フェラーリ・エンツォ

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フェラーリ・エンツォ
フロント
England mai 2007 045.jpg
リア
Enzo rear.JPG
エンジン
Ferrari Enzo Engine.jpg
製造国 イタリアの旗 イタリア
販売期間 2002年 - 2004年
デザイン 奥山清行
乗車定員 2人
ボディタイプ 2ドア クーペ
エンジン F140B型 6.0L V12
最高出力 660hp(アメリカ馬力)
669ps(ドイツ馬力)
最大トルク 67kgm
変速機 6速セミAT(F1マチック)
駆動方式 MR
サスペンション 前後ダブルウィッシュボーン
全長 4702mm
全幅 2023mm
全高 1147mm
ホイールベース 2650mm (104.3 in)
車両重量 1365kg
ブレーキ カーボンセラミック製ベンチレーテッドディスク
ステアリング位置
先代 フェラーリ・F50
-自動車のスペック表-

フェラーリ・エンツォ(Ferrari Enzo)はイタリアの自動車メーカーフェラーリが創業55周年を記念して製造、販売したスーパーカーである。

目次

[編集] 解説

原寸大のモックアップとして東京都現代美術館で初めて披露されたプロトタイプFXを経て、2002年フェラーリが創業されてから55年、創始者の名を取り命名されたこの車は、レースで培って来た技術の粋を結集して作られた。フェラーリにとっては21世紀最初の特別なスーパーカーである。デザインは当時ピニンファリーナに在籍していた日本人カーデザイナー奥山清行による。F40F50に続く記念碑的な限定生産車種で、大出力のエンジンミッドシップマウントする伝統を受け継いでいる。F50にはなかった快適性とそれ以上の動力性能を有し、これまでフェラーリが開発して来た限定生産車のいずれとも違う性格を持つものとなった。

なおデビュー以前には、F60という名称が各メディアで使用されたが、車名が正式発表となった際には驚きの声が上がった。

[編集] 機構・スタイル

Ferrari Enzo Ferrari.JPG
Ferrari Enzo Concours.jpg
Ferrari Enzo Ferrari tail.jpg
Enzo Ferrari indicator.jpg
Brake and Gas pedals of Enzo Ferrari.jpg

奥山によるデザインは、明らかにF1を意識したと解るフロントノーズ、フェラーリ伝統の丸形テールランプを削り出したかのように露出させたテールエンド、エアインテークを兼ねる大きく張り出した前後フェンダーなど大胆かつ明快なもので、見るからにスーパーカーレーシングカーを思わせる造形をしている。F50、F40にあったリアウィングを廃しキャノピーを強調させたF50よりシャープにしてダイナミックなラインで描かれている。なお、奥山本人の話によれば、このエンツォ・フェラーリの原画デザインは時間に迫られてたった15分間で完成させた物である。通常の横開きのドアではなくトヨタ・セラのように開くバタフライドアを採用してシートへのアクセスを容易なものにしており、さらにエアコンが完備される(F50のものは、フィルターの備わらない簡易的なもの)など、ドライバーの環境にかなりの配慮を見せているが、モーターにより可動する電動スポイラー、グラウンド・エフェクトを狙ったアンダーパネルのベンチュリ・トンネル、その効果を助長するリアエンドの大型ディフューザーなど、走行性能に関する部分はさらに煮詰められている。

ほぼ同時期に存在をアナウンスされたポルシェ・カレラGTメルセデス・ベンツ SLRマクラーレンと同じく、この時期のトレンドとなるカーボンファイバー素材を多用し、ボディパネルはもとよりフレームも大半がカーボンコンポジットによって形成されている。コクピットを強靭なバスタブモノコック形状とし、そこからサブフレームを伸ばしてエンジンをマウントする。F50との大きな違いは、F50が同じカーボン製フレームを用いつつもエンジンをフレームの一部とみなして走行中のストレスを負担させる構造を持つのに対し、エンツォはサブフレームにブッシュを介してマウントすることであり、純粋なレーシングカー的レイアウトを採るF50と比較し、ずっとロードカーらしい設計となった。エンジンとフレームが直接連結されるF50は騒音や振動対策の面で不利な要素を持っていたものの、エンツォはゴムブッシュという緩衝材をかませてあるので快適性の向上に寄与している。

型式名F140Bのナンバーを持つエンジンはこの車のために開発されたものであり、排気量5998cc、65°のバンク角を持つ水冷V型12気筒DOHCエンジンで、シリンダブロックはアルミニウム合金製。最高出力660馬力、トルク67kgmと非常に強力なスペックを誇り、回転数は最高8200回転まで許容するが、吸排気バルブの開閉タイミングを適切に調節する可変バルブタイミング機構のおかげで決して高回転だけのパワーバンドを持つエンジンではない。この心臓と軽い車体のおかげで、最高速は350km/hと公表されている。また、F50のエンジンは外部からの応力を受けなければならないので頑丈に設計されているが、この車の場合はその必要がないため徹底して軽量化が図られエンジン単体重量225kgである。

トランスミッションは当初7速とささやかれたものの結局は保守的な6速に落ち着いた。しかしクラッチと変速操作を自動化したセミオートマチックトランスミッションF1マチックを搭載し、クラッチペダルを廃することによってイージードライブを実現している。

足回りはまさにレーシングカー直系の風格を感じさせ、四輪ダブルウィッシュボーン式サスペンションショックアブソーバー+コイルユニットをフレーム側に取り付け、プッシュロッドで押すインボード式が採用されている。ブレーキブレーキローターカーボンセラミック素材を使用したブレンボ製。

349台が生産され追加生産で50台の合計399台が生産され、そのうち日本国内正規輸入台数は33台である。今のところこれ以上の台数を生産する予定はなく、新車価格は邦貨換算7850万円とも言われているが、そのプレミア性のために1億円以上の価格をつけることも珍しくない。

なお、2005年6月10日、マラネロにあるフェラーリ本社のロジスティックセンターで開催されたサザビーズのオークションに突如「400台目」のエンツォが出品された。これはチャリティー目的のために前ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世が注文した個体で、前側のトランクリッドパネルの裏にヨハネパウロ2世からのメッセージが書かれている。そして、落札金95万ユーロ(日本円で約1億5000万円)は教皇ベネディクト16世に寄付された。使い道については2004年の「インド洋大津波」の義捐金に用いられるという説が有力である。

[編集] フェラーリP4/5ピニンファリーナ

FerrariP3.jpg
上掲2枚はFerrari 330P3
上掲2枚はFerrari 330P3

フェラーリP4/5ピニンファリーナはアメリカ人B級映画監督で自動車コレクタージェームス・グリッケンハウスピニンファリーナにオーダーしたワンオフカー。ジェイソン・カストリオタがデザインを担当、エンツォをベースに設計、デザインされている。グリッケンハウスが一度購入したエンツォをトリノのピニンファリーナ本社へ送り、客の要望に沿うように一からデザインしなおした。スタイリングは全面的に変更され、モチーフ1967年ル・マンカー、フェラーリ330P4としている。ボディはドライカーボン製で風洞実験、走行試験が成され、結果的にオリジナルのエンツォより200kg軽量化されている。オプションには全世界仕様のGPSiPod nano対応オーディオほか、グリッケンハウスの要望で様々な機能が加えられている。

Ferrari P4-5 PA070099.JPG Ferrari P45 front on.jpg Ferrari P45 front.jpg

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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FR GT 365GTB/4 550 575M 599
2+2 365GTC/4 365GT/4・2+2 400 400i 412 456 GT 456M GT 612
V8 カリフォルニア
MR V6/V8 ディーノ246 308 308QV 328 348 348G 360 F430 458
208 F355
2+2 ディーノGT4 モンディアル
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