ボーラ (武器)

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ボーラ
ボーラを持つインディオ(南米・1603年)

ボーラ(分銅)は、複数のロープの先端に球状のおもりを取り付けた狩猟用アイテム、もしくは投擲武器。2個あるいは3個の丸石または金属球またはゴムや木の錘を、革紐やロープや鎖やワイヤーなどで繋ぎ、3個の場合は同じ長さの紐で三つ又になるように作る。おもりが石の場合は、皮でくるんで紐を結びつけることもある。

東南アジアが発祥とされるが、エスキモー南米パンパス地帯のインディオダチョウ狩り等の狩猟目的で使用していた。また、スペイン人ヨーロッパから持ち込んだ馬が野馬となって数が増えるとそれらを狩る際にもに石3個のボーラが用いられるようになった他、スペイン人と先住民の子孫で牧畜に従事したガウチョ達は先住民との戦いや内戦の際も武器として使用した。

イヌイットのボーラは主に野鳥を捕獲することを目的としている。小形動物の狩猟用はケラウイタウティンと呼ばれる。

南米では2つ球のボーラをソマイ、3つ球のボーラをアチコと呼んでいる。インカ帝国では遠戦の主力武器だった。

日本ではボーラに類似した武器として、分銅鎖微塵がある。

使用方法[編集]

ロープの中心を持ち、頭上で振り回して十分に加速が付いたところでロープを放し、標的に投げ付ける。投擲されたボーラは錘の重量と遠心力で広がった状態で回転しながら飛び、標的の脚(鳥類捕獲であれば翼と胴)の二本に絡み付き、歩行(飛行)を妨げ捕獲する。頭や胴に命中した場合も、錘の重量と回転が十分な衝撃となる。狩猟目的ではない武器としてはこの用法が主となる。また、投擲武器としてではなく、ロープを持ったまま錘を回転させて相手に叩き付ける打撃武器としても使われる。

創作物の中での使用例[編集]

  • 漫画『MASTERキートン』では、元SASサバイバル教官の主人公が、何度か即席のボーラを作って使用している。
  • TVアニメ『科学忍者隊ガッチャマン』に登場する科学忍者隊員の一人、燕(つばくろ)の甚平/G-4号は、伊賀忍者一族の末裔を自称し、敵組織ギャラクターの隊員たちを次々と倒しまくるシーンで、特殊なアメリカンクラッカーをボーラのように使っているが、錘は2つである。
  • TVアニメ『名犬ジョリィ』40話『ボーレアドーラの恐怖』において、ジョリィを捕獲するために使われている。
  • TVアニメ『家族ロビンソン漂流記 ふしぎな島のフローネ』40話において、アボリジニの少年タムタムがアホウドリの生け捕りに使用している。
  • 映画『ポリスアカデミーシリーズ』の『ポリスアカデミー6/バトルロイヤル』で、銃マニアの警官ユージン・タックルベリーに対して、激しい銃撃戦の末に追い詰められた犯人が、銃を投げ出して「丸腰の者に対して銃は使えないだろう」と言い放って走り去ろうとするシーンで、タックルベリーは犯人の言葉に惑わされることなく、銃をボーラに持ち替えて投げつけ、見事足に絡みつかせて逮捕している。
  • ゲーム「ガンスリンガーストラトス」ではボーラランチャーの弾として用いられる。
  • 漫画『いただきっ春平!!』では主人公の春平が愛用するアイテムとして登場。
  • ゲーム『DEATH STRANDING』では縄を発射し敵を拘束できるボーラガンが登場する。

脚注[編集]

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関連項目[編集]

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