諦分別経

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

諦分別経[1](たいふんべつきょう、: Sacca-vibhaṅga-sutta, サッチャヴィバンガ・スッタ)とは、パーリ仏典経蔵中部に収録されている第141経。

類似の伝統漢訳経典としては、『中阿含経』(大正蔵26)の第31経「分別聖諦経」や、『四諦経』(大正蔵32)等がある。

釈迦サーリプッタ舎利弗)が、比丘たちに、四諦に関する仏法を説く。

構成[編集]

登場人物[編集]

場面設定[編集]

ある時、釈迦はバーラーナシー近郊イシパタナ鹿野苑に滞在していた。

釈迦は比丘たちに、四諦についての説法を行い、サーリプッタ(舎利弗)とモッガラーナ目犍連)の2人に倣うよう告げて去る。

続いてサーリプッタが、先の釈迦の四諦の説法の詳細な内容を、比丘たちに説いて聞かせる。

比丘たちは歓喜する。

日本語訳[編集]

  • 『南伝大蔵経・経蔵・中部経典4』(第11巻下) 大蔵出版
  • 『パーリ仏典 中部(マッジマニカーヤ)後分五十経篇II』 片山一良訳 大蔵出版
  • 『原始仏典 中部経典4』(第7巻) 中村元監修 春秋社

脚注・出典[編集]

  1. ^ 『南伝大蔵経』、『原始仏典』中村、『パーリ仏典』片山

関連項目[編集]

外部リンク[編集]