高橋陽一
たかはし よういち 高橋 陽一 | |
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生誕 |
1960年7月28日(64歳) 日本・東京都葛飾区 |
職業 |
漫画家 経営者 |
活動期間 | 1980年 - |
代表作 | 『キャプテン翼』 |
高橋 陽一(たかはし よういち、1960年7月28日[1] - )は、日本の漫画家[2]・経営者。男性。東京都葛飾区四つ木出身。東京都立南葛飾高等学校卒業[3]。元妻は声優の日比野朱里(旧名:小粥よう子)[3]。血液型はA型。
主にスポーツを題材とした作品を執筆している。代表作はサッカーを題材にした作品『キャプテン翼』。
来歴
[編集]1980年、『週刊少年ジャンプ』において読み切り作品『キャプテン翼』でデビュー。翌年、同作品で連載開始。同作品は人気を博し、1983年にテレビ東京系でアニメ化された。『キャプテン翼』の最初のアニメ化で翼役を演じた小粥よう子(現・日比野朱里)と結婚したが、2014年頃に離婚[4][信頼性要検証]。
現在のサッカー選手には『キャプテン翼』に影響された少年たちも多い。
スフィアリーグに参加する芸能人女子フットサルチーム「南葛シューターズ」の監督や葛飾区のサッカークラブチーム「南葛SC」の後援会会長も務め、南葛SCのJリーグ加盟に必要な運営法人の代表取締役[5]も務めている。また、『Road to 2002』では翼がFCバルセロナで入団し活躍することから、2004年2月16日にFCバルセロナ会長から直々に招待され、VIP席で試合を観戦したこともある。また、FCバルセロナのライバルであるレアル・マドリードの会長(当時)からは「なぜツバサをうちのチームに入れてくれなかったんだ」というコメントを受けている[6]。
さらに作中で翼がバルセロナに入団した際、バルセロナのスポンサーであるナイキ社から「翼のスパイクをアディダス社からナイキ社に変更してほしい」という要望を受けたがこれを固辞している。これに関して高橋は、『週刊ヤングジャンプ』誌の取材で「僕はアディダスのファンなので」と語っている。
2006年には漫画家として異例のCM出演に留まらず、翼との共演を果たした。
サッカー以外にもスポーツ全般を好み中学生時代は卓球部に、高校時代は軟式野球部に所属[1]、『エース!』連載中も草野球チームやソフトボールのチームをいくつか掛け持っており、北海道移転前からの北海道日本ハムファイターズのファンでもある[7]。
また、漫画以外でもフランスのプロサッカークラブ、グルノーブル・フット38のイメージキャラクターも手がけている[8]。さらに、イラク復旧活動の際には自衛隊側からの依頼で「イラクの子供に喜んで受け入れてもらうため」に、自衛隊の車両に『キャプテン翼』のキャラクターを描くなど、執筆活動以外の活動も行っている。2009年には、オリンピックの東京招致活動の一環であるメッセージフラッグに、「大空翼」と「若林源三」のイラストとメッセージを書き込んだ。
2008年6月18日J2第18節横浜FC対徳島ヴォルティス戦より、横浜FCマッチデープログラム内に『はばたけ蹴太』を全13回計26ページにて連載、雑誌以外の連載物は初となった。
2011年には女子W杯に出場した日本女子代表の激励のため開催国ドイツに赴く。その際、翼と澤穂希をモデルにした応援キャラクターの『楓ちゃん』を書き込んだ日の丸をチームに寄贈した[9]。その後日本が女子W杯初優勝を果たした際、澤もこの日の丸を身にまとってウイニングランを行っている。
2015年2月、一般社団法人日本フットゴルフ協会アンバサダーに就任。2018年12月27日、葛飾区名誉区民として顕彰された[10]。
2023年6月、日本サッカー殿堂を受賞した[11]。授賞理由として、上記「キャプテン翼」を通して多くの少年・少女らにサッカーを普及させ、またこの作品を通してプロのサッカー選手になった選手も多く、日本サッカーの普及に貢献するだけでなく、全世界でもコミックスが全9,000万部以上を発行。テレビアニメも全世界で放映されており、世界的なサッカー選手を輩出するきっかけを作り、影響を与えたことが評価された。
作品リスト
[編集]連載漫画
[編集]- キャプテン翼(1981年 - 1988年) - 種目:男子サッカー
- 翔の伝説(1988年 - 1989年) - 種目:テニス
- エース!(1989年 - 1991年) - 種目:野球
- CHIBI(1992年 - 1993年) - 種目:ボクシング
- キャプテン翼 ワールドユース編(1994年 - 1997年) - 種目:男子サッカー
- -蹴球伝-フィールドの狼 FW陣!(1999年) - 種目:サッカー
- ハングリーハート WILD STRIKER(『週刊少年チャンピオン』、2002年 - 2004年) - 種目:サッカー
- キャプテン翼 -ROAD TO 2002-(2001年 - 2004年) - 種目:男子サッカー
- キャプテン翼 -GOLDEN 23-(2005年 - 2008年) - 種目:男子サッカー
- キャプテン翼 海外激闘編 IN CALCIO 日いづる国のジョカトーレ(2009年) - 種目:男子サッカー
- キャプテン翼 海外激闘編 EN LA LIGA(2010年 - 2011年) - 種目:男子サッカー
- 誇り 〜プライド〜(2011年 - )種目:サッカー
- キャプテン翼 ライジングサン(2014年 - 2023年) - 種目:男子サッカー
- キャプテン翼 ライジングサン THE FINAL(2023年 - 2024年) - 種目:男子サッカー
- キャプテン翼 ライジングサン THE FINALS(2024年 - 連載中) - 種目:男子サッカー
- ブラサカブラボー(2017年[13] - ) - 種目:ブラインドサッカー[14]
短編漫画
[編集]- 100Mジャンパー - 種目:スキージャンプ
- キャプテン翼関連作品
- キャプテン翼(読切版、短編集『100Mジャンパー』に収録)
- ボクは岬太郎
- キャプテン翼 ワールドユース特別編 最強の敵!オランダユース
- キャプテン翼 海外激闘編 EN LA LIGA 最終章(2012年)
- キャプテン翼短編集 DREAM FIELD - 現在2巻が刊行されている。
- -卒業- 100MジャンパーII(読切版、短編集『ボクは岬太郎』に収録) - 種目:スキージャンプ
- BASUKE-バスケ-(読切版、短編集『ボクは岬太郎』に収録) - 種目:バスケットボール
- キーパーコーチ - 種目:サッカー
- 攻・守!-KOSHU!-(読切版、短編集『キーパーコーチ』に収録) - 種目:サッカー
- 北壁ダウンヒラー(読切版、短編集『キャプテン翼 ワールドユース特別編 最強の敵!オランダユース』に収録) - 種目:アルペンスキー
- CHIBI(読切版、短編集『キャプテン翼 ワールドユース特別編 最強の敵!オランダユース』に収録) - 種目:ボクシング
- 昴(すばる)(読切版、短編集『100Mジャンパー』に収録) - 種目:ボクシング
- 初恋同士(読切版、短編集『100Mジャンパー』に収録) - 種目:剣道
- 轟元太一本勝負(読切版、短編集『100Mジャンパー』に収録) - 種目:柔道
小説
[編集]- ゴールデンキッズ(ゴマブックス、2008年7月) - 種目:サッカー
- 表紙の絵や挿絵も高橋が手掛ける。ゴールキーパーを主人公にした作品。
- サッカー少女 楓(講談社、2011年8月) - 種目:女子サッカー
自叙伝
[編集]- キャプテン翼のつくり方(リピックブック、2018年7月)
キャラクターデザイン
[編集]その他
[編集]- 中央国際高等学校校歌の作詞
メディア出演
[編集]CM
[編集]- TOYOTA「トビラを開けよう」キャンペーン(2006年)
- brazuca Around The World: Japan -- adidas Football adidas Youtube(2014年)
- 東京ガス「東京ガスの電気」『バーバースガ 自由化ショット』編(2016年) - 床屋の客 役 ※CMで使用された描きおろしの漫画「副キャプテン自由化」は東京ガスのHPで閲覧出来る[17]。
- indeed(2018年)
テレビ番組
[編集]- 漫画家 高橋陽一が選ぶ!UEFA EURO ™ ベストマッチセレクション 2008年大会 決勝 ドイツvsスペイン(2020年4月15日、WOWOWライブ)※リピート放送あり[16]
関連項目
[編集]師匠
[編集]アシスタント
[編集]脚注
[編集]- ^ a b 「日本漫画家名鑑500」編集委員会『日本漫画家名鑑500』アクア・プランニング、1992年発行、522 - 523頁
- ^ a b 「漫画家リレー訪問記・高橋陽一先生」『漫画新聞』日本漫画学院、1994年4月、5頁。
- ^ a b まんがseek・日外アソシエーツ共著『漫画家人名事典』日外アソシエーツ、2003年2月25日初版発行、ISBN 4-8169-1760-8、224頁
- ^ “Facebookにログイン”. Facebook. 2021年11月6日閲覧。
- ^ “リアル「南葛SC」誕生の原点―ー高橋陽一氏が抱く“おらが街のクラブ”への想い”. サッカーダイジェストweb (2019年3月27日). 2024年1月28日閲覧。
- ^ “朝日新聞:マンガの力 (4) キャプテン翼の「洗脳」(中)”. 朝日新聞デジタル. 2024年1月28日閲覧。
- ^ “『キャプテン翼』の高橋陽一先生による“大谷翔平”グッズが4/20発売!”. 北海道日本ハムファイターズ (2017年4月17日). 2017年5月23日閲覧。
- ^ “grenoblefoot38.fr Grenoble Foot 38 _ Site Officiel du Grenoble Foot 38” (フランス語). 2024年1月28日閲覧。。なお、グルノーブルのオーナーは日本企業である。
- ^ “漫画家の高橋陽一氏が翼君、楓ちゃんとともになでしこを激励”. サッカーキング. 2011年8月15日閲覧。
- ^ “葛飾区名誉区民の紹介”. 葛飾区. 2022年1月1日閲覧。
- ^ “第19回日本サッカー殿堂 掲額者決定|JFA|公益財団法人日本サッカー協会” (2023年6月22日). 2024年1月28日閲覧。
- ^ “第9回『澄和Futurist賞』(顕彰事業)”. 一般財団法人 澄和. 2024年10月9日閲覧。
- ^ “パラリンピックジャンプ発売、井上雄彦の車いすバスケ観戦記や猿渡哲也らの連載”. コミックナタリー (ナターシャ). (2017年11月29日) 2021年8月18日閲覧。
- ^ “高橋陽一がブラインドサッカーを描く、「ブラサカブラボー」が単行本に”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年8月18日) 2021年8月18日閲覧。
- ^ Inc, Aetas. “「三国志大戦」,バージョンアップを本日実施。新カードや義勇ロードの新章が追加”. 4Gamer.net. 2024年8月3日閲覧。
- ^ a b “『キャプ翼』高橋陽一がWOWOWサッカーのオリジナルキャラ“カラマール”を描き下ろし”. TV LIFE web (2020年4月15日). 2021年3月22日閲覧。
- ^ “「副キャプテン自由化」”. 東京ガス. 2024年1月28日閲覧。
- ^ 11話「高橋陽一登場!」
- ^ 週刊少年ジャンプ特別編集『全史『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』 剣心華伝』集英社、1999年12月22日初版発行、ISBN 978-4087820379、144 - 145頁
- ^ 伊藤彩子『まんが原作者インタビューズ』同文書院、1999年発行、ISBN 9784810376616、231頁
- ^ “「高橋陽一先生のアシスタント時代は好き勝手やっていた」 戸田邦和(漫画家)インタビュー前編”. サッカーキング (2013年12月4日). 2017年5月23日閲覧。
外部リンク
[編集]- 高橋陽一 (@0728takahashi) - X(旧Twitter)