2014年イタリアグランプリ

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イタリアの旗 2014年イタリアグランプリ
レース詳細
日程 2014年シーズン第13戦
決勝開催日 9月7日
開催地 モンツァ・サーキット
イタリア モンツァ
コース長 5.793km
レース距離 53周(306.720km)
決勝日天候 晴れ
ポールポジション
ドライバー
タイム 1:24.109
ファステストラップ
ドライバー イギリスの旗 ルイス・ハミルトン
タイム 1:28.004(Lap 29)
決勝順位
優勝
2位
3位

2014年イタリアグランプリは、2014年のF1世界選手権第13戦として、2014年9月7日モンツァ・サーキットで開催された。

予選[編集]

展開[編集]

ルイス・ハミルトンが5月のスペインGP以来のポールポジションを獲得。2番手はロズベルグ、それにウィリアムズ、マクラーレンの2台が続いて、メルセデスPUトップ6独占という結果になった。なお母国グランプリのフェラーリは、アロンソが7番手、ライコネン12番手と後ろに沈んだ[1]

結果[編集]

Pos. No. ドライバー チーム Q1 Q2 Q3 Grid
1 44 イギリスの旗 ルイス・ハミルトン メルセデス 1:25.363 1:24.560 1:24.109 1
2 6 ドイツの旗 ニコ・ロズベルグ メルセデス 1:25.493 1:24.600 1:24.383 2
3 77 フィンランドの旗 バルテッリ・ボッタス ウィリアムズメルセデス 1:26.012 1:24.858 1:24.697 3
4 19 ブラジルの旗 フェリペ・マッサ ウィリアムズメルセデス 1:25.528 1:25.046 1:24.865 4
5 20 デンマークの旗 ケビン・マグヌッセン マクラーレンメルセデス 1:26.337 1:25.973 1:25.314 5
6 22 イギリスの旗 ジェンソン・バトン マクラーレンメルセデス 1:26.328 1:25.630 1:25.379 6
7 14 スペインの旗 フェルナンド・アロンソ フェラーリ 1:26.514 1:25.525 1:25.430 7
8 1 ドイツの旗 セバスチャン・ベッテル レッドブルルノー 1:26.631 1:25.769 1:25.436 8
9 3 オーストラリアの旗 ダニエル・リチャルド レッドブルルノー 1:26.721 1:25.946 1:25.709 9
10 11 メキシコの旗 セルジオ・ペレス フォースインディアメルセデス 1:26.569 1:25.863 1:25.944 10
11 26 ロシアの旗 ダニール・クビアト トロロッソルノー 1:26.261 1:26.070 21
12 7 フィンランドの旗 キミ・ライコネン フェラーリ 1:26.689 1:26.110 11
13 25 フランスの旗 ジャン=エリック・ベルニュ トロロッソルノー 1:26.140 1:26.157 12
14 27 ドイツの旗 ニコ・ヒュルケンベルグ フォースインディアメルセデス 1:26.371 1:26.279 13
15 99 ドイツの旗 エイドリアン・スーティル ザウバーフェラーリ 1:27.034 1:26.588 14
16 21 メキシコの旗 エステバン・グティエレス ザウバーフェラーリ 1:26.999 1:26.692 15
17 13 ベネズエラの旗 パストール・マルドナド ロータスルノー 1:27.520 16
18 8 フランスの旗 ロマン・グロージャン ロータスルノー 1:27.632 17
19 10 日本の旗 小林可夢偉 ケータハムルノー 1:27.671 18
20 17 フランスの旗 ジュール・ビアンキ マルシャフェラーリ 1:27.738 19
21 4 イギリスの旗 マックス・チルトン マルシャルノー 1:28.247 20
22 9 スウェーデンの旗 マーカス・エリクソン ケータハムルノー 1:28.562 22
107% time: 1:31.338

[2]

  • No.26はシーズン6機目のエンジンを使用したため10グリッド降格[1]

決勝[編集]

展開[編集]

決勝レースはなんとスタートでハミルトンが遅れ4番手に後退すると、ボッタスも大きく順位を下げて11番手まで後退してしまった。トップに立ったのはロズベルグで、2位には好スタートを決めたマグヌッセンがつけ、それをマッサ、ハミルトンが追いかける展開となった。ハミルトンは5周目にマッサに続いてマグヌッセンを交わすと、10周目にはマッサを交わして、2番手に浮上。9周目のターン1でコースオフして差が縮まっていたトップロズベルグを追う。ロズベルグが24周目にピットインし、ハミルトンも翌周にピットインすると、レースが動き出した。ハミルトンはファステストラップを出しながらロズベルグを猛追すると、ロズベルグはなんと29周目のターン1でまたもコースオフしてしまいこれで難なくハミルトンがトップに立つ。その後は付け入る隙をみせずにハミルトンがそのままトップチェッカー。4戦ぶりとなるシーズン5勝目を飾った。2位はロズベルグ。スタートでトップに立ったにもかかわらず2度のミスでその座を明け渡してしまった。3位は13年スペイングランプリ以来の表彰台獲得となるフェリペ・マッサ。4位はボッタス。スタートで後退してしまったものの見事な挽回をみせた。5位はリカルド。こちらもスタートで後退したが、素晴らしいオーバーテイクを連発しながら最後は必死のディフェンスをするチームメイトベッテルを交わしての結果だった。母国グランプリとなったフェラーリだが、なんとアロンソがエンジントラブルでシーズン初のリタイヤを喫してしまう。また、ライコネンもなんとか9位に入賞するのが精いっぱいと惨敗した[1]

結果[編集]

Pos. No. ドライバー チーム 周回数 タイム/リタイア Grid Pts.
1 44 イギリスの旗 ルイス・ハミルトン メルセデス 53 1:19:10.236 1 25
2 6 ドイツの旗 ニコ・ロズベルグ メルセデス 53 +3.175 2 18
3 19 ブラジルの旗 フェリペ・マッサ ウィリアムズメルセデス 53 +25.026 4 15
4 77 フィンランドの旗 バルテッリ・ボッタス ウィリアムズメルセデス 53 +40.786 3 12
5 3 オーストラリアの旗 ダニエル・リチャルド レッドブルルノー 53 +50.309 9 10
6 1 ドイツの旗 セバスチャン・ベッテル レッドブルルノー 53 +59.965 8 8
7 11 メキシコの旗 セルジオ・ペレス フォースインディアメルセデス 53 +1:02.518 10 6
8 22 イギリスの旗 ジェンソン・バトン マクラーレンメルセデス 53 +1:03.063 6 4
9 7 フィンランドの旗 キミ・ライコネン フェラーリ 53 +1:03.535 11 2
10 20 デンマークの旗 ケビン・マグヌッセン マクラーレンメルセデス 53 +1:06.171 5 1
11 26 ロシアの旗 ダニール・クビアト トロロッソルノー 53 +1:11.184 21
12 27 ドイツの旗 ニコ・ヒュルケンベルグ フォースインディアメルセデス 53 +1:12.606 13
13 25 フランスの旗 ジャン=エリック・ベルニュ トロロッソルノー 53 +1:13.093 12
14 13 ベネズエラの旗 パストール・マルドナド ロータスルノー 52 +1 Lap 16
15 99 ドイツの旗 エイドリアン・スーティル ザウバーフェラーリ 52 +1 Lap 14
16 8 フランスの旗 ロマン・グロージャン ロータスルノー 52 +1 Lap 17
17 10 日本の旗 小林可夢偉 ケータハムルノー 52 +1 Lap 18
18 17 フランスの旗 ジュール・ビアンキ マルシャフェラーリ 52 +1 Lap 19
19 9 スウェーデンの旗 マーカス・エリクソン ケータハムルノー 51 +2 Laps PL
20 21 メキシコの旗 エステバン・グティエレス ザウバーフェラーリ 51 +2 Laps 15
Ret 14 スペインの旗 フェルナンド・アロンソ フェラーリ 28 エンジン 7
Ret 4 イギリスの旗 マックス・チルトン マルシャフェラーリ 5 クラッシュ 20

[3]

ラップリーダー
  • ニコ・ロズベルグ(1-23,26-28)
  • ルイス・ハミルトン(24-25,29-53)

第13戦終了時点でのランキング[編集]

[4]

脚注[編集]

  1. ^ a b c 鈴木賢志、高橋浩司「F1速報 2014年総集編」『F1速報』第26巻第1号、株式会社三栄書房、2015年2月5日、143,144,186。 
  2. ^ 【結果】F1第13戦イタリアGP予選/2014年9月6日(土)”. topnews.jp. 2018年12月10日閲覧。
  3. ^ 【結果】F1第13戦イタリアGP決勝レース/2014年9月7日(日)”. topnews.jp. 2018年12月10日閲覧。
  4. ^ F1世界選手権 2014 / ランキング”. espnf1.com. 2018年12月10日閲覧。
前戦
2014年ベルギーグランプリ
FIA F1世界選手権
2014年シーズン
次戦
2014年シンガポールグランプリ
前回開催
2013年イタリアグランプリ
イタリアの旗 イタリアグランプリ 次回開催
2015年イタリアグランプリ