (28 July 1998) The Handbook of Clinical Adult Psychology, 2nd, Routledge, 152?153. ISBN 978-0415072151. 
  12. ^ Cohen SI  (1995 February). “Alcohol and benzodiazepines generate anxiety, panic and phobias”. J R Soc Med 88 (2): 73?7. PMID 7769598. PMC 1295099.

[編集] 外部リンク

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