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新しい島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

新しい島(あたらしいしま)では、火山噴火浸食氷河融解など自然現象によって、20世紀以降に新しく形成されたについて記述する。

埋め立てなどにより人工的に形成された島については人工島を参照。

主な新しい島

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スルツェイ島

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スルツェイ島(1999年)

アイスランドの南の大西洋上に位置する小島、スルツェイ島は有名な火山島の一つである。この島は、1963年に初めて海面から姿を現し、1965年には生物学における遷移の研究のため、自然保護区に指定された。植物、昆虫、鳥類、アザラシなどが、このとき以降に生息するようになっている。

アナク・クラカタウ島

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アナク・クラカタウ島

インドネシアクラカタウ火山のカルデラで形成されたアナク・クラカタウ島(「クラカタウの息子」の意)は、1930年に出現した。島はしばしば噴火が発生するが、広い熱帯雨林が形成されている。また、昆虫、鳥類、ネズミ、オオトカゲなど、多種多様な野生動物が生息している。

ウゥナトーク・カケルトーク

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ウゥナトーク・カケルトーク

ウゥナトーク・カケルトークは、グリーンランドの東海岸沖にある島で、2002年から2005年の間に、地球温暖化による氷河後退により本土から分離して姿を表した。

フンガ・トンガ=フンガ・ハアパイ

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2009年2月から3月にかけ、南西太平洋にあるトンガの島、フンガ・ハアパイ島沖で、活発な火山活動により新しい島が形成された[1]。火山活動が終了するまでに、この新しい陸地はフンガ・ハアパイ島とつながった[2]。2009年当時の島の大きさは幅1km、長さ2km程度であったが、2017年には浸食の進行が確認されており、近い将来には消滅するものとみられている[3]。2022年1月に大規模噴火を起こし、太平洋沿岸に津波をもたらした。この噴火で島の大部分は海中に没した。

地震島

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地震島

2013年9月24日にパキスタン南西部を襲ったマグニチュード7.7の地震により、地震島がグワーダルの海岸沖に出現した[4]。なお、2016年末には波食により水没している。

西之島

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西之島

日本小笠原諸島にある西之島では、1973年5月から翌1974年5月にかけての噴火と、2013年11月以降の噴火において、噴出物が堆積して新たな陸地が生じるほどの激しい活動となり、新しい陸地は従来の西之島と一体となって面積が拡大した。

20世紀以降に形成された島の一覧

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下記は20世紀以降に新しく島が形成された、あるいは既存の島の周辺に新しく陸地が形成され顕著に面積が拡大した事例の一覧である。太字は2024年現在、島として残っているもの。

多くは海底火山の噴火によるものであるが、そのほとんどは波浪による浸食を受け短期間で海没している。海底火山の噴火によるもので島として残っているのは、アナク・クラカタウ島昭和硫黄島スルツェイ島フンガ・トンガ=フンガ・ハアパイ、ホーム・リーフである。カペリニョス火山(ノヴァ島)はファイアル島、西之島新島は西之島と一体化して陸地を拡大させた。

ティグレス島は浸食により半島が島になったもの、ヤヤ島、ブロムストランド島、ウゥナトーク・カケルトーク、シフ島は氷河等の融解により島になったもの、ノルダーオーグザント、バサンチャール島は堆積により島が形成されたものである。

島名 国・地域 陸地を形成した年
硫黄島沖の新島 日本の旗 日本 2023年[5]
ホーム・リーフ英語版 トンガの旗 トンガ 2022年、2006年、1984年[6]
フンガ・トンガ=フンガ・ハアパイ トンガの旗 トンガ 2022年[7][8]、2014年-2015年、2009年[9]
福徳岡ノ場 日本の旗 日本 2021年-2022年[10]、1986年、1974年-1975年、1914年、1904年-1905年[11]
メティス礁英語版(ラテイキ島) トンガの旗 トンガ 2019年、1995年-2019年、1979年、1967年-1968年[12]
シェリー島英語版 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 2017年-2018年[13][14]
ボゴスロフ島 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 2016年-2017年
西之島新島(西之島 日本の旗 日本 2013年-2015年、1973年-1974年[15]
ジャディド島 イエメンの旗 イエメン 2013年[16]
地震島 パキスタンの旗 パキスタン 2013年[17]
ショラン島 イエメンの旗 イエメン 2011年[18]
シフ島英語版 南極 2010年代初頭[19]
マラン島英語版 パキスタンの旗 パキスタン 2010年、2004年、1999年[20]
バサンチャール島英語版 バングラデシュの旗 バングラデシュ 2006年
ウゥナトーク・カケルトーク グリーンランドの旗 グリーンランド 2005年
ノルダーオーグザントドイツ語版 ドイツの旗 ドイツ 1999年[21]
カバチ英語版 ソロモン諸島の旗 ソロモン諸島 1999年-2003年、1991年、1986年、1978年、1976年、1969年-1970年、1965年、1963年-1964年、1961年、1958年、1952年-1953年[22]
ブロムストランド島英語版  ノルウェー 1991年[23]
クワエ バヌアツの旗 バヌアツ 1974年、1971年、1959年、1949年、1948年、1923年-1925年[24]
ヨゥルニル英語版 アイスランドの旗 アイスランド 1965年-1966年[25]
スルツェイ島 アイスランドの旗 アイスランド 1963年-1967年[26]
ティグレス島英語版 アンゴラの旗 アンゴラ 1962年[27]
サンディ・ポイント英語版(フラット島) カナダの旗 カナダ 1960年代
ヤヤ島 ロシアの旗 ロシア 20世紀半ば
カペリニョス火山英語版(ノヴァ島) ポルトガルの旗 ポルトガル 1957年-1958年[28]
明神礁 日本の旗 日本 1952年-1953年、1946年[29]
ディディカス火山英語版 フィリピンの旗 フィリピン 1952年、1900年[30]
昭和硫黄島 日本の旗 日本 1934年[31]
アナク・クラカタウ島 インドネシアの旗 インドネシア 1927年-1930年[32]
フォヌアフォオウ英語版(ファルコン島) トンガの旗 トンガ 1927年-1928年[33]
バヌア・ウウー英語版 インドネシアの旗 インドネシア 1918年-1919年、1904年[34]

出典

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  1. Percival, Jenny (2009年3月21日). “Underwater volcano creates new island off Tonga”. The Guardian 2009年7月29日閲覧。
  2. “Hunga Tonga-Hunga Ha'apai”. Global Volcanism Program. Smithsonian Institution. 2023年8月16日閲覧.
  3. トンガ沖に出現した新島、火星での生命探査の手掛かりに? NASA AFP(2017年12月13日)2017年12月14日閲覧
  4. Island emerges near Gwadar coast after earthquake”. Geo TV Network (2013年9月24日). 2013年11月21日閲覧。
  5. Annio, Francesca (2023年11月9日). “World’s newest island forms in Japanese archipelago” (英語). NPR 2023年11月11日閲覧。
  6. “Home Reef”. Global Volcanism Program. Smithsonian Institution. 2023年8月16日閲覧.
  7. Hernandez, Joe (2022年9月25日). “A new island has emerged out of the Pacific Ocean, but it may soon disappear” (英語). NPR 2022年9月26日閲覧。
  8. Dramatic Changes at Hunga Tonga-Hunga Ha‘apai (英語). earthobservatory.nasa.gov (2022年1月21日). 2022年10月9日閲覧。
  9. Volcanic eruption ends, leaving tiny ash island”. Matangi Tonga Online (2015年1月26日). 2015年2月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年2月2日閲覧。
  10. “海底火山の福徳岡ノ場で新島確認 過去は海没、噴石に警戒”. 共同通信. (2021年8月16日). オリジナルの2021年8月16日時点におけるアーカイブ。 2021年8月16日閲覧。
  11. “Fukutoku-Oka-no-Ba”. Global Volcanism Program. Smithsonian Institution. 2023年8月16日閲覧.
  12. “Metis Shoal”. Global Volcanism Program. Smithsonian Institution. 2023年8月16日閲覧.
  13. Volcanic eruption ends, leaving tiny ash island”. The Independent (2017年6月30日). 2017年6月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年6月30日閲覧。
  14. TV3, WWAY (2018年3月9日). “Shelly Island is no longer an island, NASA says - WWAY TV” (英語). WWAY TV. オリジナルの2019年2月7日時点におけるアーカイブ。 2018年7月11日閲覧。{{cite news}}: CS1メンテナンス: 数字を含む名前/author (カテゴリ)
  15. Japan Coast Guard Hydrographic and Oceanographic Department. Nishonoshima (Japanese). Volcano database. 2013年12月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年11月25日閲覧。
  16. Red Sea Parts for 2 New Islands”. Scientific American (2015年5月30日). 2015年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年7月31日閲覧。
  17. Experts say Gwadar island spewing methane (2013年9月25日). 2013年11月21日閲覧。
  18. http://news.discovery.com/earth/red-sea-volcano-erupts-new-island-111228.html
  19. Specktor, Brandon (2020年2月28日). “Melting ice in Antarctica reveals new uncharted island”. Live Science. オリジナルの2020年2月29日時点におけるアーカイブ。 2020年3月1日閲覧。
  20. Baloch, Shahzad (2010年11月27日). Mud volcano surfaces along Balochistan coast”. 2013年12月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年11月21日閲覧。
  21. “New island appears off coast of Germany”. The Telegraph. (2013年1月). オリジナルの2013年12月13日時点におけるアーカイブ。 2013年11月21日閲覧。
  22. “Kavachi”. Global Volcanism Program. Smithsonian Institution. 2023年8月16日閲覧.
  23. “Blomstrandhalvøya er blitt en øy! [The Blomstrand peninsula has become an island!] (Norwegian). Svalbardposten: p. 5. (1991年7月5日). オリジナルの2022年5月26日時点におけるアーカイブ。 2021年1月7日閲覧。
  24. “Kuwae”. Global Volcanism Program. Smithsonian Institution. 2023年8月16日閲覧.
  25. The Surtsey Research Society, The Surtsey Eruption 1963-1967”. 2007年2月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年3月28日閲覧。
  26. “Vestmannaeyjar”. Global Volcanism Program. Smithsonian Institution. 2023年8月16日閲覧.
  27. Baía dos Tigres”. www.redeangola.info. 2021年10月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年9月27日閲覧。
  28. “Ilha Nova”. Global Volcanism Program. Smithsonian Institution. 2023年8月16日閲覧.
  29. “Myojinsho”. Global Volcanism Program. Smithsonian Institution. 2023年8月16日閲覧.
  30. “Didicas”. Global Volcanism Program. Smithsonian Institution. 2023年8月16日閲覧.
  31. “Kikai”. Global Volcanism Program. Smithsonian Institution. 2023年8月16日閲覧.
  32. “Krakatau”. Global Volcanism Program. Smithsonian Institution. 2023年8月16日閲覧.
  33. “Falcon Island”. Global Volcanism Program. Smithsonian Institution. 2023年8月16日閲覧.
  34. “Banua Wuhu”. Global Volcanism Program. Smithsonian Institution. 2023年8月16日閲覧.

関連項目

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