「名古屋ターミナルビル」の版間の差分

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== 名古屋駅新ビル(仮称)計画 ==
== JRゲートタワー計画 ==
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[[2027年]]のリニア[[中央新幹線]]名古屋駅の開業を見据えたJR東海は、[[2008年]]12月10日、当ビルをオフィス・ホテル・商業施設などからなる超高層ビルに建替える方針を発表した。同じ頃、[[日本郵政]]グループが当ビルの北隣に立地する[[名古屋中央郵便局|名古屋中央郵便局名古屋駅前分室]]の再開発計画を検討しており、これを契機に両建物の敷地を一体的に再開発することとした。地上46階、地下6階、高さ220m、延べ床面積を26万m²とする案を、新ビルのデザインと共に[[2010年]]2月10日に発表した。
[[2027年]]のリニア[[中央新幹線]]名古屋駅の開業を見据えたJR東海は、[[2008年]]12月10日、当ビルをオフィス・ホテル・商業施設などからなる超高層ビルに建替える方針を発表した。同じ頃、[[日本郵政]]グループが当ビルの北隣に立地する[[名古屋中央郵便局|名古屋中央郵便局名古屋駅前分室]]の再開発計画を検討しており、これを契機に両建物の敷地を一体的に再開発することとした。地上46階、地下6階、高さ220m、延べ床面積を26万m²とする案を、新ビルのデザインと共に[[2010年]]2月10日に発表した。

2016年12月9日 (金) 23:27時点における版

名古屋ターミナルビル(解体済み)
情報
用途 バスターミナル、商業施設、ホテル
事業主体 ジェイアールセントラルビル
管理運営 ジェイアールセントラルビル
構造形式 SRC造(ビル部分)
RC造(地下部分)
延床面積 97,000 m²
階数 地上20階、地下3階、塔屋2階
高さ 83.8m
開館開所 1974年11月27日
所在地 名古屋市中村区名駅一丁目1番2号
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名古屋ターミナルビル(なごやターミナルビル)は、かつて愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番2号に所在した複合施設である。建て替え工事が進行しており、建物は現存しない。

概説

名古屋駅の北側に隣接する形で立っており、バスターミナル百貨店ホテルなどで構成されていた。

建物は、東海旅客鉄道(JR東海)完全子会社ジェイアールセントラルビル株式会社が所有していた。それ以前はJR東海子会社連結子会社[1]名古屋ターミナルビル株式会社が所有していたが、同社は、2010年3月1日に株式交換によりJR東海の完全子会社となった後、同年4月1日にジェイアールセントラルビル株式会社に吸収合併されている。

2008年12月、JR東海は日本郵政と連携して、同ビルに隣接する名古屋中央郵便局名古屋駅前分室を含めた敷地一帯を再開発すると発表した[2][3]

現在、名古屋ターミナルビル跡地には高さ約220mのJRゲートタワーを建築中。(名古屋中央郵便局名古屋駅前分室跡地には2015年11月11日に高さ約200mのJPタワー名古屋が竣工)

テナント

松坂屋閉店後のターミナルビル

百貨店

松坂屋名古屋駅店が、1974年の開業当時から営業していた。名駅地区における松坂屋唯一の店舗だったが、2010年8月29日閉店。

ホテル

東海旅客鉄道(JR東海)系列である「ホテルアソシア名古屋ターミナル」が営業していた。名古屋市内で最初にキリスト教式の結婚式を行うチャペルを設置したホテルでもあったが、南隣のJRセントラルタワーズを形成している名古屋マリオットアソシアホテルの開業後は、結婚披露宴会場の規模を縮小している。建て替えのため、2010年9月30日に営業を終了した。運営会社の名古屋ターミナルホテル株式会社は同日付で解散し、同年12月31日付で清算終了して完全消滅した。

その他のテナント

当ビル直下に広がる地下街、および1階、7 - 8階、20階の各商業スペースは「テルミナ」という名称がある。地下2階には、三省堂書店名古屋テルミナ店が営業していた。このうちターミナルビル入店分のテナントは、全て2010年9月30日をもって営業を終了した。

また、7階にはパスポートの申請を扱う愛知県旅券センターがあったが、ビルの再開発計画に伴い2010年5月6日より名古屋ルーセントタワー5階に移転した。

旧バスターミナル

近くには名鉄バスセンターがあるが、高さの問題で名鉄バスセンターでは発着できない車両(2階建バスなど)も多く発着していた。

2010年12月から始まる予定の改築工事をもって、JRバスのりばは同年12月9日より名駅西口(新幹線口)に移転[4]名古屋市営バスのりばは同年12月23日より駅周辺の路上に移転した[5]

1階

バスターミナル1階

ジェイアール東海バスおよび共同運行会社が乗り入れていた。国鉄時代から自動車駅として、鉄道駅から独立した窓口が設置されており、分割民営化後も案内上は「JRバス名古屋駅」と称していた。名古屋旅行センターにて予約・発券を取り扱う。2010年12月9日に名古屋駅西口に移転されたことに伴い閉鎖された。

降車は2 - 4のりばを中心に取り扱っていた。

移転前の使用状況は以下のとおり。

1のりば

2のりば

3のりば

4のりば

  • 増発便等

5のりば

6のりば

7のりば

8のりば

9のりば

  • 増発便等

2階

バスターミナル2階
2番のりば(グリーンホーム)
4番のりば(グリーンホーム)

名古屋市営バスが乗り入れる。L字型にバスレーンが通っており、外側のバス停をグリーンホーム、内側をレモンホームと呼ぶ。

かつては平和コーポレーションが乗り入れ、中部国際空港名古屋飛行場中津川方面へ運行したが、2008年3月31日をもって乗り入れが廃止された。

グリーンホーム

  • 1のりば
    • 未使用
  • 2のりば
  • 3のりば
  • 4のりば
    • 名駅16 広小路本町・東新町方面
    • 栄758(都心ループバス) 名古屋駅方面(循環)
  • 5のりば
  • 6のりば
    • 名駅14 市役所・大曽根方面
  • 7のりば
    • 基幹2 光ヶ丘・猪高車庫方面

レモンホーム

  • 0のりば
  • 9のりば
  • 10のりば
    • 名駅11 名古屋駅方面(循環)
    • 名駅26 平田住宅方面
  • 11のりば
    • 名駅13 上飯田・中切町・天神山方面
  • 12のりば
    • 名駅24 大治西条方面
    • 名駅25 豊公橋・名古屋駅方面(循環)
    • 名駅29 押切町・名古屋駅方面(循環)
  • 13のりば
    • 名駅19 港区役所方面
    • 名駅22 横井町方面
    • 名駅23 横井町・岩塚本通四丁目方面
  • 14のりば
    • 名駅20 権野・中川車庫方面
  • 15のりば

JRゲートタワー計画

2027年のリニア中央新幹線名古屋駅の開業を見据えたJR東海は、2008年12月10日、当ビルをオフィス・ホテル・商業施設などからなる超高層ビルに建替える方針を発表した。同じ頃、日本郵政グループが当ビルの北隣に立地する名古屋中央郵便局名古屋駅前分室の再開発計画を検討しており、これを契機に両建物の敷地を一体的に再開発することとした。地上46階、地下6階、高さ220m、延べ床面積を26万m²とする案を、新ビルのデザインと共に2010年2月10日に発表した。

名古屋ターミナルビルの解体工事は2012年夏まで行われ、その後新ビルの建設工事に移る。

新ビルは2015年の完成を見込んでいたが[6]、その後、基礎工事長引きなどにより半年以上の遅れが発生し、2016年6月以降に完成予定とされた[7]

2014年2月13日、JR東海は新ビルの名称を「JRゲートタワー」、併設するホテル名称を「名古屋JRゲートタワーホテル」と発表。また、完成予定を1年2ヶ月遅れの2017年2月予定に遅れることを明らかにした[8][9]

注記

  1. ^ 連結子会社・持分法適用関連会社|JR東海”. JR東海. 2010年4月30日閲覧。
  2. ^ 名駅一丁目1番地区における「まちづくり基本構想」について
  3. ^ 【開発】名古屋駅前にタワービル2棟が出現、総延べ床は47万m2”. 日経不動産マーケット情報 (2009年1月15日). 2009年5月27日閲覧。
  4. ^ 「新」JRハイウェイバスのりば名古屋駅(新幹線口)(ジェイアール東海バス)
  5. ^ 市バスの乗降停変更のお知らせ(名古屋市交通局) (PDF)
  6. ^ 2013年6月12日の中日新聞朝刊11面
  7. ^ 2013年11月14日の中日新聞朝刊13面
  8. ^ 名古屋新駅ビル:名称は「JRゲートタワー」 - 毎日新聞2014年2月13日(2014年2月15日閲覧)
  9. ^ 【社長会見】名古屋駅新ビル計画の名称と開業予定についてニュースリリース - JR東海 Central Japan Railway Company 2014年2月13日(2014年2月15日閲覧)

関連項目

外部リンク