山本あき

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
山本 あき
出生名 山本 あき
生誕 (1976-05-24) 1976年5月24日(47歳)
出身地 日本の旗 日本石川県白山市
学歴 石川県立工業高等学校
ジャンル 演歌
歌謡曲
職業 歌手
担当楽器 ギター
活動期間 2006年 -
レーベル キングレコード
事務所 キングエンタープライズ
公式サイト 山本あきオフィシャルブログ「あきの気まぐれなダイアリー」
藤圭子

山本 あき(やまもと あき、1976年5月24日 - )は、日本演歌歌手石川県白山市出身。レコード会社はキングレコード芸能事務所はキングレコード系列のキングエンタープライズに所属。

人物[編集]

  • 石川県白山市鶴来(旧石川県石川郡鶴来町)生まれ。本名同じ。演歌好きの母親が、特にファンだった八代亜紀にちなんで、「亜紀」と名付けようとしたが、字画数が悪くなることなどから平仮名で「あき」にしたという。三人姉弟の二番目。上に姉、下に弟。父親は趣味の一環でありながら本格的な手品を披露するマジシャンで地元を中心に公演や講師活動を務め、母親も地元で活躍するプロ演歌歌手。この様な芸能一家血筋で育ったあきも幼少時から次第に芸能界に憧れと志を持つ様になる。弟も後に家族の影響を受け自費出版ながら自ら作詞作曲作品を発表し、ポップス系歌手活動中。家族と共に数々のイベントに出演している。
  • 幼少時代は、母親の勧めで地元放送局・石川テレビ放送(ITC)の歌番組『歌のホームラン』などに出場。石川県立工業高等学校卒。学生時代は同級生とロックバンドを結成し、活躍していた。高校卒業後もロックバンドで活動を続けていたが、メンバーの仕事や趣味との両立が困難となりやがて解散。
  • 2000年金沢市役所企画イベントの一環として、市内の繁華街でギター片手に「流し」を体験。演歌をはじめ、次第に大衆歌謡曲にも興味を持つようになっていった。特に、藤圭子の「圭子の夢は夜ひらく」には強い感銘を受け、現在もコンサートなどで自らの弾き語りで披露している。翌年に本格的に演歌のレッスンを開始。作曲家の聖川湧の門下生としてデビューまでの間、アルバイトで生活費を捻出しながらの下積みやレッスンが続いた。
  • 数々の全国著名カラオケ大会にも出場し、ステージ実践感覚も養いながらプロになるための礎を築いてゆく。そしてキングレコードの新人歌手オーディションに於いて、多数の受験者の中で激戦を勝ち抜き優勝。念願のメジャー歌手デビューへの登竜門突破を果たす。
  • そして2006年6月21日、キングレコードグループの全面的なバックアップと、キングレコード創業75周年記念アーティストという期待を込められた中、「哀しみ模様」でデビューした。しかしながら、大型新人演歌歌手として鳴り物入りでデビューしたものの、オリコン週間シングルチャートの最高位は126位に終わり、必ずしも順調な船出とは言えなかった。その一方、当時デビューする演歌歌手が少なかったこともあって将来性を評価され、第48回日本レコード大賞新人賞を受賞した。
  • 趣味は映画鑑賞やスポーツジムでのエクササイズ。現在はマラソンに挑戦中。パソコンやデジタル機器の扱いは大の苦手である。高校時はバスケットボール部に所属。
  • 2019年7月25日、「山本あきofficial web site」で、病気療養により[1]2019年10月末日をもって活動休止することを発表。頸椎椎間板ヘルニアが原因であることが、10月3日に公式ブログで発表されている[2]

経歴[編集]

  • 2006年6月21日 キングレコード創業75周年記念アーティストとして「哀しみ模様」でデビュー。
  • 同年10月 日本作曲家協会新進歌手奨励賞受賞。
  • 同年12月 第48回輝く!日本レコード大賞新人賞受賞。
  • 2007年5月23日 セカンドシングル「幸せの行方」発売。
  • 2008年5月21日 3rdシングル「涙の河を越えて」発売。
  • 2008年7月23日 オリジナル曲にカバー曲を加えた全12曲入りファーストアルバム『あきがたり』を発売。
    • 五木ひろしのカバー曲「ふるさと」では山本の地元、石川県のファン達によるバックコーラス隊の歌声も収録され、レコーディング後は感激のあまり号泣したというエピソードを残した。
  • 2008年11月28日 自身初の大規模ソロコンサート「ファースト・コンサート」を故郷の北國新聞赤羽ホールで開催。ホールの席数キャパを越える観客が集まった。
  • 2009年6月1日 公式ブログに替わり本格的HP、official web site開設。(公式サイト参照)
  • 2009年6月10日 4thシングル「愛がみえない」発売。デビューから聖川湧の作品を歌い続けてきたが、今回は作詞:荒木とよひさ、作曲:花岡優平の楽曲を受け、これまでと違ったサポート陣で挑戦する。
  • 2010年3月10日 5thシングル「愛の終りに」発売。この曲は1982年に高田みづえがカバーした、花岡優平率いるフォークグループ「音つばめ」の楽曲である。
  • 2011年2月9日 6thシングル「男女川〜みなのがわ〜」リリース。今回は新たに小田純平が製作に参加。NHKラジオ「ユアソング」の2月・3月度のタイアップソングに採用された。
  • 同年12月 再び聖川湧の楽曲で7thシングル「恋…一夜」リリース。第44回日本作詩大賞 最優秀新人賞作品となる。
  • 2012年1月25日 セカンドアルバム「あきがたりII」発売。
  • 同年9月26日 自身初となるご当地ソング 8thシングル「金沢わすれ雨」発売。
  • 2013年7月24日 幸せ演歌9thシングル「春ふたつ」発売。
  • 2014年4月23日 初の本格演歌10thシングル「砂の橋」発売。この楽曲から着物を着て歌唱。
  • 同年10月8日 初の全曲集「山本あき全曲集」発売。
  • 同年11月5日 「歌カラ全曲集ベスト8山本あき」発売。
  • 2015年2月4日 両A面11thシングル「十六夜化粧」「琵琶湖哀歌」発売。
  • 同年10月5日 日本作曲家協会音楽祭2015に於いて「十六夜化粧」が奨励賞を受賞。
  • 2016年2月10日 12thシングル初めて大阪をテーマにした作品「大阪さみしがり」を発売。着物から洋服へ。髪型もショートにしてイメージチェンジを図った。
  • 同年2月27日 地元金沢東急ホテルに於いて初の自主公演。デビュー10周年記念「山本あきディナーショー」感謝をあなたへ…。を開催。

ディスコグラフィ[編集]

シングル[編集]

# 発売日 曲順 タイトル 作詞 作曲 編曲 規格品番
1 2006年
6月21日
01 哀しみ模様 麻こよみ 聖川湧 石倉重信 KICM-30015
02 恋しくて 小林晴美
2 2007年
5月23日
01 幸せの行方 麻こよみ KICM-30085
02 流愛川はぐれがわ 小林晴美
3 2008年
5月21日
01 涙の河を越えて 石原信一 伊戸のりお KICM-30145
02 星空の下で 斉藤功
4 2009年
6月10日
01 愛がみえない 荒木とよひさ 花岡優平 若草恵 KICM-30215
02 猫のいる部屋 石原信一 大谷明裕
5 2010年
3月10日
01 愛の終りに 花岡優平 KICM-30264
02 花咲かす雨 石森ひろゆき 花岡優平 萩田光雄
6 2011年
2月9日
01 男女川〜みなのがわ〜 友秋 小田純平 竜崎孝路 KICM-30331
02 別れのキャンドル 伊藤美和
7 2011年
12月7日
01 恋…一夜 菊地勝 聖川湧 前田俊明 KICM-30398
02 終われない夏 高橋護
8 2012年
9月26日
01 金沢わすれ雨 田久保真見 田尾将実 伊戸のりお KICM-30456
02 卑怯者 大谷明裕
9 2013年
7月24日
01 春ふたつ 坂口照幸 四方章人 南郷達也 KICM-30520
02 しのぶ酒
10 2014年
4月23日
01 砂の橋 仁井谷俊也 徳久広司 前田俊明 KICM-30588
02 別れの雨音
11 2015年
2月4日
01 十六夜化粧 田久保真見 四方章人 南郷達也 KICM-30633
02 琵琶湖哀歌 奥野椰子夫 菊地博
12 2016年
2月10日
01 大阪さみしがり 田久保真見 徳久広司 石倉重信 KICM-30701
02 想い出トランプ
13 2016年
9月7日
01 たそがれ本線 石原信一 聖川湧 前田俊明 KICM-30737
02 寒すみれ
14 2017年
6月21日
01 桜の小径 田尾将実 矢野立美 KICM-30801
02 愛の旅人

デュエット・シングル[編集]

発売日 デュエット 曲順 タイトル 作詞 作曲 編曲 規格品番
2013年
12月4日
千葉一夫 01 絆酒
〜デュエットバージョン〜
仁井谷俊也 三浦丈明 池多孝春 KICM-30560
02 10倍返しの恋だから みちあゆむ 田代修二

アルバム[編集]

発売日 タイトル 規格品番
2008年7月23日 あきがたり KICX-722
2012年1月25日 あきがたりII KICX-817
2017年7月26日 あきがたりIII KICX-1023
  • 全曲集…2014年〜2019年発売。

映像作品[編集]

発売日 タイトル 規格 規格品番
2013年8月7日 DVDカラオケ全曲集 ベスト8 山本あき DVD KIBK-6026
2016年8月10日 DVDカラオケ全曲集 ベスト8 2016 山本あき KIBK-6074

番組出演[編集]

主な出演[編集]

  • NHK金曜バラエティー
  • NHK歌謡コンサート
  • NHKBS日本のうた
  • NHKラジオきらめき歌謡ライブ
  • NHKラジオ日曜バラエティー

レギュラー出演していた番組[編集]

  • ミュージックバード『歌の交差点』(毎週木曜午後7時~、全国10局ネット)(2016年12月29日番組終了)
  • ラジオ日本『杉紀彦のラジオ村』(毎週月曜~金曜午前5時30分~6時30分)ランダムレギュラーアシスタント、ラジオ村の朝顔として出演(2017年3月31日番組終了)
  • BS12平成歌謡塾2』(毎週金曜午前5時30分~6時00分、隔月司会担当)
  • BS日テレ『歌謡塾』(水曜午前5時~5時30分)2019年4月5日・12日・19日・26日(BS12から放送枠移動・5月から『令和歌謡塾』に番組タイトル変更に合わせ司会者交代のため、出光仁美と共に降板)
  • スバルプランニング王様の宝石箱』(2009年10月から2013年3月まで)

脚注[編集]

出典[編集]

注釈[編集]

外部リンク[編集]