ありふれた職業で世界最強

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ありふれた職業で世界最強
ジャンル ファンタジー
小説
著者 白米良
イラスト たかやKi
出版社 オーバーラップ
掲載サイト 小説家になろう
レーベル オーバーラップ文庫
連載期間 2013年11月7日 -
刊行期間 2015年6月24日 -
巻数 既刊8巻(2018年4月時点)
漫画
原作・原案など 白米良(原作)
たかやKi(キャラクター原案)
作画 RoGa
出版社 オーバーラップ
掲載誌 コミックガルド
レーベル ガルドコミックス
発表期間 2016年12月22日 -
巻数 既刊2巻(2017年12月現在)
アニメ
原作 白米良
監督 神谷純
シリーズ構成 筆安一幸
キャラクターデザイン 戸部敦夫
音楽 高橋諒
アニメーション制作 WHITE FOX
製作 ありふれた製作委員会
放送局 AT-XTOKYO MXほか
放送期間 2019年 -
テンプレート - ノート
プロジェクト ライトノベル漫画アニメ
ポータル 文学漫画アニメ

ありふれた職業で世界最強(ありふれたしょくぎょうでせかいさいきょう)は、厨二好き/白米良による日本ライトノベル小説投稿サイト小説家になろう」にて2013年11月7日から連載されている。2015年からオーバーラップ文庫より刊行中。文庫版のイラストはたかやKiが担当している。2017年5月時点でシリーズ累計は50万部突破した[1]

オーバーラップのWebコミックサイト「コミックガルド」の中でコミカライズされており、本編(作画:RoGa)に加え、スピンオフ作品『ありふれた日常で世界最強』(作画:森みさき、以下「日常」)が連載されている。

あらすじ[編集]

いじめられっ子のオタクである高校生、南雲ハジメはクラスメイトと共に異世界トータスへと召喚される。次々に戦闘向けのチート能力を手に入れたクラスメイトとは裏腹に、ハジメの得た力は「錬成師」という地味な能力だった。異世界でも最弱だったハジメはクラスメイトの悪意によってオルクス大迷宮の奈落の底へと突き落とされてしまう。脱出方法が見つからず、左腕も失い絶望するハジメは「錬成師」のまま最強へと至る道を見つけ、何があっても元の世界に戻ることを決意。そして迷宮の中で封印された吸血鬼の少女、ユエと運命の出会いを果たす。

登場人物[編集]

声はドラマCD、テレビアニメ共通[2]

主要人物[編集]

南雲 ハジメ(なぐも はじめ)
- 深町寿成
年齢:17歳 / 性別:男 / 天職:錬成師
本作の主人公。自他ともに認めるオタクでクラスや幼馴染たちにも知れ渡っている。
両親の仕事を手伝っている所為で学校ではいつも居眠りをしている。学校のマドンナの香織に親身にされていることからクラスメイトのほとんどからは敵愾心を持たれている。観察眼に優れており、イシュタルの本質を見抜いたり、戦況を冷静に把握して最善の行動をとることが出来る。
クラスメイトと共に異世界トータスに召喚されるが、天職が戦闘に向かない最弱の錬成師だったため周りから「無能」の烙印を押される。オルクス大迷宮での訓練の途中で、現れたベヒモスからクラスメイトたちを守るために錬成師の能力を駆使して単独で抑えていたが、クラスメイトの檜山によって奈落の底へと突き落とされ、そこで爪熊の魔物に襲われて左手を失う。逃げ延びた先で回復効果のある神結晶と神水で生き延びるが、左腕を失ったことによる幻肢痛や尋常じゃない空腹感による苦痛を味わうという理不尽な状況に心身ともに絶望に追い込まれる。しかし、死にたくない、生きて元の世界に帰りたいという思いで人格が歪みながらも再起。
再起した直後は、生きるために魔物を仕留めてその肉を喰らい、魔物の肉の猛毒による激痛を味わうと、神水で破壊された身体を修復した。幾度も体の破壊と再生が繰り返された結果、筋肉が発達して身長も伸び、髪は白髪になった風貌になる。また、魔物を喰らうことでその魔物の魔力を取り込めるようになる。さらに迷宮内で燃焼石を発見したことがきっかけとなって、大型リボルバー式拳銃『ドンナー』の製作に成功した。
その後、左腕を奪った爪熊と再戦して勝利した後、オルクス大迷宮の探索を開始。五十階層で封印されていたユエと出会う。ユエを解放した後はともに最奥部を目指し、そこで待ち構えていたヒュドラと右目を失うほどの死闘の末倒す。そこで最奥部で解放者のオスカー・オルクスが遺したこの世界の真相を知るが、ハジメはそれを気にすることなく、元の世界へ帰る方法を探すべくユエと共に旅立つ。
元来は積極性を見せないものの温厚で優しい性格だったが、奈落に落ちた後は理不尽な状況への絶望と憎悪から精神の均衡が崩れ、一人称が「僕」から「俺」へと変化し、敵と認識した者に対してはたとえクラスメイトでも一片の容赦もなく殲滅する冷徹さと誰に対しても尊大な態度を取る傍若無人な性格となる。地球に帰るためのこと以外は無心を貫く"寂しい生き方"をしていたが、愛子に諭されてからは不器用ながら徐々に優しさを取り戻している。また、仁義を重んじており、ハウリア族との約束を守り通したり、自分の生存を知らせるべく香織を助けに行ったりしている。"特別"な存在のユエや自分に好意を抱くシアたちのことは大切にしており、彼女たちに危害を加えようとする者には容赦なく制裁もしくは威圧で黙らせる。不本意に義理の娘になったミュウには非常に過保護になり、ユエたちから「親バカ」と言われるほど。
錬成師は戦闘能力は無いが、武器や装備品を作れる。最初は鍛冶職らしく鉱物の加工程度しかできなかったが、訓練を重ねた結果、地面を錬成して落とし穴や出っ張りを作り出すことができるようになった。上記のように奈落の中で魔物の肉を喰らったことで魔物の固有能力を取得できるようになる。特に、魔力を直接操作する『魔力操作』によって、詠唱や魔法陣を描くことなく魔法を扱えるようになった(通常は魔物限定の能力)。『魔力操作』・『鉱物鑑定』等を覚えてからは、モンスターの固有能力を纏わせたオリジナル兵器を生み出せるようになり、以降、錬成の力で製造した兵器での戦闘がメインとなる。オルクス大迷宮攻略後は攻略者の証である神代魔法の一つ『生成魔法』を手に入れ、アーティファクト級の魔導具や破壊兵器を作り出せるようになった。
当初のステータスは一般人と変わらない程度だったが、魔物の肉を喰らったことで異常なほどステータスが向上し、オルクス大迷宮から脱出した時はすべてのステータスが一万を超え、レベルが表示されないほどの強さになっていた。
ユエ
声 - 桑原由気
年齢:323歳 / 性別:女 / 天職:神子
本作のメインヒロイン。三百年前に滅んだ吸血鬼族の生き残りで、当時の吸血鬼族の王女。
オルクス大迷宮の五十階層に封印されていたが、ハジメによって解放される。「ユエ」という名前はハジメに封印から助け出された時に名付けられた。クールな性格で、口数も少ないが、年上の貫禄もあって、ハジメを誘惑する大胆な面もある。
12歳の頃に先祖返りが起きて、『魔力操作』と『自動再生』の固有魔法に目覚め、その影響で少女のまま成長が止まっている。力に目覚めて数年で当時最強の一角となり、17歳で吸血鬼族の王位に就く。しかし、欲に目が眩んだ叔父が、ユエを化け物として周囲に浸透させ、大義名分のもと殺そうとしたが『自動再生』により殺しきれず、やむを得ず封印した。そして三百年後、封印部屋を訪れたハジメによって解放され、共に迷宮を探索し、過去を語り合いながら心を通わせ、相思相愛の仲になっていく。そして迷宮攻略後、共にハジメの故郷の地球に行く為に旅立つ。
『自動再生』は首を切り落とされても勝手に再生するほどの回復力を持っており、老化もしないので少女のままの外見を保っている。一瞬で灰にでもされない限りほぼ不死身の肉体ではあるが、『自動再生』は魔力の残量に由来するので魔力が枯渇した状態で受けた攻撃の傷は治らない。魔法に関しては膨大な魔力と全属性の魔法適性を持ち、『魔力操作』によって無詠唱で魔法を発動可能だが、魔法名だけは癖で呟いてしまう。『複合魔法』の技能で魔法をかけ合わせる事もできる。
シア・ハウリア
声 - 高橋未奈美
年齢:16歳 / 性別:女 / 天職:占術師
本作のヒロインの一人。亜人・兎人族の一部族であるハウリアの族長の一人娘。容姿もスタイルも抜群で、良くも悪くも周りから注目されるほど。
本来亜人が持つはずがない魔力を持って生まれ、他の亜人族に知られると処刑されるため一族によって隠されていたが、それがバレて一族を連れてフェアベルゲンから離れたところを帝国軍に見つかり、追われて峡谷に身を潜めていた所をハジメに救われた。
元気いっぱいで明るい性格だが調子に乗りやすく図々しいところがあり、当初はハジメとユエから「残念ウサギ」と呼ばれていた。一族を助けてもらうためにハジメに気に入られようと近づいたが、一族の窮地を救われたことで、恩義以上の好意を抱くようになり、ハジメたちの旅に同行する。当初はハジメから手酷い扱いを受けていたが、それでも何度も立ち上がって一途にハジメを想う姿から、次第にハジメから大切な存在と認識されるようになる。ハジメにウサミミをモフモフされることを喜んでいる。また、ライセン大迷宮を攻略したことでユエに認められ、妹分として大切な存在に扱われている。一方で、ハジメ以外の男性には基本的に興味を示さず、冷たい視線を向けるか無視している。
生まれた時から魔力の直接操作と『未来視』の固有魔法を持っており、その影響でハウリア族の特徴である濃紺の髪が、青みがかった白髪になっている。戦闘においては属性魔法の適性は無かったものの、ユエに稽古を付けられたことで、身体強化魔法による卓越した身のこなしとパワーファイトができるようになった。『未来視』は仮定の未来を見るもので、派生技能の『天啓視』で咄嗟に数秒先の未来が分かる事もある。またハジメから大槌型アーティファクト『ドリュッケン』を与えられ、これと身体強化と『未来視』を自在に扱う事で、近接戦では無類の強さを誇るようになった。
「日常」では本来の姿はボディビルダーのような筋肉質の体だが、「見た目が女らしくない」という理由で普段は筋肉が目立たないように気を使っている。
ティオ・クラルス
年齢:563歳 / 性別:女 / 天職:守護者
本作のヒロインの一人。竜人族の姫君。黒の着物を纏った黒髪金眼の巨乳の美女。
異世界からの来訪者を調べるために竜人族の隠れ里から出てきたが、眠っていたところを清水に操られ、竜化して冒険者を襲っていた所をハジメの手で正気に戻される。スタイルも良く容姿端麗で聡明な性格であったが、ハジメとの戦いでパイルバンカーを竜化状態の自身の尻に突っ込まれたせいで、ドMに目覚めてしまう。その後、責任を取ってもらう名目で強引にハジメの旅に同行する。
目覚めて以降は、ハジメのことを「ご主人様」と呼び、ことあるごとにハジメから手酷い暴言や制裁を受けては恍惚な表情で喜びに浸っている。一方で、元来の聡明さと思慮深さ、そして情の厚さによって戦いで仲間たちを守っており、ハジメからも大切な存在と認識されている。
普段は人間の身体だが『竜化』することで巨大な竜になり、肉体のステータスが大幅に上がる。人間形態でも『竜化』の派生技能『咆哮』による強力なブレスや火・風・雷の属性魔法を操れる。
「日常」によれば、ハジメたちと出会う前は1日の2/3ほどを寝て過ごすニート状態だったらしい。
白崎 香織(しらさき かおり)
年齢:17歳 / 性別:女 / 天職:治癒師
声 - 大西沙織
本作のヒロインの一人。ハジメのクラスメイトの少女。
クラスの男子に人気のマドンナ的存在。中学の頃、ハジメが不良から赤の他人であるお婆ちゃんとその孫を無様ながら身を挺して庇っているのを目撃したのをきっかけで興味と淡い恋心を抱き、クラスで唯一積極的に構っている。雫、光輝、龍太郎とは幼い頃からの幼馴染。雫とは親友で、よくハジメのことで相談してもらっている。光輝から好意を向けられているが、幼馴染として大切に思っているも恋愛感情は持っていない。
オルクス大迷宮に入る前日にハジメの部屋を訪れて彼を守ることを約束した。ハジメが奈落に落ちた時は酷く悲しんでいたが、彼の生存を信じてオルクス大迷宮で訓練に励みながら彼を探そうとしていた。そして、ハジメと再会し変わり果てた彼を見て困惑するが、本質的な優しさは変わっていないことに気付き、ハジメの傍らにいたい思いから彼に告白し、そのまま強引に彼に付いて行く。告白して以降は、以前よりも積極的なアプローチをしており暴走が激しくなっている。シアたちとはすぐに仲良くなるが、ユエとは互いに対抗心を抱いており、よくからかわれたりして喧嘩している。
メルジーネ海底遺跡でハジメたちとの実力差を思い知り、足手纏いではないかと思い悩むが、亡霊に憑りつかれた時にハジメから大切な存在とされていると知って立ち直った。亡霊が成仏した後、彼にファーストキスをしている。
王都侵攻では、拘束されている光輝たちのもとに駆けつけるが、恵里の協力者だった檜山に心臓を刺されて死亡してしまうが、ティオの神代魔法により魂魄を保護される。肉体も再生魔法で修復されるが、「人の身を捨ててでもハジメの隣に立ちたい」思いから元の肉体を封印し、ノイントの亡骸に魂魄を定着させた。また、これによって使徒の力を扱えるようになった。
「日常」ではネタキャラ扱いで、「ハジメがホルアドの宿屋に預けていた制服を勝手に持ち出し、時折"元気チャージ"と称して制服の匂いを嗅ぐ」「ハジメの部屋の中の"ムフフな本"の隠し場所を把握しているなど、ストーカー行為を行っていたことを公言している」など、いろいろ問題のある人物設定となっている。
八重樫 雫(やえがし しずく)
年齢:17歳 / 性別:女 / 天職:剣士
ハジメのクラスメイトの少女で香織の親友。
実家は剣術道場(実際の修行内容は忍術に近いが、雫には隠されている)で、剣術の腕は全国でもトップクラスの実力を持つ。長い髪をポニーテールにし、172cmの高身長で身体は引き締まっており、凛とした雰囲気から多くのファン(主に女性)を持つ。中には崇拝が熱烈過ぎて「お姉様」と呼んで過激な行動を起こす"義妹(ソウルシスター)"がいる。世話焼きの性格でクラスメイトたちから頼られているが、実際は女の子として扱ってほしいと思っており、可愛い物が好きなど乙女チックな性格。
光輝たち幼馴染の中では一番の常識人で、彼らを支えている苦労人。香織や光輝に迷惑を掛けられているハジメを気遣っており、いつも後でこっそり彼に謝りに来ている。ハジメも彼女の苦労を知っており、ハジメとは比較的親しい間柄になっている。香織がハジメに恋している理由も知っており、それを応援していた。香織に付き添ってハジメの趣味を調べる過程である程度のオタク知識を持っており、その知識を使ってハジメを言葉責めで苦しめるなど、ユエたちから「ラスボス」と称されている。
戦いでは光輝と龍太郎とともに前線を担っており、戦況を見ないで行動する光輝とは違い、冷静に戦況を把握して指示を出して行動しているため、光輝よりも勇者らしいと評価されている。武器が刀ではないため、本来の力を発揮できていない。
カトレアとの戦い後、ハジメに香織のことを託し、邪険にするようなら恥ずかしい異名を広めると脅した。また、戦いで武器が破損したため、ハジメから今までのお礼代わりにと彼が作った黒刀を譲り受ける。ちなみに、ハジメからは「ただ硬くてよく切れるだけ」と言われたが、実際は国宝級に匹敵する物で、ウォルペンらの尽力で魔法陣を取り付けた。
王都侵攻後、自分の弱さを痛感し、強くなるために光輝たちとともにハジメの旅に同行する。ハジメが頼れる存在と認識して以降は彼に気を許しており、ハジメにからかわれることが多くなったり、素の自分を時折見せている。その仲の良さにユエたちからは警戒され、ガハルドからは惚れるなよと釘を刺されている。
畑山 愛子(はたやま あいこ)
年齢:25歳 / 性別:女 / 天職:作農師
ハジメたちの学校の社会科教師。
小柄で十代前半くらいにしか見えないほどの童顔で、生徒たちからは「愛ちゃん」の愛称で慕われているが、本人としては威厳ある教師を目指している模様。
異世界に召喚された後も生徒たちのことを第一に考え、生徒たちを危険な目に遭わせようとしている教会の神官たちに猛抗議している。戦闘には向かないが世界の食糧事情を一変させる程の能力だったため、各農村地や未開拓地を回って農地改善及び開拓の任務に当たっている。後に"豊穣の女神"と呼ばれ、人々から深く崇拝されるようになる。
ハジメが奈落に落ちたと聞いて酷くショックを受けていたが、ウルの町で偶然にもハジメと再会する。生存こそ喜んだものの変わり果てた彼を見て困惑するが、それでも彼を生徒として扱っている。任務を優先してウルの町を見放そうとするハジメに"ハジメの先生としての本気の説教"をし、それまで無心を貫こうとして"寂しい生き方"をしていたハジメの心を動かすきっかけとなった。
その後、魔人族に寝返った清水を説得しようとしたが、隙を突かれて毒針で人質にされてしまう。シアによって自分を狙った魔人族の攻撃から守られるが、その拍子に毒針が掠って死にそうになるが、ハジメから口移しで神水を飲んで一命取り留める。ハジメに瀕死の清水を助けてもらおうと頼むが、叶わずとどめを刺されたことでハジメに不信感を抱くが、その真意を見抜いて彼の不器用な優しさに安堵する。しかし、すぐに口移しと去り際の言葉を思い出して慌てふためき、先生と生徒の立場に想い悩むようになる。
王都へ帰還後、ハジメを異端者認定しようとする教会や王に抗議したが強行されてしまい、ハジメに教えられた世界の真実を生徒たちに明かそうとした矢先、ノイントに誘拐されて神山に監禁されるが、ハジメに助けられる。その後の神山での戦いで自身の能力でティオを援護した結果、誤って総本山ごと吹き飛ばしてしまい、間接的とはいえイシュタルら教会関係者を殺してしまった事実に押し潰されてしまいそうになるが、ハジメの言葉で罪を背負う事を誓う。この頃から、ハジメに明確な好意を抱くようになる。
ミュウ
年齢:4歳 / 性別:女
海上の町エリセンに住む海人族の少女。
エメラルドグリーンの長い髪と扇状のヒレの形をした耳が特徴で、整った可愛らしい顔立ちをしている。「~なの」という喋り方をする。
人攫いの組織に誘拐され、フューレンの町で監禁されていたが、隙を見て逃げたところをハジメたちに保護される。その後、再び捕まって裏オークションに出された所をハジメに救われる。ギルドの依頼を受けたハジメたちに同行してもらってエリセンへ向かい、無事に母のレミアと再会する。
当初、ハジメのことは「お兄ちゃん」と呼んでいたが、そう呼ばれることにむず痒く感じたハジメから別の呼び方を提案。すると、父親がいなかったという理由でハジメを「パパ」と呼び、ハジメは何とかして撤回させようとしたが頑なに譲らず、結局「パパ」に決定した。以後、ハジメのことを父親として懐いている。
本編では伏せられていたが、誘拐され狭い馬車に押し込まれた中で一緒に移動していた子供たちが次々と亡くなっていく様子を目の当たりにし(ある種の奴隷船状態)、精神的にショックを受けていたことが「日常」で描かれている。

地球組[編集]

天之河 光輝(あまのがわ こうき)
年齢:17歳 / 性別:男 / 天職:勇者
ハジメのクラスメイト。容姿端麗、成績優秀、スポーツ万能の完璧超人。地球では雫の剣術道場に在籍しており、腕前は全国クラス。
正義感と善意に溢れており、ルックスとカリスマ性も相まってクラスメイトたちから信頼され、月に二回以上告白されるほど女子からモテている。だが、その完璧っぷりのせいで自分が常に正しいと信じて疑わず、それゆえに精神的には子供っぽく自分本位に行動することが多く、周りが諫めても真剣に耳を傾けることがない。正義感が強いゆえに思い込みが激しく、人の善意を無条件で信じてはいいように利用されたり、不都合な事態に直面するとご都合解釈する悪癖がある。
幼馴染の香織、雫、龍太郎のことは大切に思っており、特に香織に好意を抱いており、ずっと自分の傍にいると思い込んでいる。基本的に誰にでも優しいのだが、香織に構ってもらっているハジメにだけは嫌悪感を抱いており、事あるごとに彼に突っ掛かる。香織や雫がフォローしてもすぐに彼に非があるかのように反論し、それに悪気も下心も無いため香織を困惑させ雫に呆れられている。しかも、香織がハジメに好意を抱いていることに気付いておらず、構ってあげているのも「オタクで独りぼっちのハジメが可哀想だから」と思っていた。
トータスに召喚された後は、勇者として世界を救う決心をし、地球組の中で一番優秀なステータスから国家からも期待の的となっているが、その疑わない正義感とカリスマ性をイシュタルたちに都合よく利用されている。訓練でもみんなを引っ張っていたが、正義感が先行して臨機応変に対応出来ておらず、度々メルドや雫に注意されている。また、奈落に落ちたハジメの生存を信じている香織に対し、悪気無く死んだと決めつけていたため彼女を悲しませていた。
カトレアとの戦いでは、メルドを人質に取られたことで一度魔物に敗北するが、“限界突破”でカトレアに重傷を負わせることに成功する。しかし、直前で人を殺すことに躊躇してとどめをさせなかったため返り討ちに遭う。駆け付けたハジメたちに助けられるが、ハジメの強力な魔物たちを一蹴する実力とカトレアを躊躇わず殺せたことに嫉妬し、筋違いな非難をしたためハジメたちに呆れられ、メルドに宥められる。
生還後、香織がハジメに付いて行こうとしたことに愕然し、香織のハジメへの好意を知ると認めれずご都合解釈が暴走してハジメと決闘をしようとしたが、まともに相手にされないまま一蹴される。香織が去ったことに打ちひしがれるが、雫に「自分の正しさを疑いなさい」と忠告される。
王都侵攻では、傀儡兵たちに拘束され、恵里に強引に口付けされた時に毒薬を飲まされる。傀儡兵にされたメルドと戦うも、毒薬と一瞬の躊躇によって致命傷を受けるがハジメの神水によって一命を取り留める。
王都侵攻後、自分たちの弱さを痛感し、神代魔法を手に入れるべくハジメの旅に同行する。
坂上 龍太郎(さかがみ りゅうたろう)
年齢:17歳 / 性別:男 / 天職:拳士
光輝の親友で相棒。スポーツマンタイプで、かなりの脳筋。地球では空手部に所属している。
熱血漢ゆえに学校に来ても寝てばかりのやる気がなさそうなハジメのことを快く思っていないが、訓練施設でハジメをいじめる檜山たちを見た時は不快感を見せている。光輝と同じく、香織がハジメに好意を抱いていることにも気付いていなかった。某軍曹のことをリスペクトしており、ハウリア族に某軍曹式の訓練を施したハジメに親近感が湧く。
王都侵攻後、強くなるためにハジメの旅に同行する。
谷口 鈴(たにぐち すず)
年齢:17歳 / 性別:女 / 天職:結界師
小柄でクラスのムードメーカーの少女。
美女や美少女が好きで、心の中に小さなおっさんを飼っていると言われる。恵里とは親友で、よく行動を共にしている。
戦闘ではバリアを張って敵の攻撃を防ぐことでパーティーのサポートを務める。
王都侵攻で恵里の裏切りに酷くショックを受けるが、もう一度恵里と話し合いたいという思いから、ハジメの旅についていくことを決める。
中村 恵里(なかむら えり)
年齢:17歳 / 性別:女 / 天職:降霊術師
眼鏡をかけたナチュラルボブの黒髪少女。温和で大人しく、地球では図書委員を務めていた。暴走しがちな親友の鈴の抑え役。
その本性は、光輝に異常なほどの好意と執着心を抱く利己的かつ残忍な性格。地球の時から光輝を手に入れることを目論んでおり、光輝に近づくべく鈴の親友になった。また、ひそかにハジメを唆して香織とくっつけさせようとも考えていた。普段の一人称は「私」だが、本性を現してからは「僕」になっている。
天職の降霊術は死亡対象の残留思念に作用して死体を操る魔法で、あまり上手く使えないと語っていたが、実際は完璧に扱えるほか、生前の記憶や思考パターンを付加してある程度の受け答えができる“縛魂”を編み出した。
トータス召喚後、檜山がハジメに魔法の火球を放ったのを目撃し、その日の夜に接触して脅迫し、檜山に香織を与えることを条件に彼を言いなりにさせた。その後、ハジメの生存が分かった後は、魔人族と密かに手を結び、王都の侵攻に協力した。さらにノイントの手助けもあり、密かに殺されたメルドら騎士団五百人を“縛魂”で傀儡兵に変えた。
王都侵攻では、光輝たちを言葉巧みに誘導して罠にはめて傀儡兵たちに拘束させ、“縛魂”を披露するために近藤を殺害し、檜山に殺された香織に降霊術を施そうとしたが、駆け付けたハジメによって失敗。檜山とメルドら傀儡兵三百人が一瞬で葬られたの見て敵わないと悟り、フリードと残った二百人の傀儡兵とともに離脱する。
遠藤 浩介(えんどう こうすけ)
年齢:17歳 / 性別:男 / 天職:暗殺者
永山パーティーの一人。
非常に影が薄い少年で、家族やクラスメイトはおろか魔物や自動ドアですら気付かれないほど。
オルクス大迷宮で魔人族から襲われた際、持ち前のステルス性能を活かして迷宮から脱出し、偶然ホルアドのギルドに訪れていたハジメに助けを求めた。
後に最終決戦において、ラナ・ハウリアより「コウスケ・E・アビスゲート」の二つ名を与えられ、二つ名と同じ「深淵卿(アビスゲート卿)」というスキルを獲得した。外伝では主人公に抜擢されることも多く、陰の薄さを隠密行動の形で活かしつつ活躍する。ただ「深淵卿」のスキル発動中は言動が強制的に中二病のそれになるという問題があり、周囲の人物の一部からは「痛々しい言動をなんとかしたい」と思われていたりもする。
檜山 大介(ひやま だいすけ)
年齢:17歳 / 性別:男 / 天職:軽戦士
不良グループ(ハジメ命名「小悪党組」)のリーダー格。
香織に好意を抱いているため、彼女に構ってもらっているハジメを疎ましく思っており、地球の頃からハジメに絡んでいた。オルクス大迷宮へ行く前日の夜に香織がハジメの部屋に入ったのを目撃してさらに憎悪を抱く。
オルクス大迷宮で自身の勝手な行動でベヒモスが現れてしまう。囮になっていたハジメを助けるべくクラスメイトたちがベヒモスに一斉に魔法を放っている最中、どさくさに紛れてハジメに魔法の火球を放って奈落に落ちる原因を作る。しかし、その日の夜にそれを目撃していた恵里に脅迫され、口止めと香織を手に入れるのを条件に言いなりになることを約束される。
カトレアとの戦いでハジメが生きていたことに愕然とし、ハジメに付いて行こうとする香織を必死に止めようとしたが、火球を放ったことをハジメにバレていることを知り、暗に脅されてやむなく諦める。その後、香織を奪われたことに激しく憤り、香織を手に入れるためにそのまま恵里に協力し、密かに騎士たちを殺して傀儡兵にしていた。
王都侵攻では、恵里と共謀して傀儡兵たちに拘束されているふりをし、駆け付けた香織を隙を突いて背後から心臓を刺して殺害し、恵里の降霊術で香織を自分の傀儡人形にしようとしたが、ぶち切れたハジメに完膚なきまで叩きのめされ、最期は侵攻してきた魔物の群れの中に投げ飛ばされて、全身を貪り食われて死亡した。
中野 信治(なかの しんじ)
年齢:17歳 / 性別:男 / 天職:水術師
小悪党組の一人。
王都侵攻後は、檜山の裏切りと近藤の死亡によって部屋に引きこもるようになる。
斎藤 良樹(さいとう よしき)
年齢:17歳 / 性別:男 / 天職:風術師
小悪党組の一人。
王都侵攻後は、檜山の裏切りと近藤の死亡によって部屋に引きこもるようになる。
近藤 礼一(こんどう れいいち)
年齢:17歳 / 性別:男 / 天職:槍術師
小悪党組の一人。粗暴で身勝手な言動が多い。
王都侵攻で、たまたま恵里の近くにいたことで、剣で心臓を刺されて死亡し、恵里に“縛魂”で操られる。ハジメに襲い掛かるも、頭をショットガンで吹き飛ばされた。
永山 重吾(ながやま じゅうご)
年齢:17歳 / 性別:男 / 天職:重格闘家
光輝とは別の前線組のパーティーリーダー。190cmを超える巨漢で、地球では柔道部主将。
寡黙な常識人だが、おっさん顔のため老けて見られる。
王都侵攻後は、王都を守るために光輝たち以外のクラスメイトたちとともに留まった。
野村 健太郎(のむら けんたろう)
年齢:17歳 / 性別:男 / 天職:土術師
永山パーティーの一人。永山や遠藤とは親友。
同じパーティーの辻に恋心を抱いている。
辻 綾子(つじ あやこ)
年齢:17歳 / 性別:女 / 天職:治癒師
永山パーティーの一人。
香織と同じ治癒師。治癒の腕を香織と比べて、少しコンプレックスがある。
吉野 真央(よしの まお)
年齢:17歳 / 性別:女 / 天職:付与術士
永山パーティーの一人。
パーティーにおける縁の下の力持ち。
園部 優花(そのべ ゆうか)
愛子にアプローチしてくる騎士たちから愛子を守るために居残り組で結成した愛ちゃん護衛隊のリーダー格。
少し勝ち気な性格で、栗毛に切れ目が特徴。実家は洋食屋を営んでいる。WEB版と書籍版では設定が変更されている。
WEB版ではウルの町で出会うまでハジメと絡みは無かったが、書籍版ではベヒモスと遭遇した際、魔物に襲われそうになったところをハジメに助けられている。その為、ハジメが奈落に落ちたことによる精神的なダメージが居残り組の中でも一際大きく、一時無気力状態になってたが、雫の侍従であるニアの語りに影響され、ハジメの犠牲を無駄にしないために、そして自分を変えたいという思いから愛子の旅に護衛として参加する。その後ウルの町でハジメと再会し、清水率いる魔物軍団との決戦の前に、ハジメにかつて迷宮内で救ってくれたことへの感謝の言葉を述べた。
戦闘時は二本で一式の投擲用ナイフに魔法で炎を纏わせて戦う。
相川 昇(あいかわ のぼる)
愛ちゃん護衛隊の一人。
仁村 明人(にむら あきと)
愛ちゃん護衛隊の一人。
玉井 淳史(たまい あつし)
年齢:17歳 / 性別:男 / 天職:曲刀師
愛ちゃん護衛隊の一人。自分たちの無力さに自虐的になっている。
ひょんなことからニアに八つ当たりのような態度を取ってしまうが、ニアの本心と優花の決意表明に感化され、愛ちゃん護衛隊に参加することに。
戦闘では二本の曲刀を操る。
菅原 妙子(すがわら たえこ)
愛ちゃん護衛隊の一人。
宮崎 奈々(みやざき なな)
愛ちゃん護衛隊の一人。
清水 幸利(しみず ゆきとし)
年齢:17歳 / 性別:男 / 天職:闇術師
大人しく控えめの性格の少年。
ハジメと同じオタクなのだが、ハジメの現状を見てみんなに隠している。日頃から最低限の受け答えしかせず親しい友達もいない。中学の頃はいじめにあって引きこもりになってゲームや漫画などに没頭し、両親には心配され兄弟からは煩わしく思われていたため、家族内での居場所がほとんどなかった。そのため、内心では他者を扱き下ろす陰湿な性格になっていた。
当初は異世界に来たことに喜び、主人公のように活躍することを夢見ていたが、光輝の存在とハジメが奈落に落ちたことで挫折し、部屋に引きこもる様になる。その後、洗脳の闇術に魅入られて夜な夜な王都外に出て魔物に洗脳の実験をし、より強い魔物を洗脳すべく愛ちゃん護衛隊に加わってウルの町に到着すると抜け出して北の山脈へ向かった。そこで魔人族のレイスと出会い自分の特別さを示す為に寝返り、眠っていたティオを洗脳で操り、愛子を殺すために魔物の大軍を率いてウルの町を攻めるが、ハジメたちの手で殲滅されて拘束される。愛子の説得を受けるが隙を突いて彼女を人質にとるも、レイスに見限られて愛子を狙った攻撃を受けて瀕死となり、最期はハジメにとどめを刺されて死亡した。地球組、最初の死亡者。

ハイリヒ王国[編集]

王族[編集]

エリヒド・S・B・ハイリヒ
ハイリヒ王国国王。
召喚された地球組を手厚く迎え、彼らの意思をなるべく尊重していた。だが、のちにノイントに魅了されてエヒト信仰に傾倒するようになり、愛子の訴えを無視してハジメへの異端者認定を強行したり、それに抗議したリリアーナに対して敵を見るような目線を向けるなどの変心を見せた。王都侵攻で傀儡兵に殺される。
ルルアリア・S・B・ハイリヒ
ハイリヒ王国王妃。
王都侵攻では生き残り、王都復興の陣頭指揮を執っている。
リリアーナ・S・B・ハイリヒ
年齢:14歳 / 性別:女
ハイリヒ王国王女。金髪碧眼の美少女。
王女であるが堅苦しさは感じさせず、明るく気さくな性格なので国民や地球組にも慕われている。香織や雫とは親友の間柄。愛称はリリィ。
物語中盤で王宮内の不穏な空気を感じ取り、王たちの変心と愛子が攫われる現場を目撃したことでアンカジ公国に助力を求めるべく単身旅に出る。ユンケル商会の隊商に便乗中、賊に襲われていたところをハジメ一行に救われる。だが、ハジメからは自分のことをすっかり忘れられており、その後もハジメからぞんざいな扱いを受けては「私、王女なのに……」と嘆いていた。
王都侵攻後、王国を再建するためにヘルシャー帝国に赴き、援助を得るために身を犠牲にして皇太子のバイアスと婚約パーティーを執り行うことになる。しかし、パーティーの直前にバイアスに犯されそうになるが、ハジメの金属の蜘蛛によって事なきを得る。その際、助けを求めて応えてくれたハジメに好意を抱き、パーティーでは帝国への意趣返しに漆黒のドレスを身に纏い、ハジメとダンスを踊って助けてくれたことに感謝した。
ランデル・S・B・ハイリヒ
年齢:10歳 / 性別:男
ハイリヒ王国王子。金髪碧眼の美少年。
地球組と初めて対面した際、その中にいた香織に一目ぼれして好意を抱き、彼女に必死にアプローチをしていた。香織の想い人であるハジメを敵視していたが、香織本人からは男扱いされていないことを知り、失恋した。

騎士団[編集]

メルド・ロギンス
ハイリヒ王国騎士団団長。地球組の教育係。豪放磊落な性格で、地球組の面々とすぐに打ち解けた。
実戦経験も豊富で、純粋な剣技だけなら光輝や雫にも勝るほどの実力を持つ。オルクス大迷宮では、騎士団員たちとともに地球組の訓練を兼ねた迷宮攻略を目指していた。地球組と接するうちに情を抱き、彼らに人を殺させることを躊躇っていた。「無能」扱いだったハジメが錬成師の能力を駆使した戦い方に関心を抱き、彼が奈落に落ちてしまったことを悔いていた。
カトレアとの戦いで致命傷を負い人質にされ、自爆用の魔道具“最後の忠誠”で道連れにしようとしたが、カトレアの魔物に魔力を奪われ失敗する。カトレアの死亡後、生きていたハジメから神水を与えられて一命を取り留め、助けれなかったハジメと人を殺す訓練をさせなかった光輝たちに土下座して謝罪した。
その後、王都侵攻前にノイントに殺されてしまい、恵里によって傀儡兵にされてしまう。王都侵攻で、光輝の前に立ちふさがって彼に致命傷を与えるが、ハジメのメツェライを受けて遺体は肉塊となってしまった。
ハジメからは短かい付き合いだったがその人柄を評価され、「死んだのが一番惜しい」と思われていた。
ホセ・ランカイド
ハイリヒ王国騎士団副団長。
王都侵攻前にメルドと同じく殺されて傀儡兵にされる。
アラン・ソミス
騎士団の一員。オルクス大迷宮で魔人族のカトレアが放った魔物と戦ったが敗れて死亡した。
クゼリー・レイル
リリアーナの付きの女性騎士で元近衛騎士。
王都侵攻後、メルドの後釜として新騎士団団長に就任する。
ニート・コモルド
騎士団の三番隊隊長。
王都侵攻後、ホセの後釜として新騎士団副団長に就任する。

王都[編集]

バルス・ラプタ
冒険者ギルドのギルドマスター。筋肉質で覇気を纏った老人。
アベル
金ランク冒険者。二つ名は『閃刃』。金髪のイケメンだがキザな性格で4人の美女を侍らせている。
ギルド本部でハジメに難癖をつけていたところ、その場に居合わせたマリアベルを化け物呼ばわりしてお仕置きを受けてしまい、さらにハジメへの暴言に怒ったユエによって股間を潰された。
ウォルペン・スターク
ハイリヒ王国直属の筆頭錬成師。
雫がメンテナンスに出した黒刀に驚愕し、本来の仕事をほっぽりだして他の錬成師たち総出で三日三晩掛けて魔法陣を取り付けることに成功した。
大結界のアーティファクトを修復出来るというハジメに胡乱な眼差しを向けていたが、実際にやってのけたことでハジメに驚嘆し、しかも黒刀の製作者であることを知ると、他の錬成師たちとともに弟子入りを懇願するようになる。
ニア
ハイリヒ王国に仕える侍女。
雫に付く事になり、互いに信頼し合うようになる。居残り組の雫たちを特別視する声に反論して、彼女もまた一人の女の子である事を諭す。
王都侵攻では、すでに殺されて傀儡兵にされており、油断していた雫を背後から短剣で刺して負傷させて取り押さえるが、リリアーナの魔法で吹き飛ばされたうえ、そのまま光の縄で拘束される。
ヘリーナ
リリアーナの侍女。

ブルックの町[編集]

キャサリン
冒険者ギルド・ブルック支部の受付嬢を務める恰幅の良い中年女性。自身が手掛けたガイドブックのような詳細な地図を冒険者に無料配布している。
かつては王都のギルド本部でギルドマスターの秘書長で、ギルド運営の教育係も務めており、現在の各町の支部長の半数以上は彼女の教え子である。そのため、支部長たちは頭が上がらず、手紙一つで動かすことが出来るほどの影響力を持つ。
ソーナ・マサカ
『マサカの宿』の看板娘。15歳ぐらいの元気な少女。
宿泊に訪れたハジメたちの関係に興味津々で、彼等の情事を覗き見ようと凄まじいまでの行動力と執念を見せるが、ハジメに返り討ちに遭い、女将さんである母親から制裁を受けている。
クリスタベル
キャサリンお墨付きの冒険者向け服屋の店主。身長が二メートル強のオネエ系大男。
強烈に濃い容姿をしている為、ユエが「人間?」と呟いたところ、ユエが涙目になり、シアが粗相をするほどの猛烈な怒りを見せた。普段は温厚なオネエで、服屋としての見立ての腕は高い。ハジメとユエに性別を変えられた男たちが次々と彼に雇われれ、立派な漢女店員として更生されている。元金ランクの冒険者で、異次元の強さを持つ。
マリアベル
ユエに力づくで言い寄り、股間を潰された元男。
クリスタベルに拾われ、二号店の店長を任されるほど大成する。王都のギルド本部でハジメたちと再会し、金ランク冒険者のアベルをサバ折りにするほどの実力を見せた。

湖畔の町ウル[編集]

フォス・セルオ
ウルの町にある宿『水妖精の宿』のオーナー。白髪交じりの髪をオールバックにした、穏やかな印象の男性。
様々な客を見てきた経験から、悩み事を抱えている者に的確なアドバイスを送れる。ハジメの事で乱心しかけていた愛子の気を落ち着かせ、彼女の中で答えを導き出させた。

宿場町ホルアド[編集]

ロア・バワビス
冒険者ギルド・ホルアド支部の支部長。60歳くらいの左目に傷の入った男性。

海上の町エリセン[編集]

レミア
年齢:24歳 / 性別:女
ミュウの母親である海人族の女性。おっとり系の美人で、五年前に夫を亡くした未亡人。
ミュウを攫った男たちに深手を負わされ、歩くことも泳ぐことも出来ない体になっていたが、香織の治療で元の健康な体に戻った。ミュウを助けてくれたハジメのことを感謝しており、ミュウが彼を父親のように懐いているため、しれっと妻として振舞っており、ハジメを「旦那様」「あなた」と呼んでいる。当然、ユエたちから嫉妬と怒りの眼差しを受けるが、気にも留めずに受け流している。
サルゼ
エリセンのハイリヒ王国駐在部隊の隊長。職務に忠実な性格。
潜水艇のアーティファクトでエリセンに現れたハジメたちを警戒し、高圧的な態度でハジメたちを尋問していた。その際運悪く何度も海に落とされて激高したが、ハジメたちの正体と訪れた訳を知ると一転して敬意を払った態度となり、後で詳しい話を聞くことを約束した。

その他[編集]

モットー・ユンケル
ユンケル商会の商人。
フューレンへ向かう隊商の護衛を依頼した時にハジメたちと対面し、彼のアーティファクトとシアに商品価値を見出して何度も交渉をしたが、思わず脅迫めいた忠告をしたことで殺されそうになったため諦めた。欲を出し過ぎたことを反省するが、その後も普通にハジメと会話し自身の商会を勧めるなど、かなり胆が据わっており、ハジメからは生粋の商人と称された。
アンカジ公国へ稼ぎに向かおうとした際、身分を隠していたリリアーナから同乗をお願いされ、彼女の正体を見抜きつつも危急の事態と把握して"信頼"を対価に無償で同乗させた。途中で賊に襲われるが偶然居合わせたハジメたちに救われる。

ヘルシャー帝国[編集]

ガハルド・D・ヘルシャー
ヘルシャー帝国皇帝。
短く切り上げた銀髪に鋭い碧眼、スマートだが極限に鍛えられ肉体を持つ偉丈夫。皇帝らしくない豪放磊落な性格だが、実力至上主義の帝国に違わぬ相当の実力を持つ。強い者に強欲で、たとえ兎人族でも手元に置きたいほど。
ベヒモスを倒した“神の使徒”たちに興味を抱き、帝国の使者の護衛の一人に変装してハイリヒ王国に訪れ、光輝と腕試しして彼を圧倒する。この腕試しで光輝の精神的な未熟さを見抜き、「自分の理想で周りを殺すタイプ」「なまじ実力とカリスマがあるからタチが悪い」と酷評し興味を失せた。一方で、早朝訓練をしていた雫を一目見て気に入り、愛人にしようとアプローチをかけている。
帝国に訪れたハジメと初めて対面した時、彼の規格外な強さを見抜き興味を示す。一方で、雫と仲が良さそうな様子を見て、手を出すなよと釘を刺す。婚約パーティーで襲撃して来たハウリア族から最後まで戦っていたが、毒によって身体の自由を奪われたことで敗北する。カムから降伏を要求されて頑なに拒むが、バイアスや側近たちが容赦なく処刑され、無関係な国民の施設の爆破も辞さない過激さによってやむなく降伏し、“誓約の首輪”を付けられる。
バイアス・D・ヘルシャー
ヘルシャー帝国皇太子。
正妃ではなく側室の子だが、決闘による実力で皇太子の座を掴んだ。粗暴で女癖も悪く、弱者を甚振る下劣な性格。実力で皇太子になっただけであるため、ガハルドから親としての愛情を受けていない。
リリアーナの婚約者でもあり、婚約パーティー前にリリアーナの控室に押し入って彼女を犯そうとしたが、ハジメの金属の蜘蛛によって阻止される。パーティーで襲撃して来たハウリア族に拘束され、ガハルドが降伏を拒んだために首を刎ねられて死亡する。
グリッド・ハーフ
帝国軍第三連隊隊長。
かつてフェアベルゲンから逃げて来たハウリア族を襲い、シアの多くの家族を殺し連れ去った。
帝城に訪れたハジメたちを入口で出迎えた時にシアを発見し、彼女に帰ってこない部下について罵りながら尋問して連行しようとしたが、ハジメの物言いにやり込められて失敗した。
書籍版では、ハウリア族の襲撃で部隊を率いてガハルドのもとに駆けつけようとしたが立ち塞がったシアに部下は全滅し、自身はシアによって空の彼方まで吹き飛ばされた。
ネディル
帝国警邏隊第四隊の元牢番。ハジメとユエに城内の構造情報を喋らすために壮絶な拷問を受ける。

フェアベルゲン[編集]

アルフレリック・ハイピスト
フェアベルゲン長老衆の一人で、森人族の長老。
アルテナ・ハイピスト
アルフレリックの孫娘。
魔人族にフェアベルゲンを侵攻された後、奴隷を求めて侵攻して来た帝国軍に捕まってしまったが、ハウリア族とハジメたちによって助けられる。
ゼル
長老衆の一人で、虎人族の長老。
マオ
長老衆の一人で、翼人族の長老。
ルア
長老衆の一人で、狐人族の長老。
グゼ
長老衆の一人で、土人族の長老。
ジン・バントン
長老衆の一人で、熊人族の長老。
ハジメと忌み子であるシアを招き入れたアルフレリックに憤りを見せ、実力を試すという名目でハジメに襲いかかるが、返り討ちに遭い再起不能になってしまった。
レギン・バントン
熊人族のジンの右腕的存在。ジンが再起不能にされたことに激怒し、長老たちの忠告を無視して若い衆をつれて報復に出たが、ハジメに鍛えられたハウリア族に返り討ちに遭う。

ハウリア族[編集]

カム・ハウリア
兎人族の部族・ハウリアの族長で、シアの父親。
温厚な性格だったが、一族のあまりの臆病さにキレたハジメから某映画の軍曹式の訓練を受けたことにより、シアを除く一族全員が大胆不敵で敵を殺すことに躊躇わない戦闘狂になる。
さらに自分を「深淵蠢動の闇狩鬼カームバンティス・エルファライト・ローデリア・ハウリア」と自称するようになる。
魔人族のフェアベルゲン侵攻では、レギンの決死の要請を受けて仕方なく引き受け、魔人族を殲滅した。その後、侵攻して来た帝国軍から攫われた他の兎人族を助けるために帝都で暗躍し、途中で捕らわれてしまったが、逆に尋問官に罵詈雑言を浴びせて困惑させていた。
救出後、ガハルドを倒すためにハジメの助力を得て一族を率いて帝城に潜入し、見張りの帝国兵を全て無力化した後、パーティー会場を襲撃してガハルドを倒して降伏を勝ち取った。
パル・ハウリア
花も踏めず虫も殺せない優しい性格の10歳の兎人族の少年。だが、ハジメの訓練を受けて好戦的な性格になる。
以後、自分を「必滅のバルドフェルド」と自称するようになり、過去の自分を軟弱な黒歴史と思うようになる。結果、彼を感染源としてハウリア族に厨二病が蔓延る事になる。
射撃武器による遠距離攻撃を得意としており、その腕はハウリア族一の狙撃手と言えるほど。7巻で登場した際はクロスボウを得物としている。
ネア・ハウリア
パルの友達の10歳の兎人族の少女。ハジメの訓練によって「外殺のネアシュタットルム」の二つ名を名乗るようになる。
ラナ・ハウリア
兎人族のお姉さん。二つ名は「疾影のラナインフェリア」。後に遠藤浩介(アビスゲート卿)の彼女になる。
ハウリア族の中でも気配遮断の腕が高い。
ミナ・ハウリア
兎人族の女性。二つ名は「空裂のミナステリア」
ヤオ・ハウリア
兎人族の男性。二つ名は「幻武のヤオゼリアス」
ヨル・ハウリア
兎人族の男性。二つ名は「這斬のヨルガンダル」
リキ・ハウリア
兎人族の男性。二つ名は「霧雨のリキッドブレイク」
イオ・ハウリア
兎人族の男性。二つ名は「雷刃のイオルニクス」
モナ・ハウリア
シアの母親にしてカムの妻。故人。優しくて聡明な性格。
臆病で争い事が苦手なハウリア族とは違い、敵から大事な家族を守れるような英雄に憧れていた。自分が化物ではないかと思い悩んでいた子供時代のシアに「人とは違う事が出来て羨ましい」と励ました。
病弱だった為にシアが10歳になる前に他界。

中立商業都市フューレン[編集]

イルワ・チャング
冒険者ギルド・フューレン支部の支部長。金髪をオールバックにした、目つきが鋭い三十代後半ぐらいの男性。キャサリンの元教え子。
ハジメたちに行方不明となったウィルの捜索を依頼したが、対価としてハジメの無茶振りな要求を呑む羽目になった。ウィル救出後は、ハジメたちに金ランク冒険者の称号を与え、何かあった時の為のハジメ一行の後ろ盾となることを約束した。
ドット・クロウ
冒険者ギルド・フューレン支部の秘書長。名前の通りに苦労人。
ウィル・クデタ
クデタ伯爵家の三男。20歳ぐらいの青年で、育ちの良さを感じさせる端正な顔立ちをしている。
冒険者に憧れており、家出同然に実家を飛び出した。イルワの勧めで高ランク冒険者と共に『北の山岳地帯』の調査に赴いたが、清水によって操られた竜化状態のティオに襲われ、自分以外のパーティーメンバーが全滅し、一人生き延びて洞窟に身を隠していた。ハジメに救出された後は、襲撃されたウルの町を救うようハジメを説得したり、清水の件でハジメと愛子にわだかまりが残るのではないかと心配したりと、正義感は強いが他人の事ばかり考えるお人よしな面を見せている。その為女性陣からは「いい人」という男にとっては微妙な評価を受ける。マザコンなのか、若い頃の母の写真が入ったロケットを常に持ち歩いている。
グレイル・クデタ
クデタ伯爵家当主。ウィルの父親で、イルワの友人。
筋の通った人物でウィルを救出したハジメに礼を述べ、何かあったら力になる事を約束した。
サリア・クデタ
クデタ伯爵家当主夫人。ウィルの母親で、グレイルの妻。ウィルからは「ママ」と呼ばれている。
リシー
フューレンの町の案内人を務める女性。
ハジメに宿の情報を提供するが、ハジメに降りかかった厄介事に巻き込まれる。
プーム・ミン
ミン男爵家の御曹司。肥満体で脂ぎった豚顔の醜悪な男。
ハジメたちが冒険者ギルドに訪れた時に、ユエとシアに目を付けて金で奪おうとしたが、ハジメの凄絶な殺気に怯え、用心棒のレガニドに襲わせるがシアに一蹴されてしまい、最後はハジメに顔面を踏まれて重傷を負う。
レガニド
プームの用心棒で冒険者ランクが“黒”の凄腕の巨漢の冒険者。“暴風”の異名を持ち、金払いが良ければ誰にでも付くことから“金好き”の異名も持つ。
プームの要請を受けてハジメを半殺しにしてユエたちを攫おうとしたが、シアの圧倒的な実力の前に歯が立たず、「割り合わなさすぎる」と心の中でぼやいて敗れる。
ハンセン
裏世界では三本指に入るほどの巨大裏組織“フリートホーフ”の首領。フューレンに本拠地を構えている。
部下がハジメたちに保護されたミュウを攫い、シアを要求したことでハジメの逆鱗に触れてしまい、関連組織を次々と潰され、自身も本拠地でシアとティオに襲撃され、命乞いをするも当然許されず、シアに止めを刺されて死亡した。
リーマン
水棲系の魔物である人面魚。リーマンは種族名。妻子持ちで人情味にあふれた性格で、熟年男性のように達観している。『念話』の固有魔法を持っているため意思疎通が出来る。
地下水脈を泳いでいた所をハジメたちがライセン大迷宮から排出された時に地上に打ち上げられ、『念話』で近くの人間に助けを求めた結果、フューレンの水族館に連れて来られた。シアとデート中のハジメと意気投合し、「リーさん」「ハー坊」と呼び合う仲になり、ハジメがトータスで初めてできた友人となる。ハジメの計らいで水族館から脱出した後、海に帰った。その後、メルジーネ海底遺跡から脱出した直後に悪食の魔物から襲われていたハジメたちの前に現れ、海の生物を操る能力で彼等に助力した。

アンカジ公国[編集]

ランズィ・フォウワード・ゼンゲン
アンカジ公国領主。
アンカジのオアシスに含まれる毒素を感染源とする病に罹っていたが、ハジメたちにオアシスと国民の窮状を救われる。アンカジの異変解決後、自身も聖教教会の信徒でありながら、ハジメを異端者扱いした教会相手に啖呵を切ってみせた。
ビィズ・フォウワード・ゼンゲン
ランズィの息子。20代半ばぐらいの青年。
ランズィ同様オアシスの毒に侵されており、グリューエン大砂漠で行き倒れていたところをハジメたちに救出された。
アイリー・フォウワード・ゼンゲン
ランズィの娘。14歳の少女。
亜人差別の意識に捉われておらず、ミュウを見た瞬間、お気に入りに。

聖教教会[編集]

イシュタル・ランゴバルド
エヒト教を信仰する聖教教会の教皇。
神の意思を最優先にする狂信者。トータスに召喚されたハジメたちを最初に迎えた。
神の意思により教会や国に従わないハジメの異端者認定を強行した。ノイントがハジメと戦っている時に、司祭たちとともに状態異常の魔法である“覇堕の聖歌”でノイントを援護していたが、愛子の援護を受けたティオのブレスによって教会ごと吹き飛ばされて死亡した。
フォルビン
聖教教会の司祭。
アンカジ公国に赴任していることに不満を抱いており、総本山に復帰することを目論んでいる。アンカジでハジメを異端者として処刑しようとしたが、ランズィとアンカジ国民の怒りを買い、石を投げつけられながら神殿騎士達と共に引き返して行った。

神殿騎士[編集]

デビット・ザーラー
神殿騎士専属護衛隊隊長。
愛子の護衛任務に就いている内に、他の騎士たちと共に愛子に惚れてしまう。聖教教会への信仰心が強く、亜人に対する差別意識も強い。
ウルの町でハジメたちと出会った時、シアを罵り敵対行動をとったためハジメのドンナーのゴム弾を受けて気絶する。
ウルの町の戦いの後、姿を消した愛子に疑問を感じ、他の騎士たちとともに教会の上層部に何度も抗議し、独自に捜索などを行ったことから本山への出入りを禁止された。だが、それによって神山の戦いに巻き込まれずに済む。総本山が吹き飛んだのが愛子に所為であることを知ってショックを受けるが、最後は愛子への想いが勝って彼女の側に付く。
チェイス・ドミノ
神殿騎士専属護衛隊副隊長。敬語口調で話す。
ジョシュア・オキーズ
近衛騎士の一人。
ジェイド・ハット
近衛騎士の一人。

魔国ガーランド[編集]

フリード・バグアー
赤髪と浅黒い肌が特徴の魔人族の男性。魔人族の国、魔国ガーランドの将軍。
魔人族が崇める神の敬虔な信者でもあり、神代魔法を二つ保有している。相棒に「ウラノス」という白い竜を使役している。
グリューエン火山で“空間魔法”による奇襲で極光のブレスを放ちハジメに重傷を与えるが、クロスビットの自爆攻撃とティオの竜巻で吹き飛ばされる。王都侵攻ではユエと交戦するが、ハジメを傷つけられたことによるユエの怒りが凄まじく、ウラノス共々大打撃を受ける。さらにハジメの“ヒュベリオン”によって十万もの魔物が一瞬で全滅したのを目の当たりにして、やむなく撤退する。
カトレア
魔国ガーランドの特殊部隊所属の赤髪の魔人族の女性。ライダースーツのようなピッタリとした黒一色の服を身に纏っている。ミハイルとは恋人の間柄。
フリードの命を受けてオルクス大迷宮に侵入し、“神の使徒”である光輝たちの調査・勧誘を並行に行いながら迷宮の攻略を目論んでいた。フリードから与えられた神代魔法の魔物たちを率いて九十階層で光輝たちを待ち伏せし、光輝たちを勧誘するも拒否されたため襲い掛かる。光輝たちや救援に来たメルドたちを圧倒して窮地に追い込むも、駆け付けたハジメたちによって一瞬にして魔物たちが全滅して形勢逆転され、最期はハジメに額を撃ち抜かれ死亡した。
ミハイル
カトレアの恋人。殺されたカトレアの敵討ちに燃えていた。
王都侵攻で、立ち塞がったシアと交戦するが、彼女の圧倒的な実力の前になすすべなく戦死する。
レイス
特殊部隊所属の男性。
愛子殺害のためにウルの町へ向かい、清水と接触し彼を唆して寝返らせて大量の魔物をウルの町に襲わせた。清水に人質に取られた愛子を清水ごと攻撃したが、シアによって失敗。ハジメの反撃を受けて命からがら撤退するも、片腕を失う重傷を負い、戦線離脱を余儀なくされた。
ダヴァロス
魔国ガーランドの部隊長。
ハルティナ樹海攻略の為、フェアベルゲンに侵攻していたが、ハウリア族に襲撃され、カムの手で首を刎ねられ死亡した。
ディヴォフ
魔国ガーランドの部隊長。
ヘルシャー帝国に侵攻し、ガハルドの殺害を目論むが失敗し戦死する。

竜人族[編集]

アドゥル・クラルス
竜人族の長で、ティオの祖父。
ヴェンリ
ティオの傍付きの女性。

解放者[編集]

オスカー・オルクス
七大迷宮の一つ・オルクス大迷宮の主。『生成魔法』の担い手。
外伝『零』の主人公。
ミレディ・ライセン
七大迷宮の一つ・ライセン大迷宮の主。『重力魔法』の担い手。解放者の中で唯一、『魂魄魔法』によって魂をゴーレムに移す事で生き長らえている。
外伝『零』のヒロイン。
ミナイズ・グリューエン
七大迷宮の一つ・グリューエン大火山の主。『空間魔法』の担い手。
メイル・メルジーネ
七大迷宮の一つ・メルジーネ海底遺跡の主。『再生魔法』の担い手。海人族。
ラウス・バーン
七大迷宮の一つ・神山の主。『魂魄魔法』の担い手。
リューティリス・ハルツィナ
七大迷宮の一つ・ハルツィナ樹海の主。『昇華魔法』の担い手。
ヴァンドゥル・シュネー
七大迷宮の一つ・氷雪洞窟の主。『変成魔法』の担い手。

その他[編集]

ノイント
真の“神の使徒”。銀髪碧眼の神秘的な雰囲気の美女だが、能面のように無感情で機械的な瞳をしている。戦闘の時はワルキューレのようなドレス甲冑を身に纏う。
強大な力を持ったハジメこと「イレギュラー」に脅威を感じた“神”の命を受けて、修道女としてハイリヒ王国の王宮内に潜伏し、魅了の力で王族や貴族たちを操り、メルドを殺害し愛子を誘拐した。神山に現れたハジメを排除すべく死闘を繰り広げるも、心臓を撃ち抜かれて命を落とす。
死後、身体を香織の魂魄を定着させるための器として使用された。

用語[編集]

トータス
人間族、魔人族、亜人族の三種族が住む世界。人間族と魔人族は何百年も戦争を続けており、最近では魔人族が凶悪な魔物を使役しはじめた。
その劣勢を覆して魔人族を打倒するため、人間族の国、ハイリヒ王国が勇者を求めてハジメたちを召喚した。
アーティファクト
現在のトータスでは再現できない強力な能力を持った魔法道具。
神やその眷属達が地上にいた神代に創られたと言われている。ハジメたちの能力を表示するステータスプレートもその一つ。
天職
非常に稀有な「才能」。関連した能力である「技能」と連動しており、その天職の領分では無類の才能を発揮する。
戦闘系天職と非戦系天職に分類され、戦闘系の天職はものによっては万人に一人の割合でしか発現しない。非戦系の天職の割合は百人に一人から十人に一人までなど様々である。
七大迷宮
トータスにおける七つの危険地帯。
  • オルクス大迷宮
  • ライセン大迷宮
  • グリューエン大火山
  • メルジーネ海底遺跡
  • 神山
  • ハルツィナ樹海
  • 氷雪洞窟

書誌情報[編集]

小説(メインシリーズ)[編集]

  1. ありふれた職業で世界最強 1(2015年6月24日)ISBN 978-4865540550
  2. ありふれた職業で世界最強 2(2015年11月21日)ISBN 978-4865540734
  3. ありふれた職業で世界最強 3(2016年2月24日)ISBN 978-4865540932
  4. ありふれた職業で世界最強 4(2016年7月27日)ISBN 978-4865541434
  5. ありふれた職業で世界最強 5(2016年11月21日)ISBN 978-4865541786
  6. ありふれた職業で世界最強 6(2017年5月25日)ISBN 978-4865542196
  7. ありふれた職業で世界最強 7(2017年12月25日)ISBN 978-4865542653
    • ありふれた職業で世界最強 7 ドラマCD付き特装版(2017年12月25日)ISBN 978-4865542660
  8. ありふれた職業で世界最強 8(2018年4月25日)ISBN 978-4865543087
    • ありふれた職業で世界最強 8 ドラマCD付き特装版(2018年4月25日)ISBN 978-4865543094

小説(外伝)[編集]

  1. ありふれた職業で世界最強 零 1(2017年12月28日)ISBN 978-4865542677

漫画[編集]

  1. ありふれた職業で世界最強 1(2016年12月25日)ISBN 978-4865541830
  2. ありふれた職業で世界最強 2(2017年9月25日)ISBN 978-4865542615
  3. ありふれた職業で世界最強 3(2018年4月25日)ISBN 978-4865543438

漫画(スピンオフ)[編集]

  1. ありふれた日常で世界最強 1(2018年4月25日)ISBN 978-4865543421

テレビアニメ[編集]

2018年4月よりAT-XTOKYO MXほかにて放送が予定されていた[2]が、制作上の都合により放送時期を2019年に延期することが発表された[3]

スタッフ[編集]

出典[編集]

外部リンク[編集]