トポス (ディスカウントストア)

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トポス尼崎店(2010年2月閉店。建物は現存し、2010年12月現在スーパー玉出尼崎店が入居)

トポス(英称:Topos)は、株式会社ダイエーが運営するゼネラルマーチャンダイズストア(GMS)。かつては、ディスカウントストア業態で名を轟かせたが、売上低迷による商品構成の見直しでダイエーと同様となったため、現在は看板やチラシからディスカウントストアの表記が消されている(但し、ダイエーグループ商品券の説明ではディスカウントストアと表記されている)。

目次

[編集] 概要

1970年代後半から日本では物不足が無くなっていき、商品を棚や店頭に並べただけでも売れなくなっていった。そこで、ディスカウント業態への参入を決定、ダイエー独自の研究を重ねて誕生したのがトポスである。

駅前や商店街に出店していて駐車場が少なくて多階層、更にはダイエーの近隣店舗との差別化をすべきダイエーの既存店を対象に転換していった。1号店は1980年3月1日に開店した岡山県の柳川店(旧ダイエー柳川店)。柳川店は1977年11月、近くに開店した岡山駅前のダイエー岡山店2005年11月30日閉鎖)との競合を避ける狙いがあった。

業態転換後、初年度売上伸び率は驚異的で、1号店の柳川店は1兆円の売り上げを達成、1987年3月転換の藤沢店(神奈川県)は2.3倍(59億円→134億円)、3~4年で転換前2~3倍になる店舗も少なくなかった(例として柳川店・徳山店・福山店・町田店が挙げられる)。

店舗の特徴は当初、倉庫型でダンボールに商品を積み什器を極力使わなかった他、店内を黄色と黒の2色に統一、買物袋は有料(1枚5円。後に10円)、営業時間は一部店舗を除き午前11時~午後7時(1990年代前半まで)とダイエーのGMSより1~2時間短く設定。これらによりローコストオペレーションを実施した。

しかし1990年頃から売上が低迷、駐車場の少なさや店舗の老朽化と相まって順次閉鎖した。この売上の低迷は、2~3割安い商品を無理して買い付けて商品の品質を落としていたことが原因とされる。1992年に鶴見店・高槻店で商品のGMSからの絞込み仕入れ方式による営業実験を行った所、効果が絶大であった為、トポスの全店でオペレーションの見直しを行った。この商品の絞込み仕入れによる商品の選定の他、インテリア部門の3~4割カットを行った[1]

2005年12月1日、ダイエーのシンボルマーク(社章)変更に伴う合理化策の一環として2007年までにトポスの全店を「ダイエー」に業態転換する予定であった。

2006年に入り、立川店東京都立川市)、藤沢店神奈川県藤沢市。2010年閉店→建て替え→2011年営業再開)、古川橋店(大阪府門真市。2010年3月31日に閉鎖)、西新店福岡県福岡市早良区)はダイエーに業態転換し、開店当初のダイエー店舗に戻る。但し、西新店は『ユニード西新店』から『トポス』に業態変更した店舗である。

2010年10月現在、東京都足立区北千住店のみが現存している。

なお、ダイエーからは大幅な撤退・縮小に至った業態であるが、2008年より競合店であるイトーヨーカ堂が模倣してザ・プライスの名で本格的に参入して、イオンもザ・ビッグという店舗ブランドとして同様な店舗を展開している。また、ダイエー内でもビッグ・エーというディスカウント業態が現存する。

なおダイエーは今後、総合スーパー(GMS)を解体後、再びディスカウント業態を展開する計画があり今後の動きが注目される。

[編集] 店舗

[編集] 営業している店舗

[編集] 過去に存在したトポスの店舗

阪神・淡路大震災で致命的打撃を受け廃業した東山店(神戸市
  • 一宮店(愛知県)1989年11月11日業態転換→1992年6月30日閉店
  • 郡山店(福島県)1989年6月10日業態転換→1994年11月30日閉店
  • 東山店(兵庫県)1981年3月7日業態転換→1995年1月17日閉店※阪神大震災による店舗倒壊
  • 佐賀店(佐賀県)1982年4月28日ユニード佐賀店より業態転換→1995年2月28日閉店
  • 鳴門店(徳島県)1989年3月18日ダイエーハトヤから業態転換→1995年8月31日閉店
  • 町田店(東京都)1983年10月22日業態転換→1996年11月12日閉店※ダイエー系パソコン専門店「メディアバレー」に業務転換
  • 久米田店(大阪府)1983年3月5日業態転換→1998年11月20日閉店。
  • 尼崎店(兵庫県) 1982年3月6日業態転換→2010年2月28日閉店。建物は改装の際、2010年11月に大阪府を基盤とするスーパー玉出の兵庫県第一号店舗が入居した。
  • 鳥取店(鳥取県)1989年10月10日業態転換→1998年11月30日閉店
  • 羽村店(東京都)1994年3月1日業態転換→1998年11月30日閉店(忠実屋→ダイエー→トポス→マンションとビジネスホテル)
  • 安城店(愛知県)1993年業態転換→1998年末閉店
  • 八尾店(大阪府)1990年業態転換→1998年末閉店(旧・サカエ店舗からの業態転換)
  • 上尾店(埼玉県上尾市柏座3)1994年3月1日業態転換→1998年末閉店(忠実屋→トポス→マンション)
  • T・ナンカイ店(愛媛県)1991年業態転換→1999年5月31日閉店
  • 姫路駅前店(兵庫県)1980年10月25日業態転換→1999年6月13日閉店
  • 八木店(奈良県)1993年業態転換→1999年6月30日閉店
  • 川口店(埼玉県)1982年6月5日業態転換→1999年10月31日閉店
  • 甲府店(山梨県)1989年9月9日業態転換→1999年11月14日閉店(甲府銀座ビル
  • 富士吉田店(山梨県)1994年3月1日業態転換→1999年12月31日閉店(忠実屋→トポス)
  • 高槻店(大阪府)1988年10月8日業態転換→2000年10月31日閉店
  • 徳山店(山口県)1981年10月24日業態転換→2001年1月31日閉店
  • 黒崎店(福岡県)1982年10月23日業態転換→2001年1月31日閉店
  • 静岡店(静岡県)1994年ライフランド静岡(セイフー傘下)から業態転換→2001年5月6日閉店
  • 高辻店(愛知県)1993年7月業態転換→2002年3月31日閉店
  • 茨木店(大阪府)1989年3月18日業態転換→2002年5月31日閉店
  • 柳川店(岡山県)1980年3月1日業態転換→2004年8月31日閉店
  • 千林店(大阪府)1984年5月2日業態転換→2005年10月31日閉店(かつてダイエー1号店及び本社機能が近隣にあった)
  • 野毛店(神奈川県)1988年11月12日業態転換→2007年1月7日閉店
  • 鶴見店(神奈川県)1986年9月6日業態転換→2008年4月30日閉店
  • 福山店(広島県)1986年4月12日業態転換→2001年12月ダイエーに再転換後閉店。
  • 熊本店(熊本県)当時、城屋ダイエー(熊本城屋)の別館のようなものであった。1995年9月1日に城屋ダイエーからダイエー熊本下通店へリフレッシュオープンを機に閉店。家電などは新しくなった熊本下通店で取り扱うようになった。現在はダイエー従業員が使用する建物(事務所)となっている。また、1Fは催事場として使用することもある。

[編集] 派生ブランド

トポスはダイエー内のみならず、他会社に技術やノウハウを付与し多数の会社でDS業態を開花させる役割も担った。

トポスのノウハウにより展開させていたブランド。
こちらもトポスのノウハウを提供され展開していたブランド。

[編集] 関連項目

[編集] 脚注

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[編集] 注釈

[編集] 出典

  1. ^ 日経流通新聞 1992年9月10日 ダイエー トポスの見直し GMSから仕入れ商品数大幅カットより


[編集] 外部リンク

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