ユーロビジョン・ソング・コンテストの優勝者一覧
本稿はユーロビジョン・ソング・コンテストの優勝者一覧である。
ユーロビジョン・ソング・コンテストは、欧州放送連合の加盟放送局を持つ国々から選ばれたミュージシャンたちが競い合う、毎年恒例の音楽祭である。コンテストは1956年以降毎年放映され、世界的に見ても長寿の番組となっている。これまでに、コンテストの勝者を選ぶ投票方式は何度か変更を重ねてきているが、基本的には各国を代表するアーティストに対して審査員か視聴者の電話投票によって得点を与える方式が採られており、最も多くの得点を集めた国が優勝国となる[1]。第1回のコンテストでは得点制ではなく、1国につき2票の投票によって勝者が決められ、優勝者のみがアナウンスされた[2]。
2009年までに54回のコンテストが行われ、同率首位により4人の優勝者を出した1969年大会を除いては、優勝者は毎年1人であった。25箇国がこれまでに優勝を経験してきている。1956年に初の優勝国となったのはスイスであった。これまでにアイルランドが7回の優勝を果たし、最多となっている。他方、ポルトガルは最も長い間、優勝から遠ざかっており、2009年までの42回出場し、一度も優勝していない。同一人物による複数回の優勝を果たしたのは、アイルランドのジョニー・ローガンのみであり、1980年大会で「What's Another Year」を、1987年に「Hold Me Now」を歌い、それぞれ優勝している。ローガンはまた1987年に自身が歌った「Hold Me Now」、1992年にリンダ・マーティン(Linda Martin)が歌った「Why Me?」の2つの優勝曲を書いた人物でもある[3]。これによって、ローガンは併せて3回、優勝曲のクレジットに名が載った人物となっている。
ユーロビジョン・ソング・コンテストの優勝者には国際的な注目が集まり、優勝者が国際的なキャリアを築き、あるいは拡大する上で絶好の機会となる。しかし、コンテストの歴史を通してみると、実際に大きな成功を収めた者は必ずしも多くはない。コンテストの優勝によって大きく名を上げ、その後活躍したアーティストとしては、1974年大会に「Waterloo」を歌ったABBAの名が挙がる。ABBAはその後の時代で最も活躍したバンドの1つとなった[4]。また、同様にその後名声を得て大きく活躍した歌手としてはセリーヌ・ディオンがおり、1988年大会でスイス代表として「私をおいて旅立たないで」を歌い優勝しているが、国際的に活躍するようになるのはその数年後からであり、この大会での優勝が直接のきっかけになったとは言いがたい[5]。
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優勝者[編集]
2005年には、11人のユーロビジョン優勝者(と3人の非優勝者)がCongratulationsコンサートに登場し、その中でABBAの「Waterloo」が、ユーロビジョン史上最高の曲として選ばれた[6]。良好な成果を収めながら優勝経験のない国としてマルタがあり、2位と3位をそれぞれ2回達成している。最も低い得点で優勝したのは4箇国が18得点で並んだ1969年大会である。最も高い得点での優勝、および次点との得点差が最大となったのは2009年大会のアリャクサンドル・ルィバークであり、次点に169点の差をつけ、387点で優勝している。最高得点である12点を最も多く与えられたのは2012年大会のロリーンであり、18ヶ国からであった。
アイルランドは7回の優勝経験があり、最多となっている。アイルランドはまた、1992年、1993年、1994年の3年連続での優勝も経験しており、これも唯一の記録である。準優勝を最も多く経験したのはイギリスで15回である。1975年に現行の投票方式となって以降、最後の1国の投票まで優勝者が定まらなかったことは10回あった[N 7]。
国別[編集]
| 優勝回数 | 国 | 年 |
|---|---|---|
| 7 | 1970、1980、1987、1992、1993、1994、1996 | |
| 5 | 1958、1960、1962、1969 、1977 | |
| 1961、1965、1972、1973、1983 | ||
| 1967、1969、1976、1981、1997 | ||
| 1974、1984、1991、1999、2012 | ||
| 4 | 1957、1959、1969、1975 | |
| 3 | 1978、1979、1998 | |
| 1985、1995、2009 | ||
| 2 | 1968、1969 | |
| 1956、1988 | ||
| 1964、1990 | ||
| 1963、2000 | ||
| 1982、2010 | ||
| 1 | 1966 | |
| 1971 | ||
| 1986 | ||
| 1989 | ||
| 2001 | ||
| 2002 | ||
| 2003 | ||
| 2004 | ||
| 2005 | ||
| 2006 | ||
| 2007 | ||
| 2008 | ||
| 2011 |
斜体は同率優勝を示す。
言語別[編集]
1966年から1973年、1977年から1998年までの間、参加者は自国の言語で歌わなければならなかった。
| 優勝回数 | 言語 | 年 | 国 |
|---|---|---|---|
| 27 | 英語 | 1967、1969、1970、1974、1975、1976、1980、1981、1987、1992、1993、1994、1996、1997、1999、2000、2001、2002、2003、2004,[N 8] 2005、2006、2008、2009、2010、2011、2012 | |
| 14 | フランス語 | 1956、1958、1960、1961、1962、1965、1969、1971、1972、1973、1977、1983、1986、1988 | |
| 3 | オランダ語 | 1957、1959、1969 | |
| ヘブライ語 | 1978、1979、1998 | ||
| 2 | ノルウェー語 | 1985、1995 | |
| スウェーデン語 | 1984、1991 | ||
| イタリア語 | 1964、1990 | ||
| ドイツ語 | 1966、1982 | ||
| スペイン語 | 1968、1969 | ||
| 1 | デンマーク語 | 1963 | |
| セルビア・クロアチア語 | 1989 | ||
| ウクライナ語 | 2004 | ||
| セルビア語 | 2007 |
脚注[編集]
- ^ 1956年大会の順位は公開されておらず、優勝者のみが明かされている
- ^ 1969年大会では、4箇国が同率で並び、同率の場合の規定がなかったため、4箇国とも優勝とされた
- ^ アイルランドとフランスは1990年大会で同率で2位となった
- ^ 1991年は2国が同率で並んだが、規定によりスウェーデンが優勝となった
- ^ 2004年以降、コンテストでは準決勝が導入された。2004年の準決勝は、決勝が行われる日曜日の直前の水曜日に実施された。2005年から2007年までは木曜日に行われた。2008年以降は準決勝は2つに別れ、火曜日と木曜日に開催されている。
- ^ 2008年からは準決勝が2つに分かれ、火曜日と木曜日に開催されている
- ^ 1979、1980、1981、1984、1988、1991、1993、1998、2002、2003
- ^ a b c この楽曲は英語とウクライナ語の部分があった
出典[編集]
- ^ Extract from the rules for the 2007 Eurovision Song Contest. Eurovision.tv. Retrieved on 22 August 2007.
- ^ Eurovision 1956. Eurovision.tv. Retrieved on 24 May 2008.
- ^ O'Connor、John Kennedy. The Eurovision Song Contest - The Official History. Carlton Books、UK. 2007 ISBN 978-1-84442-994-3
- ^ BBC News (6 December 2005). ABBA's Bjorn says no to reunion. Retrieved on 15 March 2008.
- ^ Billboard.com. Biography - Celine Dion. Retrieved on 15 March 2008.
- ^ ABBA win 'Eurovision 50th' vote. BBC News (23 October 2005). Retrieved on 22 August2007.
参考文献[編集]
- Eurovision Song Contest history. Eurovision.tv. Retrieved on 19 August 2007.
- John Kennedy O'Connor (2005). The Eurovision Song Contest 50 Years The Official History. London: Carlton Books Limited. ISBN 1-84442-586-X.
- History. ESCtoday.com. Retrieved on 19 August 2007.
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