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2020年2月15日 (土) 06:22時点における版

茅野駅
東口(2008年6月)
ちの
Chino
青柳 (7.2 km)
(6.7 km) 上諏訪*

地図

茅野駅の位置(長野県内)
茅野駅
茅野駅
茅野駅位置図(長野県)
所在地 長野県茅野市ちの[1]
北緯35度59分38.85秒 東経138度9分8.12秒 / 北緯35.9941250度 東経138.1522556度 / 35.9941250; 138.1522556座標: 北緯35度59分38.85秒 東経138度9分8.12秒 / 北緯35.9941250度 東経138.1522556度 / 35.9941250; 138.1522556
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 中央本線
キロ程 195.2 km(東京起点)
電報略号 チノ[1]
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面3線[1]
乗車人員
-統計年度-
3,778人/日(降車客含まず)
-2018年-
開業年月日 1905年明治38年)11月25日[1]
備考 直営駅管理駅
みどりの窓口[1]
標高:790.3m[1]
* この間に普門寺信号場有り(当駅から3.7km先)。
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西口

茅野駅(ちのえき)は、長野県茅野市ちのにある、東日本旅客鉄道(JR東日本)中央本線である[1]

概要

標高790.3メートル、諏訪地域の東に位置する茅野市の中心駅である。茅野市には八ヶ岳白樺湖蓼科高原車山高原など多くの観光地があるため、当駅はその玄関口となっており、駅前には多くのバスタクシーで賑わっている[1]。また諏訪大社上社にも近く、6年に1度行われる上社御柱祭の最寄駅でもある。

上記の通り、観光需要が高い駅であるため、特急あずさ」を含む全ての営業列車が停車する。また、東海旅客鉄道(JR東海)飯田線からの一部列車が当駅まで乗り入れている。なお、当駅の電化は甲府・上諏訪間が電化された1964年(昭和39年)で、飯田線からの乗り入れはその後に開始されている。

なお当駅以西は普門寺信号場から岡谷駅まで中央東線(辰野支線を除く)で唯一の単線区間となるため、中央本線のダイヤ上のネックになっているが、今のところ複線化の予定はない。

また、1947年までは茅野 - 花蒔間の貨物専用線、日本鋼管鉱業諏訪鉱業所専用線(通称・諏訪鉄山鉄道)が乗り入れていた。

歴史

駅構造

プラットホーム。左から1、2、3番線のりば。正面は黒曜石(2008年6月)

西口駅舎に接して単式ホーム1面1線、その奥に島式ホーム1面2線とあわせて2面3線を有する地上駅である。のりばは単式ホームにあるのが1番線、島式ホームにあるのが西口側から2番線、3番線である。3番線と東口との間に側線が2本敷かれているが架線はない。ホームの売店は2番線、3番線側ホームにある。

駅舎は1986年3月に完成した橋上駅舎[2]であり、エレベーターが設置されている。この駅舎はホーム上空から西口側にのびており、東口は線路を渡って通路が延びている。駅舎に併設して商業施設「Mont8」(モン・エイト)、通路を介して西口側には商業ビル「BELLVIA」(ベルビア)、東口は文化複合施設「茅野市民館」とつながっている。

直営駅駅長配置)で、管理駅として信濃境駅 - 青柳駅間の各駅を管理している。以前は青柳駅のみであったが、富士見駅の委託化に伴い、信濃境駅 - すずらんの里駅間の管理が当駅に移管された。

駅舎内部にはみどりの窓口[1]自動券売機指定席券売機を含む)、自動改札機(Suica利用可)、立ち食いそば屋[1]、売店[1]などが設置されている。

ホーム上には一駅一名物として黒曜石の原石が展示されている[1]。これは1955年頃、地元の住民が八ヶ岳冷山から運び出したもので、当駅のほか地元の小学校にも同じようなものが寄贈された。

のりば

番線 路線 方向 行先 備考
1 中央本線 下り 塩尻松本長野方面[4]  
2 待避・始発列車
上り 小淵沢甲府新宿方面[4] 待避列車
3  

駅弁

やまのごはん

丸政の駅弁が販売されている。

主な駅弁は下記の通り[5]

  • やまのごはん
  • 元気甲斐
  • 小淵沢丸政の信州牛御辨當

駅自動放送・発車メロディ

接近放送・発車放送には、カンノD型放送が使用されている。発車メロディーはカンノ製で曲名はなく、整理番号でいう「長野4番」が使用されている(「茅野1番」とも呼ばれる)。以前は、「長野1-1番」(現在下諏訪駅で使用されているメロディーの音色違い)も使用されていた。

利用状況

JR東日本によると、2018年度(平成30年度)の1日平均乗車人員は3,778人である[利用客数 1]

近辺の学校への通学、蓼科高原白樺湖への観光、八ヶ岳への登山などで利用する客が多い。さらに諏訪大社上社本宮へは当駅の方が上諏訪駅よりも近い。

なお、近年の推移は以下のとおりである。

乗車人員推移
年度 1日平均
乗車人員
出典
2000年(平成12年) 3,674 [利用客数 2]
2001年(平成13年) 3,678 [利用客数 3]
2002年(平成14年) 3,861 [利用客数 4]
2003年(平成15年) 3,815 [利用客数 5]
2004年(平成16年) 3,843 [利用客数 6]
2005年(平成17年) 3,670 [利用客数 7]
2006年(平成18年) 3,514 [利用客数 8]
2007年(平成19年) 3,566 [1][利用客数 9]
2008年(平成20年) 3,563 [利用客数 10]
2009年(平成21年) 3,441 [1][利用客数 11]
2010年(平成22年) 3,429 [利用客数 12]
2011年(平成23年) 3,372 [利用客数 13]
2012年(平成24年) 3,537 [利用客数 14]
2013年(平成25年) 3,604 [利用客数 15]
2014年(平成26年) 3,558 [利用客数 16]
2015年(平成27年) 3,715 [利用客数 17]
2016年(平成28年) 3,791 [利用客数 18]
2017年(平成29年) 3,753 [利用客数 19]
2018年(平成30年) 3,778 [利用客数 1]

駅周辺

東口駅前広場の蒸気機関車C12 67

駅周辺には、駅西側に上諏訪、岡谷方面等や観光地へ向かう路線バス(諏訪バス運行)の乗り場がある。

また、2005年にかけて、茅野市民会館(現在の茅野市民館)の改築に伴い、駅東側が整備され、東口の駅前広場には「蒸気機関車C12 67が静態保存されている。

西口にはかつて姥塚古墳があったことを示す石碑が建っている。また西口工事中に出土した巨石も保存されている[6]。西口を出て弥生通りを行くと「茅野駅前縄文公園」 があり、2体の国宝土偶のレプリカがある。

バス路線

西口のバスターミナルから発着する。特記無き路線は、アルピコ交通による運行である。

  • 1番のりば
    • 渋の湯線:渋の湯ゆき(尖石縄文考古館・明治温泉経由)
    • 理科大線:諏訪東京理科大学ゆき
    • 岡谷線:岡谷駅ゆき(上諏訪駅・岡谷市役所前経由)(平日のみ。土日・祝祭日、お盆・年末年始は運休)
  • 2番のりば
    • 北八ヶ岳ロープウエイ線:北八ヶ岳ロープウエイゆき(中大塩団地・蓼科湖・プール平・小三室経由)
    • 蓼科高原ラウンドバス:車山高原ゆき(尖石縄文考古館・横谷峡・蓼科湖・北八ヶ岳ロープウエイ・白樺湖経由)
    • 麦草峠線:麦草峠ゆき(堀・糸萱・横谷峡・横谷観音入口経由)
    • メルヘン街道バス:横谷観音ゆき(糸萱・横谷峡経由)
  • 3番のりば
    • 白樺湖線:上諏訪駅ゆき(柏原・白樺湖・車山高原・霧ヶ峰・新田上経由)
  • 4番のりば
  • 5番のりば
  • 6番のりば
    • 丸山線:丸山上ゆき・東向ヶ丘入口ゆき(長嶺中学校・田沢経由)(茅野バス観光)
    • 御狩野線(月曜日):御狩野公民館ゆき(中央病院・長嶺中学上・坂室・木舟・金沢下町・青柳経由)(アルピコタクシー)
    • 御狩野線(火〜金曜日):御狩野公民館ゆき(坂室・木舟・金沢下町・青柳経由)(アルピコタクシー)
    • 豊平・泉野線:豊平・泉野方面(茅野バス観光)※デマンドバス方式、利用登録制(市民のみ利用可)
    • 茅野市福祉バス「ビーナちゃん」
      • 柏原線:柏原区上ゆき(神ノ原・鬼場・米沢支所・北山小学校・柏原経由)※火曜のみ
      • 中道線:中道公民館ゆき(神ノ原・中沢・山田上・中道・上槻木・経由)※火曜のみ
      • 丸山線:望岳の湯ゆき(長嶺中学上・田沢・丸山経由)※火曜のみ
      • 東向ヶ丘線:望岳の湯ゆき(長嶺中学・坂室・東向ヶ丘・丸山上経由)※水曜のみ
      • 大日影経由考古館線:尖石縄文考古館ゆき(神ノ原・鬼場・上古田・大日影・南大塩経由)※水曜のみ
      • 市街地西循環線:アクアランド茅野・宮川口・西山方面(循環)※水曜のみ
      • 白井出線:白井出ゆき(神ノ原・鬼場・中大塩中央・尖石縄文考古館・須栗平経由)※木曜のみ
      • 玉川循環線:中央病院ゆき(山田・穴山・望岳の湯経由)※木曜のみ
      • 横谷峡・金山線:横谷峡入口ゆき・金山ゆき(神ノ原・中大塩団地・糸萱経由)※金曜のみ
      • 小泉経由考古館線:尖石縄文考古館ゆき(神ノ原・小泉上・鬼場・南大塩経由)※金曜のみ
      • 白井出・北大塩線:白井出ゆき(南大塩・中大塩団地上・宝勝寺・芹ケ沢・須栗平経由)※金曜のみ
  • 7番のりは
    • 定期バス降車専用
  • 8・9番のりば(ビル南側)
    • 標柱なし(バスベイのみ) 
  • 10番のりば(ビル南側)
    • 定期バス降車専用
  • 駅舎側エレベータ前のりば(JRバス関東
    • 高遠線:高遠駅ゆき(古屋敷・伊那藤沢経由)※毎年4月の特定日のみ運行
    • 南アルプスジオライナー号:仙流荘(南アルプス林道バス営業所)ゆき(直行)※夏季特定日運行

隣の駅

※特急「あずさ」の隣の停車駅は列車記事を参照。

東日本旅客鉄道(JR東日本)
中央本線
青柳駅 - 茅野駅 - (普門寺信号場) - 上諏訪駅

脚注

記事本文

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 信濃毎日新聞社出版部『長野県鉄道全駅 増補改訂版』信濃毎日新聞社、2011年7月24日、64頁。ISBN 9784784071647 
  2. ^ a b 鉄道ジャーナル』第20巻第7号、鉄道ジャーナル社、1986年7月、119頁。 
  3. ^ “茅野駅にエレベーター”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (2000年4月11日) 
  4. ^ a b 駅構内図(茅野駅)”. 東日本旅客鉄道. 2019年11月21日閲覧。
  5. ^ 『JR時刻表』2017年3月号、交通新聞社、2017年、552頁。 
  6. ^ 長野県茅野市のJR茅野駅近くに祭られている 毎日新聞(2015年09月11日)

利用状況

  1. ^ a b 各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月10日閲覧。
  2. ^ 各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月18日閲覧。
  3. ^ 各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月18日閲覧。
  4. ^ 各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月18日閲覧。
  5. ^ 各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月18日閲覧。
  6. ^ 各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月18日閲覧。
  7. ^ 各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月18日閲覧。
  8. ^ 各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月18日閲覧。
  9. ^ 各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月18日閲覧。
  10. ^ 各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月18日閲覧。
  11. ^ 各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月18日閲覧。
  12. ^ 各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月18日閲覧。
  13. ^ 各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月18日閲覧。
  14. ^ 各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月18日閲覧。
  15. ^ 各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月18日閲覧。
  16. ^ 各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月18日閲覧。
  17. ^ 各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月18日閲覧。
  18. ^ 各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月18日閲覧。
  19. ^ 各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月18日閲覧。

関連項目

外部リンク