プロジェクションマッピング

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プロジェクションマッピング(英語名:Projection Mapping)とは、コンピュータで作成したCGプロジェクタの様な映写機器を用い、建物や物体、あるいは空間などに対して映像を映し出す技術の総称をいう。

概要[編集]

2013年シドニーオペラハウスでのVivid Sydney祭典の様子。プロジェクターによって建物に模様が投影されている。

プロジェクション(=投影)という単純映写ではなく、マッピングという言葉が加わった言葉で、ここには投影する対象に映像を張り合わせるという意味合いがあり、対象と映像がぴたりと重なり合うことで意味を持ってくる映写方法である。

日本ではプロジェクションマッピングが一般的であるが、欧米では「ビデオマッピング」「マッピングプロジェクション」建物に対しては「アーキテクチャルマッピング」などとも呼ばれる。他に「3Dマッピング」「ビジュアルマッピング」とも呼ばれる。

投影される対象は建築物だけではく、靴、テーブルや椅子、額縁、描かれた絵、人体、部屋、鞄、楽器、樹木などありとあらゆる物を対象としている。

対象に投影する映像は、一般的な動画編集ソフト(After EffectsMotionなど)を使って予め現場毎に専用の映像を作成する例と、専用のソフトウェアを使用する例がある。 作成方法は図面等のデータから3Dでモデリングをしたり、写真を撮影して補正しながらパーツを作るという方法、実際にプロジェクションをしながら対象のパーツや位置取りを行う方法がある。

専用のソフトウェアとしては以下の様なものがある。

  • Catalyst v5
  • MadMapper
  • Millumin
  • Pandorasbox
  • Resolume Arena
  • Touch Designer
  • VDMX5
  • VPT (VideoProjectionTool)
  • WATCHOUT

歴史[編集]

プロジェクションマッピングの歴史は意外に古く、1960年代からあったと言われている。

1969年にはアメリカニューオーリンズにあるディズニーランドホーンテッドマンションで実用化されていた。そして1970年代のライトショーなどを経ながら、1990年代には、研究者やアーティストの表現手法として多く使われていたが、当時はスライド映写装置を用いており、光源の不足もあって現在のように表現できなかった。高輝度のプロジェクターを使うようになり、屋外でもより明るく表現できるようになった2000年代から、「プロジェクションマッピング」や「ビデオマッピング」または「3Dプロジェクションマッピング」などと呼ばれ出し、YouTubeなどで話題を集めるようになった。

日本では1968年に銀座のディスコ「キラージョーズ」で宮井陸郎のプロデュース、空間設計は早田保博であり、これが日本での商用利用の最初と思われる。この時はコダックのカルーゼル式プロジェクタが使用された。インテリア空間は音に反応し、変化するプロジェクションのスクリーンを兼ねるシルバーテントが使用された。映像演出は宮井陸郎が行った。

海外でプロジェクションマッピングが有名になったきっかけは、2008年の北京オリンピックからといわれている。日本では2003年から始まったOsaka光のルネサンスの「ウォールタペストリー」や、2006年に京都で行われた「アーキテクチャープロジェクション」などがある。その後、2010年のライゾマティクスによるPerfume武道館ライブ演出でPerfumeメンバーの動きと同期したマッピングが行われ、最先端の表現技法として紹介されたことで、一般層にこの技法が認知され、日本国内の各業界にも衝撃を与えることになった。さらに、2012年9月、JR東京駅の丸の内駅舎で利用された「プロジェクションマッピング」で、大型施設の壁面を用いてプロジェクションマッピングを実施可能なことが、日本の一般層にも広く認知されるようになった。

2010年代中盤に入り、オープンソースソフトウェアフレームワークの整備と、PC,プロジェクタ,無線ネットワーク等の機材のコモディティ化が更に進み、学校や個人宅における実施例も見られるようになった。参入障壁が下がったため、主催者がプロジェクションマッピングの意義を理解しないままイベントを開催し、建築物の価値を毀損するような事案が増加して問題になっている。[要出典]

日本国内での例[編集]

日本国外での例[編集]

小型、屋内での事例[編集]

プロジェクションマッピングも行うことで有名な企業[編集]

脚注[編集]

  1. ^ TOKYO HIKARI VISION 東京駅プロジェクションマッピング
  2. ^ 花あかり「姫路城夜桜会」 3Dプロジェクションマッピング
  3. ^ 姫路城3Dプロジェクションマッピング
  4. ^ 【公式動画・本編】【Himeji Castle Mapping】姫路城プロジェクションマッピング【姫路光絵巻 HAKUA -新たなる羽ばたき-】HAKUA
  5. ^ 世界遺産・姫路城で3Dプロジェクションマッピング
  6. ^ 鶴ヶ城プロジェクションマッピング - はるか -
  7. ^ 全国城下町シンポジウムさぬき京極大会
  8. ^ 第112回赤穂義士祭 忠臣蔵Ukiyoe 2015赤穂義士祭プロジェクションマッピング
  9. ^ 春の神武祭 プロジェクションマッピング
  10. ^ 円融寺除夜の鐘プロジェクションマッピング
  11. ^ 砂の美術館2014【夏】3Dプロジェクションマッピング
  12. ^ 1minute projection mapping 国際コンペ
  13. ^ 横浜ランドマークタワー祝20周年!屋外では日本初の「180度体験型プロジェクションマッピング」をレポート!(はまれぽ.com 2013年7月16日)
  14. ^ Hikarideck Kashiwa 2014
  15. ^ 日本大学芸術学部『芸術祭2013』 プロジェクションマッピング -
  16. ^ ブレスホテル公式ウェブサイト
  17. ^ Guimarães ‬2012. Opening Show 3D Projection Mapping
  18. ^ Fuegos del Apóstol 2012. Mapping Catedral de Santiago. Oficial HD
  19. ^ マッピングフェスティバル(スイス)
  20. ^ O-micron(AntiVJ)
  21. ^ Samsung (Amsterdam, the Netherlands)(Nu Former)
  22. ^ [1]
  23. ^ The Icebook by Davy and Kristine McGuire
  24. ^ 「chair 」by Masaru Ozaki
  25. ^ 額縁を使った作例 by PMAJ
  26. ^ スニーカーを使った作品
  27. ^ 人体模型
  28. ^ まるみつ:オブジェへの投影による作品事例

関連項目[編集]

外部リンク[編集]