1988年メキシコグランプリ

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メキシコの旗 1988年メキシコグランプリ
レース詳細
Autódromo Hermanos Rodríguez.svg
日程 1988年シーズン第4戦
決勝開催日 5月29日
開催地 エルマノス・ロドリゲス・サーキット
メキシコ メキシコシティ
コース長 4.421km
レース距離 67周
決勝日天候 晴(ドライ)
ポールポジション
ドライバー ブラジルの旗 アイルトン・セナ
タイム 1'17.468
ファステストラップ
ドライバー フランスの旗 アラン・プロスト
タイム 1'18.608(Lap 52)
決勝順位
優勝 フランスの旗 アラン・プロスト
タイム 1:30'15.737
2位 ブラジルの旗 アイルトン・セナ
3位 オーストリアの旗 ゲルハルト・ベルガー

1988年メキシコグランプリは、1988年F1世界選手権の第4戦として、1988年5月29日エルマノス・ロドリゲス・サーキットで開催された。

概要[編集]

予選[編集]

予選では、開幕戦から圧倒的な速さを見せていたマクラーレンホンダアイルトン・セナポールポジションを獲得した。2位にはチームメイトのアラン・プロストが続いた。

約2,300メートルの高地にあり気圧が平地よりも低いことから、昨年に続きターボエンジン車が上位を独占し、フェラーリゲルハルト・ベルガーミケーレ・アルボレートが3位と5位に、ロータス・ホンダのネルソン・ピケ中嶋悟がそれぞれ4位と6位に続いた。なお6位の中嶋は、予選での本人のみならず、日本人としての過去最高順位となった。自然吸気エンジン勢のトップは、8位のベネトンフォードアレッサンドロ・ナニーニだった。

決勝[編集]

ホンダ勢のトップ独占[編集]

1回目のスタートでエンジンストールしたベネトンフォードアレッサンドロ・ナニーニがピットスタートとなった。再スタートでは、マクラーレン・ホンダのアラン・プロストがロータス・ホンダのピケに競り勝って1コーナーを制した。続いてピケ同様にスタートで順位を上げることに成功した中嶋に1コーナー争いで競り勝ったセナと中嶋が続き、ホンダエンジン勢が1-4位を独占することとなった。

ロータス・ホンダの不運[編集]

ロータス100T・ホンダ

しかしマシン性能がマクラーレン・ホンダに比べて完全に劣るロータス・ホンダをドライブするピケは1周目の最終コーナーでセナにかわされ、その数周後にはピケも中嶋も、ベルガーとアルボレートのフェラーリの2台にかわされてしまう。なお中嶋は暫くアルボレートを押さえていたものの、突然ポップオフバルブが開くトラブルが起きアルボレートにかわされてしまった。その後はマクラーレン・ホンダの2台がファステストラップを更新しながらフェラーリの2台を突き放し、フェラーリの2台の直後にロータス・ホンダの2台が続き、それ以下を突き放す展開となった。

しかし序盤からエンジンにトラブルが出ていた中嶋は28周目に白煙を吐きリタイヤし、その後ピケも残り10周を残して、チームメイトの中嶋同様にエンジントラブルでリタイヤし、予選から好調であったロータス・ホンダの2台はノーポイントに終わってしまう。リタイアの直接の原因は、エルフの燃料に不純物が混じっていたことがトラブルの原因だった。

単調なレース展開[編集]

その後上位陣の順位は変わらず、単調なレース展開となった。なお後方では、ウィリアムズジャッドリカルド・パトレーゼが16周目に、チームメイトで昨年の優勝者のナイジェル・マンセルが20周目にエンジントラブルでリタイアした。

最終的にスタート直後から1度もトップの座を譲らなかったプロストと、序盤に3位に落ちた後2位に返り咲いたセナのマクラーレン・ホンダ勢が1位と2位でゴール、ベルガーとアルボレートのフェラーリ勢が3位と4位になり、5位と6位には、最終ラップまでチームメイト同士で競り合っていたアロウズメガトロンデレック・ワーウィックエディ・チーバーが続いた。

ターボ勢の独占[編集]

なお、優勝したプロストから6位のチーバーまで、ポイント圏内はターボ勢が独占した。また、3位のベルガーまでが同周回で、4位のアルボレートから6位のチーバーまでが1周遅れとなったが、自然吸気エンジンのマシンは、ベネトン・フォードのナニーニが2周遅れで7位に入るのが精いっぱいで、最下位のマーチ・ジャッドのイヴァン・カペリに至っては6周遅れでのゴールとなり、高地にあるサーキットにおけるターボエンジンの強さが際立つレースとなった。

結果[編集]

決勝結果[編集]

順位 No ドライバー コンストラクター 周回 タイム/リタイヤ グリッド ポイント
1 11 フランスの旗 アラン・プロスト マクラーレンホンダ 67 1:30'15.737 2 9
2 12 ブラジルの旗 アイルトン・セナ マクラーレンホンダ 67 + 7.104 1 6
3 28 オーストリアの旗 ゲルハルト・ベルガー フェラーリ 67 + 57.314 3 4
4 27 イタリアの旗 ミケーレ・アルボレート フェラーリ 66 1周遅れ 5 3
5 17 イギリスの旗 デレック・ワーウィック アロウズメガトロン 66 1周遅れ 9 2
6 18 アメリカ合衆国の旗 エディ・チーバー アロウズメガトロン 66 1周遅れ 7 1
7 19 イタリアの旗 アレッサンドロ・ナニーニ ベネトンフォード 65 2周遅れ 8  
8 20 ベルギーの旗 ティエリー・ブーツェン ベネトンフォード 64 3周遅れ 11  
9 29 フランスの旗 ヤニック・ダルマス ローラフォード 64 3周遅れ 22  
10 26 スウェーデンの旗 ステファン・ヨハンソン リジェジャッド 63 4周遅れ 24  
11 24 スペインの旗 ルイス・ペレス=サラ ミナルディフォード 63 4周遅れ 25  
12 14 フランスの旗 フィリップ・ストレイフ AGSフォード 63 4周遅れ 19  
13 32 アルゼンチンの旗 オスカー・ララウリ ユーロブルンフォード 63 4周遅れ 26  
14 31 イタリアの旗 ガブリエル・タルキーニ コローニフォード 62 5周遅れ 21  
15 9 イタリアの旗 ピエルカルロ・ギンザーニ ザクスピード 61 6周遅れ 18  
16 16 イタリアの旗 イヴァン・カペリ マーチジャッド 61 6周遅れ 10  
Ret 1 ブラジルの旗 ネルソン・ピケ ロータスホンダ 58 エンジン 4  
Ret 22 イタリアの旗 アンドレア・デ・チェザリス リアルコスワース 52 ギアボックス 12  
Ret 2 日本の旗 中嶋悟 ロータスホンダ 27 エンジン 6  
Ret 5 イギリスの旗 ナイジェル・マンセル ウィリアムズジャッド 20 エンジン 14  
Ret 10 ドイツの旗 ベルント・シュナイダー ザクスピード 16 エンジン 15  
Ret 6 イタリアの旗 リカルド・パトレーゼ ウィリアムズジャッド 16 エンジン 17  
Ret 25 フランスの旗 ルネ・アルヌー リジェジャッド 13 衝突 20  
Ret 36 イタリアの旗 アレックス・カフィ ダラーラフォード 13 ブレーキ 23  
Ret 15 ブラジルの旗 マウリシオ・グージェルミン マーチジャッド 10 電気系 16  
Ret 30 フランスの旗 フィリップ・アリオー ローラフォード 0 サスペンション 13  
DNQ 23 スペインの旗 エイドリアン・カンポス ミナルディフォード        
DNQ 3 イギリスの旗 ジョナサン・パーマー ティレルフォード        
DNQ 21 イタリアの旗 ニコラ・ラリーニ オゼッラ        
DNQ 4 イギリスの旗 ジュリアン・ベイリー ティレルフォード        
EX 33 イタリアの旗 ステファノ・モデナ ユーロブルンフォード   失格    
  • 決勝順位は公式サイト[1]より。

エピソード[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 1988 Mexican Grand Prix”. 2009年9月15日閲覧。
前戦
1988年モナコグランプリ
FIA F1世界選手権
1988年シーズン
次戦
1988年カナダグランプリ
前回開催
1987年メキシコグランプリ
メキシコの旗 メキシコグランプリ 次回開催
1989年メキシコグランプリ