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2014年アメリカグランプリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アメリカ合衆国の旗 2014年アメリカグランプリ
レース詳細
日程 2014年シーズン第17戦
決勝開催日 11月2日
開催地 サーキット・オブ・ジ・アメリカズ
アメリカ テキサス州 オースティン
コース長 5.513km
レース距離 56周(308.405km)
決勝日天候 晴れ
ポールポジション
ドライバー
タイム 1:36.067
ファステストラップ
ドライバー ドイツの旗 セバスチャン・ベッテル
タイム 1:41.379(Lap 50)
決勝順位
優勝
2位
3位

2014年アメリカグランプリは、2014年のF1世界選手権第17戦として、2014年11月2日サーキット・オブ・ジ・アメリカズで開催された。

予選

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展開

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ニコ・ロズベルグがポールポジションを獲得。ハミルトンがフロントロウに並び、2列目にはウィリアムズ勢が続く。また、ザウバーのエイドリアン・スーティルがシーズン初のQ3進出を果たした[1]

結果

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Pos. No. ドライバー チーム Q1 Q2 Q3 Grid
1 6 ドイツの旗 ニコ・ロズベルグ メルセデス 1:38.303 1:36.290 1:36.067 1
2 44 イギリスの旗 ルイス・ハミルトン メルセデス 1:37.196 1:37.287 1:36.443 2
3 77 フィンランドの旗 バルテッリ・ボッタス ウィリアムズメルセデス 1:38.249 1:37.499 1:36.906 3
4 19 ブラジルの旗 フェリペ・マッサ ウィリアムズメルセデス 1:37.877 1:37.347 1:37.205 4
5 3 オーストラリアの旗 ダニエル・リチャルド レッドブルルノー 1:38.814 1:37.873 1:37.244 5
6 14 スペインの旗 フェルナンド・アロンソ フェラーリ 1:38.349 1:38.010 1:37.610 6
7 22 イギリスの旗 ジェンソン・バトン マクラーレンメルセデス 1:38.574 1:38.024 1:37.655 12
8 20 デンマークの旗 ケビン・マグヌッセン マクラーレンメルセデス 1:38.557 1:38.047 1:37.706 7
9 7 フィンランドの旗 キミ・ライコネン フェラーリ 1:38.669 1:38.263 1:37.804 8
10 99 ドイツの旗 エイドリアン・スーティル ザウバーフェラーリ 1:38.855 1:38.378 1:38.810 9
11 13 ベネズエラの旗 パストール・マルドナド ロータスルノー 1:38.608 1:38.467 10
12 11 メキシコの旗 セルジオ・ペレス フォースインディアメルセデス 1:39.200 1:38.554 11
13 27 ドイツの旗 ニコ・ヒュルケンベルグ フォースインディアメルセデス 1:38.931 1:38.598 13
14 26 ロシアの旗 ダニール・クビアト トロロッソルノー 1:38.936 1:38.699 17
15 25 フランスの旗 ジャン=エリック・ベルニュ トロロッソルノー 1:39.250 14
16 16 メキシコの旗 エステバン・グティエレス ザウバーフェラーリ 1:39.555 15
17 1 ドイツの旗 セバスチャン・ベッテル レッドブルルノー 1:39.621 PL
18 8 フランスの旗 ロマン・グロージャン ロータスルノー 1:39.679 16
107% time: 1:42.791

[2]

  • S.ベッテルは6機目のパワーユニット使用により、ピットレーンスタート[3]
  • J.バトンはギヤボックス交換のため、5グリッド降格[3]
  • D.クビアトは7機目のICE(内燃機関)使用により、10グリッド降格[3]

決勝

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展開

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決勝レースは気温24度、路面温度32度の快晴の下、スタートが切られた。スタートはポールシッターのロズベルグが順当にトップを守り、ハミルトンが続く。しかし、中団では多重クラッシュが発生し、ブレーキングでバランスを崩したペレスがライコネンに衝突、跳ね返ったマシンはアウト側に膨らみスーティルに激突した。大破したスーティルのマシンはその場にストップし、すぐさまセーフティーカーが導入される。その直後に、コース上に散乱した破片を踏んだとみられるマクラーレンの2台、ヒュルケンベルグ、ベッテルらがピットインを行う。 メルセデスの2台は順調に1-2体制を築き上げ、ロズベルグが15周目、ハミルトンが16周目にピットイン、ともにミディアムに履き替えた。ここからハミルトンのトップ追撃が始まる。ピットアウト直後に2・5秒あった両者の差は、23周目に1秒を切った。そして24周目のバックストレートで一気にロズベルグをオーバーテイクしてトップに躍り出た。ロズベルグはハミルトンが迫るのを察知していたが、ERSのブーストボタンの操作に手間取るというミスを犯していた。 あっさりトップに立ったハミルトンは、その後も安定したペースで周回を重ね、5連勝を飾った。ハミルトンに抜かれた後、ロズベルグも必死にせまるが、ハミルトンのペースにコントロールされたまま結局2位で終わった。ランキングトップのハミルトンと2位のロズベルグのポイント差は、これで24まで広がった。 3位には5番グリッドのリカルドが、アンダーカットを狙った早めのピットインなど積極策でウィリアムズの2台の前でフィニッシュを果たした。ピットスタートとなったベッテルは、終盤にソフトに履き替えて追い上げ、14位から7位にまで浮上して、入賞を果たした。また、マルドナドが9位入賞を果たし、今シーズン初入賞を飾った[1]

結果

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Pos. No. ドライバー チーム 周回数 タイム/リタイア Grid Pts.
1 44 イギリスの旗 ルイス・ハミルトン メルセデス 56 1:40:04.785 2 25
2 6 ドイツの旗 ニコ・ロズベルグ メルセデス 56 +4.314 1 18
3 3 オーストラリアの旗 ダニエル・リチャルド レッドブルルノー 56 +25.560 5 15
4 19 ブラジルの旗 フェリペ・マッサ ウィリアムズメルセデス 56 +26.924 4 12
5 77 フィンランドの旗 バルテッリ・ボッタス ウィリアムズメルセデス 56 +30.992 3 10
6 14 スペインの旗 フェルナンド・アロンソ フェラーリ 56 +1:35.231 6 8
7 1 ドイツの旗 セバスチャン・ベッテル レッドブルルノー 56 +1:35.734 4 6
8 20 デンマークの旗 ケビン・マグヌッセン マクラーレンメルセデス 56 +1:40.682 8 4
9 13 ベネズエラの旗 パストール・マルドナド ロータスルノー 56 +1:47.870 11 2
10 25 フランスの旗 ジャン=エリック・ベルニュ トロロッソルノー 56 +1:48.863 15 1
11 8 フランスの旗 ロマン・グロージャン ロータスルノー 55 +1 Lap 16
12 22 イギリスの旗 ジェンソン・バトン マクラーレンメルセデス 55 +1 Lap 12
13 7 フィンランドの旗 キミ・ライコネン フェラーリ 55 +1 Lap 9
14 21 メキシコの旗 エステバン・グティエレス ザウバーフェラーリ 55 +1 Lap 15
15 26 ロシアの旗 ダニール・クビアト トロロッソルノー 55 +1 Lap 17
Ret 27 ドイツの旗 ニコ・ヒュルケンベルグ フォースインディアメルセデス 16 パワーユニット 13
Ret 11 メキシコの旗 セルジオ・ペレス フォースインディアメルセデス 1 アクシデント 11
Ret 99 ドイツの旗 エイドリアン・スーティル ザウバーフェラーリ 0 アクシデント 10

[3]

ラップリーダー
  • ニコ・ロズベルグ (1-15,17-23,34)
  • ルイス・ハミルトン (16,24-33,35-56)
  • NO.25ベルニュとNO.21グティエレスとNO.13マルドナドはセーフティーカー先導時のFIA ECU設定タイム違反により5秒加算[3]
  • NO.25ベルニュは他車(NO.8グロージャン)をコース外に押しやったため5秒加算。これにより9位から10位に降格[3]
  • NO.11ペレスは他車(NO.99スーティル)と接触したため次戦で7位分降格[3]

第17戦終了時点でのランキング

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[4]

脚注

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  1. ^ a b 鈴木賢志、高橋浩司「F1速報 2014年総集編」『F1速報』第26巻第1号、株式会社三栄書房、2015年2月5日、159,160,190。 
  2. ^ 【結果】F1第17戦アメリカGP予選結果/2014年11月1日(土)”. topnews.jp. 2018年12月12日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g 【結果】F1第17戦アメリカGP決勝レース/2014年11月2日(日)”. topnews.jp. 2018年12月12日閲覧。
  4. ^ F1世界選手権 2014 / ランキング”. espnf1.com. 2018年12月12日閲覧。
前戦
2014年ロシアグランプリ
FIA F1世界選手権
2014年シーズン
次戦
2014年ブラジルグランプリ
前回開催
2013年アメリカグランプリ
アメリカ合衆国の旗 アメリカグランプリ 次回開催
2015年アメリカグランプリ