松本泰志 (サッカー選手)

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松本 泰志
名前
愛称 まっちゃん、マル 、タイシ
カタカナ マツモト タイシ
ラテン文字 MATSUMOTO Taishi
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1998-08-22) 1998年8月22日(25歳)
出身地 埼玉県東松山市
身長 180cm
体重 70kg
選手情報
在籍チーム 日本の旗 サンフレッチェ広島
ポジション MF
背番号 14
利き足 右足
ユース
200?-2010 江南南サッカー少年団
2011-2013 クマガヤSC
2014-2016 昌平高等学校
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2017- サンフレッチェ広島 51 (3)
2020 アビスパ福岡 (loan) 25 (1)
2021 セレッソ大阪 (loan) 2 (0)
代表歴
2017  日本 U-20
2018  日本 U-21
獲得メダル
男子 サッカー
アジア競技大会
2018 サッカー
1. 国内リーグ戦に限る。2022年11月5日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

松本 泰志(まつもと たいし、1998年8月22日 - )は、埼玉県東松山市出身のプロサッカー選手Jリーグサンフレッチェ広島所属。ポジションはミッドフィールダー(ボランチ、トップ下、サイドハーフ)[1]

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

小学時代は江南南サッカー少年団に在籍しポジションはセンターバック東松山市立北中学校時代はクマガヤSCに在籍しボランチを務めた[2]。中学1年時にプロ野球千葉ロッテマリーンズ和田康士朗とクラスメイトになり、以後親交が続いている[3]

高校進学の際に「技術を生かせるチーム」を志望して昌平高等学校へ進学した[2]。同期には針谷岳晃、1学年下に佐相壱明、2学年下に原田虹輝がいる。高校では、藤島崇之監督の「プレッシャーが強い前方のエリアでプレーさせて伸ばそう」という意向からフォワードまたは攻撃的ミッドフィールダーとして起用され、1年時には第93回全国高等学校サッカー選手権大会に出場した[2]

高校2年時からそれまでの左右のキックの精度に加えドリブルの技術を磨くようになり[2]、高校3年時には背番号「10」を背負いレギュラーとして、2016年夏の全国高等学校総合体育大会に出場[2]。準々決勝の静岡学園戦の決勝点を含む3得点をあげてベスト4進出に貢献した[2][4][5]

同年9月26日J1リーグサンフレッチェ広島への入団内定が発表された[6][7]。一方、高校選手権予選では準決勝で敗退、プリンスリーグ関東・参入決定戦ではジェフユナイテッド市原・千葉U-18に延長戦の末に敗れ、昇格を逃した[8][9]

プロ入り後[編集]

2017年1月、広島へ正式に加入[10]。同年2月にはNEXT GENERATION MATCHの日本高校サッカー選抜に選出され[11]、同年2月18日のU-18Jリーグ選抜戦では1アシストを記録[12]。同年3月には高校選抜の欧州遠征メンバーに選出された[1]。5月3日、ルヴァンカップ第4節のセレッソ大阪戦でプロデビューを果たした[13]

2018年3月29日付でプロA契約を締結[14]。同年4月11日に行われたJ1リーグ第7節、横浜F・マリノス戦でリーグ戦初出場を果たした[15]

2019年、開幕前に故障した青山敏弘の代役に抜擢されシーズン開幕からスタメンとして出場を重ね[16]、5月22日に行われたAFCチャンピオンズリーグ2019 グループリーグ第6戦、メルボルン・ビクトリーFC戦でプロ初ゴールを決めた[17]。しかし、青山の復帰後は出場機会を失い、翌2020年にはベンチ入りの機会も少なくなった。

2020年8月20日、アビスパ福岡期限付き移籍[18]。10月25日、ジェフユナイテッド市原・千葉戦でJリーグ初ゴールを決めた[19]

2021年、セレッソ大阪へ期限付き移籍[20][21]。ACLで2得点を記録、同年7月27日、川辺駿の海外移籍の影響もあり、半年で期限付き移籍から復帰した[22]

代表[編集]

2017年11月、U-20日本代表メンバーに選出され、タイで行われたM-150カップ2017に参加[23]。同年12月9日に行われたU-23タイ代表戦で代表デビューを飾った[24]

2018年8月、インドネシアで開催されるアジア競技大会に臨むU-21日本代表に選出された[25]。グループリーグ初戦のネパール戦でボランチとして先発出場すると、グループリーグ第3戦のベトナム戦と準決勝のUAE戦での途中出場を含む全7試合に出場し、チームの準優勝に貢献した[26]

2019年5月24日、コパ・アメリカに臨む東京五輪世代中心で構成された日本代表に初選出された[27][28]

所属クラブ[編集]

個人成績[編集]

国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2017 広島 32 J1 0 0 4 0 0 0 4 0
2018 3 0 6 0 1 0 10 0
2019 17 15 0 0 0 3 0 18 0
2020 0 0 0 0 - 0 0
福岡 40 J2 25 1 - - 25 1
2021 C大阪 J1 2 0 - 0 0 2 0
広島 17 10 0 - - 10 0
2022 23 3 10 0 5 2 38 5
2023
通算 日本 J1 53 3 20 0 9 2 82 5
日本 J2 25 1 - - 25 1
総通算 78 4 20 0 9 2 107 6
国際大会個人成績
年度 クラブ 背番号 出場 得点
AFCACL
2019 広島 17 4 1
2021 C大阪 40 2 2
通算 AFC 6 3

その他の国際公式戦

タイトル[編集]

クラブ[編集]

サンフレッチェ広島

個人[編集]

代表・選抜歴[編集]

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c 高校選抜欧州遠征メンバーが決定!!JリーガーはGK廣末ら3選手”. ゲキサカ (2017年3月31日). 2017年4月11日閲覧。
  2. ^ a b c d e f 平野貴也 (2016年10月5日). “【高卒ルーキー誕生秘話】ほぼ無名だった昌平高・松本泰志がJ1広島内定を勝ち取るまでの紆余曲折”. サッカーダイジェストWEB. 2016年10月10日閲覧。
  3. ^ 梶原紀章 (2018年1月23日). “【千葉魂】 親友との約束 育成ドラフト1位指名の和田”. 千葉日報. 2018年3月18日閲覧。
  4. ^ “<高校サッカー>昌平・松本、J1広島へ加入内定「小学生からの夢」”. 埼玉新聞. (2016年9月27日). オリジナルの2016年10月11日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20161011054552/http://www.saitama-np.co.jp/news/2016/09/27/05.html 2016年10月10日閲覧。 
  5. ^ 【Jリーグブログ】昌平高校・松本泰志選手 サンフレッチェ広島入団記者会見 会見後の松本泰志選手コメント”. J SPORTS (2016年10月5日). 2016年10月10日閲覧。
  6. ^ a b c d e 松本泰志選手(昌平高)の新加入内定のお知らせ”. サンフレッチェ広島 (2016年9月26日). 2019年2月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年3月24日閲覧。
  7. ^ 総体4強・昌平高の10番MF松本泰志、広島加入が内定!「自覚と責任を」”. ゲキサカ (2016年9月26日). 2016年10月10日閲覧。
  8. ^ 安藤隆人 (2016年12月7日). “総体4強の昌平が予選敗退のショック乗り越え…。J内定コンビが高校最後の大仕事に挑む”. サッカーダイジェストWEB. 2017年2月11日閲覧。
  9. ^ 川端暁彦 (2016年12月26日). “【プリンス関東参入戦】王者たちが繰り広げた死闘。そこに“単なる敗者”はいなかった”. サッカーダイジェストWEB. 2017年2月11日閲覧。
  10. ^ サンフレッチェ広島 2017シーズン スタッフ・選手について”. サンフレッチェ広島 (2016年1月11日). 2017年2月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年2月11日閲覧。
  11. ^ a b FUJI XEROX SUPER CUP 2017 NEXT GENERATION MATCH U-18Jリーグ選抜 vs 日本高校サッカー選抜(2/18)静岡ヤングサッカーフェスティバル(3/12)日本高校サッカー選抜メンバー・スケジュール”. JFA.jp (2017年2月10日). 2017年2月11日閲覧。
  12. ^ 昌平高から広島入りしたMF松本が納得の1プレー。ワンツーからのラストパスで4点目をアシスト”. ゲキサカ (2017年2月18日). 2017年4月11日閲覧。
  13. ^ a b 広島vsC大阪の試合結果・データ(JリーグYBCルヴァンカップ:2017年5月3日)”. Jリーグ.jp. 2017年5月3日閲覧。
  14. ^ 松本泰志選手 プロA契約締結合意のお知らせ”. サンフレッチェ広島 (2018年3月29日). 2018年4月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年4月12日閲覧。
  15. ^ a b 広島vs横浜FMのマッチレポート・動画(明治安田生命J1リーグ:2018年4月11日)”. Jリーグ.jp. 2017年5月3日閲覧。
  16. ^ 急成長の東京五輪世代、松本泰志は「ボランチの最終形態」を目指す”. Sportiva. 集英社 (2019年5月23日). 2019年6月1日閲覧。
  17. ^ 【ACL採点&寸評】メルボルン1-3広島|GS5連勝に貢献したアタッカーを最高評価! 3得点は不振のリーグ戦に向けた好材料に”. サッカーダイジェスト. 日本スポーツ企画出版社 (2019年5月23日). 2019年6月1日閲覧。
  18. ^ 松本 泰志 選手 サンフレッチェ広島より期限付き移籍加入のお知らせ”. アビスパ福岡オフィシャルサイト (2020年8月20日). 2020年8月20日閲覧。
  19. ^ 「ちょっと緊張した…」松本泰志のJ初ゴールが決勝点!! 千葉に完封勝利の福岡、15戦無敗で首位キープ”. ゲキサカ. 2020年12月21日閲覧。
  20. ^ 松本泰志選手 セレッソ大阪に期限付き移籍のお知らせ』(プレスリリース)サンフレッチェ広島、2021年1月7日。 オリジナルの2021年1月7日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20210107050211/https://www.sanfrecce.co.jp/news/team/3474/2021年7月28日閲覧 
  21. ^ 松本 泰志選手 期限付き移籍加入のお知らせ』(プレスリリース)セレッソ大阪、2021年1月7日https://www.cerezo.jp/news/2021-01-07-14-00/2021年7月28日閲覧 
  22. ^ J1広島にMF松本泰志が復帰 今季からセレッソ大阪に期限付き移籍も 日刊スポーツ(2021年7月27日)2021年7月28日閲覧。
  23. ^ a b M-150杯に臨む“森保ジャパン”メンバー発表…大学生から5人選出”. ゲキサカ (2017年11月30日). 2017年12月22日閲覧。
  24. ^ U-20日本代表、U-23タイ代表との初戦に2-1で敗れる ~M-150 CUP 2017~”. 日本サッカー協会 (2017年12月10日). 2017年12月22日閲覧。
  25. ^ 第18回アジア競技大会(8/14~9/1)のU-21日本代表メンバーに、松本泰志選手が選出!”. サンフレッチェ広島オフィシャルサイト (2018年8月3日). 2019年5月18日閲覧。
  26. ^ 森崎や青山、城福監督から吸収。松本泰志は走れる広島産ボランチ。”. Number Web - スポーツ総合雑誌ナンバー (2019年3月29日). 2019年5月18日閲覧。
  27. ^ 若手メンバーで臨むコパ・アメリカで森保一監督が掲げた目標は?ベテラン岡崎、川島らの招集にも言及”. サッカーダイジェスト. 日本スポーツ企画出版社 (2019年5月24日). 2019年5月25日閲覧。
  28. ^ コパ・アメリカの代表メンバーに久保建英、中島翔哉らを選出!A代表初招集は安部裕葵ら13名!”. サッカーダイジェスト. 日本スポーツ企画出版社 (2019年5月24日). 2019年5月25日閲覧。
  29. ^ U-21日本代表パラグアイ遠征(3/19~28)メンバー・スケジュール【スポーツ・フォー・トゥモロー(SFT)プログラム 南米・日本U-21サッカー交流】”. 日本サッカー協会 (2018年3月13日). 2018年3月18日閲覧。
  30. ^ 第46回トゥーロン国際大会2018(5/28~6/9)U-21日本代表選手変更のお知らせ”. 日本サッカー協会 (2018年5月21日). 2017年12月22日閲覧。
  31. ^ 招集メンバー/スタッフ 第18回アジア競技大会(2018/ジャカルタ・パレンバン)”. 日本サッカー協会. 2019年5月18日閲覧。
  32. ^ 招集メンバー/スタッフ ドバイカップU-23”. 日本サッカー協会. 2019年5月18日閲覧。
  33. ^ AFC U-23選手権タイ2020予選”. 日本サッカー協会. 2019年5月18日閲覧。
  34. ^ CONMEBOLコパアメリカブラジル2019(6/14~7/7)SAMURAI BLUE(日本代表)メンバー・スケジュール”. 日本サッカー協会 (2019年5月24日). 2019年6月1日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]