第30回スーパーボウル

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第30回スーパーボウル
Super Bowl XXX
1 2 3 4
DAL 10 3 7 7 27
PIT 0 7 0 10 17
開催日 1996年1月28日
スタジアム サンデビル・スタジアム
開催地 アリゾナ州テンピ
MVP ラリー・ブラウン, カウボーイズ
優勝予想 Cowboys by 13½
国歌斉唱 ヴァネッサ・ウィリアムス
コイントス ジョー・モンタナ
ハーフタイム ダイアナ・ロス
入場者数 76,347
アメリカにおけるテレビ放送
ネットワーク NBC
実況と解説 ディック・エンバーグフィル・シムズポール・マグワイア
視聴率 46.0 (全米)
占有率 68 (全米)
CM広告料
(30秒)
108万5千ドル
 < 第29回 スーパーボウル 第31回 > 

第30回スーパーボウル(だい30かいスーパーボウル、Super Bowl XXX)は1996年1月28日アリゾナ州テンピサンデビル・スタジアムで行われた30回目のスーパーボウルNFCチャンピオンであるダラス・カウボーイズAFCチャンピオンであるピッツバーグ・スティーラーズの対戦。カウボーイズがスティーラーズを27-17で破って、2年ぶり5度目のスーパーボウル制覇を果たした。MVPはカウボーイズのコーナーバックであるラリー・ブラウンが受賞した。

この試合に勝利したカウボーイズのバリー・スウィッツァージミー・ジョンソンに続いて史上2人目のカレッジフットボールとNFLそれぞれでチャンピオンとなったヘッドコーチになっている[1]

テレビ中継はNBCが担当し、全米では9513万人がテレビ観戦した。

背景[編集]

当初テンピは第27回スーパーボウル開催地に決定していたが、アリゾナ州キング牧師生誕記念日英語版が祝日にならなかったことからアフリカ系アメリカ人プレーヤーの割合が増加してきたNFL選手会はアリゾナでの開催を拒否、1992年にアリゾナ州が祝日としたことにより、1993年3月23日のオーナー会議で、テンピでの開催が決まった。

ダラス・カウボーイズ[編集]

カウボーイズは第27回スーパーボウル第28回スーパーボウルを連覇したが、その直後に人事権を巡って、1989年に共に就任したジェリー・ジョーンズオーナーとジミー・ジョンソンが対立、ジョンソンヘッドコーチが辞任、カレッジフットボールで83.7%の勝率をあげている、オクラホマ大学のヘッドコーチ、バリー・スウィッツァーが後任に就任、3連覇を目指した前年はサンフランシスコ・フォーティナイナーズNFCチャンピオンシップゲームで敗れた。

1995年チームはNFCトップの12勝4敗でシーズンを終えた。トロイ・エイクマンはパス432回中280回成功、16TD、7INTでプロボウルに選ばれた。またプロボウルRBのエミット・スミスは1,773ヤードを走り4年連続リーグのリーディングラッシャーとなると共にNFLシーズン記録となる25ランTDをあげた。エミットはレシーバーとしても62回のキャッチで375ヤードを獲得した。FBのダリル・ジョンストンはランで111ヤードの他に30回のキャッチで248ヤード、3TDをあげた。プロボウルWRのマイケル・アービンは111回のキャッチで1,603ヤード、10TD、プロボウルTEのジェイ・ノバチェクは62回のキャッチで705ヤード、5TDをあげた。オフェンスラインはプロボウラーのラリー・アレンレイ・ドナルドソンネイト・ニュートンマーク・トゥイネイらに率いられた。

ディフェンスには4回プロボウルに選ばれているディオン・サンダースが加入した。彼は怪我のため9試合にしか出場できなかったが24タックル、2インターセプトをあげた。セイフティのダレン・ウッドソンが89タックル、2インターセプト、1TDをあげ、CBラリー・ブラウンがチームトップの6インターセプト、2TD、セイフティのブロック・マリオンも6インターセプト、1インターセプトをあげた。プロボウルディフェンスラインマンのチャールズ・ヘイリーがチームトップの10.5サックをあげた。

チームは開幕から8勝1敗の成績をあげたが、ロードでの試合やホームでスティーブ・ヤングの欠場したナイナーズに20-38と敗れ[2]、続く4試合でも2敗した。ニューヨーク・ジャイアンツに21-20と辛勝した後、敵地でのクリスマスゲーム英語版アリゾナ・カージナルスを37-13と破った。

ピッツバーグ・スティーラーズ[編集]

スティーラーズは23年間チームの指揮を執り、4回のスーパーボウルを制覇したチャック・ノルに代わり、ビル・カウワーが1992年にヘッドコーチに就任した。カウワーが就任した最初の1992年、チームは11勝5敗でAFC第1シードを獲得したがプレーオフ初戦でバッファロー・ビルズに3-24で敗れた。1993年、1994年にもプレーオフ出場を果たしたが前年のAFCチャンピオンシップゲームでサンディエゴ・チャージャーズに13-17で敗れるなどスーパーボウル出場は果たせなかった。

1995年、エクスパンションチームのジャクソンビル・ジャガーズに敗れるなど3勝4敗でシーズン序盤出遅れたが、残り9試合で8勝し、AFC第2シードとなる11勝5敗でシーズンを終えた。

QBニール・オドネルは416回のパスで246回成功、2,970ヤード、17TD、7インターセプトの成績をあげた。プロボウルWRのヤンシー・シグペンは、チームトップの85回のキャッチで1,307ヤード、5TDをあげた。またアンドレ・ヘイスティングスが48回のキャッチで502ヤード、1TD、アーニー・ミルズが39回のキャッチで679ヤード、8TDをあげると共に、その2人はリターナーとしても活躍した。ランではエリック・ペグラムがチームトップの813ヤード、5TD、バム・モリスが559ヤード、9TDをあげた。スペシャルチームでは新加入のノーム・ジョンソンがNFLトップの34回のFGを決めると共に39回のエクストラポイント全てを成功させた。

ディフェンスはトータルヤードでリーグ2位の4,833ヤードに相手を抑えた。プロボウルLBのケビン・グリーンはチームトップの9サックをあげ、同じくプロボウルLBであるグレッグ・ロイドはチームトップの86タックルをあげた。セカンダリーはプロボウラーのカーネル・レイクロッド・ウッドソンに率いられた。ウッドソンは開幕戦で右ひざの十字靱帯を断裂したものの、スーパーボウルでは19週ぶりに試合出場を果たした[3]。これについてカウボーイズのWRマイケル・アービンは、自分は同じ怪我をしたが復帰までに1年半かかったと語った[4]

プレーオフ[編集]

カウボーイズは、ディビジョナルプレーオフでフィラデルフィア・イーグルスディオン・サンダースのエンドアラウンドプレーによる21ヤードのTD、エミット・スミスのTDラン、マイケル・アービンへの9ヤードのTDパス、クリス・ボニオルの3本のFG、ディフェンスは相手QBランドール・カニンガムにパス26回中11回しか成功させず、TDパス0に抑え1インターセプトを奪い、1FG及びカニンガムのランTD1本に抑え、30-11で勝利し4年連続でNFCチャンピオンシップゲームに進出、ナイナーズを破ったパッカーズと対戦した。その試合では第1Qにエイクマンからアービンへの2本のTDパスで14-3とリードしたが、ブレット・ファーヴからロバート・ブルックスへの73ヤード、キース・ジャクソンへの24ヤードのTDパスで14-17と逆転された。ボニオルのFGと自陣1ヤードからの99ヤードのTDドライブで24-17と前半をリードして終え、第3QにFG及びファーブからブルックスへのTDパスで再度逆転されたが第4Qにエミットのその日2本目となるTDラン、ラリー・ブラウンのインターセプトでボールを奪った後、エミットがさらにTDランをあげて38-27で勝利、2年ぶり8度目のスーパーボウル進出を決めた。8度目のスーパーボウル出場は史上最多である。 エイクマンはこの試合で255ヤードを投げて2TD、0インターセプト、エミットは150ヤードを走り3TD、アービンは7回のキャッチで100ヤード、2TDとトリプレッツがそれぞれ活躍した。

スティーラーズは、プレーオフ初戦でバッファロー・ビルズと対戦、前半を23-7とリードして終え、後半ビルズに2TDを許したが、バム・モリスが第4Qに2TDを上げる活躍を見せて40-21で勝利した。モリスは106ヤードを走り2TD、ノーム・ジョンソンが4FGをあげた。ディフェンスはジム・ケリーをわずか135ヤード、1TDに抑え、3インターセプトをあげた。またマイアミ・ドルフィンズとのワイルドカードプレーオフで158ヤードを走ったサーマン・トーマスをわずか46ヤードに抑えた。

AFCチャンピオンシップゲームコルツを20-16で破り、16年ぶり5度目のカンファレンス優勝と第14回スーパーボウル以来のスーパーボウル出場を決めた。この試合、前半を10-6とリードして折り返した。コーデル・スチュワートが5ヤードのTDドライブパスをキャッチしたが、リプレイではパスキャッチ前にスチュワートの足がエンドゾーンから出ており、本来ならば無資格捕球者としてパス不成功となるところであった。第3Qにお互いFGを決めた後、ジム・ハーボーからフロイド・ターナーへの47ヤードのTDパスが決まりコルツが13-16と逆転した。残り1分34秒にバム・モリスの1ヤードのTDランでスティーラーズが逆転した。残り5秒、コルツのスティーラーズ陣29ヤードからの最後のプレーで、キャプテン・カムバックと呼ばれたジム・ハーボーからヘイルメリーパス英語版が投げられた。アーロン・ベイリーがこのパスをキャッチしたと解説のフィル・シムズが主張するほど際どいプレーであったが判定の結果、パス不成功となり[5]、スティーラーズがスーパーボウル出場を果たした[6][7]ビル・カウワーにとってはヘッドコーチに就任してから初のスーパーボウル出場であった。

スターティングラインアップ[編集]

ダラス・カウボーイズ ポジション ピッツバーグ・スティーラーズ
オフェンス
ケビン・ウィリアムズ
Kevin Williams
WR アーニー・ミルズ
Ernie Mills
マーク・トゥイネイ
Mark Tuinei
LT ジョン・ジャクソン
John Jackson
ネイト・ニュートン
Nate Newton
LG トム・ニューベリー
Tom Newberry
デレック・ケナード
Derek Kennard
C ダーモンティ・ドーソン
Dermontti Dawson
ラリー・アレン
Larry Allen
RG ブレンデン・ステイ
Brenden Stai
エリック・ウィリアムズ
Erik Williams
RT レオン・サーシー
Leon Searcy
ジェイ・ノバチェク
Jay Novacek
TE マーク・ブリューナー
Mark Bruener
マイケル・アービン
Michael Irvin
WR ヤンシー・シグペン
Yancey Thigpen
トロイ・エイクマン
Troy Aikman
QB ニール・オドネル
Neil O'Donnell
エミット・スミス
Emmitt Smith
RB エリック・ペグラム
Erric Pegram
ダリル・ジョンストン
Daryl Johnston
FB ジョン・L・ウィリアムズ
John L. Williams
ディフェンス
トニー・トルバート
Tony Tolbert
LE ブレンツォン・バックナー
Brentson Buckner
レオン・レット
Leon Lett
LDT-NT ジョエル・スティード
Joel Steed
ラッセル・メリーランド
Russell Maryland
RDT-RE レイ・シールズ
Ray Seals
チャールズ・ヘイリー
Charles Haley
RE-LOLB ケビン・グリーン
Kevin Greene
ディクソン・エドワーズ
Dixon Edwards
LOLB-LILB チャド・ブラウン
Chad Brown
ロバート・ジョーンズ
Robert Jones
MLB-RILB レボン・カークランド
Levon Kirkland
ダリン・スミス
Darrin Smith
ROLB グレッグ・ロイド
Greg Lloyd
ラリー・ブラウン
Larry Brown
LCB カーネル・レイク
Carnell Lake
ディオン・サンダース
Deion Sanders
RCB ウィリー・ウィリアムズ
Willie Williams
ダレン・ウッドソン
Darren Woodson
SS マイロン・ベル
Myron Bell
ブロック・マリオン
Brock Marion
FS ダレン・ペリー
Darren Perry
スペシャルチーム
クリス・ボニオル
Chris Boniol
K ノーム・ジョンソン
Norm Johnson
ジョン・ジェット
John Jett
P ローン・スターク
Rohn Stark
ヘッドコーチ
バリー・スウィッツァー
Barry Switzer
ビル・カウワー
Bill Cowher

脚注[編集]

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  1. ^ Barry Switzer: Living the good life”. ESPN (2007年5月19日). 2012年1月28日閲覧。
  2. ^ San Francisco 49ers 38 at Dallas Cowboys 20 Sunday, November 12, 1995”. pro-football-reference.com. 2012年1月28日閲覧。
  3. ^ The 50 Greatest Pittsburgh Steelers of All Time”. bleacherreport.com (2010年10月26日). 2011年8月7日閲覧。
  4. ^ SUPER BOWL XXX;Irvin Calmly Takes a Hike on Media Day”. ニューヨーク・タイムズ (1996年1月24日). 2008年3月7日閲覧。
  5. ^ Hail Mary pass broken up by Randy Fuller to save AFC Championship win against Indianapolis”. ピッツバーグ・スティーラーズ. 2011年9月4日閲覧。
  6. ^ 1995 AFC Championship Game, Colts vs. Steelers: A Heart is Broken and A Fan is Born”. arthurlifeintheshadows.blogspot.com (2007年1月16日). 2011年9月4日閲覧。
  7. ^ An Unanswered Hail Mary Brings Pure Joy”. bleacherreport.com (2009年5月13日). 2011年9月4日閲覧。

外部リンク[編集]