濃飛乗合自動車
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北アルプスの山並みを背景に乗鞍スカイラインを走行する濃飛バス | |
| 種類 | 株式会社 |
|---|---|
| 市場情報 | 未上場 |
| 略称 | 濃飛バス |
| 本社所在地 |
〒506-0026 岐阜県高山市花里町6丁目65番地 |
| 設立 | 1943年4月 |
| 業種 | 陸運業 |
| 法人番号 | 1200001025066 |
| 事業内容 | 一般乗合旅客自動車運送事業、一般貸切旅客自動車運送事業、一般乗用旅客自動車運送事業、旅行業、ドライブイン経営、販売業 |
| 代表者 | 代表取締役社長 齋藤 尚正 |
| 資本金 | 2億円 |
| 売上高 | 36億円(2015年3月期) |
| 従業員数 | 344名(2016年11月現在) |
| 主要株主 | 名古屋鉄道 |
| 外部リンク | 濃飛乗合自動車 |
| 特記事項:第二次世界大戦中の戦時統合で発足。バス事業では濃飛バスの通称を多用する。 | |
濃飛乗合自動車(のうひのりあいじどうしゃ、Nohi Noriai Jidosha Co., Ltd. )は、岐阜県高山市に本社を置く乗合バス・貸切バス事業を主に行う会社である。バス事業では濃飛バスの通称を多用する。 バス事業以外では、神岡営業所でタクシー事業を運営(旧濃飛交通)、平湯バスターミナルにドライブイン「アルプス街道平湯」を併設、レストラン・売店・日帰り温泉を営業している。
目次
概要[編集]
社名の「濃飛」は旧国名である「美濃国」の「濃」と「飛騨国」の「飛」をそれぞれ一字ずつ取ったもの。高山方面から東京・名古屋・岐阜・京都・大阪・金沢方面への高速バス、松本・富山を結ぶ特急バスなどがあり、一般路線は、岐阜県高山市・飛騨市・下呂市・中津川市[2]・大野郡白川村・加茂郡白川町・東白川村および長野県松本市で運行。
沿革[編集]
第二次世界大戦下の陸運統制令に基づく運輸通信省通達により、飛騨地区の統合主体として1943年発足。戦後、名鉄グループ入りした。
営業所[編集]
- 美濃地区(岐阜ナンバー)
- 美濃白川営業所(2004年12月16日に白川口営業所を改称、移転)
- 飛騨地区(飛騨ナンバー)
- 下呂営業所
- 高山営業所(高速・乗合・観光・貸切)
- 神岡営業所
他に「管理所」として平湯管理所が存在
廃止営業所[編集]
- 美濃地区(岐阜ナンバー)
車両[編集]
名鉄グループの会社だけあって他の名鉄グループ各社と同様三菱ふそう製が多くを占めるが、日野製、いすゞ製、UDトラックス(旧:日産ディーゼル)製(ボディーは富士重工業製及び西日本車体工業製)も存在する。
営業エリアの多くが標高の高い地域で、環境保護のため最新の排出ガス規制に適合した車両の導入を進めている。低公害車は三菱ふそう・エアロスターの蓄圧式ハイブリッド車MBECSと日野・ブルーリボンおよび日野・セレガ(初代)の電気式ハイブリッド車HIMRの導入が目立ち、主に乗鞍・上高地方面への路線を中心に就役している。
飛騨地方の降雪対策として一般の路線バスの多くは原則として前扉のみしか存在しない「前乗り前降り」のため、以前は「観光バスの格下げ」車両も存在した。ワンステップバス・ノンステップバスの中には中間扉を有するものも存在するが、中間扉を使用するのは車椅子での乗降の時のみであり、通常は締切で運用される。
岐阜県から飛騨・世界生活文化センターへのシャトルバス運行を受託しており(現在のさるぼぼバス)、専用車として1950-60年代の観光バスのように車体の後ろ半分をかさ上げしたいすゞ・エルガワンステップ車が1台在籍する。なお、同車はさるぼぼバスのほかにも、古川・神岡線など一般路線にも運行されることがある。なお、当該車両に限り中間扉を使用し、高山バスセンター以外の停留所では中乗り前降りとなる。
2012年から希望ナンバー(飛騨230)を取得して車両を管理している。
路線[編集]
- 「高山」は、高山濃飛バスセンター(高山駅前)を示す。
高速・特急路線[編集]
高速バスは、松本線は安房トンネル、新宿線は安房トンネル・長野自動車道・中央自動車道、京都・大阪線は東海北陸自動車道・名神高速道路、名古屋線、岐阜線、金沢線は東海北陸自動車道をそれぞれ経由する。なお、記事がある路線の停留所等詳細は当該記事を参照。
- 高山 - 新宿線:中央高速バス(京王電鉄バスと共同運行)
- 「シュトライナー」の愛称があるが、現在はあまり使われない。
- 2016年10月1日より1往復が飛騨古川駅前まで延長されている。
- 高山 - 京都・大阪線:ウエストライナー(近鉄バスと共同運行)
- 高山 - 名古屋線:ひだ高山号(名鉄バス・JR東海バスと共同運行)
- 「メイヒライナー」の愛称があるが、現在はあまり使われない。
- 高山 - 中部国際空港線
- 高山 - 岐阜線(岐阜乗合自動車と共同運行)
- 高山 - 金沢線:(北陸鉄道と共同運行)[4]
- 高山・新穂高 - 松本線(アルピコ交通と共同運行)
- 奥飛騨温泉郷 - 富山線(富山地方鉄道と共同運行)
- 平湯温泉・新穂高ロープウェイ - 栃尾温泉 - 神岡営業所 - 猪谷 - 笹津 - 富山空港前 - 富山駅前
- もとは一般路線バスの神岡 - 富山線。路線バス時代より共同運行であるが、当時より地鉄エリアは主要停留所のみ停車の特急便とされていた。なお地鉄運行便においても、濃飛のエリア内のうち西里橋~栃尾温泉間の停留所はすべて通過する。
- 路線車を使用した富山地鉄担当便に対し、濃飛バス担当便は観光型ベースのエアロミディMJで運行していた。
- 2005年7月に各方面へのジャンクションでもある平湯温泉へ延長されるが、需要の低迷から高山発着に変更。
- 高山発着・平湯発着並行の時期を経て2012年4月に高山発着を廃止。ただし神岡にて高山発着便と接続、乗り継ぎ割引を実施。
- 2015年3月14日、北陸新幹線延伸開業に合わせ、富山駅〜新穂高ロープウェイ便を2往復新設。うち1往復は予約制でスカイドーム神岡(新設)と栃尾温泉のみ停車。もう1往復は平湯発着便の行先変更となり、平湯側では1往復減便。なお予約制便の新設に伴い、これの出入庫便を神岡〜富山駅(富山空港非経由)で1往復新設。
- 沿革
- 高山 - 富山線〔白川郷経由〕(富山地方鉄道と共同運行)
- 特急高山・白川郷線
- 下呂 - 高山 - 白川郷
- 下呂営業所が担当する路線である。
- 下呂 - 高山 - 白川郷
一般路線[編集]
高山営業所管内[編集]
- 平湯・新穂高線
高山 - 古い町並口(斐太高校口) - 自動車学校前 - 町方 - 鍾乳洞口 - スキー場口 - (ほおのき平) - 平湯温泉 - 一宝水(福地温泉) - (中尾高原) - 新穂高ロープウェイ
- 高山市街地から丹生川地区・奥飛騨温泉郷を経て新穂高ロープウェイへ至る路線。一宝水経由・福地温泉経由がほぼ交互に運行され、いずれのルートも一部の便が中尾高原を経由する。
- 平日朝の新穂高発初便はほおのき平・高山市街地に入らず、北小学校前・飛騨高山高校岡本校舎・中山公園・西高校前などを経由し、久美愛厚生病院へ向かう(町方にて高山行きと乗り継ぎ可能)。土日祝は、市街地を経由し飛騨高山高校岡本校舎・中山公園などを経て西高校前止まりとなり、北小学校前は経由しない。
- 高山発最終便は斐太高校口経由・ほおのき平非経由で運行。また年末年始・お盆等の時期や催事等による市街地の交通規制時も同様に斐太高校口経由のルートで迂回運行されるが、この時は迂回経路上のバス停には停車しない。
- 2015年3月14日よりほおのき平と中尾高原以遠はデマンド方式となり、当該停留所から利用の場合前日までに予約が必要。予約・降車ともにない場合は停留所を経由せず運行する。
- 上高地線
あかんだな駐車場・平湯温泉 - 中の湯 - 大正池 - 帝国ホテル前 - 上高地
- 長野県道上高地公園線が、通年規制によりマイカーの乗り入れが出来ないため、岐阜県側から上高地へ向かう唯一の交通手段。アルピコ交通と共同運行で、毎年4月下旬頃から11月中旬頃までの期間限定運行。
- 基本的にあかんだな駐車場始発だが、平湯に常時増発対応の車両が待機しており、利用状況により平湯始発着の増便を運行する場合もある。
- 乗鞍線
平湯温泉・ほおのき平駐車場 - 乗鞍山頂(畳平)
- 上高地線同様、マイカーが乗り入れ出来ない乗鞍スカイラインを経て乗鞍畳平のバスターミナルへ向かう。平湯始発・ほおのき平経由が主だが、ほおのき平始発も存在する。アルピコ交通と共同運行で、毎年5月上旬頃から10月下旬頃までの期間限定運行。日本一の高所を走る山岳ドライブウェイとして知られる乗鞍スカイラインの終点にある畳平停留所は、日本最高所にあるバス停留所でもある[6]。
- 前日の気象予報によって運行本数が異なる。また、先述の上高地線同様に平湯温泉に増発車両を待機させ、利用状況により増発する。なお、夏季運行の高速新宿線(夜行便)から平湯で乗り継ぎ可能な便が早朝に運行される。
- 高山市内線
もともとは高山市内施設めぐり線として、高山 - 飛騨の里 - 高山 - 高山陣屋 - 高山と運行する路線だった。飛騨の里から光記念館へ向かうルートも一時期存在したが、廃止となっている。現在は、飛騨の里などの郊外の施設へ向かう「さるぼぼバス」と古い町並などの市街地を巡る「まちなみバス」の2路線に再編されている。
- さるぼぼバス
- 高山 - 飛騨の里・飛騨高山美術館・世界生活文化センター - 高山
- 飛騨の里、飛騨高山美術館を経由し高山へ戻る便と、飛騨の里、まつりの森、世界生活文化センターを経由し再度飛騨の里に停車して高山へ戻る便とが交互に運行される。
- 先述の改造車両のほか、小型車を除く一般路線の車両が使用される。
- 高山 - 飛騨の里・飛騨高山美術館・世界生活文化センター - 高山
- まちなみバス
- 高山 - 市役所 - 春慶会館前 - 別院前 - 高山陣屋 - 日赤前 - 高山
- 観光施設のほか、公共施設なども経由する循環路線。右回り、左回りとも高山発着のため、高山をまたいでの乗車は出来ない。
- 狭隘区間を運行するため、当路線専用の小型車両(日野・ポンチョ)が使用される。
- 高山 - 市役所 - 春慶会館前 - 別院前 - 高山陣屋 - 日赤前 - 高山
- 荘川線
高山 - 清見支所前 - 荘川支所前 - 牧戸駅 - 上野々俣公民館
- 市街地より清見を経て荘川へ向かう。高山~清見支所前の区間便の他、北小学校前・久美愛厚生病院・西高校前経由が運行される。朝には南保育園北→日赤前を経由し高山へ向かう便や、高山からさらに光記念館前を経て久美愛厚生病院まで向かう便がある。
- 古川/神岡線
高山 - 松本橋(久美愛) - 古川駅前 - 神岡営業所 - 旧奥飛騨温泉口駅・飛騨神岡高校
- 高山から国道41号線を北上するルート。基本的には高山~古川の区間便と古川を経て神岡営業所へ至る便との2種類で、高山と神岡の共管路線。高山発着の一般路線では最も運行本数が多い。
- 高山~古川間では、国道41号に並行する宮川対岸の集落等を経由する派生系統が多く、大半をしめるアピタ経由、国府地域に位置する宇津江経由、1往復/日のみ運行の村山経由など、パターンは数多く存在する。また、高山→古川→細江駅前(土休日は古川止め)、野口→古川→高山、飛騨古川駅近くの吉城高校口発着便も運行される。
- 上記に加え2012年5月には久美愛厚生病院の移転に伴い、光記念館前 - 久美愛厚生病院 - 上枝(ほずえ)駅経由便が開設された。
- 高山~古川間は全日運行の深夜運賃適用便が2往復運行されている。
- 秋神線
高山 - 朝日支所前 - (上西洞公民館前) - 秋神温泉
- 朝日支所前で「のらMycar」の高根朝日線に接続する。
神岡営業所管内[編集]
- 上宝線
神岡 - 平湯温泉
- 神岡線
高山管内・古川/神岡線を参照。
- 国府・上宝線
中山口 - 本郷 - 国府駅前 - 高山
- 割石線、吉田・小萱線
割石温泉 - 神岡 - 旧奥飛騨温泉口駅 - 精米所前
- 石神・麻生野線
神岡 - 麻生野 - 石神
下呂営業所管内[編集]
- 下呂線
下呂(下呂バスセンター。以下同じ) - 高山
- 恵北線
下呂 - 加子母総合事務所前
- 小坂・湯屋線
小坂駅前 - 大洞
- 馬瀬・黒石・美輝の里線
- 乗政線
下呂 - 乗政
- 東上田線
下呂 - 東上田
- 合掌村線
下呂 - 下呂温泉合掌村 - 下呂温泉病院
美濃白川営業所管内[編集]
- 黒川線
白川口駅前 - 奥新田
- 佐見線
(営業所前 - )白川口駅前 - 栗林
- 白川線
(営業所前 - )白川口駅前 - 大明神
- 蘇原線
白川口駅前 - 鹿折橋
コミュニティバス[編集]
定期観光バス[編集]
- 「五箇山相倉と白川郷」コース
- 高山-五箇山相倉-天守閣展望台(昼食)-白川郷-高山
- 「五箇山菅沼と白川郷」コース
- 高山-五箇山菅沼-天守閣展望台(昼食)-白川郷-高山
主な廃止路線[編集]
- 高山 - 高岡線
高山 - 白川郷 - 五箇山合掌の里 - 高岡駅
- 南砺市と濃飛・加越能バスによる実証実験として、2012年11月17日~13年3月末までの土休日、濃飛・加越能ともに1往復ずつ運行。
- 五箇山合掌の里にて、合掌造り集落を経て城端駅まで運行するシャトルバスと接続。白川郷では高岡発着の利用に限り乗降可能。
- 高根線
高山 - 上ヶ洞(一部区間をのらMycarへ移管、現在の高根・朝日線)
- 往還寺線
高山 - 往還寺(一部区間をのらMycarへ移管、現在の一ノ宮ルート)
- 乗鞍青年の家線
高山 - 青年の家(全区間のらMycarへ移管、現在の岩滝線)
- 2008年7月5日をもって廃止。
中津川営業所管内[編集]
- 馬籠線
中津川(中津川駅前バスターミナル。以下同じ) - 馬籠 - 馬籠峠
- 美濃坂下線
中津川 - 坂下駅前
- 霧ヶ原線
中津川 - 霧ヶ原(集会所前)
- 藤沢線
坂下駅前 - 馬籠
- 外洞・上野線
坂下駅前 - 外洞・赤田 - 宮の洞
- 夕森線
坂下駅前 - 夕森公園口
- 恵北線(一部)
加子母総合事務所前 - 坂下駅前 - 中津川駅前
脚注[編集]
外部リンク[編集]
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