魔訶責経

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

魔訶責経[1](まかしゃくきょう、: Māratajjanīya-sutta, マーラタッジャニーヤ・スッタ)とは、パーリ仏典経蔵中部に収録されている第50経。『降魔経』(こうまきょう)[2]とも。

類似の伝統漢訳経典としては、『中阿含経』(大正蔵26)の第131経「降魔経」や、『魔嬈乱経』(大正蔵66)、『弊魔試目連経』(大正蔵67)がある。

モッガラーナ目連)が、自身の前世に言及しながら、悪魔パーピマンを諭していく。

構成[編集]

登場人物[編集]

場面設定[編集]

ある時、モッガラーナがバッガ国スンスマーラギラベーサカラー林鹿野園経行していると、悪魔パーピマンが彼の中に入り込んだ。

モッガラーナは、自身の前世がドーシンという悪魔であり、パーピマンの伯父であると明かしつつ、パーピマンを諭していく。

内容[編集]

日本語訳[編集]

  • 『南伝大蔵経・経蔵・中部経典2』(第10巻) 大蔵出版
  • 『パーリ仏典 中部(マッジマニカーヤ)根本五十経篇II』 片山一良訳 大蔵出版
  • 『原始仏典 中部経典2』(第5巻) 中村元監修 春秋社

脚注・出典[編集]

  1. ^ 『南伝大蔵経』
  2. ^ 『原始仏典』中村、『パーリ仏典』片山

関連項目[編集]

外部リンク[編集]