文部

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。ZéroBot (会話 | 投稿記録) による 2011年6月30日 (木) 16:24個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (r2.7.1) (ロボットによる 追加: nl:Radicaal 67)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

康熙字典 214 部首
攴部 文部 斗部
1 丿 2
3
广
4
5
6
7
8
9
10 11 鹿
12 13 14 15
16 17

文部(ぶんぶ)は、漢字部首により分類したグループの一つ。康熙字典214部首では67番目に置かれる(4画の7番目)。

文の字はあや・文字・文書・文学・文化・文明といった意味を表す。『説文解字』では交わった紋様に象るというが、甲骨文字をみると、人の上半身に刺青のある形である。偏旁の意符としては模様や装飾などに関わることを示す。

書体によっては4画目に筆押さえが付く場合がある。これは普通はデザイン差とされるが、漢和辞典で筆押さえがあるものが旧字体であるとされていたり、大規模文字セット等では区別されている場合もある。

字体のデザイン差

」同様、印刷書体(明朝体)における「文」字の1画目には地域による差異がある。『康熙字典』はこれを短い縦棒とし、日本・韓国はこれに従う。一方、中国の新字形・台湾の国字標準字体・香港の常用字字形表ではこれを点画としている。

部首の通称

  • 日本:ぶん、ぶんにょう、ふみづくり
  • 韓国:글월문부 (geurwol mun bu、文章の文部)
  • 英米:Radical script

部首字

例字