福徳岡ノ場

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2010年2月、NASAの衛星から観測された福徳岡ノ場の変色水

福徳岡ノ場(ふくとくおかのば)とは、北緯24度17分6.0秒 東経141度28分54.0秒 / 北緯24.285000度 東経141.481667度 / 24.285000; 141.481667 (福徳岡ノ場)座標: 北緯24度17分6.0秒 東経141度28分54.0秒 / 北緯24.285000度 東経141.481667度 / 24.285000; 141.481667 (福徳岡ノ場)南硫黄島の北約5km[1])に位置する海底火山であり、北福徳カルデラ内の中央火口丘である。

有史以来たびたび噴火し、時には海面上に新島を形成するまでに成長して「新硫黄島」と呼称されていた。しかし波浪により海没し、現在は島はなく最浅水深22m[2]ほどのギヨー[3]となっている。その後も海上保安庁海上自衛隊による調査が行われており、2007年、2008年[4]、2010年[5]、2013年[6]にも変色水が観測された。

年表[編集]

噴煙が上昇、内部から噴石が放出され、コックステール形状を呈している。1986年1月12日、海上保安庁による撮影。
出典:海上保安庁「海域火山データベース 福徳岡ノ場
  • 1904年-1905年:海底噴火により高さ145m、周囲約4.5km、面積7,936aのが形成される[7]。1905年6月には高さ3m弱まで小さくなり、やがて岩礁に。
  • 1914年:1月に海底噴火により高さ300m、周囲11.8km、面積9,075aのが形成される[7]。年末には各所で崩壊が始まる。
  • 1916年:島が海没する。
  • 1986年:1月に海底噴火によって島が形成されたが、3月末までの短期間で島は海没する[7]
  • 2005年7月2日の海底噴火により、高さ1,000m、直径50-100mの巨大な水蒸気柱ができる。
  • 2007年12月1日、気象庁が噴火警報の発表を開始。以後「周辺海域警戒」を継続。
  • 2008年:2月頃より数ヶ月にわたり変色水を確認[4]
  • 2010年2月3日の海底噴火により、周囲で噴煙や変色水等が観測される[5][8]
  • 2013年9月27日、海上自衛隊の観測で、半径450メートルの範囲に海水面の緑色の変色と海面への白い泡の噴出を確認[6]

ギャラリー[編集]

全て、海上保安庁により1986年1月20日に撮影。出典:海上保安庁「海域火山データベース 福徳岡ノ場

脚注[編集]

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  1. ^ 日本の領海内にあるため、新島が再出現した場合には自動的に日本領となる。
  2. ^ 海域火山データベース”. 海上保安庁海洋情報部. 2014年3月11日閲覧。
  3. ^ 海域火山データベース”. 海上保安庁海洋情報部. 2014年3月11日閲覧。
  4. ^ a b 気象庁地震火山部 火山監視情報センター “平成 20 年(2008 年)の福徳岡ノ場の火山活動”
  5. ^ a b 南硫黄島近海で白煙、新島出現の可能性も”. 読売新聞 (2010年2月4日). 2010年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年12月25日閲覧。
  6. ^ a b 阿蘇山噴火の可能性 9月の火山活動 気象庁”. ハザードラボ. 2014年3月11日閲覧。
  7. ^ a b c 福徳岡ノ場 有史以降の火山活動 - 気象庁
  8. ^ “福徳岡ノ場の海底噴火”. かいほジャーナル (海上保安庁) 42 (2010年春号): 1. (2010-03-26). http://web.archive.org/web/20130824231042/http://www.kaiho.mlit.go.jp/info/kaiho-journal/kaiho-journal42.pdf 2013年12月25日閲覧。. 

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]