施分別経
『施分別経』[1](せふんべつきょう、巴: Dakkhiṇā-vibhaṅga-sutta, ダッキナーヴィバンガ・スッタ)とは、パーリ仏典経蔵中部に収録されている第142経。
類似の伝統漢訳経典としては、『中阿含経』(大正蔵26)の第180経「瞿曇弥経」がある。
構成[編集]
登場人物[編集]
- 釈迦
- マハーパジャーパティー --- 釈迦のかつての乳母。仏教の在家信徒。ゴータミー(瞿曇弥)とも呼ばれるが、これは釈迦族の女性全般に用いられる呼び名であり、この人物のみを指す名称ではない。
- アーナンダ
場面設定[編集]
ある時、釈迦はカピラヴァットゥ(カピラ城)のニグローダ園に滞在していた。
そこにかつての釈迦の乳母だった在家マハーパジャーパティーが訪れ、自分で織った服を釈迦に布施しようとする。
しかし釈迦は、その布施を僧伽へ行なうよう勧める。
それを見ていたアーナンダは、釈迦に彼女の布施を受け取るよう促す。
釈迦はその忠告を受け入れつつ、布施に関する詳細な内容をアーナンダに説いていく。
日本語訳[編集]
脚注・出典[編集]
- ^ 『南伝大蔵経』、『原始仏典』中村、『パーリ仏典』片山
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- Dakkhiṇāvibhaṅgasuttavaṇṇanā - Tipitaka.org