大善見王経

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大善見王経[1](だいぜんけんおうきょう、: Mahāsudassana-sutta, マハースダッサナ・スッタ)とは、パーリ仏典経蔵長部の第17経。『マハースダッサナ経[2]とも。

類似の伝統漢訳経典としては、『中阿含経』(大正蔵26)の第68経「大善見王経」の他、『大般涅槃経』関連の経典にもその内容が出てくる。

大般涅槃経』でも短く言及されていた、釈迦の入滅地クシナーラーのかつての姿である都市クサーヴァティーと、(転輪王たる)マハースダッサナ王(大善見王)についての伝説が、詳細に述べられる。

構成[編集]

登場人物[編集]

場面設定[編集]

釈迦がマッラ国クシナーラー沙羅双樹の下にて入滅(般涅槃)する直前、アーナンダは釈迦に、このような場末の地で亡くならないでほしいと請う。

それに対して釈迦は、クシナーラーがかつてマハースダッサナ王(大善見王)という正義の帝王によって治められていた都市クサーヴァティーであることを述べ、その詳細が語られていく。

最後に、そのマハースダッサナ王(大善見王)こそが釈迦の前世であることが明かされ、クシナーラーが入滅(般涅槃)にふさわしい地であると述べられる。

内容[編集]

日本語訳[編集]

  • 『南伝大蔵経・経蔵・長部経典2』(第7巻) 大蔵出版
  • 『パーリ仏典 長部(ディーガニカーヤ)大篇II』 片山一良訳 大蔵出版
  • 『原始仏典 長部経典2』 中村元監修 春秋社

脚注・出典[編集]

  1. ^ 『南伝大蔵経』、『原始仏典』中村
  2. ^ 『パーリ仏典』片山

関連項目[編集]

外部リンク[編集]