道路族

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道路族(どうろぞく)は、主に自宅前やその周辺など、住宅街道路(路上)において、大騒ぎをしながら遊ぶ子供、およびそれを注意しないのことを指す俗語[1]騒音ごみの散乱、器物損壊などにより、近隣トラブルとなるケースが生じる[1]

概要[編集]

一般の公道及び私道上で遊ぶ子供とその親を指し、族議員の道路族を示す言葉とは別の意味を持つ語だ。近年ではテレビやインターネットなどでも取り上げられ、認知度が高まる。

遊び方は様々で、かけっこ・鬼ごっこ・縄跳び、バスケット・バトミントン・野球・サッカーなどの球技、プラカ―・三輪車・Jボード・キックボードの幼児・子供用遊具、スケボーでの徘徊などがある。 また集団でのバーベキューや花火といった行為もある。

道路上に留まらず隣地へ無断侵入し、車やウッドデッキを損傷・破損、花壇を踏み荒らされるといった物損被害、子供の大声・奇声のみならず大人の騒ぎ声によって精神的被害を蒙るケースも見受けられる。

また道路遊びを注意した隣人に対し「山奥へ引っ越せ!」「ここから出ていけ!」など、いわれのない暴言を吐き、嫌がらせをするといったケースもある。

出現場所は様々であるが、新興住宅地や車の通行の少ない袋小路で見かけられる。 道路は人車両が通行する場所であり、道路で遊ぶ事は隣人やそこを通行する人や車両にとって迷惑であり児童達の交通事故の危険性も指摘される。

大声をあげる、それが常態化する、塀や車にものをぶつけるといった被害があると、批判者は主張する。また集団でのBBQや花火といった行為においては煙害などもあるという。

そういった子供達を道路族などと呼ぶことについて、そもそも昔は道路上でも子供達が遊び回っていたものであり、子供達の遊び場を奪う行為であるとの批判的な意見もある。しかしながら、この意見には道路とはそもそも車両が通行する場所であるという反対意見もある。

法規としては道路交通法に「交通のひんぱんな道路又は踏切若しくはその附近の道路において、児童若しくは幼児に遊戯をさせてはならない。」という文言があるが、曖昧な表現でしかなく専門家にも判断の難しいものとなっている。

脚注[編集]

参考文献[編集]

  • 吉城秀治、辰巳浩、堤香代子、糸永匠汰「地域住民からみた住区内道路における道遊びに対する意識」『都市計画論文集』第54巻第3号、2019年、 672-679頁、 doi:10.11361/journalcpij.54.672ISSN 2185-0593

外部リンク[編集]