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1981年のNFL

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
1981年のNFL
レギュラーシーズン
日程 1981年9月6日 - 1981年12月21日
プレイオフ
開幕日 1981年12月27日
AFC優勝 シンシナティ・ベンガルズ
NFC優勝 サンフランシスコ・49ers
第16回スーパーボウル
開催日 1982年1月24日
開催都市 ミシガン州ポンティアック
スタジアム ポンティアック・シルバードーム
チャンピオン サンフランシスコ・49ers
プロボウル
開催日 1982年1月31日
開催都市 ハワイ州ホノルル
スタジアム アロハ・スタジアム
NFLシーズン
« 1980
1982 »

1981年のNFL1981年9月6日NFL62回目のレギュラーシーズンが開幕し、1982年1月24日ミシガン州ポンティアックで開催された第16回スーパーボウルを経て、1月31日ハワイ州ホノルルでプロボウルが開催されてシーズンが終了した。

ドラフト

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1981年4月28-29日にドラフトが行われ、12巡332名が指名された。全体1位ジョージ・ロジャースニューオーリンズ・セインツに指名された。全体1位のロジャースと2位で指名されたローレンス・テイラーはそれぞれ攻撃と守備の新人王となった。

主なルール変更

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  • 粘着性の高い物や滑り易い物をユニフォーム、体、装備に付けてプレーすることが禁止された。前年レスター・ヘイズスティッカムを塗りたくってインターセプトを量産したことなどによる[1]
  • そのポジションでは付けることが認められていない番号でプレーする場合、オフェンスプレーヤーはそのプレーの前に主審に申告しなくてはならなくなった。
  • フォワードパスの反則時にレシーバーがそのボールに触れた場合の罰則がダウン喪失になった。
  • イリーガルユース系の反則の罰則が15ヤードから10ヤードに減らされた。
  • インテンショナル・グラウンディングの罰則が、ダウン喪失に加え、プレー開始時のボール位置(プレビアススポット)から10ヤードの罰退または反則地点がスクリメージラインより10ヤード以上下がっている場合は反則地点まで罰退(スポットオブファウル)となった。

日程

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レギュラーシーズン

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各チーム16試合の対戦相手は、以下のルールに従って、前年の成績に基づいて決定された。

  • 4チーム所属地区
    • 同地区(6試合)
    • 同カンファレンス他地区(6試合)
    • 他カンファレンス(4試合)
  • 5チーム所属地区(1~4位)
    • 同地区(8試合)
    • 同カンファレンス他地区(4試合)
    • 他カンファレンス(4試合)
  • 5チーム所属地区(5位)
    • 同地区(8試合)
    • 同カンファレンス他地区(6試合)
    • 他カンファレンス(2試合)

この年の対戦ルールは以下のようである。

   同カンファレンス他地区(AFC)
1位 vs. 1位+4位
2位 vs. 2位+3位
3位 vs. 3位+2位
4位 vs. 4位+1位
中地区1~4位 vs. 東・西地区5位
5位 vs. 5位×2+中地区1~4位

   同カンファレンス他地区(NFC)
1位 vs. 1位+4位
2位 vs. 2位+3位
3位 vs. 3位+2位
4位 vs. 4位+1位
西地区1~4位 vs. 東・中地区5位
5位 vs. 5位×2+西地区1~4位

   他カンファレンス
AFC東地区1位~4位 vs. NFC東地区1位~4位
AFC中地区1位~4位 vs. NFC西地区1位~4位
AFC西地区1位~4位 vs. NFC中地区1位~4位
AFC東・西地区5位 vs. NFC東・中地区5位

(例)前年王者レイダースの対戦相手
AFC NFC
前年 西地区 中地区 東地区 西地区 中地区 東地区
1位 チャージャーズ ブラウンズ ビルズ ファルコンズ バイキングス イーグルス
2位 レイダース オイラーズ ペイトリオッツ ラムズ ライオンズ カウボーイズ
3位 チーフス スティーラーズ ドルフィンズ 49ERS ベアーズ レッドスキンズ
4位 ブロンコス ベンガルズ コルツ セインツ バッカニアーズ カージナルス
5位 シーホークス ジェッツ パッカーズ ジャイアンツ

 :1度対戦  :2度対戦

レギュラーシーズン順位表

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AFC東地区
チーム 勝率 Div Con 総得点 総失点 平均得点 平均失点 SOS SOV
(2)マイアミ・ドルフィンズ 11 4 1 .719 5-2-1 8-3-1 345 275 21.6 17.2
(4)ニューヨーク・ジェッツ 10 5 1 .656 6-1-1 8-5-1 355 287 22.2 17.9
(5)バッファロー・ビルズ 10 6 0 .625 6-2 9-3 311 276 19.4 17.3
ボルチモア・コルツ 2 14 0 .125 2-6 2-10 259 533 16.2 33.3
ニューイングランド・ペイトリオッツ 2 14 0 .125 0-8 2-10 322 370 20.1 23.1
AFC中地区
チーム 勝率 Div Con 総得点 総失点 平均得点 平均失点 SOS SOV
(1)シンシナティ・ベンガルズ 12 4 0 .750 4-2 10-2 421 304 26.3 19.0
ピッツバーグ・スティーラーズ 8 8 0 .500 3-3 5-7 356 297 22.3 18.6
ヒューストン・オイラーズ 7 9 0 .438 4-2 6-6 281 355 17.6 22.2
クリーブランド・ブラウンズ 5 11 0 .313 1-5 2-10 276 375 17.3 23.4
AFC西地区
チーム 勝率 Div Con 総得点 総失点 平均得点 平均失点 SOS SOV
(3)サンディエゴ・チャージャーズ 10 6 0 .625 6-2 8-4 478 390 29.9 24.4
デンバー・ブロンコス 10 6 0 .625 5-3 7-5 321 289 20.1 18.1
カンザスシティ・チーフス 9 7 0 .563 5-3 7-5 343 290 21.4 18.1
オークランド・レイダース 7 9 0 .438 2-6 5-7 273 343 17.1 21.4
シアトル・シーホークス 6 10 0 .375 2-6 6-8 322 388 20.1 24.3
NFC東地区
チーム 勝率 Div Con 総得点 総失点 平均得点 平均失点 SOS SOV
(2)ダラス・カウボーイズ 12 4 0 .750 6-2 8-4 367 277 22.9 17.3
(4)フィラデルフィア・イーグルス 10 6 0 .625 4-4 7-5 368 221 23.0 13.8
(5)ニューヨーク・ジャイアンツ 9 7 0 .563 5-3 8-6 295 257 18.4 16.1
ワシントン・レッドスキンズ 8 8 0 .500 3-5 6-6 347 349 21.7 21.8
セントルイス・カージナルス 7 9 0 .438 2-6 4-8 315 408 19.7 25.5
NFC中地区
チーム 勝率 Div Con 総得点 総失点 平均得点 平均失点 SOS SOV
(3)タンパベイ・バッカニアーズ 9 7 0 .563 6-2 9-3 315 268 19.7 16.8
デトロイト・ライオンズ 8 8 0 .500 4-4 6-6 297 322 18.6 20.1
グリーンベイ・パッカーズ 8 8 0 .500 4-4 7-7 324 361 20.3 22.6
ミネソタ・バイキングス 7 9 0 .438 4-4 6-6 325 369 20.3 23.1
シカゴ・ベアーズ 6 10 0 .375 2-6 2-10 253 324 15.8 20.3
NFC西地区
チーム 勝率 Div Con 総得点 総失点 平均得点 平均失点 SOS SOV
(1)サンフランシスコ・49ers 13 3 0 .813 5-1 10-2 357 250 22.3 15.6
アトランタ・ファルコンズ 7 9 0 .438 3-3 6-6 426 355 26.6 22.2
ロサンゼルス・ラムズ 6 10 0 .375 2-4 5-7 303 351 18.9 21.9
ニューオーリンズ・セインツ 4 12 0 .250 2-4 2-10 207 378 12.9 23.6
AFC

チーム
勝率 DIV CON SOS SOV
地区優勝
1 ベンガルズ 12 4 0 .750 4-2 10-2
2 ドルフィンズ 11 4 1 .719 5-2-1 8-3-1
3 チャージャーズ 西 10 6 0 .625 6-2 8-4
ワイルドカード
4 ジェッツ 10 5 1 .656 6-1-1 8-5-1
5 ビルズ 10 6 0 .625 6-2 9-3
レギュラーシーズン敗退
6 ブロンコス 西 10 6 0 .625 5-3 7-5
7 チーフス 西 9 7 0 .563 5-3 7-5
8 スティーラーズ 8 8 0 .500 3-3 5-7
9 オイラーズ 7 9 0 .438 4-2 6-6
10 レイダース 西 7 9 0 .438 2-6 5-7
11 シーホークス 西 6 10 0 .375 2-6 6-8
12 ブラウンズ 5 11 0 .313 1-5 2-10
13 コルツ 2 14 0 .125 2-6 2-10
14 ペイトリオッツ 2 14 0 .125 0-8 2-10
タイブレーク
NFC

チーム
勝率 DIV CON SOS SOV
地区優勝
1 49ers 西 13 3 0 .813 5-1 10-2
2 カウボーイズ 12 4 0 .750 6-2 8-4
3 バッカニアーズ 9 7 0 .563 6-2 9-3
ワイルドカード
4 イーグルス 10 6 0 .625 4-4 7-5
5 ジャイアンツ 9 7 0 .563 5-3 8-6
レギュラーシーズン敗退
6 レッドスキンズ 8 8 0 .500 3-5 6-6
7 ライオンズ 8 8 0 .500 4-4 6-6
8 パッカーズ 8 8 0 .500 4-4 7-7
9 ファルコンズ 西 7 9 0 .438 3-3 6-6
10 カージナルス 7 9 0 .438 2-6 4-8
11 バイキングス 7 9 0 .438 4-4 6-6
12 ラムズ 西 6 10 0 .375 2-4 5-7
13 ベアーズ 6 10 0 .375 2-6 2-10
14 セインツ 西 4 12 0 .250 2-4 2-10
タイブレーク

プレイオフ

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トーナメント表

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ディヴィジョナルプレイオフ
    1月2日
テキサス・スタジアム
       
NFC ワイルドカード NFCチャンピオンシップ
 3  バッカニアーズ  0
12月27日
ベテランズ・スタジアム
    1月10日
キャンドルスティック・パーク
 2  カウボーイズ  38  
 5  ジャイアンツ  27  2  カウボーイズ  27
1月3日
キャンドルスティック・パーク
 4  イーグルス  21      1  49ers  28   第16回スーパーボウル
 5  ジャイアンツ  24
    1月24日
ポンティアック・シルバードーム
 1  49ers  38  
 N1  49ers  26
1月2日
マイアミ・オレンジボウル
AFC ワイルドカード AFCチャンピオンシップ    A1  ベンガルズ  21
 3  チャージャーズ (OT)  41
12月27日
シェイ・スタジアム
    1月10日
リバーフロント・スタジアム
 2  ドルフィンズ  38  
 5  ビルズ  31  3  チャージャーズ  7
1月3日
リバーフロント・スタジアム
 4  ジェッツ  27      1  ベンガルズ  27  
 5  ビルズ  21
   
 1  ベンガルズ  28  
  • ディヴィジョナルプレイオフの試合は、同地区のチームが対戦しないように組まれている。
  • チーム名の左の数字はシード順。
  • スーパーボウル開催地は事前にオーナー会議で決定。
  • チーム名の左の数字は、1981年レギュラーシーズンの結果に基づいて決定されたシード順。


受賞者

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受賞者 ポジション チーム
スーパーボウルMVP ジョー・モンタナ QB サンフランシスコ・49ers
MVP ケン・アンダーソン QB シンシナティ・ベンガルズ
最優秀コーチ ビル・ウォルシュ HC サンフランシスコ・49ers
最優秀攻撃選手 ケン・アンダーソン QB シンシナティ・ベンガルズ
最優秀守備選手 ローレンス・テイラー LB ニューヨーク・ジャイアンツ
最優秀新人攻撃選手 ジョージ・ロジャース RB ニューオーリンズ・セインツ
最優秀新人守備選手 ローレンス・テイラー LB ニューヨーク・ジャイアンツ
カムバック賞 ケン・アンダーソン QB シンシナティ・ベンガルズ

プロボウル

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詳細は「1982年のプロボウル英語版」を参照

脚注

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  1. ^ レスター・ヘイズ・ルール。チームメイトのフレッド・ビレトニコフが以前から使用していたことから、ビレトニコフ・ルールとも。