チョーク
ナビゲーションに移動
検索に移動
![]() |
チョーク (chalk, chalk stick) は、対象物に粉を擦り付ける事によって筆記を行う文房具の一種である。白墨(はくぼく)とも呼ぶ。
黒板に字を書き込んだり、地面に絵を描く事に多く用いられる。
概要[編集]
「チョーク」とは本来、原料である白亜を指すが、近年は炭酸カルシウムや石膏(硫酸カルシウム)を水で練り成型したものがチョークとして使われている。また、ホタテ貝殻[1]や卵殻[2]もリサイクル原料として用いられている。
基本は白色だが、赤、青、黄などに着色されたチョークも黒板に使われる。赤色は黒板上では色覚異常者に見え辛いため、オレンジ色も用意されている。
なお、緑色の黒板が主流になった理由は、黒色だと白色の線が目の負担になるためである。
種類[編集]
- ダストレスチョーク
- 日本理化学工業株式会社の炭酸カルシウム製チョークである。品名も日本理化学工業社の商標だが、炭酸カルシウム製のチョークを称してダストレスタイプと言われることがある。
- 太字チョーク
- 太い字や塗りつぶしに使われる。
- マーブルチョーク
- 日本理化学工業株式会社のチョークである。1本の中に2色のチョークが渦巻状に混在しているため、これ1本で各色と混色の計3色を書ける。
チョークが出てくる作品[編集]
- グリム童話『狼と七匹の子山羊』 - オオカミが声を変えようしてチョークを食べる場面がある。なお、現在の日本で販売されているチョークにはそのような性質はない。
- 安部公房『魔法のチョーク』(月曜書房。1950年)
- 筒井康隆『虚航船団』(新潮社、1984年) - 宇宙船の乗組員。
チョークのブランド[編集]
脚注[編集]
- ^ ホタテ貝殻配合チョーク(日本理化学工業)
- ^ 卵殻リサイクルチョーク(日本白墨工業)