エンツォ・フェラーリ (自動車)

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エンツォ・フェラーリ
フロント
リア
エンジン
メーカー {{{メーカー}}}
親会社 {{{親会社}}}
製造国 {{{製造国}}}
製造期間 2002年-2004年
設計統括 {{{設計統括}}}
デザイナー {{{デザイナー}}}
乗車定員 2人
ボディタイプ 2ドア クーペ
ハイブリッド
エンジン F140B型 6.0L V12 660hp(アメリカ馬力)669ps(ドイツ馬力)
モーター
最高出力/トルク {{{最高出力/トルク}}}
最高出力 {{{最高出力}}}
最大トルク {{{最大トルク}}}
変速機 6速セミAT(F1マチック)
駆動方式 MR
サスペンション 前後ダブルウィッシュボーン
全長x全幅x全高 {{{全長x全幅x全高}}}
全長 4702mm
全幅 2023mm
全高 1147mm
最低地上高 {{{最低地上高}}}
ホイールベース 2650mm (104.3 in)
車両重量 1365kg
乾燥重量 {{{乾燥重量}}}
総重量 {{{総重量}}}
最大積載量 {{{最大積載量}}}
燃料タンク容量 {{{燃料タンク容量}}}
燃費 {{{燃費}}}
ブレーキ カーボンセラミック製ベンチレーテッドディスク
ステアリング位置
別名 {{{別名}}}
先代 フェラーリ・F50
後継
姉妹車/OEM マセラティ・MC12
フェラーリ・FXX
車台共有車
同クラスの車 {{{同クラス}}}
-自動車のスペック表-

エンツォ フェラーリEnzo Ferrari )はイタリアの自動車メーカーフェラーリが創業55周年を記念して製造、販売したスーパーカーである。

目次

[編集] 解説

原寸大のモックアップ(クレイモデル)として東京都現代美術館で初めて披露されたプロトタイプFXを経て、2002年フェラーリ社が創業されてから55年、創始者の名を取り命名されたこの車は、レースで培って来た技術の粋を結集して作られた。フェラーリにとっては21世紀最初の特別なスーパーカーである。デザインは当時ピニンファリーナに在籍していた日本人カーデザイナー奥山清行の手によるものである。F40F50に続く記念碑的な限定生産車種で、大出力のエンジンミッドシップマウントする伝統を受け継いでいる。そして、F50にはなかった快適性とそれ以上の動力性能を有し、これまでフェラーリが開発して来た限定生産車のいずれとも違う性格を持つものとなった。

なおデビュー以前には、F60という名称が各メディアで使用されたが、車名が正式発表となった際には驚きの声が上がった。

[編集] 機構・スタイル

奥山によるデザインは、明らかにF1を意識したと解るフロントノーズ、フェラーリ伝統の丸形テールランプを削り出したかのように露出させたテールエンド、エアインテークを兼ねる大きく張り出した前後フェンダー等大胆かつ明快なもので、見るからにスーパーカーレーシングカーを思わせる造形をしている。F50、F40にあったリアウィングを廃しキャノピーを強調させたF50よりシャープにしてダイナミックなラインで描かれている。通常の横開きのドアではなく鈴虫の羽のように開くガルウィングドアを採用してシートへのアクセスを容易なものにしており、更にエアコンが完備される(F50のものは、フィルターの備わらない簡易的なもの)など、ドライバーの環境にかなりの配慮を見せているが、モーターにより可動する電動スポイラー、グランド・エフェクトを狙ったアンダーパネルのベンチュリー・トンネル、その効果を助長するリアエンドの大型ディフューザーなど、走行性能に関する部分は更に煮詰められている。

ほぼ同時期に存在をアナウンスされたポルシェ・カレラGTメルセデス・ベンツ SLRマクラーレンと同じく、この時期のトレンドとなるカーボンファイバー素材を多用し、ボディパネルはもとよりフレームも大半がカーボンコンポジットによって形成されている。コクピットを強靭なバスタブモノコック形状とし、そこからサブフレームを伸ばしてエンジンをマウントする。フェラーリ・F50との大きな違いは、F50が同じカーボン製フレームを用いつつもエンジンをフレームの一部とみなして走行中のストレスを負担させる構造を持つのに対し、エンツォ フェラーリはサブフレームにブッシュを介してマウントすることであり、純粋なレーシングカー的レイアウトを採るF50と比較し、ずっとロードカーらしい設計となった。エンジンとフレームが直接連結されるF50は騒音や振動対策の面で不利な要素を持っていたものの、エンツォ フェラーリはゴムブッシュという緩衝材をかませてあるので快適性の向上に寄与している。

型式名F140Bのナンバーを持つエンジンはこの車のために開発されたものであり、排気量6リッター、65°のバンク角を持つ水冷V型12気筒DOHCエンジンで、シリンダブロックはアルミニウム合金製。最高出力660馬力、トルク67kgmと非常に強力なスペックを誇り、回転数は最高8200回転まで許容するが、吸排気バルブの開閉タイミングを適切に調節する可変バルブタイミング機構のおかげで決して高回転だけのパワーバンドを持つエンジンではない(後に販売されるこのエンジンをベースにした599GTBフィオラノ(日本名599)ではF140cと名乗られている)。この心臓と軽い車体のおかげで、最高速は350km/hと公表されている。また、F50のエンジンは外部からの応力を受けなければならないので頑丈に設計されているが、この車の場合はその必要がないため徹底して軽量化が図られエンジン単体重量225kgである。 これに組み合わせられるトランスミッションは、当初は7速ミッションとささやかれたものの、結局は保守的な6速ミッションに落ち着いた。しかし、クラッチと変速操作を自動化したセミオートマチックトランスミッションF1マチックを搭載し、クラッチペダルを廃することによってイージードライブを実現している。

足回りはまさにレーシングカー直系の風格を感じさせ、四輪ダブルウィッシュボーン式サスペンションショックアブソーバー+コイルユニットをフレーム側に取り付け、プッシュロッドで押すインボード式が採用されている。ブレーキブレーキローターにカーボンセラミック素材を使用したもので、ブレンボ社によって製造されるものである。金属製のそれに比べて耐久性に優れ、サーキットで全開走行を繰り返しても音を上げることはない。

エンツォ フェラーリは、399台が限定生産され、そのうちの日本国内正規輸入台数は33台である。今のところこれ以上の台数を生産する予定はなく、新車価格は邦貨換算7850万円とも言われているが、そのプレミア性のために1億円以上の価格をつけることも珍しくない。 なお、2005年6月10日、マラネロのフェラーリ本社のロジスティックセンターで開催されたサザビーズのオークションに突如「400台目」のエンツォが出品された。これはチャリティー目的のために前ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世が注文した個体で、前側のトランクリッドパネルの裏にヨハネパウロ2世からのメッセージが書かれている。そして、落札金95万ユーロ(日本円で約1億5000万円)は教皇ベネディクト16世に寄付された。使い道については、2004年の「インド洋大津波」の義捐金に用いられるというという説が有力である。

[編集] フェラーリP4/5ピニンファリーナ

上記2枚はFerrari 330P3
上記2枚はFerrari 330P3

フェラーリP4/5ピニンファリーナはアメリカ人B級映画監督で自動車コレクタージェームス・グリッケンハウスピニンファリーナにオーダーしたワンオフカー。ジェイソン・カストリオタがデザインを担当、エンツォ・フェラーリをベースに設計、デザインされている。グリッケンハウスが一度購入したエンツォ・フェラーリをトリノのピニンファリーナ本社へ送り、客の要望に沿うように一からデザインしなおした。スタイリングは全面的に変更され、モチーフ1967年ル・マンカー、Ferrari 330P4としている。ボディはドライカーボン製で風洞実験、走行試験が成され、結果的にオリジナルのエンツォ・フェラーリより200kg軽量化されている。オプションには全世界仕様のGPSiPod nano対応オーディオ他、グリッケンハウスの要望で様々な機能が加えられている。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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