のとじま臨海公園水族館
のとじま臨海公園水族館 NOTOJIMA AQUARIUM | |
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施設情報 | |
正式名称 | のとじま臨海公園水族館 |
愛称 | のとじま水族館 |
専門分野 | 総合 |
事業主体 | 石川県 |
管理運営 | 石川県県民ふれあい公社(指定管理者) |
開館 | 1982年7月3日 |
所在地 |
〒926-0216 石川県七尾市能登島曲町15部40 |
位置 | 北緯37度08分57秒 東経136度58分56秒 / 北緯37.14917度 東経136.98222度座標: 北緯37度08分57秒 東経136度58分56秒 / 北緯37.14917度 東経136.98222度 |
アクセス | 本文参照 |
公式サイト | https://www.notoaqua.jp/ |
のとじま臨海公園水族館(のとじまりんかいこうえんすいぞくかん)は、石川県七尾市の能登島北岸にある水族館である。愛称ならびに通称はのとじま水族館で、公式のウェブサイトや施設案内などではこの名称が使用される。
概要
石川県唯一の水族館であり、のとじま臨海公園の中核施設である。敷地面積10ha、鉄筋コンクリート造3階建て(地上2階地下1階)、延床面積2,883m2[1]。500種、約40,000匹の能登半島近海の魚介類を中心に展示している。
カマイルカ・フンボルトペンギンが泳ぐトンネル水槽(長さ22m、水量1,200トン)は当水族館の見所であり、国内最大級である。「海の自然生態館」ではジャイアントケルプの大水槽(高さ7m、幅12m)をはじめ、ゴマフアザラシやコツメカワウソの水槽も設置されている。
2009年(平成21年)8月、パノラマ大水槽の整備が開始。水槽は八角柱型で最長対角距離20m、水深6m、水量1,600トンであり、日本海側最大規模である。[2] 2010年(平成22年)8月20日にはパノラマ大水槽にて「ジンベエザメ館 青の世界」がオープンし、国内の水族館では4番目となるジンベエザメの飼育・展示が開始された[3]。 2013年の冬には、水槽の前に「こたつ」を設置し、ゆっくりと鑑賞する様に工夫した[4]。
2018年に開館以来の大規模なリニューアルを実施[5]。回遊水槽をリニューアルし、日本海側の水族館では初めてプロジェクションマッピングを採用した[6]。また、この回遊水槽には「のと海遊回廊」の名称が付けられている[5][7]。
2018年にはトリップアドバイザーによる「日本の水族館ランキング」において第10位にランキングされている[8]。
施設内容
施設の詳細は、公式サイトのみどころ・館内マップを参照。券売所は今まで本館にあったが、2010年(平成22年)8月20日にパノラマ大水槽の場所に移転した。
水槽
- パノラマ大水槽
- 本館
- のと海遊回廊(アカエイ、ネコザメ、ブリ、ヒラマサ、シマアジ、カンパチなど)
- 円柱水槽(ハナミノカサゴ、メガネモチノウオなど)
- ふれあい水槽(イトマキヒトデ、キタムラサキウニ、サザエ、ギンポなど)
- 能登と海と(イシダイ、キジハタ、キュウセンなど)
- 北の海の魚たち(ハタハタ、メバル、カレイなど)
- マングローブの水辺(テッポウウオ、シオマネキ、トビハゼなど)
- 南の海の魚たち(クマノミ、カクレクマノミ、ウツボなど)
- マダイの音と光の世界(マダイ)
- 川と湖の魚たち(オイカワ、カジカ、モツゴなど)
- 深い海の生きものたち(ズワイガニ、タカアシガニ、ホッコクアカエビなど)
- 水族館の変わりもの(マツカサウオなど)
- 小さな生きものたち
- クラゲの世界(アカクラゲ、ミズクラゲなど)
- イルカたちの楽園[9]
- トンネル水槽(カマイルカ、フンボルトペンギンなど)
- 海ののぞき窓
- 海の自然生態館
その他の施設
- ラッコ水槽(ラッコ)
- ウミガメ水槽(アオウミガメ)
- ペンギンプール(マゼランペンギン)
- 屋外ショープール(カマイルカ、カリフォルニアアシカ、バンドウイルカ)
- イルカとのふれあいプール
- 海づりセンター
- レストランイルカ
- 食堂街
- ミュージアムショップ「ドルフィン・テイル」
- 売店「BLUE OCEAN」
歴史
- 1981年(昭和56年)7月:着工[1]
- 1982年(昭和57年)7月3日:開館。
- 1983年(昭和58年):駐車場方面までを結ぶ路線長497mのモノレールを設置。(2005年廃止)[12]
- 2003年(平成15年)7月:日本国内で初めてトラフウミシダの繁殖に成功。日本動物園水族館協会 (JAZA)より繁殖賞を授与される 。
- 2010年(平成22年)3月:世界で2例目となるイルカ「ラナン」の人工尾びれの装着に成功[13]。
- 2015年(平成27年)12月22日:同日朝に七尾市の沖合で捕獲されたリュウグウノツカイを生きたまま公開展示[14]。生きた個体の展示は長崎県の九十九島水族館 海きららに次いで国内2例目であり、海きららでの生存記録34分[15]を超える3時間半の生存記録は国内最長である。
交通アクセス
- 国道249号和倉IC、七尾市街から石川県道47号七尾能登島公園線(能登島大橋)を渡り、約15Km
- のと里山海道(能越自動車道重複)横田ICから中能登農道橋(ツインブリッジのと)・石川県道257号田尻祖母浦半浦線を渡り、約12Km
- のと里山空港の乗合タクシーである「ふるさとタクシー」の利用が可能(要事前予約、空港以外の乗降不可、経路によって60分-100分)
- 和倉温泉駅から観光タクシーのコースが設定されている。
脚注
- ^ a b 『七尾市史 10 産業編』(2007年3月30日、七尾市役所発行)578頁。
- ^ ジンベエザメ、冷めぬ興奮 のとじま水族館で展示開始[リンク切れ] - 北國新聞
- ^ 「すごい迫力」ジンベエザメ遊泳に歓声 のとじま水族館 - 朝日新聞
- ^ “こたつに入ってジンベイ観賞 七尾市ののとじま水族館、3台設置”. 北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ(北國新聞). (2014年12月4日) 2019年7月27日閲覧。
- ^ a b “【石川】魚と映像 海中散歩 のとじま水族館 新水槽が完成”. 中日旅行ナビぶらっ人(中日新聞). (2018年4月26日) 2019年7月27日閲覧。
- ^ “のとじま水族館 回遊水槽がリニューアル”. 北陸朝日放送YouTube公式チャンネル. (2018年4月25日) 2019年7月27日閲覧。
- ^ “のとじま水族館改修 回遊水槽、映像と一体演出 GWの目玉に”. 日本経済新聞. (2018年1月11日) 2019年7月27日閲覧。
- ^ “トリップアドバイザー「旅好きが選ぶ!日本の動物園・水族館ランキング2018」、1位はアドベンチャーワールド”. 観光経済新聞. (2018年9月30日) 2019年7月27日閲覧。
- ^ 森見登美彦の小説『恋文の技術』では主人公の守田がイルカに心を癒される場面がある。
- ^ “国内最高齢のラッコ…あいくるしく客を魅了するその姿に迫った【石川発】”. FNNプライムオンライン. (2019年8月16日) 2020年8月14日閲覧。
- ^ “人間の年齢だと100歳!石川県の人気者「ラッコのラスカ」”. RadiChubu (2020年5月16日). 2020年8月14日閲覧。
- ^ nhk_kanazawaのツイート(1587034259021242369)
- ^ 『イルカの人工尾びれを当社ゴム技術により製作 - 尾びれを失った のとじま水族館のカマイルカに装着 -』(プレスリリース)ブリヂストン、2010年5月19日 。2019年7月27日閲覧。
- ^ “リュウグウノツカイ泳ぐ 水族館で"貴重な姿"”. テレ朝news. (2015年12月22日) 2019年7月27日閲覧。
- ^ “生きたまま初展示 のとじま水族館で深海魚「リュウグウノツカイ」”. 北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ(北國新聞). (2015年12月22日) 2019年7月27日閲覧。