アンバラッティカ・ラーフラ教誡経

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
パーリ仏典 > 経蔵 (パーリ) > 中部 (パーリ) > アンバラッティカ・ラーフラ教誡経

アンバラッティカ・ラーフラ教誡経[1](アンバラッティカ・ラーフラきょうかいきょう、: Ambalaṭṭhika-rāhulovāda-sutta, アンバラッティカ・ラーフローヴァーダ・スッタ)とは、パーリ仏典経蔵中部に収録されている第61経。『教誡羅睺羅菴婆蘗林経』(きょうかいらごらあんばひゃくりんきょう)[2]、『羅雲経』(らうんきょう)[3]等とも。

類似の伝統漢訳経典としては、『中阿含経』(大正蔵26)の第14経「羅雲経」がある。

釈迦が、ラージャガハ王舎城)近郊のアンバラッティカにて息子ラーフラ(羅睺羅)に仏法を説く。

構成[編集]

登場人物[編集]

場面設定[編集]

ある時、釈迦は、マガダ国ラージャガハ王舎城)近郊カランダカニヴァーパに滞在していた。

釈迦は息子である沙弥ラーフラの元を訪れ、「水入れ」の喩えで沙門の資質を説き、更に己の三業(身口意)を鏡を見るように省みることの重要性を説く。

ラーフラは歓喜する。

日本語訳[編集]

  • 『南伝大蔵経・経蔵・中部経典2』(第10巻) 大蔵出版
  • 『パーリ仏典 中部(マッジマニカーヤ)中分五十経篇I』 片山一良訳 大蔵出版
  • 『原始仏典 中部経典2』(第5巻) 中村元監修 春秋社

脚注・出典[編集]

  1. ^ 『パーリ仏典』片山
  2. ^ 『南伝大蔵経』
  3. ^ 『原始仏典』中村

関連項目[編集]

外部リンク[編集]