九天玄女

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九天玄女を祀る道観

九天玄女(きゅうてんげんにょ、または単に玄女、俗称:九天玄女娘娘)は、中国神話女神であり、道教における女仙である。

」の字は黒色を表すこともあり、玄女という名は「黒い女」の意味である。

概要[編集]

戦術兵法を司る女神で、「天書」を掌るようになった。瑤池金母の副官役として英雄たちの守護神[1]。「九重天上九天瓊台」を居所とした。道教では旧暦2月15日を九天玄女の誕生日として祝っている。

元々の玄女は、人首鳥身の姿をした女神で、黄帝に兵法を教えたと伝えられている。中国において古くは「玄素の道」で、玄女と素女の二人を指す。黄帝は、玄女と素女から房中術(性技)をさずかったとされている[2]メソポタミア神話の性愛と戦争を司る女神イナンナイシュタルなどと共通点が指摘される。

また、1047年の中国の小説『三遂平妖伝』の改作において、聖姑姑から九天玄女へ変更されたという説がある[3]

登場した作品[編集]

小説・漫画

脚注[編集]

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  1. ^ 真野隆也 『タオの神々』 新紀元社、1996、51頁
  2. ^ 池内輝雄/成瀬哲生 露伴随筆『潮待ち草』を読む 岩波書店、2002、57頁
  3. ^ 新枝奈苗「聖姑姑から九天玄女へ : 『三遂平妖伝』の改作をめぐって」、『中国中世文学研究』第26号、中国中世文学会、1994年4月30日、 48-62頁、 NAID 110003819466

関連項目[編集]

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